クローゼットから服を取り出す。

ミニマルな日常

最終更新日: 2024.04.30

クローゼットをスッキリさせたいなら収納テクに走らないほうがいい。

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クローゼットや洋服ダンスに、衣類がびっしり入っていてうんざりしていますか?

そんな人に、クローゼットをスッキリさせる簡単なコツを紹介します。

ポイントは、収納に凝りすぎないことです。



0.収納で解決しようとしない

「クローゼッㇳ スッキリ」という言葉で検索すると、収納に関する話がたくさん出てきます。いわく

・空間を上、中、下に仕切って使い分ける

・奥行きに合う収納ケースを使う

・収納スペースを増やす(壁面収納、吊り下げ収納、引き出しケースの利用etc.)

これは、クローゼットやたんすのスペースを余すところなく(100%+アルファ)使いたい人むけのアドバイスです。

そして、収納スペースを100%以上使おうとするから、カオスになります。

たとえ、おそろいのケースにきれいに収納していても、ものすごく息苦しいクローゼットになります。

服をたくさん詰め込もうとするから視覚的ノイズが増えるのだから、詰め込むのをやめればスッキリします。

収納に頭を悩ませる前に、以下にあげる基本的な方法を試してください。

1.服を減らす

クローゼットの中がぐしゃぐしゃになってしまうのは、中身が多すぎるからです。

中身の大半は衣類ですから、もっと衣類を減らしましょう。

あまり着ていない服を手放すこと。

これがクローゼットの混乱を解決する一番のコツです。

とりあえず、ハンガーを自由に動かせる程度になるあたりまで、服を減らしてください。

服の減らし方や捨て方は、過去記事にたくさん書いています。

どうしても洋服を減らすことができない人へ。ハードル低めの服の減らし方7選。

本気で服の買いすぎをやめたいあなたがすべきこと(その1:傾向調べ)。

あまり着ていない服を所有するのをやめてしまえば、特別な収納をしなくても、クローゼット、洋服ダンスともに使いやすくなります。

私は自分の衣類はダウンジャケット以外はすべて、部屋にある作り付けのクローゼットにかけ、Tシャツ、ソックス、下着などは、高さ25センチで縦30センチX横30 センチのカゴに入れています。

バスケット

スッキリ収納に必要なのはこれぐらいで、空間を仕切ったり、新たにケースを買ったりしなくてもいいのです。

ちなみにこのカゴは引っ越し先には持っていきません。





2.かさばる服は別のところに収納する

クローゼットやたんすに十分な収納スペースがないなら、かさばる服を別の場所に保管してください。

たとえば、冬のコート、ダウンジャケット、ふくらみのある服、年に1度も着ない特別なイベント用の服。

ふくらみのある服の例:エリマキトカゲの衿みたいなのがついている分厚いニット。この説明ではわからないですかね? それから、私のクローゼットにも1着ありますが、飾りやパッドがついて、場所を取っている服。

これは、娘が高校の卒業パーティで着た赤いドレスで、胸のところがパッドでふくらみ、大きなビーズやスパンコールいっぱいついていて、ふつうの服よりスペースを取っています。

娘が「捨てないで」と言うので、ぶら下げてありますが、スペースの余裕がなければ、人の服はまっさきに取り出すべきです。

いつも使うクローゼットには、本当によく使う服だけをかけておきましょう。

3.ハンガー1つに服1着

1つのハンガーに、2着以上、服をかける人がいます(私の母)。

ハンガーに複数の服をかけると、そのハンガーが担当しているエリアのボリュームが増えるし、下になっている服を取り出しにくいし、見た目もあまりよくないので、ハンガー1つに服1着を厳守しましょう。

ハンガーにかけにくい服を折りたたんで無理やりハンガーにかけることもおすすめしません。

パンツは、できれば専用のハンガー(はさむタイプ)を用意してかけてください。

パンツを折ってかけるタイプのハンガーもあるので、はさむのが嫌な人は、こうしたハンガーを利用するのもいいですね。

4.クリーニングの袋は取る

服をドライクリーニングに出すと、クリーニング屋さんが、針金のハンガーにつるし、ビニール袋をかぶせてくれます。

もし、そのままクローゼットにかけているなら、袋は取って、ハンガーも、自分がいつも使っているものに変えたほうが見た目がスッキリします。

そもそも、服にビニール袋をかけておく必要はないし、むしろ通気性が悪くなるので、湿気やカビの原因になります。

5.ハンガーの数を減らす

ハンガーの数が多いと、その分だけ、服をかけてしまうので、意識的に減らしてください。

できればハンガーの種類はそろえたほうが、見た目がスッキリします。

私は、自分の部屋のクローゼットでは、黒い木のハンガーを5本、廊下のクローゼットでは、白いプラスチックのハンガーを5本使っています。

引っ越し先には、「廊下のクローゼット」がないので、木のハンガーをもう5本買うつもりです。

同じハンガーは、同じ場所でかためて、いろいろなハンガーが混在しないようにしたほうが、スッキリ度が増します。

6.服以外のものはハンガーにかけない

バッグや帽子、その他、服ではないけれど、ファッションに関係あるものを、無造作にハンガーにかけないでください。

服を取り出しにくくなるし、確実に視覚的ノイズになります。

視覚的ノイズ(見た目のごちゃつき)を極力なくすコツ(その1)~飾り物を減らす。

実をいうと、私も、自室のクローゼットの左のはしっこにヘッドフォンをかけています。

でも、このクローゼットは、そんなに服がかかっていないので、はしっこにヘッドフォンをかけていても、見た目を損ないません。

服がいっぱいかかっているクローゼットには、余計なものをかけないでください。

7.クローゼットを「何でも入れ」にしない

クローゼットも洋服ダンスも、服をハンガーで吊るした足元に、デッドスペースができます。

このスペースにいろいろなものを押し込むのはやめましょう。

1個ぐらいだったらいいですよ。私も、自室のクローゼットに、ノートパソコンを立てて収納しています。これぐらいなら、ごちゃつき要因にはなりません。

問題はランダムなものをどんどん置いてしまうこと。

クローゼット全体が視覚的ノイズになるのは、服のかけすぎもありますが、服の下にできるスペースにバッグやら折りたたんだ服やらを置いてしまうからなんです。

服の下は収納スペースだと思わないほうがいいです。

ここに何も置かなければ、ハンガーから服が床に落ちたとき、一目瞭然。すぐに拾って掛け直せます。

服の下にできるスペースがカオスになっていると、ここに服が落ちても、気づかないというか、そのままにしても平気な雰囲気になってしまうので、ますますカオスになります。

クローゼットには、クローゼットに関係のあるものだけを入れるようにし、少しでもスペース(余白)を作ることを意識してください。

その他、視覚的ノイズを作らないために

余力のある人は、ワンピースはワンピース、ジャケットはジャケットと、かためてかけたほうが見た目がスッキリします。

でも、服の数がそんなに多くないなら、使った順番にランダムにかけても、ぐしゃぐしゃにはならないでしょう。

私は、着用した服を左から、クローゼットに戻していますが、そんなに見た目にうるさくありません。

ほとんどの服の色が、グレーというか、派手な色の服がないせいかもしれません。

*****

クローゼットの中をきれいに見せる工夫を紹介しました。

繰り返しますが、服の数を制限してしまえば、その後は、特にお金、時間、意識、労力を使わなくても、勝手にスッキリしたクローゼットになります。

こんな簡単な解決法があるのに、なぜあそこまでクローゼットの収納に苦心するのか?

収納が趣味で楽しいなら、クローゼットの収納にこってもいいですが、他にやりたいことがあるなら、着ない服を手放すことが一番の近道です。

プロジェクト333などをやって⇒ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。

服を減らしてみてください。

服の収納に関するストレスから開放されますよ。





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