ネックレスをつける人

断捨離テクニック

今の生活に関係ないのに、なぜいつまでも持っているの?:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(3)

ガラクタの種類ごとに、捨てられる考え方を紹介しています。

今回取り上げるガラクタは、今の生活に関係のないもの、過去の遺物、思い出があって大事な気がしているだけのもの。

こんなものを見ていきましょう。



今の生活に関係があるかどうか?

物がたくさんあって、部屋が狭くなっている人は、所持品を

A。今の生活に関係のあるもの

B。今の生活にもう関係のない過去のもの

この2つに分けてください。そして、関係のないものを手放します。

もし、今の生活に関係のあるものだけを持てば、収納スペースはそんなにたくさんいりません。

「収納が足りない!」と思うのは、今の生活や今の自分に関係のないものまで、たくさん持っているからです。

昔、どこかで買った土産物や記念品、かつて使ったノートや教科書、買い替え前に使っていた家電、数年前にもらって全然使っていない食器セット、若い頃よく着ていたけれど、今はほとんど着ない衣類、子供が幼いときに描いた絵。

過去に入手したものは、自動的に、「大事な思い出の品」となって、箱や押入れにしまいこまれます。

実家の押入れには、そういう、母の今の生活とは、全然関係のないものがたくさんありました。

数が多すぎるせいか、母はろくに中身を把握していませんでした。

箱を開けてみて「あ~、こんなのがあった!」と驚いたりして。

もし、あなたが、今の自分に関係ないものを、たくさん持っているのなら、過去ではなく、今の生活に意識を向けることをおすすめします。





関係ないのになぜ持っているのか?

今の自分とは関係ないのに、なぜいつまでもそれを持っているのでしょうか?

部屋が狭くなるし、管理に時間やお金、手間がかかるし、見た目がぐしゃぐしゃで、ストレスになるし、物に押しつぶされそうになって安眠できないし、紙ものだったら虫を引き寄せるというのに?

こんなにマイナス要素がいっぱいあるのに、なぜ、いつまでも持っているのか?

終わったのに捨てないよくある理由をあげます。

もう終わったものを捨てる発想がない

「使っていようと、使っていまいと、いったん家に入ってきたものは、捨てるべきではない」。そういう考え方のもとに生きているなら、その考え方を疑ってください。

その考え方、あなたのためになっていますか?

何も考えていない。自動的にしまいこむ

役目がおわったもの、今の生活に関係のあるもの、ものと自分とのかかわり、理想の生活、私が大事にしたいこと。

そのようなことはいっさい考えず、何でもかんでも自動的にものをしまいこむ人もいます。

この場合は、ものの役割や、自分がものに求めること、これからしていきたい生活などについて、考え始めてください。

考えるヒントは過去記事にたくさん書いています。

みんな大事だから

大事なものだから、意図的にしまいこんでいる。引っ越しのたびに、次の住居に持ち込んでいる。

多くの人が、今の生活に関係ないのに、古いものをたくさんもっているのは、みな、大事だと認識しているからでしょう。

もし、あなたもそうなら、次の項目を読んでください。

大事なのはものじゃない

思い出の品や、古い品物をひっぱりだして、じっくり見てみると、自分がいつまでも持っていたいと思うのは、ものではないことがわかります。

それが想起させる人々、できごと、時間。そうしたものをずっと持っていたいと思っているのです。

特定の記憶を忘れたくないわけです。

記憶をキープしたいなら、箱に詰めて、押入れに入れておく以外の方法がいくつもあります。

・デジタル写真にして、時々見る

・実際に毎日使う

・飾って毎日見る

・思い出を文章にしたためる(ブログや日記アプリに書き込んでおくと、参照しやすいので、思い出したいときにすぐに思い出せます)

・捨てる

「え、捨てると、記憶が残るの?」と思うかもしれませんが、ずっとしまいっぱなしにしておくより、取り出して、処分したほうが、思い出が鮮明になるし、心の中に残ります。

この点については、こちらをお読みください⇒捨てれば捨てるほど思い出が豊かになるカラクリとは?~カセットテープを断捨離して気づいた真理

かかわるから大事になる

私の娘は、5歳ごろから10年以上、バレエを習っていました

小さいときは、薄いピックのバレエシューズをはいて練習していましたが、子供の足はすぐに大きくなるから、きれいなまま、はかなくなってしまったシューズが何足か出ました。

娘の通っていたスクールは年度末(5月ごろ)に、お古だけどまだ使えるシューズやレオタードを売ることができるバザーが行われていたので、サイズアウトした衣類や服は、せっせとバザーに出したものです。

ですが、一足だけ、きれいで、小さくて、かわいいシューズがあり、これは売らずに、何年も、階下の棚に入れていました。

この一足だけは、ずっと記念品として持っていようかな、と思っていたのです。

しかし、持たない暮らしが好きな私は、ある時、「やっぱり、靴は人が履いてなんぼだよね?」と思い、結局バザーに出しました。

汚れて使い込んだ靴の中で、その靴は、ひときわ、きれいで輝いていました。

このように、もう捨てた靴のことを、私はいつまでも覚えています。

使うのも、捨てるのも、そのものとかかわる行為だからです。

しまいっぱなしにしているだけだと、そのものと全くかかわることができません。文字通り放置です。

本当に忘れたくないなら、もっとかかわるべきではないでしょうか?

『星の王子さま』という小説の中で、王子さまが、地球の庭にたくさん咲いているバラを見て、ショックを受けるシーンがあります。

彼は、自分の星に1本だけ咲いていたバラが、唯一のバラだと思って大事にしていたのですが、そのバラは、こんなにたくさん(5000本くらい)あるバラの1本にすぎなかったのか、とがっかりしたのです。

しかし、その後、キツネと出会って、いろいろ学んだので、ここにあるバラを全部合わせたよりも、自分のバラは大事なことに気づきます。

彼は、自分のバラのために、水をやり、風よけとしてガラスの鉢をかぶせたり、ついたてを立ててやったり、毛虫を退治してあげたからです。

自分のバラに時間とリソースを費やして、大いにかかわったから、すごく大事なバラとなったのです。

「これは大事な思い出の品よ」と思っても、箱に入れっぱなしで、かかわることをやめてしまったら、それはもう大事でも何でもありません。

かかわることができないし、かかわる気もないなら、あなたにとっては、もう大事なものではないのです。

たくさんはいらない思い出の品

「大事な思い出の品」はそんなに数はいりません。

たくさんあるとすべてが、ガラクタになりさがります。

私は、大事な記憶は、ふだんは忘れていても、必要があれば、勝手に浮かんでくると思っているので、記憶のトリガー(引き金)として、物理的なものをキープしたいとは思いません。

ですが、たいていの人は、いくつか「記念品」を持って、ときどき見ては、ノスタルジーにひたりたいと考えているでしょう。

私も、YouTubeで古い曲やドラマを見ると、「わ~、懐かしい」とほっこりするので、そういう行為は否定しませんし、人生において、大事な記念品はたしかにあると思います。

たとえば、小説『二十四の瞳』も出てくる写真とか⇒古い手紙を捨てる決心をしたら、今の生活に意識が向いた。

ですが、そういうすごく大事な記念品は、ごく少数です。

幼かった頃の子供を思い出すのに、写真が何百枚もいりません。

子供とは、それこそ、毎日のようにかかわるから、写真なんかなくても忘れませんよ。

☆このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒ガラクタのタイプ別、ものを捨てられるようになる考え方(その1)。

過去の遺物を捨てる・関連記事

思い出の品で家を倉庫にするな。たまりすぎた古い物を捨てるコツを書いた記事のまとめ。

山のようにある思い出の品から意味のあるものだけを残すすすめ。

昔の物を捨てると自分の人生が消えてしまいそうで捨てられない←質問の回答。

思い出がある服だから:着ない服を捨てない理由とその対策(その8)

箱に入れっぱなしの記念品をさっさと手放す5つのコツ。執着していてもいいことありませんよ。

******

私たちにとって、一番大事なのは今の生活です。

というか、今、この瞬間にできることしか、できません。

思い出の品や過去の遺物をたくさんもって、過去を重視して生きるより、今の生活の充実をめざしたほうが、暮らしの質があがります。

古いものを全部捨ててしまったとしても、昔あったことは、みな自分の中に残っていますよ。





女性用衣類今すぐ捨てるべき服、7選。捨てても全く困らない。前のページ

収納スペースを減らせ:知らないうちに物が増えるのは、しまう場所があるから。次のページテレビ台

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  2. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…

関連記事

  1. 汚い部屋の住人

    断捨離テクニック

    何年も汚部屋に悩んでいる私にアドバイスください、というメールに回答します。

    私の本を買ってくださった方からメールをいただきました。本がきっかけで、…

  2. 汚部屋

    断捨離テクニック

    せっかく片付けたのになぜリバウンドする?断捨離後にきれいな部屋を保つ3つの秘訣

    いったん家や部屋の中がきれいになったあと、リバウンドしない方法をお伝え…

  3. ワイングラスのコレクション

    断捨離テクニック

    大事だと思っているだけで実は違う。思い出の品に執着しない方法。

    たいした意味もなく、大事な物だと思って捨てられない物、すなわち、思い出…

  4. おもちゃ箱

    断捨離テクニック

    子供と一緒に断捨離する8つのコツ。退屈な夏休みに最適。

    子供が家にいて退屈することが多い夏休みは、子供といっしょに片付け物をす…

  5. お片づけする女性

    断捨離テクニック

    30年かけてミニマリストになった私の断捨離のやり方を詳しく公開します

    私がどんなふうに断捨離をしてきたかお伝えします。私のブログに「…

  6. 空き箱

    断捨離テクニック

    空き箱、空きびん、段ボール箱を今すぐ捨てる:取っておきがちだけど捨てたほうがいいもの(3)

    いつもの習慣で、すぐに捨てないもの、だけど、さっさと捨てたほうがいいも…

筆子のムック、重版しました。

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,332人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 会話をしている若い女性
  2. ユーテンシル
  3. 疲れた女性
  4. スノードーム
  5. 片付けている人
  6. スマホを使う人
  7. 罪悪感を感じている人
  8. 流れ作業
  9. いらない靴
  10. 混乱する人

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. みんなの家計ノート
  2. お風呂掃除
  3. 情報過多
  4. シャンプー
  5. 小人の置物
  6. タブレットを使う人
  7. 本を読む女性
  8. 何もない部屋
  9. 散らかった部屋
  10. 海を見つめる人

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP