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5分~15分あればできる小さな片付けプロジェクトを紹介しているプチ断捨離シリーズ。第26回は収納に困るものを捨てる提案です。
「あ~、なかなか片付かない」とストレスがたまるのは、収納しにくいものを無理やり片付けようとするからではないでしょうか?
上手な収納法を探すのはやめて「捨てる」という選択をすると、世界が変わります。
この記事では特に収納しにくいものを7種類紹介します。似たようなものが家にあったら1つか2つでいいので捨ててください。
1.長さがありごちゃごちゃになるもの
コードやケーブル類、ベルト、ネックレス、スカーフのように、細長くて、そのまま引き出しに入れておくとからまって、すぐにごちゃごちゃになるものです。
この手のものを収納する方法としては
・丸める(結束する)
・吊り下げる
・1つずつ袋やケースに入れる
こんなやり方があります。私も、ベルトやネックレスを整理するためにいろいろ試しました。
ベルトは
・丸めてビニタイで止めて引き出しに入れる
・ハンガーにぶら下げる(ベルトのバックルにベルトの端っこをくぐらせ落ちないようにする)
・1つ1つジップロックバックにしまう
こんなことをしましたが長続きしませんでした。私はズボラなので、ベルトをはずしたあと丸めて止めたることも、ハンガーに通すことも、袋に入れることも初回しかできなかったのです。
私の解決策は、極限まで断捨離すること。現在、ベルトは1本だけ持ち、適当にくるくる丸めて、衣類を入れている段ボール箱の中に放り投げれば、それで収納が終わります。
2.やたらとかさばるもの
布団、毛布、シーツ、座布団、寝袋、クッション、バスタオルなどかさばるファブリック、収納しにくいですよね?
私は、予備のシーツ類を布団圧縮袋や大きなジップロックに入れていました。ところが、引っ越し前に、1990年代初めにフェリシモで買った圧縮袋に予備のシーツを入れたまま何年も放置していることに気づきました。
圧縮袋に入れると多少かさは小さくなるものの、やはりそれなりに場所を取ります。
入れっぱなしということは使っていないということ。袋に入れたまま寄付センターに出しました。
マットレスも捨てて、今は敷布団の代わりに毛布を敷いています⇒敷布団もマットレスも断捨離~ミニマリストのふとんはこれだけあればよい
こうしたら暮らしが劇的に楽になりました。
もし、布団がかさばっていて、「何とかうまく収納する方法はないかしら」と悩んでいるのなら、処分することを考えてみてください。
頻繁に使っていないのなら、手放したほうが暮らしがシンプルになります。
3.どんどん増えるもの
時間がたつうちにどんどん増えるものは、数が多くなりすぎてしまうがゆえに、片付けにくくなります。
たとえば、雑誌、新聞、ぬいぐるみなど。
雑誌や新聞は新しいのがどんどん入ってくるので、まめに古いものを出して新陳代謝したほうがいいです。
「まだ全部読んでいないから」と古い定期刊行物に執着する人がいますが、隅から隅まで読まなくても大丈夫です。
1冊の雑誌から1つか2つ、楽しみや気づき、アイデアを得られたらそれで充分ではないでしょうか?
本当に読みたかったら、とうの昔に読んでいるはず。読まずにためておいても気が重くなるだけです。また数日したら新しいものが出ます。思い切って捨ててください。
ぬいぐるみも厳選したほうが1つひとつを可愛がることができます。ほこりの元なので、お気に入りだけを手元に残すことをおすすめします。
子供のぬいぐるみはこんなふうに整理してみては?⇒ぬいぐるみの捨て方。連休中に子供とやる断捨離プロジェクトにおすすめ
4.サイズや形が不揃いなもの
丸、四角などシンプルなフォルムではなく、あちこち出っぱっているものは収納しにくいです。
たとえば楽器、和食器、おもちゃ、釣り竿(特にパーツ)など。
「ほんま、形が不揃いでうっとうしい」と私が思ったのは、掃除機のパーツです。用途別のノズルや、パイプというのでしょうか、これを延長させるためにくっつけるものもありますね。
前の家に住んでいたとき、掃除機は勝手口のクローゼットに置いていました。パーツがそのへんに散らばっていたので、使うものだけ厳選してほかはジップロック袋に入れて、別の場所に収納。
すると、夫に、特定のパーツを出すように何回も言われ、かえって面倒なことになりました。
できれば、掃除機ごと断捨離したい代物です。
私の家はカーペット敷きなので掃除機を捨てられませんが(そもそも夫が買ってきたものだし)、どうしても掃除機が必要な状況でなければ掃除機は手放して、ほうきとちりとりにすると、ストレスが1つ減ります。
5.小さいもの
アクセサリー(ピアスやイヤリング、指輪)、スクリューや釘、ボタンやビーズなどやたらと小さくて散らばるものも収納に苦慮します。
引き出しに入れておくと、散ってしまうので、小さなケースに入れてひとまとめにするしかなく、ダブルで収納しなければなりません。
昔、雑誌で紹介された収納の真似をして、ピアスをチョコレートの空き箱(細かく仕切りのついているもの)や製氷皿に入れて並べてみたことがあります。
チョコレートの箱にはほこりがたまり、製氷皿は棚の上においたら、なんとも変なインテリアになりました。
リサイクルショップの店先みたいな雰囲気がただよっていたのです。
雑誌にのっている、廃物や全然別の用途の物を収納グッズにするアイデアは、いかにも素晴らしいアイデアに思えます。しかしこれは、収納したその部分しか写真にのっていないから。
いざ自分の部屋でやってみると、全体のバランスがおかしくなり、そこまで革新的なアイデアではないと気づくのです。
トイレットペーパーやサランラップの芯にリボンを巻きつけて収納しようとしたときも、なんだかとっても貧乏臭くなりました。
別に取り出しやすいというわけでもありません。
細々としたものは、小さいがゆえに、うっかり収納しそうになります。そこをぐっとこらえて、苦労して収納する価値があるのか考えたほうがいいです。
私も細々としたものをたくさん持っていましたが、1年間使わなかったものは思い切って捨てたら、とても暮らしが楽になりました。
6.しまいこめないもの
化粧用のパフやメイクブラシなど、入れ物に入れるとあたりが汚れてしまうものです。
ぬれた靴や傘、歯ブラシもそうです。
まあ、靴や傘は外で乾かせばいいから、対象外かもしれません。
私の娘は化粧が好きで、ちょっと高いブラシセットを通販で買い、たくさん持っています。
娘はインテリアにこだわらないので、そのままざくっとほかの化粧品といっしょに巨大な化粧ポーチに入れています。
日本人はこういうことをするのに抵抗がある人が多いと思うので、ブラシ類は結局立てる収納になるでしょう。
あるいは専用のケース(巻物みたいなの)に入れて、丸めて収納することもあるりますね。
大きなブラシを立てて収納すると、ブラシの先が開いて早く痛むし、ほこりもつくから、巻いている人が多いかもしれません。
ブラシがたくさん立っていると、視覚的ノイズになるので、立てたとしても、棚の中にいれたり、深い引き出しに入れたほうがいいかもしれないです。
と、こんなふうに、ブラシがたくさんあると、余計なことを考えなければなりません。もし、コスメのブラシの収納に悩んでいるなら、本数を最小限にしてみては?
化粧という行為そのものを断捨離できれば、メイクブラシを洗ったり、収納することに悩むことがなくなります。
とはいえ、いきなりそれはできない人が多いでしょうから、とりあえずは、収納に苦労しているメイクブラシを減らすことからチャレンジすることをおすすめします。
☆もっとプチ断捨離シリーズを読みたい方はこちら⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。
7.すぐにどこかにいってしまう物
物の中には、ひときわ散らばりやすく、すぐにどこかにいってしまうものがあります。
私の体験では、ジップロックコンテナのフタです。
プラスチックで軽いので、気づくと、物入れの奥に押し込まれていたり、シンクの下の収納スペースと床の間のすきまの奥のほうに消えています。
このように、すぐにどこかにいってしまってストレスになるものは、もう捨ててしまったほうが、人生がシンプルになります。
「すぐにどこかにいってしまうも」は人によってさまざまでしょう。
人によってはリモコンがそうかもしれません。靴下や手袋、イヤリングの片方かもしれません。消しゴムかもしれません。
「あ、またあれどこかに行ってしまった」と思うものがあるのなら、もう永久に家から去ってもらうことにしてみてはどうでしょうか。
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今回は、片付けにくくてストレスになっているものを捨てることをおすすめしました。
何でもかんでも無理に家に引き止めておくことはないのです。
「収納しにくいなあ」と思ったときが捨て時です。