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もう使い終わったけど、何かに使えるかもと空き容器やガラス瓶を捨てない人はわりといます。
あなたの家がそうした空き容器だらけなら、中身がなくなったものをキープするくせを手放したほうが生活はシンプルになります。
空き容器を処分するコツを7つ紹介します。
1.すべて捨ててリセットし、その後必要に応じて手に入れる
とりあえず、家にある使っていない空き容器を全部捨ててください。
オリーブオイルの入っていたボトル、ジャムの瓶、ピクルスの入っていたジャー、紅茶の入っていた缶、せんべいやビスケットの入っていた缶、靴の入っていた箱、荷物が入っていた段ボール、何かが入っていた化粧箱。
例外なくすべてをきれいさっぱり捨てます。
その後、容器が必要になったら、そのタイミングで買ってください。
段ボールが必要になったら、アマゾンで購入できます。近所のスーパーやドラッグストアでもらうこともできるでしょう。
小物を入れるためのガラス瓶が必要になったら、100円均一ショップやホームセンターで調達します。
「100円」を使うのがもったいないと思うなら、ジャムを買って、食べ終わるのを待つか、中身は1食分ずつ冷凍するかして、中身を開け、その瓶を使ってください。
こうすれば、「いつか何かに使えるかもしれない」空き容器のストックがふくれあがることはありません。過不足なくものを持てるので、今より気分よく暮らせます。
2.ミニマリストのように暮らしてみる
ミニマリストは、本当に必要なものだけを持つようにする人たち。
ミニマリストになれとは、言いません。空き容器に関してだけ、「今、自分が必要なものだけを持って暮らす」という考え方を適用してください。
空き容器は、すでに役目を終わったものなので、捨ててもまったく問題ありません。
私も昔は、ショップの袋をためるタイプでしたし、ほんの15年ぐらいまでは、空いたパスタソースのジャーを何個か持っていました。
しかし、ミニマルライフを心がけているうちに、こうした「いつ使うのかわからないもの」まで、家に置いておくのがごく自然に嫌になり、使い終わったら、どんどん手放せるようになりました。
30日間ミニマリストチャレンジのススメ。1ヶ月だけミニマル思考で暮してみよう
3.入れるものがあればあるほど中身が増える、と考える
人間は空白やスペースを埋めたがる傾向があるので、よけいな収納スペースや収納グッズがあればあるほど、中身(たいていガラクタ)が増えます。
空き瓶や空き缶も同じです。空き瓶を活用したいがために、そのへんに散らばっている、本当ならさっさと捨てるべき雑貨を入れてしまうかもしれません。
従って、もしシンプルライフを目指しているのなら、空き容器を家に置いておくのは、ひじょうに危険なことです。
「いえ、私は空白を埋めたいとは思いません」とあなたは言うかもしれません。でも、ふつうは埋めたいと思うのではないでしょうか?
会話をして沈黙が続くと気まずいので、何かしゃべらなきゃと思いませんか? 何も話すことが思いつかないと、スマホを取り出して用事があるふりをしませんか?
スケジュール帳がすかすかだと、自分の人生が空虚に思えて、用事で埋めようとしませんか?
すきま時間ができるとスマホを使って情報収集をし、知識の空白を埋めようとしませんか?
空いているスペースがあると、ものを飾ったり、すきま収納グッズを置こうとしませんか?
空白を埋めるものは、必要だからそこに配置されるのではなく、空白のままにしておくのがいやだから、そこに置かれます。
空白を空白のままにしていても平気になるまで、よけいな空白を作るのをやめましょう。
収納スペースを減らせ:知らないうちに物が増えるのは、しまう場所があるから。
4.すべて1個ずつ残す
空き容器に家のスペースを奪われないために、それぞれのアイテムについて1個だけ残すというルールをもうけます。
これならば、「何かあったときに空き容器がないと困るかもしれない」という私には理不尽に思われる恐怖心をなだめることができるでしょう。
ショップの袋は1枚だけ、ジャムのびんも1個、段ボール箱もつぶして1個、香水の瓶も1つだけなら残してもいいとしましょう。
こう書きながら、私は「そんなもん、捨てたほうがよっぽどいいのに」とつくづく思いましたので、あなたも、手持ちの空き容器の在庫を調べながら、1つずつ書き出すといいかもしれません。
5.写真に撮ってSNSでシェア
缶や瓶がかわいいから捨てられないときは、写真に撮って、SNSでシェアします。
「どう、かわいいでしょう?」と皆に言えば、ほかの人が、「かわいい!」とコメントを入れるので、あなたの承認欲求は満たされます。
「いつか何かに使えるかも」と思っていた瓶やガラスを、自分の承認欲求を満たすために使うことができたのですから、「しっかり活用できた」と納得して、手放してください。
未練が残るときは、「かわいいものをすべて残す必要はない」という主旨の私の記事を読んでください。
かわいい雑貨への執着を手放す簡単な方法:ミニマリストへの道(85)
いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?
6.今すぐ使う。それができないなら捨てる
強制的に今すぐ使ってみましょう。ガラス瓶ならば
・乾物(ナッツ、パスタ、米など)、調味料、スパイスを入れてみる。密閉性が高い瓶におすすめです。
・キャンドルホルダーにする
・花瓶や植物を入れるものにする
・ボタンやちびた鉛筆など、細々としたものを入れる
・ペン立てにする
・ジャムを作って、中に詰め、ギフトにする
・理やりミルクやコーヒーを入れて飲む(食器として使う)
・調理ツールとして使う(蒸し料理のレシピ本を見ていたとき、メイソンジャーに中身を入れて蒸すアイデアを見かけました)
・未来の自分への手紙を書いて、タイムカプセルのように庭に埋める
なんでもいいので、24時間以内に使ってみましょう。
使うことができないなら、もうあきらめて処分してください。
使ってみた結果、どこか無理やり感があるなら、捨てたほうがいいです。
時間がたっても、その無理やり感は解消されません。
7.客観的に考える
きれいな箱や瓶に対して、あまりにも感情的になりすぎているのかもしれません。もっと理性的に考えてください。
ガラス瓶や空き容器、ショップの袋を捨てられない二大要因は以下だと思います。
1)いつか役立つときが来るかもしれないから、捨てるのはもったいない
2)きれい/かわいいから手放し難い
確かに、持っていれば、いつか役立つときが来るかもしれません。
でも、いつ来るかわからない時のために、たくさんのガラス瓶や空き容器を家に置いておき、物置や台所のスペースをあてがうのは、はたして、自分のためになる行動でしょうか?
1番に書いたように、空き容器が必要なときに調達したほうが、時間や意識といったリソースは無駄にならないと思います。
かわいいから手放し難いと思うときは、6番で紹介した、「かわいいものをすべて所有する必要はない」ことについて書いた記事を読んでみてください。
実際、たくさんある空き容器を今日、手放したとして、あなたの人生にどれだけの損失があるというのでしょうか?
むしろ持ち続けているほうが、損失があると私は考えています。
もったいないから捨てられないという人へ。それは自分の人生で本当に大事なものなんですか?
空き容器をためこむ人におすすめの過去記事
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空き箱、空きびん、段ボール箱を今すぐ捨てる:取っておきがちだけど捨てたほうがいいもの(3)
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その紙袋、今すぐ捨てましょう~つい取っておくものだけど、捨てたほうがいいもの(その1)
家にある紙袋を全部捨てても、生きるのに何の問題もない~実録・親の家を片付ける(5)
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空き容器をためこまない考え方や方法を紹介しました。
こうした瓶や缶を捨てないのは、生活習慣の1つです。「使い終わったら捨てる習慣」を取り入れれば、もうためこみません。
30日間チャレンジで、「使い終わったタイミングで手放す」ことを目標にしてやってみるのも効果的です。
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
私は、使い終わったものはどんどん捨てる生活を始めてから15年ぐらいになりますが、それで、何か大きな損失が出ていると感じたことはありません。