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筆子ジャーナルにいただいたお便り紹介コーナーです。今回は2016年の10月の終わりにいただいたメールから4通紹介します。
今回は全員主婦の方です。
・40年近くもっていた人形を捨てた方。
・わざわざ書きにくいボールペンを使っていたことに気づいた方。
・開運を求めて東奔西走していた方。
・片付けすることで、親子関係の回復を期待シている方。
以上4名さまです。まずはMさんより。
40年近く連れ添った人形を捨てました
筆子さんのブログと出会ってから断捨離だけではなく生活に対する意識が変わり、毎日丁寧に大切に生きて行こうと思うようになり、主人に話しましたら、私の頭の中は蜘蛛の巣がはっているのでそれは大賛成だと言いました。
先日、40年近く連れ添った人形をお寺へ供養に出しました。2歳ぐらいの等身大の人形です。
私が5才の時、多動症の父親が突然買ってきました。最初は怖かったのですが、昼間はその人形で遊ぶようになり、夜は暗やみで人形の影にギョッとし、従姉妹達がその人形を見て悲鳴をあげ、甥や姪たちが泣き叫ぶのを複雑な気持ちで見ては引っ越しのたびに連れて来ました。
今、私は42歳です。私に何かあったら一番処分に困るのはそのお人形だと思います。
自分で最後まで責任を持つべきだと思い供養に出しました。
お寺へ出発する日の朝、何故かお人形を抱きしめ泣いてしまいました。そこで初めてそのお人形に愛着があったんだと気づきました。
私も筆子さんと同じく方向音痴です。歩いて一時間のところを二時間かかり、途方に暮れながらもお寺に到着しました。
汗だくで足も痛くなり、帰り道をお寺の人に聞く事に精一杯で、大きな紙袋に入ったお人形との最後の別れがきちんとできませんでしたがスッキリしました。
私の暮らしはずいぶんスッキリしましたが、悩みは多動症の父親が買い物好きで折り込みチラシやテレビショッピングでガラクタを買ってしまう事です。
父親が入院中にも電化製品や調理器具が届き母親がびっくりしたようです。死ぬまで治らないのだと思います。先日は葬儀屋のチラシを見てドライアイスの回数や葬儀屋の会員になると値引きがあるなどお得情報を見つけては、楽しそうに比較していましたのでそれは良しとしようと思います。
JR高島屋にある三省堂書店から予約していた筆子さんの本が届いたと連絡がありました。
来週取りに行ってきます。私の今の住まいは稲沢市という田んぼや工場がある田舎でも都会でもない町です。書店に色んな断捨離本が並んでますが、筆子さんの本を平積みするべきだと思いました。
長くなりましたが本当にいつもありがとうございます。
Mさん、メールありがとうございます。本も買っていただき、うれしいです。稲沢知ってます。善光寺、大昔に行ったことがあります。
長年大事にしていた人形を捨てたお話を聞かせていただきありがとうございます。
等身大だから、子供たちが怖がったのかもしれませんね。でも、30年以上大事にしてもらえて、その人形は幸せでしたね。
最後はちゃんと供養にだしてもらえましたし。
この世で一番不憫な人形は、誰からも顧みられない人形でしょう。
私も子供の大きさぐらいのパンダのぬいぐるみを持っています。
小学校6年のときのクリスマスに父からもらいました。
昭和47年、上野動物園にパンダがやってきたので、当時パンダのぬいぐるみをはじめとしたパンダグッズが大流行していました。
私もご多分にもれずパンダのキャラものを好きだったので、父がぬいぐるみをプレゼントしてくれたのです。
ところが、父がくれたパンダは、顔が全然可愛くなかったので、私、もらってもまったくうれしい顔をしませんでした。もともとポーカーフェイスで可愛げのない子供でした。
父に大変申し訳なかったと思います。パンダをくれた2年後の12月に父は事故で亡くなりました。
そんな苦い思い出のあるパンダですが、まだ実家にあり、母が裏の部屋に飾っています。
Mさんのお父さんは多動症でいろいろ困ったこともあるかもしれませんが、ずっと元気でいてくれるといいですね。
次はSさんより。
わざわざ書きにくいボールペンを使っていた自分に気づいた
件名:感想文です。
いつも楽しく読ませていただいてます。
私は結婚前までは実家に住んでいて、20代半ばまでは物も多かったのですが、20代後半の或る日突然部屋をスッキリしたい気分が高まり、相当量のものを捨てるなどの片付けを行い、かなりサッパリした部屋で暮らしていて、結婚時の引越し荷物も少ない方でした。
でも結婚後、狭い賃貸マンションでの大人二人暮らしなので、さらに物を少なくしてスッキリしたいな、
と思い立ってネットサーフィンしていて、筆子さんのブログを読み始めました。
ブログを読みながら、実家暮らしだった時の昔の片付けの勢いを思い出したり、共感したりしたことをノートに書きつけながら読んでいます。
ちょうど、「無理して使っている物を捨てる(プチ断捨離18)」を読んでいる時、インクが出たり出なかったりするカスカスのボールペンにイラつきながらメモを取っていました。
書きにくいのをがまんして使っているボールペンの項目で、
・書きにくいのを我慢して使っている人も多い、
・こういう人に限って、家の中にもっとましなペンを所持しています。
というのを読んで、まさに今の自分のことだと思って笑ってしまいました。
使ってたペンはお土産のペンを使っていて、どうにかして使い切ってやろうをムキになっており、相当書きにくいのに無理に使ってたんです!!
その上うちには、夫からプレゼントでもらった素敵なボールペンや、働いてた時に同じ部署にいたおじさんから頂いたParkerの書きやすいペンがあるんです。笑
素敵なペンや書きやすいペンを使った方が気分もいいのに、いらんペンを使い切ってから、素敵ペンを使うぞ!と妙な意気込みを持ってました。
考えを手放す、というのはこういうことか、とも思いました。(たかがペンですが。
筆子さんのブログを読みながら、いろんなことを思い出したり、共感したり、また、新たになるほどと
思いながら、日々の片付け参考にさせてもらっています。
今は、ハンドクリーム、リップ、ボールペン、ノートやメモの使い切りを実行しています。
それと、毎日何か小さなものでもいいので捨てることにして、捨てたものをノートにつけるようにして
視覚化して勢いに乗るようにしています。
これからも参考にさせていただきます。共感することや自分にはまることが多くて嬉しくなり、メールを書かせていただきました。お忙しい中読んでいただきありがとうございました。
今日の東京はとても寒いです。カナダはもっと寒いんでしょうね。どうぞ風邪などひかれませんように。
Sさん、こんにちは。メールありがとうございます。メモをとりながら、ブログを読んでいただいているのですね。恐縮です。
ほかにペンがあるのに、わざわざインクのでないボールペンを使っていたのは私です。
やはり、最後まできっちり使い切ろう、とむきになっていました。貧乏性なのです。
ペンをけちって使っていたわりには、ほかの部分で大量に無駄な物を出していました。トータルで見ると、ひじょうにもったいないことをしたわけです。
今は、家には自分が本当に使うもの(ある程度気分よく使えるもの)だけそろえて、心置きなく使っています。それが一番いいと思います。
捨てたものをノートにつけるのっていいですね。私はブログに記録していました。あとになって捨てたものを見ると、自分の価値観を確認できます。
「これ、いると思って買ったけど、今の自分はいらないんだな」というように。文章を書いていくと思考を整理することができるので、これからもメモやノートに書くことを続けてください。
Sさんが話題にしていた記事はこちら⇒無理して使っている物を捨てる(プチ断捨離18)
次はEKさんのメールです。
「秘伝の開運法」講座の誘惑に打ち勝ちました
件名:『運が良くなる5つの方法』を読んで
いつも楽しいブログをありがとうございます。Kと申します。
日頃、不思議に思っていたことがブログのタイトルにあり、いてもたってもいられず、お便りいたします。
日頃私は、運が良い人は、何をしているのか?ということを考えていました。神社にお参り?開運グッズ(絵画や、置物など)を持っているの?
ある時から、「開運」という言葉に惹きつけられ、『◯すると開運する」と聞いては、開運グッズを買ったり、開運講座を聞きに行ったりしていました。
最近、以前行っていた開運講座の先生から案内が届きました。「秘伝の開運法を教えます」というタイトルに「参加したい!」と思ったのですが、1日の講座で10万円近くします。
早期申し込みの場合は、数万円安くなるので、早く申し込まないとと一瞬思ったのですが、果たして本当に開運するのか。参加して、開運すれば安い講座ですが、開運しない場合は?
開運講座に熱中した原因をお話ししますと、息子の不登校(中学の半分は不登校でしたが、高校生の今、皆勤賞を目指して通学しています)、夫の給料が下がったこと、私の仕事のことなどです。
現在、息子の不登校の問題は、解決したのですが、経済的なことが問題で、この3、4年間は、開運と聞けば、東奔西走していました。でも、一向に経済問題は、解決しません。
筆子さんのブログを読むようになって、自分の間違いに気がつきました。
節約しようと思い、安い買い物をして物を増やし、お金を減らしていたことです。それでも、使えばいいのですが、ほとんど必要のないもの、また、安くなっているという理由で食品を購入し、賞味期限が短いため、無駄にするのも多かったです。
さらに、母からもらった洋服を着ないのに処分することができないでいました。処分すると母の愛情も捨てるのでは?と心に恐怖心がありました。
筆子さんのブログを知る前と、後では物を持つ価値観、買い物の質が変わりました。
まず、買い物に行く回数が減りました。以前は、欲しいものがなくともお店をぶらぶら見ることが好きでした。食品も、良い品が安くなっていないかと、仕事帰りにデパートの食品売り場に行くのが好きでした。
現在は、お金と時間の無駄に気がつき必要な時以外は、行かなくなりました。
おかげさまで、なんとかお給料の範囲で生活ができています。
今後の課題は、貯金です。
筆子さんとは、年齢が近い事と、語学学習が趣味ということで、勝手に親近感を持ってブログを読ませていただいています。
今、私は、英語とドイツ語を勉強しています。
息子が不登校になった時に家族で、オーストリアに行きました。海外があまり好きではない夫が、ザルツブルク(夫は、クラシック音楽が好きです)行ってみたかったと言ったので、息子の気分転換も兼ねて行きました。
それから、夫はオーストリアの虜になり、オーストリアに住みたいとまで言っています。若い時に私も海外に住みたいという夢がありました。少なからず、ドイツ語も勉強していたので、今勉強し直し、夫婦でオーストリアに住む夢を持っています。
チロル地方の山々、自然、食べ物が大好きなので。
今回の記事の「5.自分のゴールを思い描く」を参考に夢を叶えます。近い将来、筆子さんに良い報告いたしますね。
一瞬、迷いが生じましたが、「運が良くなる5つの方法」を読んで、冷ややかに開運講座の案内を読むことができました。
ありがとうございます。
感謝の気持ちを込めて、お便りいたしました。ありがとうございます。
EKさん、メールありがとうございます。
私はスピリチュアル系ではないので、悪いことが重なっても、開運講座を受けようとか、縁起のいい物を持とうとか、お祓いしてもらおうといった発想はまったくありません。
しかし、いろいろな方のメールを拝見していると、実は私はとても運のいい人間だったのだ、とわかりました。
人生でいろいろな大変なことが起きて、何かにすがりたくなってしまうことはあると思います。
ですが、記事にも書いたように、結局は自分の気持ち次第であり、自分がどういうふうに考えるかは、他人には変えられないし、自分で面倒を見るしかないのだと思います。
つまり、運がいいとか悪いとかは、自分自身で決めているのではないでしょうか。
私の記事が、少しでもお役にたてば、うれしく思います。
今は息子さんの問題が解決し、節約もできているようで何よりです。オーストラリアに住む夢が叶うことをお祈りしております。
EKさんのメールに出てくる運がよくなる記事はこちら⇒運がよくなる5つの方法。50歳すぎていてもあきらめてはいけない。
最後はMKさんより。
年内にスッキリすることを目指して片付けています
件名:本気で片付けたい
筆子さんと同じ昭和34年生まれで東京に住んでいます。
物が多くて少しづつ片付けていても相変わらず持っている物を把握出来ない生活をしてます。
断捨離本も読んで片付けた気になっています。
成人した娘がいますがとにかく私に批判的なので一緒に食事するなどほとんどありません。10代の頃からなので仕方ないかなとも思っています。
今年になり股関節変形症と椎間板ヘルニアになり痛みで起き上がれない経験をしたことでこれはまずい、体が動くうちに片付けなくてはと思い、筆子ジャーナルを参考にさせて頂いてます。
片付けにより、停滞していた物や運気が変わるとよく言われますが家族関係もスムーズになればいいなと思っています。
やはりそういう事って実際にあるのでしょうか?
年内目指してスッキリさせたいと思います。
MKさん、こんにちは。メールありがとうございます。
股関節変形症と椎間板ヘルニアはもう大丈夫なのでしょうか。あまり無理しないでくださいね。
さて、片付けにより、家族関係がスムーズになるかどうか、ですが、それは何とも言えません。でも運気はよくなると思います。
運気に関する私の考えは、上でリンクした記事をお読みください。
娘さんはもしかしたらまだ反抗期なのでは?
反抗期は20歳前後に収まると言われますが個人差がありますから。
私自身、中高生のころはあまり母と仲良くなかった気がします。でも今は円満です。
また、私の娘が小中学生の頃は、どちらかというと、私は無視で、父親のほうにばかりなついていました。しかし、今は私と仲がいいです。
何ごともずっと同じというのはありえなくて、日々、刻々と変わっていきます。だから、もういらない物は断捨離したほうがいいわけです。
娘さんの問題も時間が解決するのではないでしょうか?
まずはお身体を大事にして、片付けをすすめてください。少しずつでも片付けを続ければ、状況もよくなると思います。
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いつもたくさんの感想メールありがとうございます。
皆さまの、片付け体験談、どれも楽しく拝見しています。次回からは、2016年11月にいただいたお便りに入ります。
紹介できなかった方、すみません。これにこりず、また何かありましたら、お気軽にメールください。