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6月の30日間チャレンジは「やせること」にしました。私、ナッツの食べ過ぎで太りすぎてしまったのです。
しばらく、脂肪の断捨離というタイトルでシリーズ記事を書きます。
初回は、ダイエットの話をしているときよく出てくる「カロリー」という言葉の正体について、改めてお伝えします。
日々の摂取カロリーより消費カロリーが多ければやせていきます(理論上は)。
まず、私が太ってしまった理由について軽く書いておきます。
ナッツの食べ過ぎで太った
もともと太っていた
私は8歳のときにむくむく太り始め、以来、50年間太っています。
百貫デブというほど太ってはいませんが、決してやせてはいません。ぽちゃりタイプと呼べましょう。母もぽっちゃりタイプです。
私の体重の変遷はこちら⇒ダイエットで100%を目指すと失敗する~ノーエスダイエットをアレンジしてます
この記事を書いた2015年の8月は52キロだったようです。
2015年はわりあい、体重のことを気にしており、時々測ったりしていました。ところが、去年、2016年は別のことで忙しく、体重のことは何も考えていませんでした。
きのう、久しぶりに体重計にのってみたら、なんと122ポンド。55.3383キロです。
3キロも増えてる…。
なぜ体重を測ったのかというと、胴回り(ウエスト)を服の上から測ってみたら、ものすごい数値だったので驚愕したためです。
ウエストを測ったのも実に久しぶりです。
いつもTシャツにスパッツという、「伸びる服」を着ているので、ウエストについて、何年も考えていませんでした。
私の基本ワードローブはこちらで紹介⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
なぜ、ウエストを測ったのかというと、ランズエンドでTシャツとショーツを注文しようとしていたからです。
去年、傷んだTシャツを全捨てしたので、現在、手持ちのTシャツは1枚のみ。最近暑くなってきたので、「Tシャツの替えが必要だ、ついでにショーツも買おう」と思ったわけです。
サイズを選ぶため、胴回りを測りました。
お腹や腰まわりに脂肪がいっぱい
具体的な数値は書きませんが、私が「だいたいこのぐらいだよね」と思っていた数値より、20%大きい数字でした。
「だいたいこのぐらいだよね」と思っていた数値は、まだ、スカートを買ったりしていた20代の頃の数字。
58歳という現在の年齢を考えると、値が大きくなっても仕方がありません。仕方ありませんが、いきなり20%アップは衝撃的でした。
若い頃も太っていたので、基準値にしているウエストサイズだってけっこう大きいのです。
55キロという体重は過去、もっとも太っていたときとほぼタイの記録です(ダイエットのあとの超リバウンド時代はのぞく)。
確かに現在、お腹周り、腰回り、背中にすごく肉がついていて、とても健康体とは言えない雰囲気です。
私は美容のためにやせたいとはそこまで思いません(だから体重計にもめったにのらない)。ですが、健康が脅かされるのはいやなので、今月は少し体重を落とすことにしました。
戦略は以下のとおり。
●カロリーに関して正しい理解をする
●摂取カロリーを減らす
●消費カロリーを増やす
ごくあたりまえの方法です。
というわけで、ひじょうに前置きが長くなりましたが、カロリーの説明に入ります。
カロリーとは?
「カロリーって何?」と聞かれたとき、「熱量。生きるのに必要なもの」ぐらいの答えしかできなかった私です。
別にカロリーの定義なんて知らなくても、食べる量を減らして、やたらと運動すればやせていきます。ですが、カロリーについて基本的なことを知っていると、もっとうまくやせられます(理論上は)。
ファミリーレストランのメニューにカロリーがついていますが、あのような数値も、カロリーについて知っていたほうが、有効活用できます。
ただ、やみくもにカロリーの低いものを注文すればいいというわけでもありません。
実際、カロリーの低いもの(サラダなど)を注文すると、安心してデザートなど余計なものを食べてしまい、かえってカロリーを摂り過ぎる、というリサーチ結果もあります。
カロリー計算をするダイエットを試みる人は、ある程度厳密にやったほうが成功します。
では、カロリーについて学べるTED-EDの動画を紹介します。
動画は4分11秒。日本語字幕もあります。
内容を要約します。
カロリーはエネルギーを測るもの
カロリーは体内のエネルギーの収支を知るためのもの(人はカロリーを取り込み、消費する)。
摂取した量と同じぐらいの量を消費するのが健全なバランス。
消費する量より多すぎる量を摂取し続けていると、余った分は脂肪として細胞に蓄えられ、体重が増えます。
逆に、摂取量より消費量が多ければ、体重は減ります。
摂取量・消費量を知るために、カロリー(calorie)という単位を使います。
食べ物のカロリーとして出てくるカロリーは、大カロリー、つまり1キロカロリーのことです。これは、1キロの水の温度を1度あげるのに必要な熱量です。
食べ物に含まれている物質は、カロリーとして算出できます。
ピザ1切れはおよそ272カロリー
食パン1切れはおよそ78カロリー
りんご1個はおよそ52カロリー
食べ物に含まれるカロリーは、消化のプロセスで取り込まれ、体がエネルギーを必要なときに使えるように、分子の中に蓄えられます。
カロリーの3つの使われ方
体に蓄えられたカロリーは以下の3つの用途に使われます。
10% 消化活動
20% 身体活動(安静にしている時よりエネルギーを使う活動のこと)
70% 内臓や細胞の基本的な活動。基礎代謝率(BMR:Basal metabolic rate)のこと。
カロリーの使い道を考慮し、人が生きるのに必要な1日のカロリーの摂取量を算出できます。
女性は2000カロリー、男性は2500カロリーが目安です。
これは平均的な体重、活動量、筋肉の量をもとに算出されたものです。
必要なカロリーは人によって違う
活動量の多い人は、より多くのカロリーが必要です。
ツール・ド・フランスで自転車をこぐと、1日9000カロリー消費することもあります。
妊娠中はふだんより少し余分にカロリーが必要です。
年をとってくると、基礎代謝が下がり、もうそんなにカロリーは消費しません。
食品のカロリーは、その食品がどれだけのカロリーなのか書いてあるだけで、実際に人が摂取するカロリーではありません。
セロリや全粒穀物など食物繊維の多い食べものは消化に、よりカロリーが必要です。同じ100カロリーでも、ポテトチップを食べるときと比べると、カロリーの摂取は少ないです。
この世には、タンパク質やビタミンといった栄養のある食品もあれば、栄養がない食品もあります。栄養のない食品を食べ過ぎると、太っているのに栄養失調という事態になります。
同じ食品を食べても、人によって摂取するカロリーは違います。
酵素レベル、腸内細菌、腸の長さなどによって、食物からどれだけカロリーを取れるかは、個人差が生じます。
カロリーは熱量を調べるのに便利な単位です。けれども、自分がどれだけカロリーを必要なのかは、日々の運動量、食べている物、体の代謝の仕方など、さまざまな要素を考えないと、わかりません。
////要約ここまで////
■単語メモ:
basal 基礎の、という意味。basic(ベーシック)という単語の仲間です。
metabolic 代謝の 名詞はmetabolism メタボリズム
1カロリーは1グラムの水を1度あげる熱量ですが、栄養学で言うカロリーは、1000カロリーを1カロリーとします。
ダイエットの話に出てくるカロリーは、厳密に言うとキロカロリーのことです。だからkcalと書きます。
この記事に出てくる「カロリー」も「キロカロリー」のことです。
カロリーに関する誤解
この動画を見て、私が学んだことは以下の通り。
生命を維持するために、たくさんのカロリーが使われる
取り込んだカロリーのうち、7割は基礎代謝に使われます。
けっこう大きい数字ですよね。しかもこれには消化活動は入っていません。
基礎代謝にたくさんカロリーを使うので、代謝をよくすれば、やせやすい、といえます。
代謝を促進する方法はこちら⇒50代でも遅くない。無理せず代謝を上げる5つの方法。
食品ラベルのカロリーはあくまで目安
ファミレスのメニューや、食品の成分表に書いてあるカロリーの数値をそのまま摂取してしまうわけではない、ということもわかりました。
総合的にみると、消化しにくいものはカロリーおさえめ、消化しやすいものは高カロリーという見方ができます。
食品を食べるスピードも考えたほうがいいでしょう。
ダイエット食品として、シェイクが人気ですが、あっという間に摂取できるので、いくら袋に「ゼロカロリー」と書いてあっても、消化にかかわるカロリー消費は期待できないのです。
人工甘味料を使っているので、この点も心配です。
私のカロリー収支の現状
女性は2000カロリー必要と言っていましたが、これは若い人の話だと思います。
身長:147cm
体重:55キロ
年齢:58
性別:女
という自分のデータで基礎代謝量を計算したところ、1160カロリーと出ました。少ないです。
こちらで計算しました⇒基礎代謝量 – 高精度計算サイト
次にナッツのカロリーを調べたらカシューナッツ1粒が9カロリーでした。
数値はこちらを参考にしています⇒カシューナッツのカロリー - 簡単!栄養andカロリー計算
50個で450カロリーです。
これを知って、太るのも仕方ない、と思いました。
私は、ナッツを1粒1粒数えながら食べることはありません。お椀に適当に、ざざーっと開けて、パソコンをしながらポリポリ食べ、ひどい時は1日でお椀に3杯~5杯ぐらい食べています。
ナッツだけで1日に必要な摂取カロリーをまかなっている勢いです。
私は、フィットビット(Fitbit Charge HR)というリストバンドをした活動量計を身につけ、日々の歩数をはかっています。
フィットビットは、年齢、身長、体重、性別を入力すると、基礎代謝量プラス、その日の活動をあわせて、どれだけカロリーを消費したか教えてくれます。
これは最近、もっとも私の運動量が多かった日の記録です。60分スロージョギングしたほかに、買い物で歩きまわりました。
それでようやく2000カロリー消費です。
この日は運動量の少なかった日で、スロージョギングをしただけの日。すると1550カロリーです。
運動でカロリーを消費するのはそんなに簡単ではありません。
ふだんの消費カロリーは、1750~1850あたりを推移しています。
これっぽっちしかカロリーを使わないので、毎日のようにナッツを食べていたら、当然太るわけです。
しかも、私は胃腸が丈夫で、どんどんカロリーと栄養を取り込んでしまうタイプです。
ナッツは良質な脂肪酸を含み、基本的に健康にいいのですが、高脂肪、高カロリーなのは事実。たぶん私は、ナッツのカロリーをひじょうに効率よく吸収してしまう体質なのでしょう。
というわけで、今月は、ナッツを食べるときは、数を数えながら食べることにします。
次回から、摂取カロリーの減らし方、消費カロリーの増やし方を書いていきますね。