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育毛剤やコンディショナーに頼らずに、薄毛を改善する方法をお伝えします。もちろんお金もできるだけかけません。
先日、外で大きな鏡を見る機会があり、あらためて自分の髪が薄くなったと実感しました。家のバスルーム以外の鏡で自分を見ると、客観的に見ることができますね。
ふつうの人は美容院で「ああ、髪の毛薄くなったかも」と感じるかもしれません。私は湯シャンでセルフカットなので、そのような機会を逃しておりました。
薄毛の対策として、根本的な解決法と、薄毛を目立たなくさせる方法、両方のアプローチを紹介します。
1.パーマなど髪の毛を痛める行為を慎む
想像つくと思いますが、パーマのかけすぎ、カラリングのし過ぎは髪を痛めますので、なるべくやらないようにします。たとえ薄毛でも、髪の毛1本1本が健康なほうが、たくさんあるように見えます。
どうしてもやる必要があるなら、美容師と相談して、できるだけ髪にダメージのない方法を選んでください。
特にパーマは、パーマ液という薬剤を頭につけ、わざわざ髪の毛のアミノ酸(タンパク質)の結合を切ったり、PHバランスをこわしたり、再度、人為的にタンパク質を結合させます。髪にいいわけありません。
今は、少しはましなパーマ液もあるようですから、よく調べてそういうの施術を利用し、パーマの頻度も落としたほうがいいでしょう。
シャンプーも使う頻度を落として、あまり刺激の強くない、アミノ酸シャンプーに替えるなどしてみてください。
シャンプーに入っているあまりよくない成分について⇒ノー・プー女子になりきれないあなたへ~シャンプーに入っている頭皮によくない成分を知っておこう
私は完全湯シャンにしています。
2.髪に熱を当てない
一般に髪に熱を加えないほうが髪はすこやかに育ちます。
できるだけドライヤー(熱風)やヘアアイロンを使わないようにしてください。髪を洗ったらタオルドライに自然乾燥がおすすめ。
どうしてもドライヤーを使たいなら、時間を短くする、カーラーを使いたいなら、低い温度で使えるものを選びます。
昔、中学生の頃、ヘアアイロンに似たツールを使って、髪の毛を整えていました。
棒(こて、と言うべきでしょうか)にブラシの毛がついていて、この棒に電気的に熱を加え、髪の毛を巻きつけてカールをするいうものです。こんな説明ではわからないかもしれませんね。名前が思い出せないのですが、当時、人気の商品でした。
母に買ってもらって、一緒に試していたら、父に「おい、いいのか?髪の毛がこげてる匂いがするぞ」と言われました。
その時は、「うるさいな」と思いながら、平気で続けていたのですが、今思うと、ずいぶん髪を傷めつけていました。
確かに髪はもう死んだ細胞。死んでいるので、焼きごてや、炭火で熱した火箸をあてても、自分は平気です。
ですが髪は、見た目に大事なのはもちろん、紫外線や寒さから頭を守ったり、老廃物を外に出したりと活躍しています。もっといたわってあげるべきでした。
3.髪の毛をひっぱらない
習慣的に髪をひっぱっていると、毛穴にダメージを与えてしまい、抜け毛の原因になることがあります。
わざわざ髪の毛をひっぱっている人はいないと思いますが、髪のお手入れをしているつもりで、知らず知らずのうちに、髪をひっぱっているケースあり。たとえば、
●ポニーテールなどにする
髪をゴムで結わえると、髪の毛の根本にひっぱる力がかかります。いつもこれをやっていると、髪が抜けやすくなります。
●ストレートにする
髪をストレートにしたくて、ドライヤーを当てながら、髪を強くひっぱりつつブラッシングしている人がいます(家の娘です)。これも毛根に力がかかってしまい抜けやすくなります。
●エクステ(エクステンション、つけ毛)のつけすぎ
エクステと書くと、まつ毛を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、髪の毛のエクステのほうです。
まつ毛のエクステもやりすぎると目のまわりがたるんでくるそうですが、髪の毛のエクステもやりすぎると、髪の根本(毛穴)に負担がかかります。
1度エクステをつけたら、数ヶ月はつけずにおき、髪が元気を取り戻したら、またやる、というようにしてください。
●分け目がいつも同じ
いつも同じところで髪を分けていると、いつも同じ方向に髪をひっぱることになるので、根本にプレシャーがかかってしまいます。
右で分けているなら左、しばらくしたら真ん中、と時々分け目を変えてください。
薄毛に悩んでいる人は、髪の毛をひっぱらなくてもすむような髪型を選んだほうがいいです。あとで説明しますが、ショートヘアのほうがいいのです。
また、ふだん髪の毛をひっぱったり、くるくる指先に巻きつけるクセがあるなら、それもやめてください。
4.健康にいい食べ物を食べる
抜け毛になったり薄毛になるのは、毛穴のところに、栄養素が充分行き渡っていないからです。
髪の健康を保つのに特に必要な栄養は、必須脂肪酸、タンパク質、ビタミンB、ミネラル(亜鉛、鉄、セレン)です。
セレンについてはこちらで説明しています⇒チア、それともヘンプ?健康にいい6つのシード(たね類)とその効用
抜け毛をふせぐのは鉄分です。栄養のある食事を摂るようにしてください。
これまであまり健康的な食事をしていなかった人が、食事を変えたあと、髪に変化がでるまで数ヶ月かかるので気長にやってください。
☆髪の毛をきれいにするお手入れ法はこちら⇒きれいな髪はこうして作る。ヘアケア製品に頼らない髪のお手入れ法
5.薄毛は体調のせいかもしれないので、そちらをケア
薄毛の原因は、先天的に髪が薄くなければ抜け毛のせいです。必要以上に抜けてしまうと、全体的に髪の量が減ります。
抜け毛は遺伝的な理由、年齢的なもの以外では、甲状腺の病気、急な体重の増減、貧血などが原因として考えられます。病気ならそちらを治療してください。
特に女性は貧血になりやすいですね。
貧血とは、血液中の赤血球が減り、酸素を充分運べない状態。からだに栄養を行き渡らせることができないので、髪の毛を作る細胞にもあまり栄養が行かず、抜けてしまいます。
まず加工食品やジャンクフードなど、からだに害になる食品を控えてみてください。
ただ、髪の毛は、ふだんでも日に50~100本は抜けるのが普通なので、気にしすぎもよくありません。
「どうも最近抜け毛が多い」という方はこちらの記事も読んで、抜け毛を防止してください⇒抜け毛の9つの原因とその対策。更年期のせいなの?
6.頭皮をマッサージしてみる
髪の毛を洗う前に指先で円を描くように毛穴をマッサージするとよい、と言われています。このときココナッツオイルなどをつけてもいいです。
私はやったことがありませんが。
マッサージすると、頭皮の血行がよくなるので、毛穴の細胞に、よりたくさん栄養が運ばれます。
私は湯シャンなので、ふだんから指先を使って毛穴をマッサージする要領で洗っています。
私の洗い方⇒湯シャンで髪がべたつく問題を解消する洗い方:私が湯シャンに至るまで(7)
頭皮のマッサージというとブラッシングが考えられますが、これもやりすぎはかえってよくありません。
固い金属やプラスチックのヘアブラシは髪の毛を痛めます。さらに金属のブラシを使いながら、ドライヤーをあてるとブラシが熱くなるのでこれもよくありません。ブラシは柔らか目のもののほうがいいです。
7.薄毛が目立たない髪型にする
薄毛が目立たないおしゃれなヘアスタイルを選んでください。意外と効果があります。
●ヘアクリームやヘアジェルの使用を控える
クリームなどの重たいヘアケア商品は髪に重量を与えて、ふんわり感を損なうため、髪の薄いところが目立ってしまいます。ヘアケア製品を使うならムースのようなボリュームを出すものを使ってみましょう。
●薄毛に向くヘアスタイルはショートヘア
髪が薄いとき、ロングにしても映えません。薄毛にはショートヘアのほうがいいです。ショートなら髪を結わえる必要もありません。
ショートボブかそれよりちょっと長め(ミドルレングス)で、内側にレイヤーを入れたボブにすると、薄毛が目立ちません。
レイヤーのせいで、髪に動きが出ます。ボブにしなくても段カットはおすすめです。
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私は最近髪を切っておらず、伸びてきてしまい1つに結わえています。これは薄毛にはよくありません。近々切ろうと思っています。
短いほうが、ケアも簡単なので、絶対節約になります。ただベリーショートはしょっちゅうカットが必要ですね。ボブが1番、経済的ではないでしょうか。