ゴミ出し

断捨離テクニック

最終更新日: 2017.12.29

今年中に始末をつける。年の暮れに捨てたい7つの物(前編)

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今年もあと1週間。年末に捨てたいものを7つピックアップします。同じ主旨の記事を去年も投稿しましたので、今年は別の切り口から書いてみますね。

大掃除をしない人や、ふだん全く断捨離をしない人も、気持ちよく新年を迎えるためにお試しください。

今回は前編の3つです。



1.ずっと目障りに感じていた物

ふだんそこにあるのがあまりにも当たり前だけど、あらためて考えてみると、ずっと目障りだと感じている物、ずっと邪魔に感じている物。こんな物があったら捨ててください。

よくあるのは、

物の出し入れをするたびに、邪魔に感じている物

食器棚で、食器を出し入れするときに、手前にある物をいちいち動かしていませんか? それが邪魔物です。

押入れや引き出しなど、物を収納するスペースに、こうした邪魔物がたくさんひそんでいます。

収納スペースに物をぎゅうぎゅうに詰めると使いにくいのはごく当たり前の話。ところが、「使っていない物は捨てたほうがいい」という発想がまったくないと、使いにくいまま生活するほうを無意識に選択しています。

私は、以前の家にいたとき、台所で使うものは、みんなキッチンに置いておかなければ、と思っていました。ですが、あまりに使いにくくなったので、一部を階下に移動させたら、たったそれだけのことで、キッチンがとても使いやすくなったのです。

見た目もスッキリして快適度があがりました。詰め込みすぎは、視覚的なストレスになるということもよくわかりましたよ。

階下に持っていった物は、その後しばらくしてから断捨離しました。結局いらない物だったのです。





家の中で光をさえぎっているもの

窓のそばで光をさえぎっているものを捨てます。

出窓や、窓際の収納スペースに飾りを置きすぎていると、日光が遮断されます。日当たりが悪いと、当然部屋が暗くなりますが、気分も落ち込みます。

とくに冬場は、意識して光をあびないと、セロトニンがうまく分泌されず、うつうつとします⇒秋冬の気分の落ち込みの解消法。お金をかけなくても季節性のうつ対策はできる。

飾り物をたくさん持っていると、「飾らなくちゃ」という気になって、飾りすぎてしまいがち。ですが、飾り付けることより、太陽の光を部屋に入れるほうがずっと大切なのです。

物に光を浴びさせず、自分が浴びるようにしてください。

ものすごく大きいもの・場所を取っているもの

スペースを取っているものは邪魔になりやすいです。

長年の懸案だったピアノを捨てた、食器棚を捨てた、とてもスッキリした、というお便りをいただくことがあります。

大きくて重いものは、捨てるのが大変だから、「邪魔だなあ」と思っても、なかなか捨てる気になりません。

ですが、処分しないと、来年もまた1年、がまんして持っていなければならないわけです。

ぽいっと捨てることができないものは、捨てる手順を細分化し、とりあえず、今年のうちに最初のステップに着手しましょう。

何ごとも始めるときが一番エネルギーがいりますから。

ピアノを捨てるステップの一例をこちらに書いています⇒何から片付けたらいいのかわからず、動き出せないときはこうしてみる(汚部屋改善) 「3.大きなタスクは細分化する」のところです。

いまは、インターネットがあるので、調べながらやれば、誰でも捨てられます。

2.捨てようかどうしようか1年間(以上)迷っていたもの

「捨てたい、でも、いつかまたいるかもしれない」。そんな気持ちから、片付けをするたびに、断捨離候補にあがっていたけど、まだ家にあるものを捨てます。

いま捨てないと、来年もまた、「捨てようかな? でも、そのうち使うかもしれないし」と迷い続けるからです。

せっかく、暦が変わって、新しい年になるのだから、今年中に決着をつけるいいチャンスです。

私も、数週間前に、フェイスブックのアカウントを削除しました。フェイスブックは、ずっと「もうやめようかな」と思っていました。

思えば、アカウントを開設したその直後から、すでに、「自分にはこういうの合わないなあ。やめたいなあ」と思っていたのです。ですが、ずるずると4年半、使い続けていました。

一時は、活用しようと、積極的に投稿したりしましたが、やはりうまく使いこなせず、その後、放置状態になりました。

SNSの登録はべつに場所をとったり、邪魔になったりはしませんが、使っていないものを持っていることが、心の重荷だったのです。

案の定、削除したらとてもスッキリ。もっと早くやめればよかったです。

さくっと捨てられないものの例を書いておきます。

買うとき奮発したもの

ふつうの人は、値段が高かった物は「もったいない」と思ってなかなか捨てられません。

高かった本が捨てられない、という相談メールをいただいたこともあります⇒辞書や聖書、大型の本が断捨離できない。こんなときはこうする。

しかし、値段はその品物の価値には関係ありません⇒価格と価値の違いを知れば、余計な物も浪費も減る。

よく書いていますが、使わずに持っていても、買ったとき支払ったお金は1円も回収できません。回収できないどころか、スペースとメンテナンスにコストがかかっていきます。

ものすごく努力して手にいれたもの

お金同様、時間を投資したものも、「もったいない」という気持ちから捨てにくく感じます。

コレクションなんてこれにあたりますね。

以前、マステのコレクションを捨てられないというメールをいただきました⇒集めすぎたマスキングテープを捨てる3つの考え方。やめる勇気を持て。

この方は、限定品のとても値段の高かったマステは、まとめてオークションに出すことすらはばかられる、と書いていましたから、値段もネックになっていたと思います。

ですが、それ以上に、「何年も時間をかけて、苦労して集めた努力が水の泡になる」という思いがあって捨てられないのです。

せっかく苦労したのに、という気持ちのせいで捨てられないときは、「その苦労は貴重な体験として、全部自分の身になっている」と考えれば捨てられます。

そもそも、物を集めているときは楽しかったわけですから、それはそれでよかったのです。

以前は楽しかった。でもいまは重荷になっている。そんなコレクションがあったら、もう捨て時です。

捨てるともう2度と手に入らない(と思う)もの

捨てても、またいつでも手にはいると思えるものはわりと簡単に捨てられます。

まあ、なかには、必要になったとき買うお金がもったいないから捨てられない、と考える人もいますが⇒あとで必要になったときに買うお金がもったいなくて捨てられない、という質問の回答。

問題は、「もう2度と手に入れられないもの」です。

たとえば、限定販売のバッグや、生産が終了した食器なんかでしょうか。思い出の品にもそうしたものがあるかもしれませんね。

子どもが幼稚園のときに作った雪だるまのオーナメントはこの世に1つしかない、とか。

手作りの一点ものの服とか。

私はあまり「この世に1つだけ意識」はないのですが、人によっては、「もう2度と手に入らない」と強く感じるようです。

たとえそういう物でも、「捨てようか、どうしようか」と迷うなら捨てたほうがいいです。いまの自分には不用だからです。そんなに何でもかんでも持ち続けようとするのは、しんどいだけです。

その執着はどこから来るのか考えてみるとわりと簡単に捨てられます。

3.人にあげるつもりで持っていたけどあげなかったもの

誰かにあげようと思って取ってあったけど、あげそこなった物は捨てます。

年始に親戚一同集まることが多いから、その時あげるチャンスがあるかもしれません。

ただ、「お正月早々、こんなものをもらって相手は喜ぶだろうか。自分だったらどう思うか」と考えてみると、あげないで処分したほうがいいものが、たくさんあるんじゃないでしょうか?

ここでいう処分は、寄付やバザーなど、必要だと思う人が、積極的に手に入れられる場所に出す、ということです。

「もらい物を断れない」とか、「もらった物を捨てたいけど捨てられない」という問題で悩んでいる人は、想像以上に多く、このブログでも、よく相談メールを取り上げています。

その一例⇒いらない贈り物をきっぱりと断る方法。プレゼントを受け取ってはいけない時もある。

なぜ、こんなに悩んでしまうのかというと、日本には物があふれているからです。みんな、自分の必要な物はもうちゃんと持っています。

それどころか、買い物好きな人は、何かと理由をつけて、別に必要でないものまでたくさん買っています。

一步街に出れば、素敵な物、可愛い物が、リーズナブルな値段で販売されています。アマゾンは、送料を取らずに、いろいろな物をスピーディに送ってくれます。

だからこそ、物があふれて、断捨離したいと思っている人がたくさんいるわけです。

おまけに価値観が多様化し、好みにうるさい人も増えていますね。

昭和30年代や40年代だったら、あげると喜んでもらえたであろう物も、いまは「断れないけど、できればもらいたくない物」になってしまうのです。

たとえ親子や兄弟姉妹、親戚、親しい友人という間柄でも、物をあげるのは難しい時代だと思います。

「捨てるのがもったいない」という自分の痛みを回避するためや、「新しい物が欲しいから、古い物を処分したい」という、自分勝手な欲望を満たすために、手近な人に物をあげる、という選択肢をとるべきではないのです。

もちろん、親戚中で、いろいろな物をシェアできたら、それは素晴らしいことです。

そういう文化をこれから作っていきたい、と思うなら、相手がもらいやすい形で、不用品を処分するといいですね。

つまり、特定の物を押し付けるのではなく、いらない物をリストにして、「この中に欲しいものある?」と聞いてみたり、見返りはいっさい求めず、家から好きなものを持っていってもらうとかするわけです。

☆年末の断捨離を後押しするほかの記事もどうぞ。

年末がチャンス。今年中に捨てたい7つの物:プチ断捨離29

年末こそ断捨離に決着を。私が物を捨てられた4つの判断基準とは?

☆後編はこちら⇒

~~~~~
今回は、暮れに捨てるとよい7つの物から前編の3つを紹介しました。

私も、2017年最後の1週間は、いつもより熱心に物を捨てています。といっても、もうあまり捨てる物がないのですが。それでは後編をお楽しみに。





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