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50代の主婦筆子がミニマリストになった過程をたどっています。
前回は、身軽な独身から、いきなり子持ち主婦となり、物がどんどん増えてしまったところまで。
今回は、特に私の物が増えてしまったまずい生活習慣についてお話します。
育児と家事でいっぱいいっぱいの私
子供が生まれてしばらくは、育児と日々の生活に必死でした。
当時はまだ観光ビザで滞在していて、まわりに育児を助けてくれる親類縁者はおらず、思い出すのもいやなほど悲壮な日々を送っていました。
相変わらずシンプルライフを好んではいたものの、筆子は、この時期かえって物を増やしています。
やはり、生活が不安定で、ストレスがあったため、物を買うことで「一時的な幸せ」を手に入れようとしていたのでしょうね。
育児のためにずっと家にいた筆子は、周期的にいろいろなものに熱をあげていました。いわゆる「マイブーム(死語?)」です。
物が増えてしまった大本の原因は、ストレスですが、実際に物を増やしてしまったのは、3つのマイブーム、あるいは「よくない習慣」のせいでした。
シンプルライフ暗黒時代の3つの悪習慣
3つのよくない習慣は:
- オークション
- 懸賞
- 安物買い
です。
それぞれ、ハマった時期は違うのですが、どれも深刻な「物の増殖」と「現金の流出」をもたらしました。
1つずつご説明します。
オークション
子供が小さいとき、よくオークションで子供服を買っていました。基本的にカナダのe-Bayを使っていましたが、ヤフオクで買うことも。
母に親戚のお古をたくさんもらっていたものの、いずれも派手な服ばかり。筆子の趣味に合いませんでした。ポンポネットなど、物はよさそうな服でしたが。
一般に日本の子供服はよけいな飾りが多すぎるのではないでしょうか。ユニクロなどシンプルなものもありますけどね。
筆子はオシュコシュやGAPの古着を安くオークションで買っていました。そのうちに、アメリカのジンボリー(Gymboree)が気に入り、たくさん買い集めることに。
今、ジンボリーの店舗のディスプレイを見ると、派手すぎて目がくらくらしますが、昔は、可愛かったのです。
オークションブームは1年ほどでおさまりましたが、ためこんだ子供服をあとで大量に断捨離するはめになりました。
懸賞
子供が1歳をすぎるころ、少し育児に慣れてきたので、パソコンで懸賞によく応募していました。生活の足しにしたいという気持ちもがあったのですが、筆子のほしい現金は当たりませんでしたね。
しかし、いらない物はよく当たりました。
当時インターネット懸賞の黎明期で、今より当たりやすかったと思います。携帯ストラップ、Tシャツ、マグ、ボールペンなど、いくつも持っていても無意味、しかも会社の名前が入っていたりして悪趣味、さらにテイストもバラバラ、そして邪魔になるだけ、といった困ったものをボンボンもらってしまいました。
こうした当選品も、あとで捨てるのに苦労したものの1つです。
安物買い
懸賞ブームのあと、ちょっとの間だけでしたが、自分のためにプチプライスの服や雑貨を買っていた時期がありました。
利用していたのは楽天市場です。プチプラの服やコーディネートばかり紹介するブログを毎日見ていた時期があります。
「きょうのコーデ」を写真つきで見せてるブログです。筆子のファッションの傾向とは全然違うのですが、なぜか見てしまっていました。
プチプラというだけあって、みんな驚くほど安いのです。お店の客寄せ商品かもしれません。新しいお店のオークションにも入札して買っていました。
ふつうの服が100円とか200円、さらに送料無料で買えてしまうのです。
安物買いするついでに、福袋もいくつか買いました。福袋の購入は、ミニマリスト的には大きな問題をはらんでいます。
中身のわからない物がいっぱい入っている福袋。袋に入っている1つ1つの単価は安いでしょうが、1つ買うと、一気に数点の物が増えてしまう福袋は、断捨離やシンプルライフの敵です。しかし、当時はわりと喜んで買っていました。
幸いプチプラ買いブームは半年ほどで終わりました。生活が苦しくなり、プチプラでも買えない状況になったからです。
きょうのまとめ:インターネットショッピングは浪費のもと
オークション、懸賞、安物買い。筆子はすべてインターネットを利用して、自宅からやっていました。支払いはクレジットカードを使用。
インターネットショッピングは便利ですが、大きな危険をはらんでいます。実際にお店の人と現金のやりとりをしないので、それはまるで、仮想通貨を使ってするバーチャルゲームなのです。
しかしクレジットカードを使えば、確実に銀行の残高は減っていきます。
この続きはこちら⇒『天然生活』にあこがれながらも、捨てる道を選んだ理由とは?ミニマリストへの道(11)
『ミニマリストへの道』を最初から読む方はこちらから。
⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?【1】~物がたくさんあっても幸せではなかった
☆記事に書いたように、一時期、アメリカのジンボリーの服、そしてイギリスのMINI BODENの子供服をよく買っていました。と言っても、お金に余裕がないので、たいてい古着屋を利用していました。
アメリカのネットショップで、ブランド物の子供服の古着を専門に扱っている店があったのです。
今考えると、服は本当に買いすぎでしたね。子供が小さいときから、断捨離や、ミニマルライフを徹底しておけばよかったと思います。ただ、こういう生き方は、心の余裕がないとなかなか難しいな、と思うのも事実です。
ある程度ミニマムな暮しが確立していれば、子供がいようが、ペットがいようがやたらと物が増えることはないのでしょうが、この頃の筆子はまだまだ暮し方がゆれていたのです。