新しいことを試してみよう

断捨離テクニック

最終更新日: 2022.11.5

各種チャレンジを上手に組み込む~しんどい片付けをもっと楽にするコツ(その2)

ページに広告が含まれる場合があります。

 

しんどい断捨離をもっと楽にやる方法の提案、2回めは各種チャレンジ(片付けプロジェクト)を盛り込むすすめです。

部屋の中が物だらけなので、ちょっと片付けようと思って数日断捨離に励んだが、いつのまにかやらなくなってしまった。

こういうこと、よくあると思います。

フェードアウトしてしまう理由の1つは、飽きるからです。

なぜ飽きるか?

長時間(長期間)同じ作業を続けるから、精神的にも肉体的にも飽きるんです。そして、「しんどい」と思います。

チャレンジを盛り込んでやり方を変えてみましょう。やり始めてみると、また、楽しくなりますよ。

この記事では、私や読者の方がやってみて、効果を得られたシンプルなチャレンジを紹介します。



1.1000個捨てチャレンジ

なんでもいいから、とりあえず、1000個捨てるまでは、片付けを継続する。

それが1000個捨てチャレンジです。

これは、あるTEDトークで、紹介されていたチャレンジ⇒まずはいらない物を1000個捨ててみませんか?(TED)

その後、私なりにやり方を解説しました⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。

「1000個」でブログ内を検索すると、実際にやってみた読者の声をたくさん読むことができます。





2.30日間チャレンジ

1ヶ月だけ、部屋の片付けにつながることをするチャレンジです。

これもあるTEDトークからヒントを得ました⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

私は今でも、毎月30日間チャレンジをしています(片付けではなく別のテーマで行っています)。

どんなチャレンジをするかは、自分の希望や現状に合わせて、本人が決めるのがベストですが、「こんなのやってみるといいかも?」と思うものをいくつか書きます。

1ヶ月だけ毎日捨てる

「私は、捨てることが本当に苦手なんだ、できないんだ」。

そんな人は、1ヶ月だけ、毎日捨てるチャレンジをするといいでしょう。

ルールはめちゃくちゃゆるくして、1日1個捨てる、でどうでしょうか? 1日たった1個です。これができないなんてちょっと考えられません。

あるいは、1日15分でもかまいません。

1日15分の片付けを確実に行う方法。

片付ける場所を決めてもいいでしょう。11月は、キッチンで「毎日1個捨て」をするとか。

これから、ホリデーシーズンなので、キッチンはきれいなほうが何かと都合がいいです。

クリスマスのごちそうやおせち料理などを作るだろうし、作らなくても買ったり、もらったりするんじゃないですか?

ふだんより、冷蔵庫の中が混み合うから、食べ切れてないものや、誰も食べない調味料はこのさい処分したほうがいいでしょう。

カタログやチラシの流入を止める

先日ポスティングの記事を書きましたが⇒チラシ、フリーペーパーお断りのステッカーを貼っているのに投函される情報誌の対応は?

これから1ヶ月かけて、カタログやチラシ、その他、不要な郵便物を止める作業をするのはどうでしょうか?

1日1つずつ止めていくわけです。

カタログを止めることから始めるシンプルライフ。

もしくは、1日15分ずつ止める作業に当てれば、たぶん1ヶ月もかからないでしょう。

郵便物など紙媒体を止めてしまい、なお、時間があるなら、メルマガを止め、それでも時間があまったら、もう使わないサイトのアカウントを削除するといいでしょう。

知らないうちに増える通販サイトのアカウント。不要なら削除だ。

おまけ・景品をもらわない

1ヶ月だけ、おまけ、景品、粗品のたぐいをもらうのをやめてください。

人によっては、むずかしいチャレンジになるかもしれません。

特に、断ることが苦手な人にとっては⇒いらないサンプルや販促品を店で上手に断るには?

しかし、おまけをもらい続けていたら、いつまでたっても、部屋はきれいにならないのです。

日本はあまりにおまけや景品のたぐいが多いですから。キッチンにある、使っていない雑貨には、おまけやギフトが多いんじゃないでしょうか?

私の実家の台所にも、おまけ、サンプル、粗品、販促品、知人の旅行の土産がいっぱいありました。

各種付録も多いので、こちらの流入も止めるといいでしょう。

雑誌にここまで付録をつける国は、私は日本と韓国しか知りません。

日本はバッグ系、韓国はコスメです。

私に言わせれば、どちらも、そんなに数は必要のないアイテムです。

おまけや付録をもらうと、「ただでもらえちゃった!」と、脳がドーパミンを出します。甘いものを食べたときと同じです。

そのため、おまけをもらうことや、付録目当てで雑誌を買う習慣をなかなか断てないかもしれません。

しかし、チャレンジを利用して、もらわない体験を何度も積み重ねると、「かわいいけれど何の役にも立たない物」をもらわない人になります。

私も昔はおまけをいただくことが大好きでしたが⇒おまけにつられて物を増やす人:ミニマリストへの道、番外編4

今は全くもらわないし、それで充分幸せに生活できています。

3.ワンインワンアウト

1つ何か家に入ったら、1つ何かを捨てる。

これがワンインワンアウトです。

ワンインワンアウトをやっていると、家にある物の数は増えません。

「でも、うちはどうでもいい物がたくさんあるから、ワンインワンアウトじゃ、らちがあかない」。こうあなたは思うかもしれません。

しかし、このチャレンジをすると、パソコンを買い替えたときに、古いパソコンをそのまま持ってしまうというミスをしなくてすみます。

物を買い替えたとき、古くなった物をタイミングよく捨てることができるのです。

さらに、家の中に入ってくる物に意識を向けることもできます。

役目が終わった物をいつまで持ってしまう人や、積ん読本を作る傾向のある人にひじょうにおすすめのチャレンジです。

物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?

4.5捨て3処理

毎日不用品を5つ捨てて、ちょっとした用事を3つ片付ける。

これが5捨て3処理です。

このチャレンジのいいところは、先延ばしをしなくなるところです。

多くの人にとって、不用品を1日5つ捨てるのはそんなに難しいことではないでしょう。しかし、3つのタスクを片付けるのは難しいかもしれません。でも、やる価値があります。

「きょう、何を処理するべ?」と考えることになるので、「あとでやろう」とか、「やれたらいいかも」と思っていたタスクをどんどん前倒しで処理できるようになります。

どうせやらなければならないタスクは、早めにやっておいたほうが、絶対自分が楽です。

気持ちと時間の余裕ができるので、部屋の中も片付いていきます。

大きなタスクをやる必要はなく、本当にちょっとしたタスクでOKです。

私は今でもやっています⇒毎日3つ処理してみよう:ガラクタのない家で暮らすコツ(その3)

実家の片付けなど、何日もかかりそうなことは、タスクを細分化し、その1つを、3処理の1つにしてください。

チャレンジを活用するコツ

チャレンジをうまく利用する秘訣を2つ書いておきます。

成功にこだわらない

このチャレンジをする目的は、多少なりとも不用品を家の外に出し、部屋をきれいにすることです。

よって、途中で失敗してもOKです。

チャレンジ達成にこだわりすぎると、数合わせに走ったり、無理したりするので、結果にこだわりすぎないようにしてください。

結果よりプロセスが重要です⇒なぜ、結果より、行動(プロセス)にフォーカスしたほうがいいのか?

1度に1つ

30日チャレンジで、1度にいくつもの目標を掲げ、がんばろうとする人がいますが、これは失敗・挫折へ向かう道です。

欲張らず、1度に1つのチャレンジを確実に行うようにしてください。

これはとても重要なことです。

これまで、何も意識せず、部屋の中の物は増え放題だったのですから、いきなり今日からバリバリ捨て始めなくても、ゆるいチャレンジの実践で、確実に昨日よりよくなります。

本日紹介したチャレンジで、挫折するとしたら、欲張りすぎ・がんばりすぎが原因かもしれません。

完璧主義の人は特に注意してください⇒完璧主義を克服する7つの具体的な方法。

■初回の記事はこちら⇒しんどい片付けをもっと楽にするコツ(その1)~欲張りすぎない。

エッセオンライン・家計管理

掲載に気づいていなかったので、連絡が遅れましたが、エッセオンラインに新しい記事がアップされました。

私のしている家計管理の紹介⇒60代、持たない暮らしの「お金の貯め方」。家計管理もシンプルに | ESSEonline(エッセ オンライン)

興味のある方はお読みください。

記事中に、1カナダドルを149円で計算しているところがありますが(編集者の判断)、実際はきょうのレートで108円です。

ここは、修正してくれるよう、編集者に申し入れています。

149円っていったいいつのレートなんでしょうか? もしかして、USドルと間違えているのかも。

まあ、カナダに住んでいない人にとっては、USドルでも、カナダドルでも、どちらでもいいのかもしれません。

*****

片付けのしんどさを軽減するために、各種チャレンジを盛り込むことをおすすめしました。

「これからギフトシーズンだから、おまけやもらい物がたくさんあって、断るのは難しいかも…」。

そう思った人こそ、おまけを家に入れないチャレンジをしてください。

繰り返しますが、断れば断るほど、うまく断れるようになります。





古い本を読んでいる人本を捨てるのはしんどい作業だったけど手放してよかった(本の処分、その6)前のページ

買う気満々だった靴を買わずにすんだ理由。次のページ財布からお金を取り出している人

ピックアップ記事

  1. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  2. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  3. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  4. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  5. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

関連記事

  1. 机

    断捨離テクニック

    机の上からすぐに断捨離できる11のもの(プチ断捨離10)

    捨てることに慣れていない人や、ずっと捨てることを先延ばししていた人にも…

  2. 海岸にいる若い女性

    断捨離テクニック

    いつか片付けようと思って、ずっと放置しているものに、手をつけるコツ。

    ふだんまめに不用品を捨てている人でも、ずっと片付けを先延ばししている物…

  3. ギフトラッピング

    断捨離テクニック

    なぜ日本人は何でも包みたがるの?今すぐ断捨離できる家の中のカバー類

    家の中にはいらないカバーがいっぱいです。今回はすぐに断捨離できそうなカ…

  4. 窓際に座る女性

    断捨離テクニック

    不用品を寄付できない時でもできる7つの断捨離(ステイホーム中の片付け)。

    現在、多くの人が、ソーシャルディスタンスを取るため、家で隔離生活をして…

  5. ノートを取る人

    断捨離テクニック

    片付けを楽しむ秘訣は記録を取ることにある。

    部屋が汚いから、思い立って片付けても、三日坊主で、すぐにやらなくなり、…

  6. デジタル写真

    断捨離テクニック

    デジタル写真を削除する:夏休み片付けプロジェクト(3)

    夏休みにおすすめの捨てプロジェクトを紹介しています。今回捨てるのはデジ…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,823人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 公園でくつろぐ中年女性
  2. クローゼットを片付けている人
  3. 許している人
  4. バッグや宝石を見ている人
  5. コーヒーを出納に入れている女性
  6. 郵便物の整理をしている女性
  7. 部屋を片付けている女性
  8. ものがあまりない部屋にいる女性。
  9. 片付けをしている中年女性
  10. 元気なおばあさん

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 黒い服
  2. 小さな男の子
  3. 分かれ道
  4. 音楽を聴いている女性
  5. リップクリーム
  6. 本
  7. ウインドウショッピング
  8. 掃除機をかける
  9. 本屋にいる人
  10. トルティーヤチップス

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP