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多すぎる服を少し整理したいと思いながらも、なかなか減らせないなら、服を捨てるメリットを考えてみましょう。
服を減らすことにはさまざまな恩恵があります。
ただ単にタンスやクローゼットがスッキリするだけではありません。
時間、お金、心のゆとりももたらします。
洋服は自分を表現する大切なアイテムですが、持ちすぎると部屋が散らかり、管理の負担が増えます。
以下に洋服を減らすメリットを10個紹介します。改めて、自分と洋服との関係について考えてください。
1.クローゼットが劇的にすっきりする
洋服を捨てる一番のメリットは、クローゼットやタンスを気持ちよく使えるようになることです。
不要な服を手放せば、ハンガーをゆったりかけられ、1枚1枚の服を見やすくなります。
奥に押し込まれていた服や、存在を忘れていた服もなくなり、「何がどこにあるか」が一目でわかります。
取り出しやすく、戻しやすくなるので、いつも整った状態を保てます。
見た目のすっきり感はもちろん、毎朝クローゼットを開けるたびに感じていたストレスもなくなります。
片付けなきゃという義務感からも解放され、とても気持ちが軽くなるのです。
2.毎日の服選びに迷わなくなる
服を減らすと、朝の支度がとてもスムーズになります。
クローゼットにあるのは「本当に好きで、今の自分に合う服」「いつも着たいと思う服」だけ。
どれを選んでも失敗はないでしょう。
服が多すぎると、かえって『着ていくものがない』と感じるものです。
そこまで好きでない服や、似合わない服を取り除き、数を絞れば、迷うことはありません。
迷わないから朝の支度が簡単になり、ストレスなく1日のスタートを切れます。
服を捨てることは、時間を取り戻すこと。余った時間やエネルギーを、他のことに使いましょう。
着るものがない!と思うのは、服が多すぎるから~少し服を減らすコツ(準備編)
3.自分の「好き」が明確になる
服を減らしていくプロセスで、自分が本当に好きなものがはっきりしてきます。
残したいと思える服は、色や形、素材になにがしかの共通点があるでしょう。
たとえば、私は、肌に当たる服は天然素材が多く含まれているアイテムを選んでいます。
手放す服には「流行に流されて選んだ」「安かったから買った」「もらい物をなんとなく残していた」など、どこか妥協して持っていた服が多いのではないでしょうか?
このような違いを洗い出していくうちに、価値観や好みが明確になっていきます。
すると、着たい服や似合う服がわかり、いつものスタイルの軸が定まり、次の買い物もしやすくなるでしょう。
たくさんの服に囲まれていると、かえって自分のスタイルを見失うもの。少ない服を持ったほうが自分らしさが際立ちます。
マインドレスからマインドフルへ、ファッションを変えていく(TED)
4.無駄な買い物が減る
服を減らすと、必要な服が明確になり、余計な服を買わなくなるので、服に対する出費が減ります。
ワードローブ全体を把握できるようになるので、「家に似たような服があるのに買ってしまった」「安かったから色違いで何枚も買った」といった衝動買いも減ります。
少ない服で満足できるようになると、流行やセール情報に振り回されません。
「服を捨てるのはもったいない」と思うかもしれませんが、実は捨てたほうが、今後の出費を減らすことにつながるのです。
服の管理がラクになるので、ストレスも減るため、買い物でストレス解消する必要もなくなります。
5.大切な服をよい状態で保管できる
タンスやクローゼットに服がびっしり入っていると、服どうしが擦れたり、通気性が悪くなって湿気やカビの原因になったりします。
服を減らせば、収納に余裕が生まれ、風通しがよくなるので、そうした問題を回避できます。
スペースに余裕があると、スムーズに取り出せるので、服に負担がかかりません。
シワや型崩れが起こりにくくなり、お気に入りの服を長く大切に着られるようになるでしょう。
服を持ちすぎないことは、手持ちの服を長く大切に着ることを助けてくれるのです。
たくさんの服を持つより、少ない服を丁寧に着るほうが、満足度はずっと高いものです。
6.管理の手間が減る
洋服の量を減らすと、管理にかかる時間と労力が一気に減ります。
たとえば季節ごとの入れ替え作業。ぎゅうぎゅう詰めのクローゼットだと、衣替えに手間がかかりますが、服が少なければ数分で完了します。いえ、衣替えはもう必要なくなるでしょう。
洗濯や、洗濯した服をたたむ作業もラクになります。
必要最低限の枚数しかなければ、部屋の片隅やランドリーバスケットに服をため込むことなく、コンスタントに収納できます。
その結果、管理に使う時間もストレスも減ります。
服を減らすことは、日々の家事を軽くすることにつながるのです。
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7.部屋全体がきれいになる
衣類が減れば、タンスやクローゼットの中だけでなく、部屋全体がすっきりします。
収納スペースに余裕ができるので、服を出しっぱなしにすることが減るからです。
床や椅子の上に置きっぱなしの服、ハンガーラックにかけきれずそのへんに積んだ衣類。こうしたものが部屋からなくなります。
服の山が消えるだけで、部屋全体がスッキリ見え、よどんだ空気が一掃します。
もちろん、掃除や整理もはかどります。
きれいな空間は集中力や睡眠の質にも影響します。服を減らせば、部屋を倉庫ではなく部屋として使えるようになるでしょう。
8.精神的にラクになる
着ない服がクローゼットにぎっしり詰まっていると、「片付けなきゃ」「買ったのに全然着ていない」といった小さなストレスを日々、感じます。
余計な服を捨てれば、こうしたプレッシャーや罪悪感から解放され、心が軽くなります。
もう着ない服を手放すことは、過去の買い物ときちんと向き合い、前に進むきっかけになります。
見た目のすっきり感以上に、気持ちがすっきりするでしょう。
好きで、毎日の生活を支えてくれる服だけがクローゼットの中にある。こんな状態は安心感を与えてくれます。
9.身軽に旅行や引っ越しができる
服を減らしておくと、引っ越しや旅行のときの負担が減ります。
旅行のパッキングがとてもラクです。クローゼットを開ければ、いつも自分が着る必要な服が並んでいます。それをスーツケースに入れるだけです。「何を持っていこう」と悩むことはありません。
引っ越しも簡単です。
衣類は意外にかさばるもの。数が少なければ、段ボールの数が減って、荷造り、運搬、荷解き、収納とすべてがスムーズに進みます。
少ない服で暮らすことはフットワークを軽くすること。身軽な自分になれば、人生の転機や環境の変化に柔軟に対応できます。
10.家全体の断捨離が進む
服を減らすことが、他のものを捨てるきっかけになります。
多くの人は洋服をたくさん持っています。また、衣類は手に入りやすいアイテムなので、仮に捨てすぎても、買うことは簡単です。
数が多く、必要なときに入手しやすい洋服は、最初の断捨離に最適なアイテムです。
思いきって服を減らしてみると、想像以上に暮らしがすっきりし、ほかのものを減らす気になります。
特に、「服が大好きで絶対に減らせない」と思っていた人は、実際に減らせたときの達成感が大きいでしょう。
「絶対捨てられないと思っていた服を捨てることができた」という自信が、ほかのものを捨てる後押しをします。
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服を捨てるメリットを10個紹介しました。
手持ちの服を手放して、必要な人の手に渡るようにすることは、社会貢献やエコにもつながります。
このように、衣類の断捨離は、生活をよい方向に大きく変えるきっかけになります。
「もったいない」「まだ着るかもしれない」と思うかもしれませんが、あまり着ない服はさっさと手放したほうが、暮らしの質があがります。
服を減らすことは、何かを失うことではなく、新しい豊かさを手に入れることなのです。











































