黒いスニーカーを持つ女性

断捨離テクニック

どんな思い出の品を残すべきか? 残す物がわからない時読む記事。

思い出の品は持ちすぎないほうがいいですよ、とお伝えしていますが、「どんな物を残したらいんでしょう?」という質問をいただきました。

こんな思い出品を残すといい、と思うものを4つ紹介します。

まず、思い出の品とは何か、説明します。



思い出の品とは?

それがなくても、生活をすることができ、実際、全然使ったり、見たりしていないけれど、思い(愛着、執着)があって、捨てずに取ってある物。

具体例:

・初めての給料で買った万年筆(とうの昔に使わなくなってしまった)

・母親から譲りうけたアクセサリー類(趣味に合わないので、1度も使っていない)

・子供が小さいとき描いた絵や作文(段ボール箱に入れて、10年以上、納戸に放置)

・恋人(現在の配偶者)からもらった手紙(まったく見ないが、これも箱に入れて、納戸に放置)

・大学で使った教科書(箱に入れて押入れに放置。いつか読むかも、という非現実的な期待あり)

・若いころ趣味で集めていたちょっとアンティークな食器のセット(実用的ではないので全く使わない。どこにしまったか思い出せないが、家のどこかにあるとは思う)

・何となくとってある手紙、年賀状、カード類(箱に入れたまままったく見ない。どの箱に入れたかもわからない)

それを所持する意味や、家に置いておく理由は特になく、ただなんとなく、なしくずし的に持っているものは、「思い出の品」だと思います。





基本は全捨て

私は思い出の品なんてべつにいらないと思っているので、使ってないものは、捨てます。

つまり全捨てです。

しかし、全捨てというポリシーがあっても、100%捨ててはおらず、娘が赤ん坊のときの写真(紙焼きしたもの)の一部は、小さな箱に入っているし、自分の写真も5~6枚、ジップロック袋に入っています。

写真を入れている箱⇒子供の写真はこんなふうに断捨離し整理しました~ミニマリストへの道(17)

これらの写真は1年に1回ぐらい、娘が見て、おもしろがって、友人にスナップチャットで写真の写真を送っています。

どちらかというと、私はいらない物は捨てるタイプですが、それでもこのように思い出の品が少し残っているわけです。

ふだんあまり物を捨てない人は、「全捨てでいいや」と決めてしまうと、さくさく捨てることができ、しかも適度に残るので、全捨てするつもりで、整理するのがいいと思います。

次に、残すべき物を4つ紹介します。

1.実際に使う物

ふだん自分や同居の家族がちゃんと使う物を残します。

食器や飾り物など、しまいこまず、毎日使ったり、飾ったりするといいでしょう。

使うたびに、思い出にひたることができます。

思い出品を使うことができれば、手持ちの物の稼働率があがるし、わざわざ新しい物を買わなくてすむので節約にもなります。

思い出の品は、遠い過去に属する物ですが、使えば、今の自分の生活に組み込むことができます。

なんとなく取ってある写真や手紙などの、紙ものの思い出品も、今、使っている日記帳やスケジュール帳に貼れば、今の生活に導入できますよ。

私は写真アルバムは1冊も作っていませんが、娘の写真を切り取って、かつて使っていた連用日記に貼ったりしていました。

連用日記だから、毎年、貼ったページが巡ってくるので、そのたびに、「ああ、あのときはこうだったな」と思い出したものです。

この日記帳はすでに断捨離しましたが、去年まで使っていた10年日記にも、思い出品を貼りました。

貼ったのは、2014年に里帰りしたときに集まったレシートや映画の半券の一部です。

10年日記のすすめ⇒10年前の日記を読んで思うこと、そして日記をつけるメリット。

2.喜びをもたらしてくれる物

見るたびにうれしい気持ちやあたたかい気持ちになる物を残し、手元に置きます。

ポイントはしまい込まずに手元に置くことです。

私の娘は子供のとき、絵を描いたり、ちょっとした物を作ったりするのが好きだったので、たくさんの「作品」を残しましたが、大半は捨てました。

残しているものの1つが、小学校で作った風景画です。以前も紹介したことがあるでしょうか?

厚紙に発泡スチロールのようなプレートを貼り、その上に絵が描いてあります。

娘の作品

いまだに色がしっかり残っているので、アクリル絵の具だと思います。絵が素敵とかそういうのは全然なくて、単に、裏に私あてのメッセージが書いてあるので残しています。

娘の署名はぼかしました。

娘の作品(裏側)

本人の名前の横に描いてある顔はたぶん私の顔です。

幼い文字がかわいいし、「ママ、大好き」と書いてあるので、見ればいろいろと思い出しうれしい気持ちになります。

love という文字の上に、薄く打ち消し線をひいて、上に hate と書いてあるのも、娘らしいです。

この作品は小さいので邪魔にならないから、引き出しに入れてときどき眺めています。

3.ともに人生を歩みたい物

今も、そしてこれからも一緒に人生を歩みたいと思う物を残します。

上で紹介した、娘の風景画を、私はずっと持っているつもりです。

「生きているあいだは、ときどき見たいな」と思っているから。

4.自分が残したい物

自分が心の底から残したい物を残します。

時々、自分ではなく、他の人が残したい物を残す人がいます。

「嫁入りのとき、親がくれた家具だから、残したほうがいいよね」と思う物は、自分が残したい物というよりも、親が残したい物です。

実際は、親は「残してほしい」とは思っていることは少なくて、子供のほうが勝手に、「残すべきだよね」と思っています。

考えてもみてください。

自分が手元に置いてこれからも大事にしたい物なら、人にあげませんよ。

私の娘が、不用品を売って小遣い稼ぎをしていることは、これまで何度も書いています。

私は、「もう使わないな」と思う画材や雑貨で、新品に近いものは、「これ売っていいよ」と言って、娘に手渡します。

(あげる前に、本人に売る気があるかどうかの確認はします)。

ふだん使っている物や、好きな画材は、娘にあげません。

人にあげるということは、本人は、「これはもういらない」「自分はいらない」と思っている証拠です。

「残したほうがいいのかも」なんて遠慮をする必要は全くありません。

捨てるコツ3つ

最後に、思い出品を捨てるコツを3つだけお伝えします。

1)捨てているのは物であって、思い出ではない

今あなたが捨てているのは、物理的な物であって、その物にまつわりついている思い出ではありません。

物を捨てても、思い出は残ります。

とくに、「これはすごく大事な思い出なんだ。絶対忘れたくない。私の存在がかかってる」と思うような記憶は、これからも思い出します。

捨てて忘れてしまうような記憶は、そんなに大事なことではないか、実は、「思い出したくない」と思っている記憶です。

2)締めの儀式をする

手放す前に1度、締めの儀式をすると、さっぱりとした気分でお別れができます。

着物なら、一度着て写真を取り、ソーシャルメディアにアップするとか、飾り物だったら、玄関先に飾ってみるとか。

雛人形を捨てるまえに、飾ってみたと教えてくれた読者もいます⇒こうやって私は雛人形を捨てた(読者の体験談)。

ずっと前に買った語学の教材なら、1ページだけ、問題を解いてみるとか。「メルカリに売るから汚したくない」という人は、1ページだけ音読するのもいいでしょう。

「今までありがとう」と声に出していうのも、締めの儀式の1つですね。

3)パワー・オブ・ワン

パワー・オブ・ワンは Power of one で、「1のちから」です。1つだけ残すと、その1つに捨てたものを含めて、すべてのパワーが集約される、と考えてください。

本や映画など、作品が世に出る前に、たくさんの部分が捨てられます。

200ページの本を書く時、作者は200ページきっかり書くわけではなく、倍以上、場合によってはもっと、書いています。

私も、これまで本を3冊だしました。

「ブログの書籍化は、安直だ」「簡単に本ができていいわね」と考える人も多いかもしれません。しかし、1冊の本の原稿の元として、単純計算すると、私は、平均3000文字の記事を800~900本書いています。

物を捨てることがテーマのブログは、過去にも2つ作っていたので、それも計算に入れれば、もっと文字数を書いています。

そうやってたくさん書いた記事のエキスが本になっているので、好みは別として、どの本もそこまで内容は薄くないと思います。

映画も最終的な形になるまで、いろいろなシーンを撮影します。役者が自然に演技できるまで、何度もリハーサルをし、何度もカメラを回す監督もいます。

そのように、たくさんとったシーンや、役者が積み重ねた仕事の大半を捨て去るから、最終的に残った作品がパワフルなものになるのです。

「もったいない」という気持ちと戦いながら、たくさん捨てて残った思い出の品は、力のある本当の思い出の品です。

これからの人生のよき友となるでしょう。

思い出の品の捨て方、まとめ記事⇒思い出の品で家を倉庫にするな。たまりすぎた古い物を捨てるコツを書いた記事のまとめ。

*****

残したほうがいいかもしれない思い出の品を紹介しました。

思い出の品の価値は、きわめて主観的なものだから、万人が残すべき物なんてありません。

「誰が何と言おうと、私はこれを残したいのだ~~~~っ!!!」と思うものだけを残してください。





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