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ミニマリストへの道

最終更新日: 2022.09.11

「持たない暮し」をめざすとき絶対してはいけないこととは?~ミニマリストへの道(21)

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カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』を片手に、不用品をせっせとと捨てましたが、家はなかなかきれいになりませんでした。

カレンの本を買ったのが、2005年の春。翌年の夏に引っ越しをしましたが、このときあまりにもものがいっぱいで心の底からうんざりしました。

当時の筆子はカレン・キングストンのおかげで、捨てることはわりとできていましたが、家に入るものが相変わらず多かったのです。断捨離の「断」ができていなかったのですね。

特に筆子は雑誌やカタログを家に入れすぎていました。



無料・有料の雑誌がたまる

懸賞はやめたから、もう何ももらっていないと自分では思っていましたが、今思うと全然そんなことはありませんでした。

懸賞でモノを増やした話⇒筆子の物を増やした3つの危険な習慣とは?~ミニマリストへの道(10)

筆子はよくスーパーでロビンフッド(小麦粉のメーカー)が季節ごとに出している小さなお菓子のレシピの小冊子(うしろのほうにクーポンがついている)をもらっていました。

さらにクラフト(kraft foods)という食品メーカーが年に4回だしている料理雑誌をとっていました。これは申し込めばただで送ってもらえます。4,5年とっていたと思います。ここは年末にはカレンダーまでくれました。

とてもきれいなレシピ本で、各レシピではうまい具合に、クラフトの製品を使うようになっていました。クリームチーズとかスプレー缶に入っているホイッピングクリームとか。家はとても貧乏だったので、そんなにクラフトの製品は買いませんでしたが、スタイリングがおしゃれでかわいいものが多く、眺めて楽しんでいました。

さらに子供が小さいころは、育児雑誌をとっていたのです。雑誌の名前は忘れましたが「parents なんたら」という雑誌です。年間購読すれば、1冊がとても安く購入できました。これは2,3年とっていたと思います。

こういう雑誌をとっていると、シーズンになると、おもちゃのカタログが届きます。また、通販が好きだったので、アメリカのニーマンマーカスのカタログも家に来ていました。

ニーマンマーカスは高級デパートのカタログで、筆子には手の届かないぜいたく品ばかりのっています。一度だけ、夫のクリスマスプレゼントに、ここでカシミヤのマフラーを買ったら、わりと長い間、カタログが届いていました。

さらにミニボーデン(Mini Boden)というイギリスの子供服のカタログも来ていました。今サイトを見たら、そんなに可愛いとは思いませんでしたが、当時のボーデンの服は、シンプルで可愛いものが多く、娘のために服や靴をいくつか買っていました。

これよりちょっと前の話になりますが、日本の雑誌も定期購読していました。今はもうありませんが集英社から出ていた料理雑誌『TANTO』が好きだったので、1,2年とっていました。筆子、自分は料理が苦手で、やる気もないのにこんな雑誌を買っていたんですね。でもなかなかおもしろい雑誌でした。

さらに、「プチタンファン」という育児雑誌も1,2年買っていました。今は、ネットでいくらでも日本語を読めますが、昔は日本の新聞や雑誌をあまり目にする機会がなかったので、「TANTO」も「プチタンファン」も、届いたら、すみからすみまでなめるように見ていました。





結局みんな捨てた

こうしてカタログや雑誌を家に入れ、ためこんでいたのです。その後こうした雑誌はすべて断捨離しましたが、一度できれいさっぱり捨てたわけではありません。お気に入りのレシピや記事のページは切り取って、ノートに貼ったり、3つ穴のバインダーに閉じていました。

この作業をするのに数日かかりました。まとめきれないレシピの切り抜きが箱や袋の中に大量にたまっていました。

「レシピの切り抜きの整理はどうしたらいいのかしら」なんて考えて、これまた雑誌にのっている、人のレシピの整理の仕方を読んでみました。収納や整理の方法は、ごくたまに買う「クロワッサン」などで見ました。「TANTO」にものっていたかもしれません。

まだ、今のようにパソコンが普及していなかったので、ワープロに打ち込んでいた人の記事をよく覚えています。ズボラ主婦筆子は、「とても真似できない」とためいきをつきました。

インデックスカードに手書きでまとめて、材料ごとに区分けして、箱に入れている人もいました。こちらはワープロよりさらにハードルが高いです。

ノートに、手書きで、イラストをそえて書いている人もいました。絶対無理です。

自分にあったレシピの整理の仕方がわからず、切り抜いたレシピはずっと束になって箱や袋の中に入っていました。

わざわざ切り抜いたのに、それを見て料理を作ることはめったにしませんでした。

筆子は手元にそういうレシピの切り抜きがどっさりあるのに、何か作りたいときはインターネットで検索してレシピを探してしまうのです。

考えてみればこれはあたりまえです。レシピの切り抜きは材料ごと、とか、目的ごとに別れているわけではなく、筆子が「これはいつか使えるかも」と思って適当にちぎったり切り取ったモノが、無秩序にがさっと袋に入れてあるだけなのですから。

レシピの切り抜きは、ちゃんと使いやすいように整理しておかないと、後々うまく使えないのです。それに切り抜きが多すぎると、整理するのも一苦労。

全然使わないレシピの切り抜きなのに、なかなか捨てられなかった筆子。結局10年以上持っていて、ようやく去年捨てることができました。

料理本は全捨てしても大丈夫でした⇒料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない

ミニマリストへの道、この続きはこちら⇒「持たない暮し」をめざす人が絶対買ってはいけない3つのものとは?~ミニマリストへの道(22)

このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?【1】~物がたくさんあっても幸せではなかった

雑誌の定期購読はシンプルライフの敵

レシピを切り抜いたり、整理の仕方を考えたり、ファイリングしたり「捨てたいけど捨てられないな~」と悩んでいた時間はいったいなんだったのでしょう?

断捨離の練習だったと思えばいいのでしょうか?

「持たない暮し」をしたいなら雑誌の定期購読は、有料、無料かかわらずやるべきではありません。どうしても購読したいなら、新しい号が届いたら、前の号は捨てて自衛する必要があります。

これにこりて、今は雑誌の定期購読はすっぱりやめました。単発で雑誌を買うこともほとんどしません。1,2度ムーミンの付録にひかれて雑誌を買ったことがありますが。

雑誌がなくても何も困りません。娘が学校のプロジェクトでコラージュを作るから、雑誌が必要、という時が、これまで数回ありました。そういうときは、夫に頼んで職場からかきあつめてもらったり、いつも行く歯医者さんに古い雑誌を数冊譲ってもらって対応しました。

雑誌なんかなくても生きるのに全く支障はないのです。





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