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衝動買いや無駄遣いが多すぎるので、もう少し買わない生活をしたい。こう思っていても、買い物の誘惑はけっこう強力ですよね?
買い物習慣を変えるために、過去記事で、買い物の代わりにべつのことをするようおすすめしています。
たとえば、副業、新しい趣味、ボランティアなどです。
私もブログを書き始めたら、ブログの管理と記事の執筆で忙しくなり、買い物している余裕がなくなりました。
ですが、買い物の代わりに何をしていいのかわからないという人もいます。
そんな人は、自分の買い物のきっかけを見つけて、そのきっかけに対して行っている行動(買い物)を、べつの行動に置き換えるのはどうでしょうか?
どんなきっかけに対して、どんな行動を取ることができるか、5つ具体例をあげるので、自分でも計画して置き換えてみてください。
きっかけ1:インフルエンサー
最近増えているのが、SNSのインフルエンサーの影響で買い物をしてしまうケースです。
好きでフォローしているインフルエンサーが、最近こんな物を買ったとか、今のお気に入りはこれなのよ、と動画や投稿で見せていると、自分も欲しくなってしまうのです。
実は私もソーシャルメディアに出てくる人たちの影響で、塗り絵グッズをたくさん買った経験があります。2020年の話です。
さらに、今年の秋、日本に一時帰国する前に、旅行関係の動画内で、日本のインフルエンサーが「おすすめ旅行グッズ」を紹介しているのを見て、「あ~、ああいうのあるといいかもね」と思うこともありました。
幸か不幸か、彼らの紹介するグッズはたいていダイソーや無印良品の商品だったので、そばに店舗のない私は購入することはしませんでした。
それに、インフルエンサーの影響で人は本当は必要のない物まで買ってしまうとわかっていたから、日本にいても買わなかったでしょう。
一方で、こうした動画や投稿が、強力な買い物のきっかけになることはよくわかりました。
こんなふうに、メディアで見た人の言動がきっかけでする買い物の置き換え行動は、30日間待つノートへの記入をおすすめします。
30日間待つノートは、買いたいものが出てきたとき、日付とそのアイテムを書くノートです。1ヶ月たってまだほしければ買うことにします。
インフルエンサーを見てほしくなるものは、「今すぐどうしても必要ではないが、あれば便利だと思うもの、あれば自分の生活がよくなりそうなもの」なので、緊急性は高くないことが多いでしょう。
だから30日ぐらい待っても平気ですよね。
そこで、ノートに欲しいものを書き、ついでに、なぜそれが欲しいのか、それがあると自分の人生がどんなふうに変わるのか書いてみてください。
このノートは手書きでなくてもかまいません。
SNSやブログで、欲しくなったものについて書くのも効果的です。
ブログに欲しいものを書いている人はたくさんいますが、それが必要な理由だけでなく、必要ではない理由も書いて、客観的にジャッジしてください。
きっかけ2:友人とのショッピング
「社会人の休日過ごし方ランキング」という記事を見ていたら、第1位はショッピングでした。
目的があってショッピングに行くというより、用事をすませた帰りにするとか、必要な物を買いに行ったついでに他のものを買う感じです。
友人とショッピングする人も多いかもしれません。
人と出かけて買い物するたびに、すぐにガラクタになってしまうものを持ち帰るならば、このきっかけを別行動に置き換えましょう。
たとえば映画を見る、コンサートに行く、ドライブする、カフェでお茶を飲みながらおしゃべりする、共通の趣味(スポーツや旅行)を一緒にするなど。
私が若い頃は、友達と会って買い物することはめったになく、いつも映画を見ていました。今は知りませんが、名古屋は映画は2本立てだったので、必ず2本見ます。
見終わったあとにお茶など飲むと、それだけで半日つぶれました。
きっかけ3:間近にせまったイベント
結婚式、同窓会、入学式といった特定のイベントのために新しい服やバッグを新調することはよくあるでしょう。
40年以上前、新卒で入った会社では、毎年慰安旅行がありましたが、年配のベテラン女性社員から、「昔は慰安旅行に皆、おしゃれをしてきた」と聞いたことがあります。
たぶん、昔は娯楽が少なかったので、慰安旅行は一大イベントだったから、皆、服装に力が入っていたのでしょう。
私は、会社の旅行やクリスマスパーティみたいなものには、キラキラした格好で行かないので、あるパーティで、先輩社員に、「普段着で来たの?」と言われたことがあります。
多くの人は、イベントがあると、服装に気を使わないと失礼にあたると思い、それが買い物につながるのです。
イベントがきっかけの買い物の置き換え行動は、家探しと発想の転換です。
家の中にすでに洋服がたくさんあるので、それで間に合わせられないか考えてください。
新しいイベントの到来⇒家探し、このつながりを徹底させましょう。
発想の転換ポイントは2つあります。
1)人は他人の服装にそこまで興味をもっていない
そのイベントがたとえば自分の結婚式であれば、自分が主役なので、ほかの人は服装に多少関心を寄せるかもしれません。しかし、べつの人間が主役だったり、自分は群像劇の中の1人なら、そこまで服装で目立つ必要はありません。
2)服装ですごいと言ってもらう必要はない
自分がどんな人間であるのか人に見せたいときは、服装ではなく人間性を使いましょう。
きっかけ4:すごくがんばったあと
決算でずっと残業続きだったのがようやく終わった、試験がようやく終わった、ものすごく大変だったプロジェクトが終わった、今年も終わったなどなど、何かをすごくがんばったあとに、物を買いたくなることも多いでしょう。
あんなにがんばったんだから、ここらでずっとほしいと思っていたあれやこれやを買ってもいいよね、と自分にほうびを与えるのです。
このきっかけに対する置き換え行動は、物を買うこと以外の報酬を与えることにするといいでしょう。
旅行に行く、家族や友人と食事に行く、時間がなくてずっとがまんしていたことをやるなど。
よい置き換え行動を見つけるために、自分が楽しめることをブレインダンプでざーっと出してください。
これからやりたいことでもかまいません。以下の過去記事を参考にして探しましょう。
買い物する代わりにできるもっと生産的なこと~お金を貯める編。
ふだんから、時間があったらやりたいな、とか、これをやると楽しいかもと何か思いついたらまめに書き留めておくといいですよ。
私も、時間があればやりたいと思うことを、GoogleのKeepにメモしています。
きっかけ5:人が買い物する時
誕生日、クリスマス(年末)、バレンタインデー、ボーナスが出たときなど、大勢の人が買い物するタイミングがあります。
今月の下旬にあるブラックフライデーなどセールシーズンもそうですね。
ブラックフライデーとは?大勢のアメリカ人が命がけで買い物をする日の由来
こんなとき、特に欲しいものもないのに、なんとなく自分も買わなきゃいけない気になったり、皆が買っているから、自分もたくさん買っていいのだと思ったりして、買い物してしまう。
この置き換え行動は?
あえて買わない挑戦をおすすめします⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
その挑戦は長々とやる必要はありません。
今年のクリスマスは買わない、この誕生日では買わない、今年のブラックフライデーでは買わないという短期決戦の買わない挑戦です。
人が買い物をがんがんしているときに買わない挑戦をしてみると、多くの場合、べつに買わなくても困らないことに気づきますし、何もこのタイミングで買う必要もないとわかります。
少しばかり買ってしまっても、挑戦をしているとしていないとでは、買い物量がずいぶん変わるでしょう。
■関連記事もどうぞ
買うきっかけを見つける:本気で服の買いすぎをやめたいあなたがすべきこと(その3)
買い物するきっかけ、考えたことありますか? 見極めて対策する方法教えます(前編)
買い物するきっかけ、考えてみましたか? 失敗するパターンから抜け出す方法(後編)
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買い物のきっかけを見つけて、置き換え行動をすることをおすすめしました。
きっかけを見つけるだけでも、買い物習慣を変えるのに役立つので、買い物したあとは振り返る習慣をつけてください。