ページに広告が含まれる場合があります。
部屋をきれいにするために、いらない物を捨てているとき、うっかり口にしないほうがいい言葉を12個、集めてみました。
言葉が思考を作る
人は言葉を使って物ごとを考えています。毎日考えたり、言ったり、書いている言葉が思考を作り、それが行動になります。言葉には想像以上にパワーがあるのです。
間違った言葉を使っていると、ネガティブになったり、できることもできなくなります。
それは、断捨離中も同じこと。
断捨離のブレーキをひいてしまう言葉が口癖になっていたら大変です。いらない物を片付けながら、よけいな言葉も、少しずつ断捨離していきましょう。
ちなみに、タイトルにあるNGワードとは、No Good Wordで、禁句のことです。
1.これ、いつか使うかも。
断捨離中に、この言葉が脳裏をよぎったことがない人はいないでしょう。たくさんの物を捨てて、捨てることが得意になったはずの私でも、「もしかして使うかな?」とチラリと思うことは今でもあります。
私の場合は、その後「いや、使わない」と断言しています。
「いつか」とか「もしかしたら」という不確定な未来のために、これまで何年もしまいっぱなしだった物を、持ち続けるのはもうやめにしたほうがいいです。
大切なのは今の暮らしです。
2.後で片付けよう。
人間とはおかしな生き物で、「いつか使う」と思って、今、使わない選択をして、「後で片付けよう」と思って、今、片付けない選択をします。
「いつか」も「後で」も来ないことは、目の前の、いらない物がいっぱいの部屋が証明しています。
幸せになる秘訣は今を生きること。
今、捨てて、今、片付けましょう。
3.今、忙しいし。
掃除や家事のみならず、さまざまなことができない言い訳のベストスリーに入るのが、「忙しい」「時間がない」「ほかにやることがある」です。
ですが、断捨離するのに、そんなに時間はいらないのです。1日15分で大きな違いが生まれます。
1日24時間のうち、8時間を睡眠にあてるとすると、まだ残り16時間あります。15分は16時間の1.5%強です。
そのぐらいの時間、誰にでもあるはずです。
今度、「今、忙しい」と言いそうになったら、「15分ならある」と言ってください。
15分がない人は、30秒でもいいです。要は片付けに意識を向け、そこから逃げないことが肝心なのです。
4.どうせまた散らかるし。
確かにまた散らかるのですが、少しずつでも捨てていけば、散らかり度合いが減っていきます。
一説によると、1つの部屋で、目に見えている物の数は2000個あるとか。「え、そんなにあるの?」と思ってしまいますが、部屋にあるものを1つ1つ数え始めてみると、意外ともっとあったりします。
この2000個の1%でも2%でも減らしていけば、片付けは確実にラクになっていきます。
「どうせまた散らかる」「片付けてもムダ」と思ってしまうと、いつまでも、不用な物と同居することになるのです。
今の不幸な現状を維持したくないのなら、「どうせ」は禁句です。
5.これ、お祖母さんの形見だし。
かわいがってくれたお祖母さんから譲り受けたこけしを捨てたくない気持はわかります。こけしを捨てると、お祖母さんとの思い出も捨ててしまいそうな気になるものです。
だからと言って、ふだん全く顧みない、ほこりの受け皿のようになっているこけしをいつまでも所有するべきではないのです。
お祖母さんのことを懐かしむ方法はほかにいくらでもあります。
こけしのほこりを払ってスマホで写真を取り、パソコンの壁紙にしてはどうでしょうか?嫌でも毎日こけしと対面できます。
6.これ高かったんだよね。
高かったから捨てるのはもったいない、と考える人は大きな思い違いをしています。
どんなに高かったとしても、支払ったお金は戻ってきません。
これをサンクコストと呼びます⇒高かったから断捨離できない?埋没費用はどのみち回収できません
高かったものを、そのまま死蔵しておくと、ますますコストが上乗せされます。「高かったから捨てるの、もったいない」と言い訳しながらしまい込むと、支払った分にプラスして、管理やメンテナンスに使う時間も失われてしまいます。
実は、時間はお金よりもっと大切です。失ったら2度と返ってきません。
お金は生きるツール、時間は命そのものです。
7.いただきものだから。
誕生日プレゼントや結婚のお祝いの品を捨てにくい気持はわかります。家族や友達のありがたい気持が詰まっていますから。
しかし、その贈り物に込められているのは、「どうか、幸せになってください」という相手のまごころです。
くれた人は、受け取った相手が、贈り物の処置に困って不幸せでいることを願ってなどいないのです。
相手の希望どおり、不用なものは手放し、より幸せになりましょう。
8.これ、まだ使えるから。
「使える物を捨てるなんてもったいない」という言い訳をする人には、「じゃあ、使ってみなはれ」と言いたくなります。
使っているのなら、持っていてもいいのですが。
しかし、使っていない物は、どんなに素晴らしい機能を持っている物でも、その家で活躍する場面がありません。
使わないなら、使えないのと同じことなのです。
「使えるから、まだ捨てない」と言って、使わないでいることは、とてもわがままなことです。手放せば、本当に使ってくれる人がいるかもしれないのですから。
9.ちっとも片付かない
ガラクタがたくさんあると、なかなか片付かず、フラストレーションを感じるものです。
そして、やる気がなくなってしまいます。
こういう時は、片付いた部分に目を向けてください。ポジティブシンキングです。
たとえガラクタ2000個のうち、2個でも3個でも捨てることができたなら、それは大いなる前進です。
最近は、どちらかと言うと、ポジティブシンキングなんて効果がない、とか、むしろ弊害がある、という意見が多いです。
現状の把握が甘くなるとか、自分の都合のいいように解釈する、とか。
でも、私は、何ごとにおいてもプラス思考のほうがよいと考えています。プラス思考をする人は、ピンチをチャンスに転換できますから。
これはとても強力なライフスキルです。
10.もともと、私、片付けられない人なんだよね。
片付けが苦手な人こそ、物を捨てるべきです。捨てれば捨てるほど片付けがラクになります。
それに、もし、片付けが得意な人になりたいなら、方法は1つだけ。片付けて、片付けて、片付けまくることです。
何ごともやっているうちに上手になるのです。毎日片付けているうちに、自分に合った仕組みを発見したり、編み出したりもできるでしょう。
11.やれやれ、どこから手をつけたらいいのかしら(そして何もしない)。
何ごとにも始めの一步があります。どんな汚部屋も、まず何かを片付けないことには、きれいな部屋に変身させることはできません。
小さな小さな片付けを続けることで、部屋はだんだんきれいになっていくのです。
汚部屋の場合、どこから片付けてもいいのです。目の前にあるものから捨ててください。どれもこれもいらない物ばかりです。
12.こんな退屈なことやってられない。
確かに片付けは地味な作業です。世の中にはもっと楽しいことがいっぱいあるでしょう。
しかし、どんなに断捨離や片付けが退屈でも、それが、部屋をきれいにする唯一の道です。ほかの方法はありません(人を雇う方法はあり)。
私は、退屈なことよりも、ガラクタがいっぱいの部屋でイライラしたり、気が散ったり、うんざりしたり、罪悪感を感じながら、ストレスな毎日を過ごすほうが嫌です。
======
12個の言葉の中にあなたの口癖はあったでしょうか?
自分で自分に言っている言葉が、自分の思考を作っている、という意識を持つと、いろいろ思い当たるふしがあると思います。
長年、投げかけている言葉が思考のクセを作ってしまいます。
けれども、修正することは可能です。うっかりNGワードを言ってしまったら、すぐさま、別の言葉に書き換えてください。