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日差しが気になる季節になってきました。今回は50代節約系ミニマリスト主婦の日焼け対策をお伝えします。
まず、なぜ日焼け対策をしなければならないのか、おさらいしましょう。
日焼け対策=紫外線対策とも言えます。
紫外線とは?
紫外線は太陽光線のひとつ。
太陽の光には目に見える光(可視光線)と目に見えない赤外線と紫外線があります。紫外線は最も波長の短い光です。
波長は波の長さです。音波、電波、光は波を持っていて、この波が細かいのが波長の短い光。光の波長の長さの違いは人間の目には色の違いとなって認識されます。
波長が長いと赤に近く、短いと青に近くなります。人間の目で見える1番波長の短い光の色は紫色で、紫外線はそれよりさらに波長が短いので、「紫の外の線」なのです。
紫外線は可視光線よりは波長が短いのですが、X線よりは長いです。
英語で紫外線はultraviolet light。日焼け防止の話をしているとき、よく出てくるUVはultraviolet の略です。
紫外線の3つの種類
紫外線は3種類あり、波長が短いほうから、UV-C, UV-B, UV-Aと呼ばれます。UV-Cは地上に到達する前に、空の上のほうにただよっているオゾンと酸素分子によって吸収されます。
オゾンは酸素の仲間で、酸素分子が3つくっついているとオゾンです。大気圏の中で、特にオゾンがいっぱいあるあたりをオゾン層と呼びます。
さて、UV-Cは地球まで来ませんが、UV-Bはほとんどオゾンに吸収されるものの、少しだけ地球に届きます。紫外線のおよそ1割です。
UV-Aは何物にも吸収されず、すべて届きます。紫外線の9割はこれです。
つまりUV-CとUV-Aが私たちのからだに当たります。UV-Bは肌への作用が強く、これに当たっていると短時間で日焼けして肌が赤くなったり(これをサンバーンと言います)、炎症をおこしたり、シミになったり、肌の表面の細胞やDNAを傷付け皮膚がんや白内障の原因にもなります。
UV-Aはそこまで強力ではありませんが、波長が長いので、肌の奥まで到達し、ゆっくりじわじわと肌にダメージを与えます。しみやしわなど、肌の老化の原因になるのです。
今はあまり肌を焼かないほうがいい
昔は「小麦色の肌」とか「日焼け美人」などと言われ、日焼けしてるほうが健康的で、夏なのに生白い肌をしていると、「不健康な人」と思われがちでした。
しかし、今はあまり日焼けしないほうがいいと私は思います。というのも、昔は今よりオゾン層がいっぱいあったので、UV-Bがそんなに地表まで届いていませんでした。しかし、フロンガスのせいでオゾン層がかなり破壊されました。
初めてオゾン層の破壊が発見されたのが、1974年。1980年代にオゾン層はどんどん減少し、世界中でフロンガスなどの、オゾン層破壊物質の規制が始まりました。
その結果、1990年代の半ばには、減少がとまりましたが、それでも今のオゾンの全量は1980年に比べると少ないそうです。
UV-Bに当たる必要もある
日焼けが怖いと言っても、太陽の光にはある程度は当たる必要があります。UV-Bは皮膚にある物質をビタミンDに生成するからです。
ビタミンDの中の、ビタミンD3はカルシウムの吸収を促進する物質。食物の中では魚の肝油にしか入っていないので、太陽に当たっておいたほうがいいです。サプリメントもありますが。
カルシウムの吸収を高めてくれるということは骨を強くするわけで、私のような老化が始まった50代女性には、ビタミンD3は骨粗しょう症をふせいでくれるありがたい栄養素です。
さらにUV-Bは免疫機能も高めます。そこで、日焼けが怖いからと言って、完全に遮断すると生命維持に支障をきたします。
「でも紫外線って目に見えないし、どのぐらい光に当たっとけばいいんだろう」、って思いませんか?1日15分ほど直射日光に当たればいいそうです。
筆子は毎日1時間も外でスロージョギングをしているので当たりすぎかもしれませんね。ですが、カナダは、冬場は日照時間が短いし、とてつもなく寒くなるためあまり外に行かないので、今のうちにあびておいたほうがいいだろう、となんとなく毎日走っています。
スロージョギングのこと⇒スロージョギングの5つのメリット~50代でも大丈夫
紫外線(UV-B)は当たりすぎるとからだによくないけれど、多少は当たらなければいけない。食べ物の栄養素にも、こんなパターンのものが多いですね。
私の5つの紫外線対策
筆子は紫外線対策、日焼け防止のために、以下の5つのことをやっています。
1.ビタミンの摂取
特に、ビタミンC, ビタミンA, ビタミンE
これらのビタミンは抗酸化作用が強いので、アンチエイジングになります。
ビタミンCは美肌によいということで有名ですね。シミやそばかすの原因になるメラニン色素ができるのを防きます。
ビタミンAとEも抗酸化作用があります。肌の老化の原因の1つは活性酸素による酸化なので、これが起きないようにしてくれるわけですね。
これらのビタミンは野菜や果物に入っていますが、特に紫外線の強い時期に育つ果物にたくさん入っているそうです。たとえばトマト。夏場はたくさん食べたいですね。
ビタミンCは柿の葉茶からとっています⇒柿の葉茶はここがすごい、ビタミンC効果で美容と健康の救世主 この記事にはビタミンCについて詳しく書いています。
野菜はグリーン・スムージーから摂取⇒グリーン・スムージーで健康に、丈夫で使いやすいミキサーで作っています
2.日焼け止めをぬる
タモリ式入浴法が有名になる前から、お風呂では石けんを使わず、肌断食をしている私。化粧品は何も使っていません。しかし日焼け止めだけは例外です。
筆子はカナダに来てからついこのあいだまでの18年ほど、生活が苦しく、フロンガスや、オゾン層、UV-Bのことなんて考える気持ちの余裕がありませんでした。
もともと色白だったせいでしょうか。気づいたら顔にシミがいっぱい。老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)が特に左のほほにたくさんあります。まあ、単なる老化なんでしょうけど。
これ以上あまりできてほしくないので、ロート製薬の日焼け止めを使っています。
3.帽子をかぶる
シミができないように、つばの広い帽子をかぶって走っています。スポーツに似合いませんが、見栄えより、実をとっています。
帽子の写真はこちら⇒実用性重視で選んだ4つの帽子~非おしゃれ系ミニマリストの持ち物公開
4.ユニクロのUVカットフルジップパーカを着る
去年の7月、名古屋のユニクロ栄スカイル店で買った、この夏用パーカを着て走っています。暑い日は脱ぎますけど。
こればかり着ているのでだいぶ汚れてきました。
素材は綿97%、ポリエステル3%。このポリエステルにUV加工が施されているのでしょうね。ユニクロによれば紫外線を90%カットするそうです。
UV加工してあるので、何色を選んでも効果は変わりません。このパーカ、薄手で柔らかく、着心地は上々です。指穴がついているので、手の甲もカバーし、襟首も高くなっています。
これを着た場合と着ない場合を比べることはできませんが、確かにこのパーカを着ていてもあまり暑くないので紫外線をカットしているようです。
日によっては寒いくらいです。なかなかいいと思うので、ユニクロ感謝祭でチェックしてみてください。
5.なるべく木陰を走る
紫外線が多い時間帯にはなるべく走らないほうがいいと思うのですが、朝と夜はブログを書いているので、走るのはどうしても、日中になってしまいます。
しかも今(5月30日)、日の出が朝の5時12分で、日没が夜の9時50分。日没はまだまだ遅くなっていきます。よっぽど早い時間に走らないと、紫外線直撃です。
できるだけ朝早い時間に走れるようにスケジュールを整えつつ、ふだんは木陰を走るようにしています。木陰の状態にもよりますが、しっかりした日陰は紫外線を50%カットできるそうです。
太陽がさんさんと輝く天気のいい日に走ったほうが気持ちがいいですけどね。
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以上5つが私の日焼け対策です。
実は紫外線対策について心を配るようになったのはつい最近のこと。前は炎天下を平気で歩いていました。今からでも遅くないと信じて、夏の日差しは楽しみつつ、日焼けはあまりしないように暮します。