スマホをつかてtいる女性

ミニマルな日常

デジタルツールを使いすぎない:シンプルライフにするのに役立ったこと(その9)

複雑で疲れる暮らしから、シンプルで楽な暮らしに切り替えるのに役立ったことを紹介するシリーズ。

9回目は、デジタルツールとの付き合い方について書きます。

今はデジタル社会で、デジタルツールを使わないと不便なことがたくさんあります。

しかし、デジタルの世界にどっぷりつかりすぎると、生活が複雑になると私は考えています。

そこで、過剰な使用をしないように努力してきました。

まず、デジタルツールを使いすぎる問題と、使いすぎないために心がけていることを10個紹介します。



0.デジタルツールを使いすぎると起こる問題

私が言うデジタルツールは、パソコンやスマホ、タブレットなどのハードウエア(デバイス)と、それらを使用して使うソフトウエア(プログラム)のことです。

私は、仕事でパソコンを使っており、Gメールをはじめ、便利なサービスもたくさん使っていますが、使いすぎないようにしています。

使いすぎると

・ストレスが増える

・時間を取られる

・目が疲れる

こんなデメリットをこうむるからです。

毎日たくさんの情報にさらされながら、コンスタントにデジタルツールを使っていると、心が疲れます。

とくに私が大きなストレスを感じるのは、いつもなら快適に使えるツールの調子が悪いときです。

たとえば、つながるはずのワイファイがつながらないとき、つながっているけれどものすごくスピードが遅いとき、パソコンにちゃんと接続しているのに、プリンターが何もプリントしないときなど。

デジタルツールは便利ですが、調子が悪かったり、自分がうまく使いこなせないと、イライラします。

これは私だけではないでしょう。

デジタルの世界で、何かの調子が悪いとき、いったい何が原因なのかすぐにはわかりませよね? 問題が解決したあとも、何が悪かったのかわからなかったりします。

これが私にはストレスです。

問題が起きると、トラブルシューティングを見ながら、1つずつ試していきますが、プリンターの問題の解消法の説明など、書いてある意味がよくわからないのをじっとがまんして読み、「何、これ? どういうことよ」と思っていると、「この回答は役立ちましたか?」みたいな質問が出てきて、ますます腹がたちます。

デジタル機器を使っていると、「あれ、なんか変?」と思うことは、大小問わず、よく起きます。そのたびにプチなストレスを感じるので、あまり使いすぎないようにしているわけです。

では、使いすぎないために私が心がけていることを紹介します。





1.使用時間を減らす

パソコンもスマホも必要最低限だけ使うようにし、使用時間を抑えるよう心がけています。

目的もなく、だらだら見る・使う、という用い方は、基本的にしません。

2.通知機能は全部オフ

通知機能はすべてオフにしています。

例外は電話で、電話を取りそこねたときに赤い丸がつく機能はそのまま使っています。

めったに電話はかかってこないので、このぐらいはよしとしています。

5~6年前は、パソコンのブラウザで、Gメールの着信があったら通知してくれる機能を使っていましたが、いつも赤い丸の中に数字がついていて、「あ~、未処理案件がたまってる」という気分になるので、今はいっさい使っていません。

3.SNSの使用は最低限

以前はフェイスブックを使っていましたが、ずいぶん前にやめて、以来SNSの使用は最低限です。

SNSをあまり使わないのは、一にも二にも時間を取られるからです。

SNSに心と時間を奪われすぎていませんか?

4.フォローは最低限

SNSはあまり使っていませんが、インスタグラムとTwitterはアカウントを持っているし、YouTubeは毎日使うし、ポッドキャストもAppleのアプリとSpotifyで利用しています。

このようなサービスには、フォローやサブスクリプションがついてまわりますが、フォローするアカウントはできるだけ少なくしています。

いろいろなアカウントをフォローしていると、タイムラインが混むからです。

メルマガも、最低限しか受信していません。

5.よほどの理由がない限り「いいね!」は押さない

フォローする機能のあるサービスには、各投稿に「いいね!」ボタンがついていますが、下記の理由がない限り押しません。

・応援したいアカウントであり、かつフォロワーが少ないアカウント。

ほっておくと、当事者ががっかりしてやめてしまうかもしれないから、「いいね!」を押して、「見ている人、いますよ」と存在感をアピールする

・「いいね!」を押すことが、ブックマーク代わりになるとき

「いいね!」を押さないのは、いちいち押していると時間がかかるのと、押すたびに、気が散るからです。

6.ブックマークをしすぎない

「あとで読む」とか、「お気に入り」といったブックマークはあまりしないようにしています。

以前は、「あとで読む」にどんどん放り込んでいましたが、あとで読むものとして取り分けても、結局読まないとわかったからです。

記事はブックマークせず、必要なときに、いちいち検索してアクセスしています。

毎日必ずアクセスするサイト(Gメールや、自分のブログなど)は、ブックマークしていますが。

7.ときどき一気に削除する

ブックマークもフォローもしすぎないようにしていますが、それでも多少はツールに覚えさせているため、YouTubeなどは、時間がたつにつれてフォローしているアカウントが増えます。

そこで、ときどき、一気にばさっと削除します。掃除・断捨離するわけです。

8.目にやさしいものを使う

ふだん本はKindleで読んでいますが、最近の本は、固定レイアウト(フォントの大きさなどを変えられないので、はみだした部分はスワイプして読む必要あり。例:雑誌)で、カラフルであることが多いので、そういう本は、iPad Proで読んでいます。

「キンドルとタブレットで本を読んでいる」と娘に言うと、「タブレットだけでいいじゃん」と娘は言いますますが、リフロー型(固定レイアウトではない、いわゆるふつうの本。例:文庫本の小説)ならキンドルで読んだほうが絶対目にやさしいので、キンドルを使います。

固定レイアウトの本を読むのにとてつもなく高価なiPad Proを使うのは、私の知っているタブレットの中で一番画面が大きいからです。

画面が大きいタブレットのほうがスマホより一度に見られる部分が大きいし、操作性もよいので、目、手、脳に対する負担を軽減できます。

9.デジタルに関係のない趣味をもつ

私は仕事はパソコンでやっているし、本は電子書籍で読んでいるし、趣味の語学も、最近はアプリやYouTubeを利用しています。

何も意識していないと、1日中、なんらかの画面を見ることになるので、画面を見なくてもすむ趣味として、塗り絵を始めました。

塗り絵は、Procreate(iPadで使う絵を描くアプリ)のようなアプリを使って、デジタルでもできますが、あえてアナログでやることにこだわっています。

10.夜は早く寝る

夜な夜な、ブルーライトをあびないために、やることがたくさんあっても、夜は早く寝て、翌朝早起きして、やるようにしています。

ブルーライトとは?この光の正体とその影響をわかりやすく説明

■このシリーズを最初から読むなら⇒シンプルな生活にするために役立ったこと(その1)~不用品を捨てる。

デジタル関連の過去記事もどうぞ

スマホやYouTubeがクセになってしまう行動様式を知り、悪習慣を改める(TED)

スマホは人の思考をどんなふうに変えるか(TED)

スマホがもたらすデジタルなノイズを片付ける:視覚的ノイズ、番外編。

デジタルなガラクタをためると起きる5つの問題。

スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす

そのデータや情報、あっても使いません:取っておきがちだけど、捨てたほうがいいもの(5)

ソーシャルメディアはやめなさい:カル・ニューポート(TED)

*****

デジタルツールを使いすぎないために心がけていることを紹介しました。

デジタルなもの(SNSなど)は、自分が自主的に使っているつもりでも、実際は、ツールにお守りをしてもらっている状態になっていることがあります。

これからも、ときどき見直しをしながら、負担のかからない使い方をしていくつもりです。





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