思いにふける女性

ミニマルな日常

断捨離をしたら自分の嫌な部分が目につくように。変わりたくて試行錯誤中です。

記事の感想を教えてくれた読者のメールを2通紹介します。

内容:

・断捨離したら自己嫌悪がつのったけど

・七緒さんのお便りを読んで

まず、kappaさんのお便りです。



自分を変えたい

件名:断捨離したら、自殺が頭をよぎるようになりました。

こんにちは!

50代で在宅ワークをする子持ち主婦です。

今日、「不用品を捨てたら本当に人生が一変した」という記事を読みました。

不用品を捨てたら本当に人生が一変した。

皆さん、ポジティブな方向に暮らしや人生が変わってうらやましい限りです。

しかし、私は不用品の処分の過程で、一時精神的にひどく落ち込んでしまう経験をしました。

はじめは、どうやったら両親や祖父母が残した大量の遺品を整理することができるかが大きなテーマでした。「筆子ジャーナル」を参考に、約3年で遺品だけでなく、衣類や書籍などを大幅に整理し、タンスや本棚まで処分し、大きな満足感を抱くことができました。





自己嫌悪がつのる

ところが、断捨離が進むうちに、自分自身のあり方に疑問を持つようになりました。元来人見知りなため、在宅ワークで10万円程度稼いでいますが、この程度で家族や社会に貢献できているのだろうか。

私の生き方は間違っているのではないか?

私は引きこもりではないのか?

私の価値って何?

そのうちに、いろんなことが目につくようになりイライラし始めました。しだいに家族との口げんかが絶えなくなりました。

子どもの学校や仕事でもトラブルが続き、日を追うごとに自己嫌悪が強まり、いっそ自分を断捨離(自殺)してしまえば、いいのではないか、そんなふうに考えるようになりました。

でも、一方で「こんな考えは異常だ、おかしい」という気持ちもあり、死にたいという気持ちを脱却する過程で参考にさせていただいたのが、2015~16年頃筆子さんが書いていた「心の断捨離」シリーズです。

とくに「幸せな人ほど成功する確率が高い」「コントロールフリークや完璧主義を手放す」「人と比べない」などをテーマとするTEDや筆子さんの考え方にものすごく共感し生きる勇気を貰いました。

成功すると幸せになるのではなく、幸せだから成功する~ショーン・エイカー(TED)

断捨離をしたら、自分の姿がくっきりと見えたような気がしました。錯覚だったかもしれませんが…。

ただ、私の場合は、ネガティブな部分ばかりが拡大されて見えてしまったように思います。

本当は、今日投稿されていた皆様のようなポジティブ思考を獲得できたらいいのですが…。そのためには、現状(自分)を変える必要があるかなと思い、いろいろ試行錯誤しております。

「筆子ジャーナル」は、私にとって人生の道しるべです。今日は、本日の投稿の感想を送らせていただきました。返信は不要です。

これからも更新を楽しみにしております。では、お元気で!

keppaさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

ご両親や親族の遺品の片付け、お疲れさまでした。

このメールをいただいてから、1ヶ月ほどたちますが、その後調子はどうですか?

ポジティブ思考になる方法は、実はそこまで難しくなく、ただ単に、いいことに目を向ければいいんです。

ただ、珈琲クリームさんのメールの返信にも書いたように⇒自分の家庭とよその家庭を比べて落ち込むのをやめたい←質問の回答。

ネガティブなものの見方をする神経回路が強固だと、何も意識していないと、どんどん悪いことを考えるので、カウンセリングなどを受けながら、思考のクセを正すようにしてください。

ポジティブ思考は学習できる。前向きになる4つのポイント教えます。

人が、表面的にはさしたる理由もなく自殺するとき、精神疾患のせいで、正常な判断(客観的なものの見方)ができないところまで追い込まれているからだと思います。

kappaさんが、落ち込んでいた時、「人見知りで、家で働いて10万円しか得られない私は十分な社会貢献ができていない」と思っていたそうですが、仮に本当に自殺したら、kappaさんの家族や同僚、友人など周囲の人は深い悲しみと喪失感にさいなまれます。

特に、ご主人やお子さんの心には深い傷が残りトラウマとなるでしょう。

これって、社会貢献の真逆の行為ですよね?

悩んでいるときは、自分のことばかり見がちですが、周囲の人のことも考えるようにするといいですよ。

今も、通院されていると思いますが、同時に、モーニングページなども書いてください。

ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

それと、人見知りなのはべつに悪いことではありません。それは単なるその人の特徴の1つです。

内向的な人が秘めている力(TED)

私もすごい人見知りだから、サービス業は不向きだと思います。でも、家でこうしてブログを書くことはできます。

私の書いたブログを、「人生の道しるべ」と言ってくれるkappaさんのような人もいるわけですから、kappaさんだって、十分、人の役に立っていますよ。

それではこれからもお元気でお暮らしください。

次は、技術職ママさんのメールです。

七緒さんの就職が励みになった

件名:七緒さんのおたよりを読んで

こんにちは、今の会社に勤めだした2016年頃からの読者です。

あの頃は子なしで自由の身だった私も夫の強い希望で子を持つことになり、今は年長と2歳の子の母となりました。おかげでミニマリズムも断捨離も遠のき汚部屋の住人です。。

8/11の記事の七緒さん、求人に応募され就職にこぎつけたのですね! おめでとうございます!

コンフォートゾーンから出るために私がやってみたこと。

最初に応募した複数社からは何の音沙汰もなかったとのことですが、めげずに就活を続け内定を勝ち取ったこと、素晴らしいです!

せっかく勇気を振り絞って応募したのに音沙汰なしが続くと心が折れますよね。

就職はするまでが一番大変で、入社さえできればなんとかなりますし、慣れてくれば家事育児より仕事の方が楽なので、過剰に心配されなくても大丈夫だと思います。

人生の岐路

さて、実は私も環境の変化という岐路に立たされてしまったところです。

夫が転職することになり、再来月から新しい会社で働きはじめます。今度はシフト制夜勤ありの職場。そして引っ越しする可能性が高そう。

給料は上がるのでしょうが、今まで夫の勤務が規則的で休みの取りやすい職場だったことで、子育てに参加してもらえたことや、自分の実家が近くでサポートがもらえたことでなんとかやってこれました。

本当、毎日てんてこ舞いで家にいる時間はウンザリしてましたが、なんとかやってこれました。

なのに今度は夫に子育て参加してもらいにくくなる上に、引っ越して実家にも頼れなくなるの!? 私の仕事どうなるの!? 

転職するにしても子持ち女で実家に頼れないと正社員で就職厳しそうだな。

これから上の子が小学校に上がるから更なる実家のサポートが必要(小学校に上がってからの方が、実は子どもに手を取られ仕事を辞めたりパートになる母親が多い。いわゆる小一の壁)だよ?

パートや主婦なんて絶対嫌だし、今の仕事は現場の仕事だから時間や場所の融通はきかないけど好きでやりがいのある職種。

続けて経験を積みたかったのに…これからどうしたらいいの!?とネガティブな考えがぐるぐる。

夫から内定をもらった時ちっとも喜べなかったし、おめでとうも言えませんでした。性格悪いですよね(苦笑)

私も七緒さんを見習って、書いて思考を整理して、勇気を出してコンフォートゾーンを出ないとね。

今回専業主婦だった七緒さんが勇気を出して内定をもらい働き初めているという成功事例は励みになりました。

技術職ママさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

長くブログを読んでくれていてうれしいです。

本当に、七緒さんは立派ですよね。

ところで、このお便りも1ヶ月ほど前にもらったのですが、その後、コンフォートゾーンを出ることはできましたか?

自分でも気づいていると思いますが、メールに書かれている、ママさんの最初の反応は、見事に足りない思考にのっとられていますね。

いいことは1つも書いていない。

でも、よく考えるといいことはたくさんあります。

実家に頼らず子育てしている人は、星の数ほどいる中、これまでサポートを受けられた技術職ママさんはラッキーでしたね。

「遠くの親戚より近くの他人」という言葉があるように、実家を頼れないなら、ほかのところを頼ればいいんです。近所の人、ママ友、託児所、幼稚園、小学校、外注サービス。いっぱいあります。

ご主人だってできるだけ協力してくれるでしょう。

日本のお母さんたちは、たいてい子供と一緒に暮らしていますが、世間には、子供を誰かにあずけて、よその国に出稼ぎに行くお母さんたちもいます。

仕事も、手にスキルがあるなら、職種が同じところに転職すればいいですよね。

それに、今回、引っ越しするなら、汚部屋を一度リセットできます。

足りないマインドでいるとそこに解決策があっても、全く見えません。ぜひ、たっぷりあるマインドで暮らしてください。

それでは、技術職ママさん、どうぞお元気でお暮らしください。

たっぷりあるマインドになるおすすめの練習法6つ~もう十分ある、と考える。

*****

生きているといろいろ悩むこともあるでしょうが、どんな状況のときにも、たっぷりあるマインドでいたほうがいいですよ。

足りないマインドでいると、すべての可能性の扉が閉じてしまいます。

それでは、あなたも、感想などありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。





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