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今日は最近の私がしている節約法を5つ紹介します。
2024年の春、私は一人暮らしを始めました。住む場所が変わり、生活費をすべて自分でまかなう必要が出てきたので、以前にもまして、家計とまじめに向き合っています。
これまでも節約は心がけていましたが、実際に一人で暮らしてみると、想像以上にお金が出ていく場面が多く、「これは本腰を入れないとだめだ」と感じるようになりました。
私の節約法は、無理に我慢したり、極端なことをするわけではありません。日々の暮らしの中で、できることを少しずつ続けていくやり方です。
派手なテクニックではありませんが、続けやすく、暮らしが整う方法なのでぜひ参考にしてください。
1.家計の見える化
節約法で、まっさきにおすすめしたいのは、収入と支出を把握することです。
ここ2年ぐらい支出をエクセルでつけていましたが、引っ越しをした直後、家財道具を買う機会が度重なり、記帳が追いつかなくなりました。
さらに、エクセルだとどうしても、「お金を使っている感覚」が希薄になるので、今年から手書きの家計簿に変えました。
といっても、複雑なものではなく、iPadのノートアプリにスケジュール帳を1冊ダウンロードし、うしろのほうについているお小遣い帳っぽい家計簿にお金の動きがあったら手書き(アップルペンシル使用)でつけています。
一般の家計簿のように費目はつけません。
ただ、支出は支出は以下の5つの項目に分けて記録しています。
・生活費(家賃、通信費、サブスクなど)
・仕事の費用
・食費
・日用品
・その他(趣味やお小遣い的な出費)
月末に締めて、それぞれの金額を合計し、収入から引いて、「あ〜、これだけ赤字だ」と現実に向き合っています。
月初め、たいてい2日にその時点での全財産を書き出して、前月の数字と比べることもします。
たったこれだけのことですが、無駄遣いしている場所がわかり、翌月の節約目標が思い浮かびます。
頭の中だけで、「だいたいこれぐらい使ってるかな〜」と思っているだけだと、意外に漏れがあるので、簡単な記録でいいのでつけてみることをおすすめします。
2. 服を買わず、あるものを着る
洋服代は、うっかりすると大きな出費になります。私は若いとき、給料の大半が洋服に消えていました。
しかしそんな暮らしはミニマリストになってからは完全に卒業しました。
ここ数年ほとんど服を買っていません。娘が着なくなった服をもらって着ているからです。
娘の服のセンスは私とは少し違いますが、レギンスやTシャツなどベーシックでサイズの許容範囲が多いものをもらえば、ふだんの服には困りません。自分では買わない色味でも、意外と気に入るものもあります。
私はもともと、落ち着いた色やシンプルなアイテムが好きで、流行は追わないのでこれで十分です。
基本的に、トップスはTシャツ、ボトムスはレギンスで、寒くなればそのうえにパーカーやアウターを重ねるスタイルなので、同じようなものを通年で着ています。
ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)
私のようにすべての服を他人のおさがりで済ますのは難しいだろうし、特におすすめもしませんが、部屋着やちょっとそこまで着ていく服は、家族とシェアすると、買い物に行く回数が減ります。
また、「新しい服が必要かも?」と思ったとき、「あるもので工夫できないか?」と考えるようになるので、結果的に、お金も時間も使わずに済みますよ。
3. 使うアイテムを減らす
日用品や化粧品などの消耗品も、度重なれば出費がかさみます。私は、そもそも使う種類を減らして、節約につなげています。
たとえば、洗剤。今、用途ごとにいろいろな洗剤が出ていますが、私が使うのは衣料用の1本とディッシュウォッシャー(食洗器)用のもの、食器洗い用のもの(手洗いする場合)のトータル3種類です。
住宅用の洗剤は重曹、お酢、アルコールを使っています。
化粧品も同じで、昔は化粧水や乳液、美容液を使っていましたが、今は基本的に何もなし。
乾燥が気になるときだけ、アーモンドオイルを塗っています(めったに塗りませんが)。メイクもしないので、化粧品にはいっさいお金を使っていません。
化粧に時間や多大なエネルギーを注ぐのはやめて、素の自分と向き合うすすめ。
カナダではペーパータオルを使うのが一般的で、私も引っ越したときに、安くて薄いのを2ロール買いましたが、できるだけ使わず、可能な限りウエスで汚れを拭いています。
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皆が使っている、長年使うのが当たり前。そんなアイテムの中にも、意外と「もう使わなくてもいいもの」がひそんでいます。
持つアイテムを絞ると、家の中もスッキリするので、家事が楽になります。
4. サブスクの見直し
少額でも毎月引き落とされるサブスクリプション。数が多いと馬鹿にならない出費になります。
今年になって私が見直したのは、動画配信サービスです。
以前は、娘が見ることもあり、Netflix、Disney+、Vikiという3つの動画配信サービスと年間契約をしていました。どれもそれぞれに魅力があり、観たい作品があったからです。
しかし、Netflixのスタンダードプラン(ゲストアカウントを作るときはこのプランになる必要がある)がゲストアカウントを加えると、25ドル以上になったとき、契約をキャンセルすることにしました。
結果、これら3つのサービスをすべて解約し、U-NEXTに一本化しました。
U-NEXTは月額20ドルちょっと(2,189円)で、料金が少し高めですが、コンテンツの種類と量が多いので、一番オールラウンドなサービスだと思います。
ここで見られないのは、ほかのストリーミングサービスのオリジナル作品ぐらいです。
娘も転職して、夜勤がなくなり(以前は夜勤中によくNetflixを見ていた)、平日もほとんどテレビを見ている時間がないので、当分、U-NEXT1本にするつもりです。
ストリーミングサービスとしては、カナダのアマゾンプライムも契約していますが、こちらは主に買い物に使っています。
サービスを一本化しても不便はなく、むしろ選択肢が絞られたので、どこのサービスで何を見ようかと迷うことがなくなり、あまり使っていないサービスが生じることもありません。
サブスクで配信されるコンテンツを見なくても、ほかに楽しみはいくらでもあるので、少なめに契約しておいたほうがいいと思います。どうしても見たいものがあるなら、1ヶ月だけ契約すればいいし、私もそうしようと思っています。
5. 買わない挑戦
最後に紹介するのは、買わない挑戦です。
長年の読者にはおなじみだと思いますが、私はときどき、一定期間、何も買わないというルールを自分に課しています。
たとえば、「今月は食材以外のものを買わない」「今シーズンは服も日用品もゼロで過ごす」など。
今年は1年を通して、「よほど困らない限り新しいものを買わない」という挑戦をしています。
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買わない挑戦は、「我慢する挑戦」というより、自分の行動や感情を観察する時間ととらえています。
自分で制限をかけないと、なんとなくしてしまう買い物や、よく考えるとそこまで必要なかった買い物にお金を払うことが増えます。
私の場合、基本的な生活道具はもう揃っているので、それらが壊れない限り、買う必要はありません。
ときどきは誘惑に負けて買ってしまうことがありますが、1年ぐらい経つと、「やっぱりこれいらなかったなあ」と断捨離することが多いです。
買わない挑戦は節約以上にメリットがあります。たとえば、
・価値観を確認できる
・自制心が強化される
・本当にほしいものや必要なものが見えてくる
・あるもので工夫するようになる
・計画的に消費するようになる
・家の中にガラクタがたまらない
など。サステナブルな暮らしにもつながると思います。
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今、私が実践している節約法を紹介しました。
今回は書きませんでしたが、食品も食べきるようにしています。
野菜の切れ端は、スープにして消費。食材は週に1度、オーガニックスーパーから届けてもらっていますが、少なめにオーダーしているので、腐らせることはありません。
節約は、当たり前のことを確実に行えばうまくいきます。
そのために、自分の暮らしに目を向けることが重要だと感じています。