お中元の包み

ミニマルな日常

お中元は届いた日が勝負。箱も包装紙も、その日のうちに行き先を決める

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お中元が届き始める季節になりました。

もらったときはうれしいものですが、夏が終わるころには、手つかずの食品や空き箱が、戸棚や押し入れに居座っていたりします。

毎年そうなる人に向けて、いただきものを家にためなくてすむよう、届いた日の段取りを紹介します。

ものがたまる原因は、品物や量のせいというより、処理のあと回しです。

裏を返せば、その日のうちに手を動かせば、もらいものは荷物になりません。

まずは、たまっていく仕組みから見ていきましょう。

いい品でも、しまった瞬間に出番が消える

お中元でいただく品の多くは、質のいいものです。

それでも残ってしまうのは、届いた日に何もしないから。

特にたまりやすいのは、日持ちのする品です。

インスタントコーヒー、海苔、そうめん、タオル。

すぐには傷まないから、あとで考えよう、と棚にしまいます。

その瞬間に、出番が遠のきます。

生活に合わないものもたまりやすいのですが、飲まない、使わない品でも、贈答の定番という理由で、毎年届きます。

私の実家にも、毎年お中元が届きました。

子どものころに多かったのは、石鹸の箱詰めです。

高校生のころは、ネスカフェとクリーマーのセットがよく届きました。

わが家はそれほどコーヒーを飲むわけではないので、戸棚にはいつも、封を切っていない瓶が何本も控えていました。

タオルもよく届き、使われないまま、押し入れで増えていきました。

販促品のうちわなら、受け取らない、という選択ができます。

ですが、お中元は相手の気持ちがこもった正式な贈答の品。

入口で止めるのは簡単ではありません。

だから、家に入れたあとの行動が鍵です。

食品はスピード勝負。その日の夕食に出すつもりで

お中元の主役といえば食品ですが、賞味期限があるので、のんびりしていられません。

箱から全部出して、その日のうちにどう扱うか決めてしまいましょう。

行き先は3つあります。

すぐ食べるものは、冷蔵庫や戸棚へ。

日持ちするものは、ふだんの食品ストックの棚へ。

家族の誰も食べないものは、おすそ分けして人の手に渡します。

箱に入れたまま、棚や押し入れに置きっぱなしにしないでください。

中身が見えず、存在を忘れます。

そうめんをいただいたら、その日の夕食に出すくらいのスピードを目指しましょう。

おすそ分けは、ためらわずに早めに渡してください。

棚に置いたまま賞味期限を迎えさせるより、おいしいうちに次の人へ回したほうが、相手にとっても、食べものにとってもいいです。

複数の品が同時に届いたら、賞味期限を見て、食べる順番をざっくり決めてください。

あとは、その順番どおり食べるだけ。

私も、いただきものは速攻で食べます。

おいしいうちに食べ切るのが、贈ってくれた人へのいちばんの礼儀だと思います。

自分が食べないものは、娘にあげるので、届いた日に、これはうち、これは娘の分、と仕分けてしまいます。

おかげで、わが家の食品のストックはいつも最小限です。

美しい箱と包装紙も、開封したその日に処分する

お中元の箱はしっかりした化粧箱で、包装紙も美しいものが多いですよね。

捨てにくいかもしれませんが、そのままにすると、紙の山ができます。

開封した日に、箱も包装紙も資源ごみの置き場へ移しましょう。

近いうちに使うあてがあるものだけ残します。

多くても2つまでと、数を決めてください。

上限があれば、新しく残したい箱が出てきたときも、古いものと入れ替えればいいです。

いつか使うかもしれない、ととっておくと、かえって使うことができません。

しまい込んだ紙や箱は、使うときが来ても、折り目がついていたり、サイズが合わなかったりして、結局出番がないまま古びていきます。

私の母は昭和8年生まれ、ものが足りない時代を生きた世代です。

箱はそこまでためていませんでしたが、包装紙と紙袋は問答無用でためる人でした。

私が子どものころから、母は大きなダンボール箱に、包装紙と紙袋をどんどん詰め込んでいました。

入れすぎて紙がくしゃくしゃになり、どれも使えない状態になっていたというのに。

里帰りするたびに、この箱の中を整理したものです。

うっかり紙袋をためこむなら、こう考えてください。

今は、包装紙も袋も、必要なときに安く簡単に入手できます。

実は私も、昔は箱や袋を処分するのがすごく苦手でした。きれいな箱や包装紙などは、クラフトに使えると思ってためこんでいました。

今でも、きれいだなと思うものが家に入ってきて、捨てるのが惜しいと感じることがあります。そういうときは、とりあえず写真に撮るようにしています。

そんな写真をSNSに投稿したこともあります。

こうやってきれいな姿を写真に残せば心は満足するので、実物はあっさり手放せます。

⇒とりあえずが一番危険。ダンボール箱をすぐ手放すコツ

⇒空き瓶・缶・箱を捨てられない人のための手放し術

迷ったときは三択で。使う・手放す・期限つきで保留

お中元では、タオルや洗剤、雑貨の詰め合わせも定番です。

食品とちがって食べれば終わり、とはいかないので、迷ったとき用に三択を用意しておきましょう。

使うと決めたものは、今日から使ってください。

タオルなら、今使っている古いものを掃除用に下ろして、新しいものと取り替えます。

洗剤なら、今のボトルの次に使う、と順番に組み込みます。

使う場面が浮かばないものは、手放します。

未使用できれいなら、寄付センターに持ち込んでも、人に譲っても、すんなり次の使い手が見つかります。

もらったものを手放すなんて悪い、と感じるなら、次のように考えてください。

贈ってくれた人の気持ちは、お中元をいただいたときに、すでに受け取っています。

使わない品物を持ち続けることが、感謝することではありません。

どうしても決められないものは、期限つきで保留にするといいでしょう。

日付を書いた付せんを貼って、保留専用の箱やカゴに入れておきます。

3ヶ月たって手つかずなら、手放し候補です。

何も考えず棚にしまい込むのは、期限のない保留をすること。ただのあと回しになり、結局は不用品のたまり場になってしまいます。

あわせて、いただきもの専用ゾーンを作っておくと、家じゅうに散らばらないので、消費しやすいです。

とは言え、私には、こんな専用ゾーンはありません。

たとえば、娘に黒豆の缶詰をもらったら、その場で缶詰の定位置に入れてしまうからです。

受け取ってすぐ置き場所が決まれば、ためておく場所はいりません。

ただ、もらったその場で片づけるのが難しいときもありますよね。

そういうときは、キッチンの棚の一角に小さなカゴを置いて、ここに入る分だけ、と枠を決めてください。

あふれそうになったら、中の何かを使い切るか、手放すかします。

⇒春のお祝いシーズン、贈り物に振り回されない5つのコツ

****

今回紹介した段取りは、お中元以外のすべてのギフトに使えます。

いつも、お中元がたくさん入ってくるなら、将来のことを考えて、贈ってくれる相手に、少しずつ好みを伝えていきましょう。

タオルはもう十分あるので、食べものがいちばんうれしい、というように。

私が住むカナダでは、贈りものは誕生日やクリスマスといったイベントに集中していて、義理の贈答はほとんどありません。

家に入ってくるものが少ないので、断る手間もなく、暮らしは思いのほか身軽になりました。

よかったら、あなたも身軽な暮らしを目指してください。

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