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趣味の本を捨てられない、お気に入りのコートを手放せない、思い出の写真に執着してしまう。
こんなメールをよくいただきます。
そこで断捨離がストップしているなら、もっと捨てやすいものを捨てるほうにシフトしてはどうでしょうか?
「すごく思い入れのあるもの」を捨てようとがんばると疲れます。
行き詰まりを打開するために、寝室からすぐに捨てられるものを9つ紹介します。
いずれも執着しにくいものなので、短時間にさくさく捨てることができるでしょう。
記事の最後に掲載誌のお知らせをしています、
1.余分な寝具
寝具はかさばるので、使っていないものからどんどん手放していきましょう。
寝具に思い入れをもつ人はいませんよね?
昔、母が、母の兄が亡くなったとき、香典返しとして、青い毛布をもらったことがあります。
毛布を持って帰った日、母は「これを兄さんだと思ってかけて寝るわ」と言っていました。
でも、母が毛布を「兄さん」だと思っていたのは、たぶんその晩だけです。
青い毛布は、そのうちふつうの毛布になりました。
寝具のような実用的なものには、執着したくてもできないのです。
過去1年、使う機会がなかったものは、処分を検討しましょう。
2.傷んだシーツや毛布
「ちょっと傷んだから新しいのに買い替えて、最近は使っていない」。
そのような寝具も、処分しましょう。
痛み具合にもよりますが、まだ使えるなら、寄付してもいいですね。
シーツのような布は、ウエスにしたいと思うかもしれません。
ですが、うっかりウエスにしてしまうと、大量にできあがるので、明確な使い道がない限り、可燃ごみ、もしくは古着や古布の回収に出すほうが無難です。
私も古いTシャツやソックスはウエスにしますが、シーツでウエスを作ったことはありません(シーツは1枚しか使っていないので余分がないという理由もあります)。
ウエスでそのへんを拭き掃除しても、1回で捨ててしまうほどには汚れないので、人によっては洗って何回も使います。
特にものを捨てられない人ほどそうなので、ウエスは作りすぎないようにしましょう。
ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
3.壊れた目覚まし時計
微妙に調子の悪い目覚まし時計がありませんか?
修理するつもりがないなら断捨離しましょう。
最近、多くの人はスマホのアラームで起きています。目覚まし時計が余っているかもしれません。
アラーム時計はおまけでもらうこともありますから。
以前、こんな記事を書いていますが⇒無印良品の小さな置時計をシンプルライフのお供にしてます
私も昔は、必要以上に置き時計や腕時計を持っていました。でも今は本当に使うものだけを持っています。
しまい込んでいる時計があるなら、引っ張り出して、この先もいるかどうか考えてください。
4.積み上がった雑誌や本
本を読むのが好きな人は、ベッドサイドに本が積み上がっている可能性があります。
かつての私もそうでした。
私の場合は、積み上げるのが嫌いなので、すべてを横並びにしていましたが、これはこれでものすごい視覚的ノイズでした。
視覚的ノイズ(見た目のごちゃつき)を極力なくすコツ(その1)~飾り物を減らす。
今、紙の本は小さな本棚におさまる分しか持っていないので、かなりスッキリしました。
家中のあちこちに本を散らさず、一箇所に収納すれば、ベッドサイドに置かれる本は、今読んでいる本、2~3冊となるでしょう。
「1冊」と書きたいところですが、複数の本を同時進行で読む人もいるので、「2~3冊」にしました。
一番おすすめは電子書籍にすることですが、寝る前は、紙の本のほうが目にやさしいですね。
5.汚れたクッションや枕(洗濯できないもの)
私はベッドを使いませんが、ベッドの演出法として、いつも使う枕以外にもふかふかしたものを複数置くことがありますよね。
汚れたものをそのまま使っていると、ほこりが増えるし、人体にもよくないので、処分しましょう。
部屋のほこりを簡単に減らす9つの方法。まずほこりの元を断て。
ついで使い古した枕もチェックしましょう。
私の元夫が、枕をリビングルームのソファのクッションとして使っていた話を以前書いたことがありますが、ものすごく見た目が悪かったです。
ものを捨てることが苦手な人は、「もったいない」と思うあまり、部屋の美観を度外視して、古いものや壊れかけたものを未練がましくそのへんに置きます。
でも、寝室でこのようなことはしないほうがいいです。
眠りの質が落ちます。
落ち着く寝室の作り方~あれこれ物を揃えなくてもリラックスできます。
6.ベッド下に置いてあるもの
ベッドの下のスペースを収納に使っている人も多いと思います。
どうしてもそこに収納しないと困るもの以外は、場所を変えるか、手放すといいでしょう。
ベッド下は視界に入らないので、物を隠しておくのに最適なスペースです。だからこそ見せたくない雑多なものや、ふだん使わないものをどんどん収納してしまいます。
ですが、ベッドの下にいろいろものを置いてしまうと、掃除がしにくくなり、その結果、ほこりや汚れがたまっていきます。
ベッドの下は通気性が悪くて湿気がこもるので、衣類、ファブリック、紙でできたものを収納してしまうと、カビくさくなったり、虫がわいたりします。
おまけに、ふだんまったく視界に入らないから、中身を忘れてしまうのも問題です。
まあ、これは収納全般に言えることです。
7.多すぎる寝巻き
パジャマやガウンといった寝間着を複数持っていたら、使っているものだけを残して、ふだん着ないものは手放しましょう。
赤ちゃんや子供は、年々サイズが変わるので、年に何着も必要でしょう。
しかし、大人はもうサイズは変わらないので、そんなに次々と買う必要はありません。
それなのに、セールで、毎年のように買っていませんか?
寝間着は通常、夜間しか着ないので昼間着る服よりさらに、着用の機会がありません。
ついでに部屋着も見直しましょう。
8.睡眠関連の細々としたグッズ
充実した眠りを実現するために買った小物も見直しましょう。
たとえば、スリッパ、室内履き、アイマスク、ナイトキャップ、バスローブ、寝室専用のソックス、ファブリックに振りかけるアロマスプレーなど。
これらの小物はパステルカラーで、手ざわりがやわらかく、見た目が夢々しいものが多いです。
すべて、リラックスするために手に入れたはずです。きっとどれもが機能的でしょう。
ですが、たくさんあると、逆にリラックスしにくい環境を作ってしまいます。
一度、まとめてそのへんに置いてみてください。リラックスできますか?
9.中途半端に使ったコスメ
朝や夜のスキンケアグッズを寝室に置いている人も多いかもしれません。
でも、そのコスメ、寝室で使うのがベストでしょうか?
ナイトクリーム、ハンドクリーム、リップバーム、香水のたぐいを置いていたら、すべて洗面所に移すことを検討してください。
そうすれば、ベッド周りに、メイク落としシートやパックのパッケージが散らかりません。
間取りによっては、寝室に置くしかない場合もあるでしょう。
そのときは、数を減らし、使ったあとはきっちりふたをし、中途半端に使って放置しているものは捨てるなどして、散らかさないようにしましょう。
■関連記事もどうぞ⇒これは捨てよう。ミニマリストなら持っていない物、寝室編
PHPくらしラク~る♪ 2024年10月号
9月10日発売のPHPくらしラク~る♪ 2024年10月号に、『物欲高めの私でも「買わないチャレンジ」できますか?』という記事を執筆させていただきました。
タイトルにあるように、買うのがあたりまえになっている人のための記事です。
ぜひ、お近くのコンビニや書店でチェックしてください。
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お気に入りのものを捨てることができず、断捨離が停滞している人にもっと捨てやすいものを捨てることをおすすめしました。
質のいい睡眠を取れると、昼間元気に暮らせるので実は寝室はとても重要な部屋です。
寝室がスッキリしていると健康に直結しますから、物置き場にしないようにしましょう。