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引越し前に、CDの全捨てをめざしてがんばりました。
音楽マニアでない限り、CDは1枚も必要ありません。私がCDを断捨離した理由と、断捨離したことで得られたメリットをお伝えします。
幼稚園のときから音楽好きで、人よりたくさんレコード、CD、カセットテープを持っていた私が、なぜ音楽メディアの全捨てを目指したのか?
理由は3つあります。
1.CDがあちこちに散らばって収拾がつかなかった
引っ越し直前は、家のあちこちに散らばっており、ストレスを感じていました。
なぜ散らばっていたのか?
数が多かったからです。シンプルライフを目指して減らしていたのに、まだ多い、という気がしました。
その昔、実家ではピアノの置いてある部屋にレコードを収納していました。
カラーボックスを2つ横にして重ね、LP、CD、カセットテープをたくさん並べていました。これだけでは足りないので、隣にあった洋服ダンスの引き出しも使いました。
枚数を数えたことはありませんが300枚ぐらいあったと思います。かなり少なく見積もっっています。
暮らしをシンプルにする過程で、実家にあった音楽メディアはすべてリサイクルショップに売りました。
中古CDは思いがけず高く売れました。
エアチェックしたカセットテープもみんな捨てました。
10年ぐらい毎日のようにエアチェックしていたので、カセットテープは、800本くらいはありました。これも少なく見積もっています。
カセットテープを捨てた話はこちらです⇒捨てれば捨てるほど思い出が豊かになるカラクリとは?~カセットテープを断捨離して気づいた真理
CDやカセットテープを溜め込みすぎてこりた私は、カナダに来てからは音楽CDを買うのをやめました。
それでも、昔買ったCDからお気に入りを持ってきていたので、手元に全部で100枚ぐらいはあったと思います。
さらに語学教材についてきたCDや、子供の写真のデータを入れたCDメディアが増え、CDが家のあちこちに散在していました。
これがものすごくストレスになっていたのです。
1枚や2枚ならいいですが、CDは数が増えると
●かさばる
●重い
●邪魔
●整理しないと何が何だかわからなくなる(聞いてみたり、パソコンに入れてみないと中身がわからない)。
こんな特性があります。ズボラな私には、とても管理できないと思いました。
2.整理に時間をかけるのが嫌になった
増え続けるCDをそのへんに適当に積んでいたわけではありません。
実家にいたときは棚にきれいに並べていました。カナダに来てからは、CD/DVDケースというのを使ってみました。
このケースは重かったので、最終的に専用のファイルケースを使うことになりました。
私がCDの整理に苦労した過程はこちらの記事に詳しいです⇒CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
上の記事は2015年8月に書いたもの。この時点で44枚残っています。現在は、音楽CDが6枚、語学の参考書についてきたCDが5枚まで減りました。
11枚です。ここまで来るのに長い道のりでした。
自分なりにきれいに整理しようといろいろあがきました。
折々にもう聞かないCDは寄付センターに持ち込み、数を減らしました。
とっておくCDはそのままだとかさばるので、プラケースから取り出してファイルすることにしました。
薄曇りのある午後、キッチンのテーブルの上に手持ちのCDを全部重ねて置きました。おもむろに、1枚ずつプラケースから取り出す作業に入りました。
ものすごく面倒でした。
CDだけでなく、ラベルやライナーノーツ(小冊子)も取り出しました。
プラケースはリサイクル用のゴミ袋に入れて外に出し、CDは1枚1枚、ファイルのスリーブに入れました。
ファイルに入り切らない分は手作りのCDファイルに格納。
もういらないノートに封筒を貼って作ったファイルです。
ライナーノーツは必要だと思うものだけ、小さな紙袋に入れて、物入れにしまいました。
これで整理できたのは音楽CDだけ。
写真データを入れたCDは、中身をパソコンに戻してから捨てました。めんどくさい作業にどれだけ無駄な時間を費やしたことか。
データの整理についてはこちらの記事に書いています⇒デジタルなガラクタをためこむ恐ろしさとは?:ミニマリストへの道(61)
私は、CDの整理や収納に手間と時間をかけるのがすっかり嫌になりました。
紙袋に入れておいたライナーノーツもほとんど見ないので、後日まとめて捨てました。何か調べたいときは、インターネットで検索してしまうので、わざわざライナーノーツを見ないのです。
3.そもそもCDをそんなに聞いていなかった
よくよく考えてみると、一生懸命整理しているわりには、私はCDを聞いていませんでした。
確かに若い頃は、LPレコードを熱心に聞いていました、
けれども、CDの時代になると、買って1、2回聞くだけ。気に入ったらCDの中身はカセットテープに移して、ウォークマンで聞いていました。
CD本体の出番はあまりなかったのです。
カナダに来てからはますますCDを聞かなくなりました。
CDを片付ける前、ふだん自分がどんなときに音楽を聞いているのか客観的に考えてみました。
・家事や作業をするときにCDを聞くこともある。
CDコンポを使っていましたが、コンポそのものを捨ててしまいました⇒大物を捨てると断捨離に加速がつく(写真あり):ミニマリストへの道(72)
・パソコン作業をするときYouTubeの音楽を聞く。
デスクトップやタブレット、MP3プレイヤー、iPhoneを使用。
・ジョギングのときにMP3プレイヤーやiPhoneで聞く。
・ミニトランポリンしてるときにMP3プレイヤーやiPhoneで聞く。
これだけです。以上の4つに共通していることは、いつも聞き流している、ということ。BGMとして聞いているのです。
改めて、CDをかけてしっかり音楽を聞こうとはしていない自分に気づきました。
私はiTunesが苦手なので、自分の好きな音楽を選んでiPhoneに入れるることはしません。ストリーミングで聞ければそれで充分なのです。
昔の私は、ライブ演奏、ラジオ、テレビ、CD、カセットテープなどで音楽を聞いていました。
今はそこらじゅうにデータとしてあふれている音楽を適当に聞いているだけでいいのです。
わざわざ自分で音楽メディアを所有する必要はないと確信しました。
☆「ミニマリストへの道」を最初から読む方はこちら⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)
☆次の「ミニマリストへの道」の記事はこちら⇒暮らしに必要な物の数は案外少ない:ミニマリストへの道(75)
CDを捨てたらどうなったか?
引越し前のある日、44枚捨てました。
CDを捨てたら入れ物も不用になりました。
プラスチックの小物入れや、CDを入れていたホルダー、ケースなども断捨離。小鳥のついているノートと、その下にある小冊子が私の手作りのCDファイルです。
CDを捨てたあとはこんなことが起きました。
●スペースがあいた
●物が減った
●整理する手間が大幅に減少
●さらにCDを捨てるようになった
この春から、Apple Music(アップルミュージック)を利用しているので、CDはますます必要なくなりました。
Apple MusicはAppleが提供している、音楽聞き放題の定額配信サービスです。
もちろん、積極的に自分の好きな音楽を聞きたい人や、演奏やレコードのバージョン(何年版だとか、どこで演奏したライブだとか)にこだわりのある人は、CDの全捨てはできないと思います。
ですが、私のように、ふだん自分でCDを買うこともなく、BGMや気分転換として音楽を聞いており、パソコンやiPhoneなどインターネットに接続できる機器を持っているなら、音楽CDは1枚も必要ありません。
収納と整理に費やす労力や時間が浮く恩恵は計り知れないものがあります。
Apple Musicの購読(というのでしょうか?サブスクリプションです)を始めたら、自分の好きなアーティストのアルバムをデビュー当時から順番に聞くなど、以前より積極的に音楽を聞くようになりました。
たくさんあるCDの収納や整理に時間を取られなくなったので、純粋に音楽を楽しむ余裕ができたのです。