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私たちが日常的に何気なくさわっているスマホは、便利な反面、時間泥棒でもあります。この時間を取り戻し、暮らしを整える7つの活動を提案します。
スマホのやりすぎは、
・時間を奪う、生産性の低下
・不安やストレスを増大させる
・健康によくない(眼精疲労や肩こり)
・リアルの人間関係が悪化
・睡眠の質を落とす
などなど、弊害が多いもの。
いつもならスマホを使っている時間に、シンプルライフにつながる何かをしてみると、スマホを使いすぎる生活から抜け出せるだけでなく、心や部屋がきれいになっていくので一石二鳥です。
スマホの使いすぎをやめると、もっと目の前のことに集中できます。
1.小さなスペースの片付け
スマホを手にとりたいのをぐっとこらえて、キッチンの引き出しや棚の一角など、小さなエリアを片付けましょう。
ミニマルライフの基本は「必要なものだけを残す」こと。小さなスペースから始めると、片付けのハードルが下がります。
すぐに片付くスペースとしては、バッグや財布、知らないうちにもので満杯になる引き出し、本棚の幅の半分だけ、雑多な書類を入れているホルダーなどがあります。
押入れや棚のように大きな収納スペースは、部分的に少しずつ片付けてください。
私は手が小さく、右手の親指と中指を横いっぱいに伸ばすと17センチ2ミリほどになります。
17センチと覚えておいて、メジャーがないときに自分の指で長さを測っていますが、こんなふうに指で測ると、毎回、コンスタントに同じ分量だけ片付けることができます。
すぐに終わる片付けは「プチ断捨離シリーズ」でたくさん紹介しています⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。
2.1日1つ手放す
スマホを見る代わりに、家の中を見渡し、不要なものを1つ見つけて処分します。
1日1回、たった1個でも、捨てれば、シンプルライフに近づきます。
すぐに捨てられるものの例:
読み終えた本、古くなった衣類、使わなくなったキッチン用品、書類の山の中から紙を数枚、カタログやチラシ、冷蔵庫の中でひからびている残り物。
使っていないものを見つけてどんどん捨てていきましょう。
捨てるのが苦手な人は、期限切れのものや壊れたものを優先的に捨てるといいでしょう。
捨てる理由を明確にしておくと、決断しやすくなります。
たとえば、以下のようなものが私の「捨て候補」です。
・もう使わない
・好きではない
・役目を終えている
・邪魔だ
・この1年使わなかった
・存在を忘れていた
・ほこりにまみれている(ほこりがあるということはしばらく使っていないということです)。
3.紙のノートでジャーナリング
デジタルではなくアナログな紙とペンを使って、頭の中にあることを書き出します。
たとえば、
・自分にとって本当に大切なもの
・これからしたい暮らし
・今、不安なこと
・今後捨てたいもの
・手放したい習慣
・大切にしたい価値観(ポリシー)
・今年の振り返り
・来年の抱負
こんなテーマで書いて頭の中を整理しましょう。
もちろん、To-doリストや買い物リストを書いてもOKです。
頭の中にあることを書き出すと気持ちが落ち着くし、日々の暮らしを見直すきっかけにもなります。
1日、何度もスマホを手に取っているなら、そのうちの1回は机に向かって書く時間にすると、もっと落ち着いて暮らせるでしょう。
4.持ち物リストを書く
衣類、食器、書籍、趣味のものなど、特に自分がたくさん持っているものを書き出します。
たとえば私は洋服については時々、ブログの記事にしています⇒ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)
持ち物リストを書くことには以下のメリットがあります。
・全体像を把握できる
何を持っているのか可視化できるので、不要なものやダブっているものを発見できます
・整理整頓できる
リストを作っておくと、管理しやすくなり、それが、断捨離や片付けにつながります。
・無駄買いを防ぐ
同じものを重複して買うミスを防げるので、時間とお金を節約できます。
・収納スペースをうまく使える
量を把握できるので、限られたスペースを効率よく使うことができます。
読者の中に、持っているものを全部書き出そうとする人がいますが、大変なので、分野をしぼって少しずつ書くことをおすすめします。
5.数が多すぎるものを少しずつ捨てる
スマホ時間を、CD、DVD、本、推しグッズ、Tシャツ、写真など、たくさんあってとても一度では整理しきれないものを少しずつ整理する時間にあてます。
時間や見直す量に制限をかけると、作業しやすくなります。
たとえば、1日5分、もしくは1回に10アイテムなど。
CDのように同じものがいくつもあるときは、1回に2枚ずつ手にとって、「この2つのうちどちらを取るか」と自問して捨てるものを決める勝ち抜き戦方式がおすすめです。
一回りすると、全体の50%は手放せます。まだ数が多いときは、もう一巡するなど、ちょうどいい量になるまで、何度も繰り返してください。
推しグッズは、さきに「どうしても残しもの」を決めてしまう方法がいいでしょう。
ほかには、あらかじめ数量や収納スペースの上限を決める方法もあります。
この書棚に入る分だけにする、とか、タオルは1週間分、靴下は10足までといったルールを決めると、ものによっては捨てやすいでしょう。
6.死蔵品を使う
持っているけれど使っていない死蔵品を取り出して実際に使ってみます。
まず持ってはいるけど、ふだんほとんど使っていないものの発掘から始めましょう。
たとえば、キッチンの棚の奥の方で眠っているティーポットやブレンダーなど。
そのポットで実際にお茶を淹れたり、ブレンダーを使って料理をしたりしてください。
ボールペンなど数が多いものは、まず使うものを1本だけ決めて、そればかりを使うようにすると確実に使い切れます。
ものはしまいこむと死蔵品になってしまうので、手元に置いて使いやすい状況を作りましょう。
眠っていたものがよみがえる! 火曜日を「活用日(使う日)」にする11のアイデア。
7.ものの配置を見直す
家具や小物の配置を見直し、よりシンプルで機能的な空間に整える活動をします。
具体的には以下の活動が考えられます
・見せる収納をしているものを、隠す収納にしてみる
・逆に隠していたものを見せる収納に変える
・いつも散らかっているものの定位置を決める
・ランダムに散らかっているものをまとめてみる
・置き場所を変える(よく使うものは手前、あまり使わないものは奥)
・装飾品を飾る場所を変える(あちこちに散らばらせるより、一箇所に飾ったほうが見た目は整います)。
・余白を作ることを検討する
シンプルに暮らすために余白を取ることを意識したい7つのもの。
・視覚的ノイズを減らす(コードがごちゃごちゃしている場所の改善)
ものの配置を見直すことは、何も捨てずにできるので、捨てることが苦手な人におすすめです。
ただ、スッキリさせたい場合、一番効果的なのは不用品を処分することです。
■関連記事もどうぞ⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
お知らせ
ダイヤモンド・オンラインに5日間連続で、筆子の新刊『それって、必要?』の抜粋が掲載されます。お試し読みにどうぞ⇒【大掃除】捨てていいものとダメなものを迷わず見極める4つのポイント | ニュースな本 | ダイヤモンド・オンライン
本の紹介はこちらをどうぞ⇒文庫本『それって、必要?』10月28日に発売です
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スマホタイムに置き換えると、スッキリ暮らせる活動を7つ紹介しました。
これ以外にも、散歩や運動をする、アナログな趣味を始める、何かを作るといったことも、スマホ時間の置き換えにおすすめの活動です。
どれかひとつを選び、しばらくスマホを見る代わりにやってみてください。
流されてコンテンツを消費する生活が、もっと意識的にものや行動を選択できるライフスタイルに変わるはずです。
スマホを見すぎない暮らしをすると、外的なノイズも減るので、ストレスも軽減されますよ。