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ふだん「捨てる人」ではないけれど、最近物が増えてきたし、ちょっと片付けたい、という方のために、今すぐにできる小さな断捨離の方法を8つお伝えします。
プチ断捨離とは?
先日、「物の捨て方」を書いた本を出すことを、ある方にお伝えしたら、「私も今プチ断捨離しているの」という言葉が返ってきました。
この時、「プチ断捨離」っていいアイデアかもしれない、と思いました。誰もがミニマリストみたいになりたわけではないでしょう。ふつうの人(と言うのも変ですが)でも、ほんの少しの不用品を捨てるだけで、暮らしやすくなります。
大々的に断捨離したくても時間がなかったり、家族がいて、そうもいかない場合も多いですよね。
そこで、きょうは、ガンガン捨てるのではなく、すきま時間に少し片付けたい方のために、プチ断捨離のアイデアをお伝えすることにしました。
1.服を3着だけ捨てる
タンスやクローゼットから、ここ半年着なかった服を3着だけ見つけて捨てます。古着は寄付することをおすすめします。
私も昨日、久しぶりに娘の服をドーネーションビン(街中に設置してある、寄付する服を入れる大きな入れ物)に入れてきました。
ドーネーションビンの写真はこちら⇒服を断捨離するために10日間毎日やったことは?:ミニマリストへの道(41)
自分の服も今月に入って、3着捨てました⇒たまりやすい物とはこんな物。断捨離チャレンジの途中経過:45個捨てました 3月8日の写真にのっています。
2.期限の切れた薬を捨てる
薬を入れた箱や引き出しなどをチェックして期限の切れた薬を捨てます。
私は薬は使わないようにしていますが、わが家には一応、こんな薬箱があります。中身は夫の風邪薬や絆創膏、体温計などです。
先日、この箱の中から古い目薬を捨てました
3.半年使っていない化粧品を捨てる
私はろくに化粧品は持っておりませんが、たいていの女性がコスメはたくさん持っていると思います。化粧品を入れてある引き出しや、ケースをチェックしてここ半年、全く使っていないコスメをいくつか捨ててください。
半年使っていなかったら、もう使わないでしょう。
参考までに、化粧品の使用期限はこちら⇒口紅を最後まで使い切る方法。化粧品の使用期限も確認しておこう 私のメイク用品の画像もあります。
新品なら、人にプレゼントしてはどうでしょうか?
化粧品などのストックも持ちすぎると、ムダになってしまいます。ストックを持ちすぎないほうがいい話はこちら⇒多すぎるストックをただちに断捨離すべき理由。過剰在庫は資産ではない
4.もう読んでしまった本を3冊だけ捨てる
本箱をチェックして、もう読んでしまった本(昔の教科書を含みます)や雑誌を3冊だけ選んで断捨離します。もちろん、もっと捨ててもかまいませんが。
特に小説は1度読んだらまず読み直しません。
本はうっかりすると増えやすい物の1つ、時々見直すといいと思います。
5.季節ものの靴を捨てる
夏場だけ履くサンダル、冬場だけ履くブーツなどで、余剰在庫はないでしょうか?一昨年はよく履いたけど、去年は全然履かなかった季節物の靴は、捨てる時が来ているかもしれません。
また夏や冬が来たら新しいのを買うつもりなら、特にそうです。
6.メールの受信箱を空にする
以前、私と同じようにGメールを使っている友だちが、メールをすべて受信トレイ(受信箱、インボックス)にためている、と聞いてびっくりしたことがあります。
受信トレイは、家で言えば、郵便受けだと思います。ここに届いたメールをすべてためておいたらどんなことが起きるでしょうか?
あふれるし、何がなんだかわからなくなります。
メールの管理の仕方は人それぞれですが、届いたメールはしかるべき処理をして、受信トレイからは、できるだけ早く出してしまうべきだと思います。
私は、その日が終わるまでに受信トレイを空にします。
着信メールはすべて読み、返信が必要なものは返信し、とっておくべきものはアーカイブし、いらない物は削除します。
返信すべきもので、返信できなかったら、インボックスに残っていることになります。たまにそういうことがありますが、基本的にその日のうちに処理しています。
もちろんこれは受け取るメールが多いと大変な作業になります。そこで、いらないメールは購読せず、購読をせざるを得ないけれど、特に読んだり返信のいらないメールは受信トレイをスキップさせています。
受信トレイの中にメールをためている人は、今すぐ処理をして、空にしてください。とても気分がスッキリしますよ。
7.使っていない料理本を1冊捨てる
20年前の今頃、カナダにやってきました。それまで実家で母と2人で暮していた私はろくに料理をしたことがありませんでした。
カナダでは自炊するつもりでしたから、留学直前に、近所の本屋で、小林カツ代さんの「基礎のおかず」という文庫本を買い、これを持ってきました。
しばらくして、友達からもう1冊料理本をもらい、ずっとこの2冊をたよりに料理をしていました。思えばいい時代でした。
私は料理が苦手でいろいろ苦戦し、「もしかして、もっと料理本があればうまくなるのかも?」なんていう幻想をいただきました。
そこで、何冊か料理本を買いました。が、全然うまくならず、本はガラクタとなりました。ある時、レシピ本をがさっと捨てました。
今も料理は苦手ですが、本があるとかないとか関係ないことがわかりました。しかも今はインターネットがあります。
もしあなたも、昔の私と同じように全然使っていないレシピ本があったら、捨ててください。
☆私、料理本は全捨てしました⇒料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない
8.10年以上前からある紙ものを数枚捨てる
学生時代の試験、プリント、メモ書き、給与の明細、古い年賀状、なんとなく取ってある手紙、レシート、公共料金の明細書、パンフレット、チケットの半券、ダイレクトメールなど、家の中には実にいろいろな紙ものがたまります。
一昔前のものは、たぶんもういらない物。取っておく理由を思いつけないなら、捨ててください。
ところで、先日、夫が自分のところに来た請求書や手紙をすべて取っているらしいということがわかりました。
なぜ捨てないのか?「手紙の宛名から個人情報がもれると困るから」だそうです。
これを聞いたとき私はめまいがしました。それなら封筒を引きちぎって捨てればいいのに。
「シュレッダーが必要だな」と夫は言ってましたが、そんなものいりません。手を使えばいいんです。
事実、私は、昔、クレジットカードの明細を一気に捨てたとき、全部住所のところを手でちぎって捨てました。すごく疲れましたが。
ためずにマメに捨てておけば、手も疲れません。
ちなみに、クレジットカードの明細は、今はインターネットで確認しており、手紙は受け取っていません。ネットで参照できるものは、できるだけネットで見るようにすると紙ゴミが増えません。
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ちょっとした物をほんの少しだけ捨てるプチ断捨離。8つあげましたが、どれでも自分がやれそうなものをやってみてください。
捨てると視覚的ノイズがなくなり、とても爽快感があります。これはやってみないとわからないことです。
プチ断捨離が楽しくなってきたら、もっと大々的に捨てるのももちろんありです。