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キッチンにあるストレスの元を9つ紹介します。
家族のために、女性が日々の調理を担当することが多いので、キッチンが使いやすいかどうかは、毎日のストレスレベルに大きな影響を与えます。
ストレスになっているものを取り除けば、以後は、イライラや徒労感にさいなまれません。
ご自身のキッチンで、ストレスになっているものを探して、始末をつけてください。
1.雑然と物がのっているカウンター
カウンター(調理スペース)が、物置き場になっていると、料理しにくいだけでなく、視覚的ノイズが増えて、イライラが増えます。
視覚的ノイズとは?⇒視覚的ノイズ(見た目のごちゃつき)を極力なくすコツ(その1)~飾り物を減らす。
調理家電やツール、調味料など、カウンターの上に出しておけば、すぐに手に取れて便利ですが、その代わり余計なストレスを感じているかもしれません。
まずは、意味なく置いてある物を全撤去してください。その後、1つずつ、そこに置いたほうがいいかどうかを検討しましょう。
2.洗い物が放置されたシンク
キッチンには視覚的ノイズを生み出す場所がたくさんありますが、洗い物が放置された流しの中も、かなりのノイズです。
見た目が悪いだけでなく、「まだ洗い終えていない」という、やるべきことが終わっていない嫌な気分や、罪悪感まで生み出します。
場合によっては、「流しの中すら片付けることができない私」と感じてしまい、セルフイメージも悪くなるでしょう。
私は、キッチンで作業をしたら、カウンターも洗い物もすぐに片付けて、きれいにするほうが好きです。
翌朝に持ち越すより気分がいいですよ。
晩寝かせるのが習慣になっている人は、一度、その日のうちに片付けて、どんな気分になるか調べてください。
汚れた食器をシンクにためこまない4つの方法。洗い物が嫌いでも大丈夫。
流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
3.しみや油はね
料理していると、カウンターやコンロの上、床の上に、ソースなどが飛び散って、ぽてっとしたしみを作ることがあります。
このような汚れを放置するのは、シンクの中に洗い物を入れっぱなしなのと同じで、ストレスになります。
汚れは、極力、取り去ってください。
そして、今後は、汚したその時に拭き取ることを習慣にしましょう。早く処置したほうが汚れは取りやすいです。
まあ、こんなことは誰でも知っています。すぐに拭くか、拭くまで時間を置くかは単に習慣の問題です。
キッチンの流しの下や引き出しの中にウエスを用意しておくと、すぐに掃除できますよ。
ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
4.窓際に置いてあるあれこれ
流しの前(立つ場所の正面)に窓があることが多いですよね?
専用のスペースがあるか、そんなスペースはなくても、窓の桟(さん)に物を置くことがあるのではないでしょうか。
しかし、ここに物を置きすぎないほうがいいです。
料理をしているとき、目の前にあるわけですから、視覚的ノイズになるし、採光が悪くなって、キッチン全体が暗くなります。
暗いキッチンほど、調理のやる気を失わせるものはないと思います。
窓際には、何も置かないのがベストですが、どうしても何かを置かないと不便なら、カウンターと同じで、厳選してください。
キッチン全体の使い勝手がよくなり、自分も気分よくいられる物だけを置きましょう。
なお、キッチンを暗くするものは、窓際にある物だけではありません。入り口を、少々ふさいでいる棚や冷蔵庫も、光をさえぎるので、出口や窓まわりには、物を置かないほうがいいですよ。
5.はみ出しているゴミ
ゴミ箱からはみだしているゴミは、100%視覚的なノイズなので、ゴミ箱の中に押し込むか、さっさとゴミ捨て場に出してください。
ものによっては、いやな匂いの元にもなります。
6.取り出しにくい物すべて
取り出したい物を、さっと取り出せないとストレスですよね?
ツール、食器、食品を手にとるとき、少しでも「取り出しにくいな」と思ったら、そこはストレス生産ポイントです。改善しましょう。不用な物を少し捨ててください。
取り出しにくいのは、並べ方や収納法に問題があるのではなく、ただ単に物をたくさん詰め込みすぎているからです。
引き出しがいっぱいになるほど入れたり、手前と奥の二重構造にして収納したり。
数を減らせば、ストレスなく取り出せます。
7.使い勝手の悪い物すべて
使いにくいけど、がまんして使っている物はもう手放したほうがいいかもしれません。
重たいツールや食器。しまいにくい形状の食器、持ちにくい取手がついた鍋やカップ。熱くて持てない湯呑など。
数年前に、フードプロセッサーを処分した話を書きました⇒キッチンをダウンサイズするために最近私がやっている7つのこと(写真つき)
大きくて重くて邪魔だったし、パーツがたくさんあって洗うのが大変だったし、手洗いでは取り切れない部分に汚れがたまったからです。
先日、お椀を入れ替えた方のメールを紹介しましたが⇒見るたびにストレスを感じていた死蔵品をようやく使うことができて思ったこと。
この方のように、押し入れの中に新品があるのに、使いにくい物や難のある物を使っていること、多いんじゃないでしょうか?
使いにくい物は処分して、新しいほうを使いましょう。
8.公私混同エリア
在宅ワークをする機会が増えたので、ダイニングテーブルで仕事をする人も多いと思います。
その結果、本来ならキッチンとは関係のない物が、少しずつキッチンに侵入していないでしょうか?
たとえば、ダイニングテーブルに仕事の書類や道具を置きっぱなしにしているとか。
このようなスペースを私は公私混同エリアと呼んでいます。
仕事は「公(パブリック)」で、キッチンでの調理や食事は「私(パーソナル)」です。
家で仕事をするとき、公私をきっちり分けなくてもいいと思うかもしれませんが、公私混同していると、キッチンに余計な物が増えます。
しかも、「公」の作業(仕事)、「私」の作業、どちらをするにしても、集中できません。
公私混同エリアはできるだけ作らないほうがいいのです。作ったとしても、何らかの方法でしっかり線引するといいでしょう。
仕事用具をキッチンに置きっぱなしにしたいなら、使い終わったら、テーブルの上ではなく、棚の中にしまうとか。
また、仕事と食事を、それぞれを違う椅子(場所)で座ってやると、眼の前の風景が変わるので、気持ちの切り替えがしやすいと思います。
9.改装や修理が終わっていない場所
改装や修理中の物があると、ストレスが増えます。
日本では、自分でキッチンの改装をする人は少ないかもしれませんが、模様替えや片付けの途中で放置したり、キッチンで育てているハーブが枯れているのに、そのままになっていたりしたら、なるべく早く、最後まで完了させてください。
何事も中途半端だと、気持ちが悪いですよね? 完了させると、気分がよくなります。
断捨離をして「未完了の問題」にきちっと片を付けろ~実録・親の家を片付ける(10)
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キッチンでストレスを生み出しているものを9つ紹介しました。
片付けが苦手な人は、「物を捨てる」と考えるのではなく、キッチンから「ストレスの元を取り除く」と考えると、環境改善に取り組みやすいかもしれません。
こちらの記事には、具体的に捨てたほうがいい物を書いているので、合わせて読んでください⇒キッチンを使いにくくしているストレスの元を3つ捨てる(プチ断捨離20)
お知らせ:新刊、きょう発売です
最後に2つお知らせがあります。
エッセオンライン
日曜日にエッセオンラインに新しい記事がアップされました。
今回は、不用品を捨てるときに感じる罪悪感を手放す方法です。
読んでください⇒ものを捨てると罪悪感が…そんな人に共通している4つの考え方 | ESSEonline(エッセ オンライン)
「50歳からのミニマリスト宣言!」発売
それから、本日、3月14日に、新刊、「50歳からのミニマリスト宣言!」が発売されます。
内容を紹介した記事⇒新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け中)
本屋によってはまだ入ってないかもしれません。こちらは担当編集者が、近所の本屋で撮影したものです。並べ替えの途中だったそうです。
早速Tさんから感想をいただいたので紹介します。
私は筆子さんの著書はみんな読みましたが(ムックとかその他の雑誌など以外)これまでで一番良かったと思います。
筆子さんと価値観や好みが似ているらしく、そうそう、と膝を打つような共感するところが沢山ありました。
私も食費とか本代はケチらないようにしています。
筆子さんの”娘費”のように私も”子孫費”として少々の援助をしています。
簡単な運動として歩くことも心がけています。運動ってどれくらいするのがいいのかと思いますが、ゼロより1、ですよね?
とても素晴らしい本を読ませていただいた後は、なんだかまたいっそう、心に肥料が届いた気がします。
筆子さん、心の底から感謝の気持ちを送りますから、キャッチしてください。
Tさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
本を読んでいただき、早速感想も送ってくれて本当にうれしいです。
感謝の気持ち、しっかり受け取りました。私もその気持ち、30倍返ししますよ。
では、Tさん、これからもお元気でお暮らしください。
こちらはアマゾンの販売ページへのリンクです⇒身軽に、豊かに、自分らしく 50歳からのミニマリスト宣言! | 筆子 | Amazon
キンドル版もあります。
新刊の本文は全部で5章ですが、アマゾンでは、それぞれの章から2ページずつ抜粋がのっているので、参考にしてください。
もうレビューが入っています。書いてくださった、Amazonカスタマーさん、本当にありがとうございます。