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アメリカのフライレディネットより、31日かけて初心者が片付け習慣を身につけるステップを紹介しています。
フライレディネットは、家の中を片付けられない人のために、毎日「ここを掃除しろ」「あそこをきれいにしろ」とメールを送ってくれるサイトです。フライレディはこのサイトの管理者のニックネーム。「飛ぶ女性」です。
家の中をきれいにして、今度こそ自由な世界に飛び立ちましょう。
アメリカ人向けのアドバイスなので、日本人の事情にそぐわない点もたまにあります。私の体験や、補足情報もいっしょにお伝えしますね。
この片付け習慣は、毎日新しい習慣を1つずつ増やしていきます。と言っても、1つ1つの習慣のハードルは低いので、実行しやすいです。
1日2日さぼっても大丈夫。自分を責めず、また次の日の習慣に取り組めばいいです。ただ、あまりにも大幅にさぼってしまったら、初日に戻るという手もあります。
3回目は、9日目からです。
9日目:5分断捨離を朝のルーティンに
朝のルーティン
●起きたら着替えて足元までしっかり身支度。髪を整え、化粧をする人はする
●台所と風呂場に自分で貼ったポストイットを見る(ポストイットにはリマインダーが書いてあります)
●フライレディのメールを読む
●ネガティブな感情がわいてきたらポジティブなものに変える
●ホットスポット(すぐに散らかる場所)を2分間片付ける。
寝る前のルーティン
●流しを磨いてピカピカに
●翌日着る服をレイアウト
●ホットスポットを2分片付け。
それぞれの習慣について、詳しいことは初回と2回めの記事をお読みください。
⇒家は1日では片付かない。汚家をきれいにする31の小さな習慣(1)
ちゃんと指示に従っていれば、自分の習慣はすべてコントロールジャーナルに書いてあるはずです。
この日新しく始めることは、1日5分の片付けです。断捨離とも呼べます。
部屋が散らかっているのは、そもそも物が多すぎるから。本日から物減らしに入るのです。
朝のルーティンに5分断捨離を付け加えて下さい。
フライレディはこれをfive-minute room rescue (フィアヴミニットルームレスキュー)と呼んでいます。レスキューはレスキュー隊のレスキュー。
「救助」という意味です。部屋が汚部屋になる前に、なんとか救出するわけです。
家の中でもっとも散らかっている部屋に行き、5分間だけ断捨離します。やり方は自由です。
タイマーを使うことをおすすめします。5分でも、やるとやらないとでは大違い。この日のルーティンをすべて終えたら、フライレディに「私の部屋は無事です」というタイトルでメールします。
実際は、MY ROOM IS RESCUED (私の部屋は救助される)ですが日本語らしく意訳しました。
10日目:15分の断捨離と15分のごほうび
9日目のルーティンをすべてやってください。
この日はついに15分の片付けを学びます。タイマーを15分にセットして、捨てるものをかき集めごみ箱に捨てます。できるだけスピードをあげてください。
アメリカではたいていごみ箱が外にあるので、フライレディは「外のごみ箱に捨てろ」と書いていますが、日本では室内にごみ箱がありますよね?きっちり捨てるところまでやります。
タイマーがなったらやめます。途中でも関係なし。
その後またタイマーを15分にセットして、座って(足をあげて)好きな雑誌を読みます。新聞や本でもいいです。
西洋の人は、リラックするするとき、ソファに座って、足をよくオットマン(足置き場)に置いています。確かにこうすると楽です。しかし、床にべたっと座って足をのばせば同じことです。
大切なのは、断捨離をして、すぐに自分にごほうびをあげる点です。
タイマーを使うのはその作業に集中するため。タイマーがなったら途中でもやめます。またタイマーをかけてはいけません。すべてを片付ける必要はないのです。
この日のルーティンが終わったら、フライレレディに「15分間は強力だ」という件名でメールします。
フライレディは「15分あったら何でもできる」と言います。私も以前は、「まとまった時間がないと片付けなんてできないな」と思うほうでした。
ところが、フライレディに2分、5分、15分やりなさいと言われ、村川協子さんの本でタイマーの使い方についてヒントをもらってからは、ほんのすこしの時間で、物事は大きく変わるということがわかりました。
私のタイマーの使い方⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法
たかが15分、されど15分。1日15分の積み重ねが大きな違いを生みます。ラジオ講座も15分です。
11日目:「ひらめきページ」を作る
10日のルーティンをすべてやります。断捨離は2分、5分、15分の3種類あります。
私は2分は朝、5分は昼ごはんの前ぐらい、15分は午後にやっていました。
この日は、新しいページをコントロールジャーナルに付け加えます。コントロールジャーナルの説明は前回の記事にありますので、9日目のルーティンのところにあるリンクからチェックしてください。
コントロールジャーナルの詳しい作り方はこちらで紹介しています⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化
このページはInspirational Page (インスピレーショナルページ)と呼ばれます。inspirational は inspiration(インスピレーション)の形容詞。
インスピレーションはすっかり日本語になっていますが、「ひらめき、霊感」という意味です。
「ひらめきページ」とでも訳せますでしょうか。15分使って、このページに自分にひらめきを与えてくれる好きな言葉を書くのです。
座右の銘みたいなものでもいいし、自分を勇気づける文章でもいいです。
フライレディがこのページに書いている言葉は
●15分あれば何でもできる
●家事を完璧にこなさなくても、家族のためになっている
●ガラクタは整理できない。ガラクタは捨てるしかない。
本や雑誌やブログを見ていて、いい言葉だな、と思ったらこのページに書きます。
これで11日目まで終わりました。続きはこちら⇒もう2度と汚家にはならない。初心者向け31日かけて身に付ける片付け習慣(4)
ところで、私のコントロールジャーナルには「ひらめきページ」はありません。ピンときた言葉は紙copiというスクラップソフトに書いています。
1つだけ紹介しますね。
「行動したら成果がでるという確信はありませんでしたが、行動しなければ成果はでないので、すぐに動きました」。