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今月は、毎週火曜日を「活用日」として、死蔵品を使うことをおすすめしています。
今回は、思い出品を活用するアイデアを7つ紹介しますね。
最後に掲載誌の告知もあります。
忘れ去られた思い出品
私たちの家には、思い出が詰まった品々がひっそりと眠っています。
それらは、かつての大切な瞬間や感情を閉じ込めた宝物ですが、日々の忙しさの中で忘れ去られてしまうことが多いもの。
活用日をきっかけに、思い出の品物に再びスポットライトを当ててはどうでしょうか?
「いつか時間ができたときにノスタルジーに浸ろう」。
そんな「いつか」を待つのはやめ、きょう、実際に思い出品を使って特別な時間や、心温まる瞬間を楽しんでください。
1. 写真をインテリアに
アルバムに貼った昔の写真からお気に入りを選んで、インテリアとして使います。
ありふれたアイデアですが、古いアルバムをわざわざ引っ張り出す人は少ないと思います。
あえて、大昔の写真を使ってみましょう。
たとえば、お気に入りの写真をフレームに入れて飾ったり、写真をコラージュして壁に貼ったり。
思い入れのあるデジタル写真が多いなら、専用のフレームを使うと、手軽に見ることができます。
私も、以前、母からもらった絵手紙を全部デジタル化しました。
思い出系の本と絵手紙の断捨離をする:ミニマリストへの道(96)
多くの人は、何も考えず、どんどん写真をためますが、ただ持っているだけでなく、実際に何らかの形で今の生活に活かしたほうがいいのではないでしょうか?
そうしないと全く見ることがないまま、一生を終えてしまうかもしれません。
2. 古いアクセサリーをつける
おばあさんやお母さんから譲り受けたブローチやイヤリング、ネックレスなどを実際に使ってみましょう。
もらったときは、自分に合わないと思ったものでも、時間が経って、自分が年を取ったら、意外と雰囲気がマッチするかもしれません。
アクセサリーにも流行があるので、今の時代に合うものもあるかもしれませんよ。
今、ちょっと調べたら、今年の春夏は、存在感のある大ぶりのアクセサリーや、赤いものが流行っているそうです。
ソース⇒The Spring/Summer 2024 Accessories Trend Report | Marie Claire UK
先日、お母さんの遺品を自分で着ることにした読者のお便りを紹介しましたが、
これも、思い出のある死蔵品を使ういい例です。
どう考えても古臭くて使えないなら、現代風のものに自分で作り変えるか、プロにリメイクしてもらうといいでしょう。
もしくは、別のアクセサリーと組み合わせると、日常的に使えるアイテムとして蘇るかもしれません。
3.昔の手紙やカードをしおりに使う
古いカードがたくさんあるなら、しおりとして使いましょう。
丸ごと使ってもいいですが、気に入ったデザインの部分だけ切り取ってラミネートすると、特別なしおりができます。
私は手仕事が苦手なので、そのまま本にはさみますが。
手紙も、厚紙にコピーしてしおりにしてしまえば、見るたびに思い出が蘇ります。
カードはギフトタグやコースターなどに作り変えることもできるので、クリエイティビティを発揮して作ってみてください。
もちろん、写真のようにインテリアとしてディスプレイすることも可能です。
4.手作りの布小物を日常的に使う
お母さんが作ってくれたキルトや、おばあさんが作ってくれた編み物のパッチーワーク、自分が作った布バッグなどを、ふだん使いしてみます。
キルトはそのまま寝具になるし、クッションカバーや、ソファかけ、ひざかけとしても使えますよね。
手芸が得意なら、自分で少しアレンジすれば、もっと使いやすくなるでしょう。
たとえば、刺繍やアップリケを施す、バッグやポーチに作り変える、人形の服にするなど。
私は布っぽいものはすべて、「ぬいぐるみ(ペンギン)に使えないかな?」と考えてみます。
今はやっていませんが、ハロウインやクリスマスなど、季節のイベントがあるときは、それっぽい布切れや飾りをぬいぐるみにつけて、季節感を演出していました。
5.思い出のある食器を普段の食卓で使う
昔自分で買ったり、家族や友人からもらったりした思い出の食器を、実際に使ってみます。
まずは、箱から取り出してください。
食器はもらう機会が多いので、押入れの中にたくさん入っているかもしれません。
今、使っているセットがあるから、思い出品を使わないのでしょうが、とりあえず、1つだけ取り出して使ってみて様子を見てください。
しまいっぱなしにしておくよりずっといいです。
茶碗や小鉢は、食器としてではなく小物入れや、キャンドルホルダー、ハーブの鉢などにも使えます。
もちろん、ディスプレイにも使えます。
図書館でこういう本を借りてきて見てみると、さまざまなアイデアが浮かぶでしょう。
6.古い手紙や日記を読む
大昔に書いた日記やもらった手紙、自分で書いたノートやメモを、今日から、1日15分ぐらい読んでください。
読むために取ってあるんですよね?
読んで、印象的だった言葉やエピソードを改めて文章にしてSNSで発信したり、ブログに書いたり、別のノートにまとめたりすると、古い記録を現在進行形で、自分の生活に活かすことができます。
私は、自分で書いたノートは読み返さないので、ノートも日記もどんどん捨てますが、大切に取ってある人も多いと思います。
自分が書いたものの中から、人生の知恵をすくいとり、付箋に書いて、目につくところに貼ったり、手帳に書き留めたりして、生きるためのリマインダーとして使いましょう。
7.記念のイベントで着た服を普段着にする
結婚式など特別なイベントのために用意して、そのとき着ただけでずっとしまってある服を普段着にします。
そのままストレートに着られるものもあるでしょうが、多少はアレンジやリメイクを要するものもあるでしょう。
ウエディングドレスや子供の制服のように、あまりにも特殊で用途が限られるものは日常使いが難しいので、解体してべつのものに作り変えるしかないと思います。
そういう服はこの機会に、寄付や処分をおすすめします。
子供の制服を捨てられない人がいると聞いて、びっくりしましたが、調べてみると、何年間か保管する人が意外といるようです。
制服は学校に寄付できるのではないかと思うのですが、もしあなたがうっかり制服をキープしてしまったなら、今日、どうするか考えてください。
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掲載誌のお知らせ・ESSE9月号
告知するのをすっかり忘れていましたが、8月2日発売のESSE (エッセ) 2024年9月号に私が監修した記事がのっています。機会があったら読んでください。
「50歳はひとつの節目! 幸せになる手放し方レッスン」というタイトルの記事で、「もの」と「メンタル」の両方で、捨てたほうがいいものを紹介しました。
メンタルが整っていないと、物理的なものが増えるので、メンタル面の掃除に励めば部屋もきれいになります。
雑誌のESSEにリンクしましたが、これは660円です。もう1つ、1150円の特装版というのがあり、何が違うのかわかりませんが、こちらは付録に「スヌーピーのBIG!保冷トートバッグ」がついています。
特装版は、バッグが欲しい人むけに発売されているのでしょうか?
ものを勧める内容の雑誌に付録をつけることがためらわれたのか?
特別な版を作って、希少価値をあげている?
2種類ある理由はわかりませんが、将来、エッセの方とお話することがあったら、聞いてみます(覚えていたら)
もちろん、デジタル版もあり、すでにKindle Unlimitedの読み放題対象になっています。
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思い出の品として死蔵品になっているものを活用することをおすすめしました。
家の中に眠っているものの大半が思い出の品なので、活用すべきものはたくさん見つかると思います。
使うことができないものは、あきらめて捨てたほうがいいかもしれません。
では、次の活用日の記事をお楽しみに。