終活

実家の片付け

物をためこむ母親にスッキリ断捨離してもらう方法。実録・親の家を片付ける番外編

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60代のお母さんが、物を捨てず、実家部屋の片付けが進まないという相談のお便りをいただきました。この記事でメールを紹介し、解決法を提案します。

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母60代の片づけについての悩み相談です

読者のsachiさま(30代)より。

筆子さま

二度目まして(笑)
「ほこりまるけ」の件でメールしましたsachiです。
その節はおたよりのお返事&記事にしていただきありがとうございました。

こちら仙台も方言があるんですよ!
田舎育ちの母は歳取るごとに方言がポロポロと出てくるようになりました。
(若い頃は使ってなかったのにどうしてなんでしょ^^)

筆子さんの親の家を片づける特集大好きです。

あるある!うちもうちも!というようにいつも笑って読んでいますよ。
もちろん他の記事も読みごたえがありますし、とてもためになるお話ばかりで筆子さんの大ファンです!

ところで、困ったことがありご相談といいますか、アドバイスをいただきたくメール致しました。

「実家の片づけ」についてなのですが、母や父の服がありすぎるのです。

例えばコート6~7着!薄いのから厚いものまで・・・。
コートだけでクローゼットがパンパンなんです。

これ着てる?と聞いても着てるよ!と。
まったく着てはないということもないので捨てる、ということにはならないのです。
同じようなズボンも数着、肌着についてもたくさん!
靴下も何年分?というくらい・・・

タンスの引き出し一段を靴下だけで占領している状態です。
でも聞くと、はいてるよ、というのです。

タオル類もかなり多いんです。
昔もらったものがそのままあって、勿体なくて使わない、とのこと。
お客さんが来たときにおろそう!と思ってるらしいのです。でもうちにお客さんが来ることはほぼないんです。

なので、今まで家用として使ってたものをおろして、お客さん用としていたものを使うようになりましたけれど、それでもまだまだあるんです・・・。

衣装ケース2つ分くらい、使ってないタオル類。
押入れを占領してます。

捨てなくてもいいけど、多すぎて困るものってどうされてますか?やはり捨てますか?

母は歳をとったら、服も買えなくなるかもしれない、寝たきりになったりで、タオル類が必要になるかもしれない、おもらしもするかもしれないと、古い布団もとってあります。

母はいつもそういうことばかり言ってくるんです。

外にまで服があふれてて8畳の和室はゴチャゴチャ。
そこに、布団を敷いて寝てる両親。

押入れに納まる範囲の服の量にしてほしのですが、「捨てる」という選択がないようなんです。

明らかに、ここ数年使ってないもの、壊れかけたもの、古いもの、に関してはわりと捨てやすいのですが、「着てる」「捨てなくてもいいもの」っていうのが困ってます。

どのように、整理を促せばいいでしょうか?
お時間ある時でかまいませんので、宜しくお願い致します。

sachiより
(30代)

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sachiさん、いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

困ったお母さまですね。タオルを衣装ケース2つも取っておくのはやりすぎです。きっと中身、茶色く変色してます。

>捨てなくてもいいけど、多すぎて困るものってどうされてますか?やはり捨てますか?

もちろん捨てます。多すぎて困っているのですから。使わない物を大量に保存して、住環境を悪化させるべきではありません。

>歳をとったら、服も買えなくなるかもしれない、寝たきりになったりで、タオル類が必要になるかもしれない、おもらしもするかもしれないと、古い布団もとってあります

お母さまは「かもしれない病」にかかっていますね。

年をとったら、若いときの服なんて似合わなくなってます。これは「かもしれない」ではなく確実です。

タオルが必要になったら、そのとき調達すればいいし、おもらしをするようになったら、大人のおむつをすればいいだけのこと。

お母さまは老後に昔の服を着用したり、古いいふとんに寝たいのでしょうか?どちらも重いですよ。年をとったら重い服なんて着たくないし、重いふとんの上げ下げもできません。

捨てるのがいやで、いろいろ言い訳してるのでしょうね。

捨てられないのは恐怖心からです。この恐怖を少しずつ取り去ってあげれば、手放すことができると思います。

恐怖心についてはこちらの記事に書いています⇒捨てても大丈夫!失うのが怖くても、捨ててしまえば開放感に満たされる

では、実際にどうしたらいいのでしょうか?

他人はコントロールできませんが、私ならこんなふうに整理を促します。

始める前に:ただのためこみがちな人なのか、ためこむ病気なのか見極める

断捨離を勧める前に、お母さまが単に物をためこむタイプなのか、病気のせいで何でも取っておくのか、見極めてください。

OCD(obsessive-compulsive disorder 強迫性障害)という心の病気の症状に「何でもかんでもためこむ」というのがあります。強迫的ホーディングと呼ばれています。

ホーディングはhoarding。hoard (蓄える、ためこむ、買いだめする)の名詞形です。

「自分の大切なものを捨ててしまうのではないか」という恐れから、何もかも保存してしまう病気です。

常識では考えられないゴミ屋敷にしてしまうのは、この病気にかかっている人たちです。

この場合、ふつうの人にどうこうできません。無理に捨てさせようとすると、相手はパニックに陥ります。専門医のところに連れて行ってください。

OCDにかかっているのか、単なるためこみがちなのか見分ける方法は1つです。

物をためこみすぎて、部屋が部屋として機能していなかったら、OCDです。

OCDについてはこちらの記事で詳しく書いています⇒強迫性障害でも物を捨てることができました、というお便りをいただきました

しかし、sachiさんのお母さまは、物に囲まれながらも和室に寝ているとのことなので、たぶん病気ではないでしょう。

さらに、「ここ数年使ってないもの、壊れかけたもの、古いもの、に関してはわりと捨てやすい」のなら、単に「物を捨てられない人」だと思います。

その場合は、いろいろと打つ手があります。

ただし、お母さまがご自身に「もう少しきれいにしたい」という気持ちがないと、うまく行きません。

多少なりとも、「今よりもう少しきれいな部屋にしたい」とか「もう少し片付けが楽になったらいいな」とご本人が感じていないとだめです。

☆ホーディングする人について詳しく説明しているTEDのプレゼンを紹介しています⇒ホーダー(病的に物をためこむ人)を人間として扱おう(TED)

方法1:使っていないものを「捨てる」と暮らしやすくなる考え方を伝える

お母さまは、「使ってないけど、まだ使える物」を捨てたくないようです。こういう人は多いです。私の母もそうです。

「押し入れにしまいっぱなしのまだ使える物」は「使う物」とは異なる物であることを教えてあげてください。不用品なので捨てるべきなのです。

その点については上にリンクしている「捨てても大丈夫!」という記事の、5番「まだ使えるものを捨てると、人から『物を大切にしない人』と思われるのが怖い」のところを読んでください。

最初は、お母さまは抵抗すると思います。

新しい考えに慣れるまで時間が必要です。辛抱強く、いろいろな角度から、繰り返し、伝えてあげてください。

お母さまは、私とそう変わらない年齢ですよね。
このブログを読むように促してはどうでしょうか?

特に「ミニマリストへの道」を順番に読むことをおすすめします。
何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

説得のコツは「何度も繰り返すこと」です。

方法2:他の人もやっていることを見せる

肉親に言われても、通常聞く耳を持たないので、「他の人はこういうものも捨てている」ということを伝えてください。

お母さまが、そこまでいらない物をためこむようになったのは、たぶん自分の親がそうやっているのを見て育ったからでしょうね。

そして、たくさん物を買ってしまったのは、周囲の人がたくさん買っているのを見て、同じようにしたのでしょう。

そこで、「今は、ほかの人も捨てている」という証拠を見せるのです。社会的なプレッシャーを与えるわけです。

ただし、ソフトにやってください。強く出ると反発しますから。

不用品を捨てる行為は、過去の自分を否定するようなものです。そんなこと、誰だってあまりやりたくありません。

さらに、自分では「服、持ちすぎだよね、整理したほうがいいよね」と薄々わかっていても、それを他人に言われると心にグサッときます。

自分でわかっていることを、人に指摘されることほどむっとすることはありません。せっかく、片付ける方向に心のベクトルが向いていたのに、また逆戻りです。

なるべくお母さまが自分から片付けようと思う方向に持っていってください。

今、親の家を片付けることがテーマの本や雑誌、テレビ番組がたくさんあります。

ふだん「明らかな不用品」を一緒に捨てながら、そういうことを話題にしてみるのです。

最初は「何、それ?」といった反応でしょうが、根気よく、時間をかけなかがら、「こういう話があるんだよ」とさりげなく話題にします。

雑誌を買ってテーブルの上に置いてもいいでしょう。

私は去年、実家から自宅に戻る直前に、この雑誌を母に買ってあげました。
雑誌の広告

「若返り片付け術」という本もおすすめです⇒断捨離初心者のシニアにおすすめ、『若返り片付け術』を読んで老前整理を加速する

方法3:メリットを伝える

片付けると、どんないいことがあるのか、お母さまに教えてあげてください。

服を少し捨てれば、和室にふとんを敷くとき邪魔にならないよ、とか、掃除が簡単になるよ、と言ったことです。

できるだけたくさんあげるのがポイント。

方法4:デメリットを伝える

このまま物に埋もれているとどうなるのか教えてあげましょう。

どのみち、物をあの世に持っていくことなどできないのです。高齢になったら、今のように物をてきぱき管理することも叶いません。

たぶんクローゼットやタンスの奥のほうに入っているウールの服は虫が食っています。そういうのを引っ張りだして、お母さまに見せましょう。

蛾や蛾の幼虫もいると思います。着ない服を何年も押し入れに入れっぱなしにしていると、虫がいっぱいわきます。

防虫剤を入れておくだけでは防げません。考えただけで背筋が寒くなりませんか?

ほかにも、物をためているとまずいことがたくさんあります。
こちらの記事を参考にしてください⇒まだ元気で生きている親の家を片付ける4つの理由とは?

☆実家で断捨離シリーズ、次は実家にいらないものがいっぱいある理由を解き明かしています⇒なぜ使っていないものがこんなに家の中にあるのか?ガラクタがたまる真の理由:実録・親の家を片付ける(20)

*******

sachiさんのやりやすいことから、お母さまの反応を見ながら、試してください。

親の家を片付ける究極の目的は、両親に安全で楽しく暮してもらうためです。お母さまがあまりに反発するようなら、少し時間をおくのもありです。

もし、実家にまだ自分のものが残っていたら、先に自分が片付けている様子を見せるのも有効です。

成功を祈ります。

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