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服が多すぎて困っているけど、なんだかんだで捨てられない、「もったいない」という壁を越えられない、そんなふうに悩んでいませんか?
悩みを解消する質問をお教えします。
「着られる」と「実際に着る」は違う
私自身は、べつに服を捨てるのはそこまで抵抗がなかったのですが、「まだ着られるのに」となかなか思い切れない場合もありますね。実際は着ていないのに、なぜか「でもまだ着られるから捨てない」と思ってしまう人が多いようです。
「着られる」と「実際に着る」では全然違うのですが。
そこで、今回はちょっと視点を変えた質問を5つお届けします。5つの質問を自分に問かけてみると、服の断捨離に拍車がかかるはずです。
近藤麻理恵のときめき判断を使ってもうまく行かず、かといって「フランス人は10着しか服を持たない」のジェニファー・L・スコットの5つの質問もしても、うまく行かないとき、ためしてください。
意識や思考を変えるだけで簡単に捨てられます。これは服だけに限りません。本当にちょっとだけ視点を変えればいいのです。
質問1.このクローゼットやタンスを見て、私は何を感じるのか?
実際に、クローゼットのドアや、たんすの扉を開けて、服を見ながら考えてください。
自分の服を見て、どんな気分になりますか?
「くしゃくしゃだ」「見たくない」「うんざりだ」「片付けなくては」「悲しい」「何でこんなにいっぱい買っちゃったんだろ」「私ってだらしない人ね」こんなふうにストレスを感じたり、ネガティブな感情になるのなら、服を捨てるべき時が来ています。
部屋の中にストレスの元を作るべきではありません。これからも毎朝、同じ感情にさいなまれますよ?
クローゼットやたんすの中は、毎日開けるところなので、視覚的にすっきりきれいなほうが暮らしの質があがります。
クローゼットを開けてわくわくする必要はありませんが、せめてニュートラルな気持ちになるところまで持っていって下さい
私は廊下のクローゼットのはしっこに自分のジャケットなどかけていますが、別になんとも思いません。ほかの服は小さな段ボール箱1つにおさまっています。
今、「箱じゃなくて、ボストンバッグに入れておいたほうがいいかな」と思っているところです。そうすれば箱1つ分物が減りますから。
そこまで減らす必要はありませんが、クローゼットを開けるたびにため息をついている状況ならそれを変えるべきです。
変えることは別に難しくありません。少し捨てるだけでいいのです。
服の捨て方⇒捨てる服を選ぶ方法。2段階ルールでミニマリストのワードローブも夢じゃない
服を捨てるだけで、人生のストレスの元が1つ減ります。しかもお金はかかりません。世の中には自分ではコントロールできないストレスの元がいっぱいあります。
わざわざ自分で自分のストレスの元を作ることはないですよね?
質問2.スペースと服とどっちが価値があるのか?
よく「ガラクタをたくさんためている人は、ガラクタのために家賃を払っているようなものだ」と言います。ですが、こう聞いても自分で家賃を払っていなければピンと来ないかもしれません。
そこで、「もしここにタンスがなかったらどんな感じになるか」想像してみてください。きっともっと広々とするのではないですか?
本当ならのんびり過ごせる部屋なのに、タンスが必要以上にスペースを取ってはいないでしょうか?自分の部屋が不用品の倉庫になっていないか、客観的に考えてください。
家は人が住む場所であり、服を保管する場所ではありません。
不用品の倉庫になっているかどうか判断がつかないときは、デジタル写真を撮って見てみることをおすすめします。
質問3.私は服を大切にしているか?
多くの人が、「おしゃれになりたい」と思っています。おしゃれな人は例外なく服を大事にしています。
先日、洗濯の記事で話題にした、横森美奈子さんはTシャツにアイロンをかけるそうです。Tシャツやカットソーなどのイージーアイテムほど、しっかりケアをしないと、よれよれになって着ても美しく見えないからです。
横森美奈子さんがめったに洗濯をしない話はこちら⇒服の数も、洗濯の回数も大幅に減らした理由:ミニマリストへの道(49)
よれた服や穴の空いたジーンズは若者なら着こなせますが、中年以降だときびしいです。ある程度年を重ねたら、きれいめな服装のほうが素敵に見えますよね。
まあ、私はよれた服を平気で着ていますが、私は決して「おしゃれ志願」ではありません。ふつうの着やすい服を数着持っていれば、平気なタイプです。
関連⇒私が天然繊維を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない
ですが、もしおしゃれになりたいとか、丁寧な暮らしをしたいなら、まず服を大切にするべきです。たくさんの服をタンスに詰め込んでいるのはもちろん服を大事にしていません。
たとえびっしりきれいにしまってあったとしても、実際に着ないのなら、その服を大事にしているとは言えないのです。
私は昔、雑誌の付録がもったいなくて、ずっとしまいこみ、結局使い損ない、捨てた経験があります。
これは物を大切にすることではないですよね。
自分の体や脳もそうなのですが、大切にするということは「実際に使う」ということです。使えば使うほど、その物を大事にしている、と言えるのではないでしょうか?
自分で使うことができないのなら、手放して、もういい加減、その服を解放してあげましょう。だれもさわらない服をたんすやクローゼットの中に収納していては、その服はいつまでたっても活躍できません。
「もったいない」としまいこんで、死蔵品にしているほうがよほどもったいないのです。
自分がその服を活用しているかどうか知るために、次の質問をしてください。
質問4.この服を最後に着たのはいつだろうか?
思い出せなかったら捨て時が来ています。あなたも、横森美奈子さんのように「着ない服は持たない主義」になってはどうですか?
私は最後に着たのが1年以上前なら、もう期限切れの服として捨てます。自分なりの服の期限を作ることをおすすめします。3年着なかったら、この先もまず着ないでしょう。
質問5.服の片付けを今後一生したいのか?
なぜクローゼットやタンスが服でいっぱいになるかというと、収納するスペースが限られているのに、無理に服を押し込むからです。
たんすに入れるときに、特殊なたたみ方をしなければならなかったり、1つハンガーを取ろうとすると、ほかの服もどさっと床に落ちるなら、詰め込みすぎです。
服を詰め込んでもスペースは増えません。そもそも、そんなにたくさんの服、本当に必要ですか?どうしてそんなにたくさん服を持っているのですか?
この点について冷静に考えてください。
たくさんある服が、どんなふうにあなたの生活や人生に貢献しているのか、かえって、暮らしの質が下がってはいないだろうか、じっくり考えてほしいのです。
人生は一度きり。
これからも毎日、服をたたんだり、並べたりして、なんとかタンスやクローゼットに押し込む作業をしたいですか?
ちょっと減らせば、その作業から解放されると言うのに。
あなたが持っているたくさんの服は、そういう日々の作業をする価値があるものですか?ほかにもっと考えるべきことや、するべきことがあるのではないですか?
服の悩みを解消するには、捨てることが1番の近道なのです。