料理本

断捨離テクニック

最終更新日: 2018.01.18

料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない

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今月は地味に断捨離をがんばっています。きょう、手持ちのレシピ料理本を全捨てしました。最後まで残っていたレシピと本に対する思い入れを書いて、レシピフリーの生活を始めたいと思います。

今は、インターネットというリソースがあるので、たくさんの料理本を揃えておかなくても大丈夫です。

もちろん、あなたに全部捨てろとは言っていません。しかし、もし数が多すぎるのなら、ちょっと間引きするとすっきりします。



今日捨てた料理本

以前はもう少し料理本を持っていましたが、これまで段階的に捨てていて、これだけ残していました。5冊です。

料理本を断捨離

どれもそれなりに使っていた(見ていた)ので残していたのですが、ふと気づくとここ1年、さわっていません。「1年使わなかった物は捨てる」というマイルールを適用して捨てました。

「圧力鍋で人気おかず」

圧力鍋でいろいろ作れたらよかろう、と思いアマゾンで適当に選んで買いました。わりと最近のことです。といっても、5年以上前だと思いますが。

写真が大きくて見やすい本です。

本で使っている圧力鍋は、ティファールとフィスラーの製品です。私のクーン・リコーンと違うため、そのまますぐに使えるレシピが少なく、あまり役にたちませんでした。日本料理が多いのも私向きではありません。

このあたり、しっかり確認しなかった私が悪いのですが。

私の圧力鍋⇒愛用の圧力鍋で炊く玄米生活、炊飯器は断捨離しても大丈夫

本を買ったのに、玄米を炊くときと、小豆を煮るときぐらいしか圧力鍋を使っていません。

小豆について⇒小豆の栄養効果はすばらしい。私の秋冬の健康を支える定番の食べ物です

「おもてなしはデリ風ごはん」城川朝

「デリ風ごはん」はホームペーティでお出ししたり、ポットラック(料理を持ち寄るパーティ)に持っていくと、よさげなレシピがのっています。料理だけでなくデザートもあります。

しかし、考えてみると、私が持っていく料理って、いつも焼きそばなんですよね。しかもホームパーティなんてしたことがありません。大昔に庭でバーベキューしたぐらい。

そういえば、当時は夫所有のバーベキューを焼くものがありましたが、こわれたのかもう所持していません。

料理本を持っていると、ふだんは自分が使わない食材を使った、ちょっと目先の変わった料理を作る可能性が生まれます。

とたえば「デリ風ごはん」でオルゾ(パスタの一種)を知って、「ふむ、いつか私も使ってみよう」と思いました。しかし、そう思ってからもう15年以上たっています。

私は城川朝さんのセンスが好きで、マフィンやアメリカンスイーツの本も使い倒しています。砂糖と縁を切ったので、この2冊はすでに捨てましたが、一時期、本当にお世話になりました。

「カリフォルニアばあさんの料理帖」レイ久子

カリフォルニアばあさんのレシピも使いやすいです。この本はブログからできた書籍で、もとのレシピは、全部ブログにあります。

カリフォルニアのばあさんブログ

著者は凝り性というか親切というか、レシピの補足や、動画まで用意しています(見たことはありませんが)。レシピの改良版やアレンジ版もあると思います。

さらに、日本とアメリカの重量の換算ができるようなページも作ってくれています。しかも、レシピに関して質問すると答えてくれると思います(というか実際にコメント欄で答えているようです)。

料理にあまり興味がないので、料理ブログはまず見ないのですが、本を出版すると、ブログからそのレシピの記事を削除してしまうブロガーもいるようです。でも、カリフォルニアばあさんのブログでは何もかも残っています。

このように情報を惜しみなく提供する姿勢は、私も「そうありたい」と思っているので、好ましく思っています。

私がこの本を捨てるのは、純粋に「過去1年さわらなかったから」。この本からよく作っていたのは、マカロニ&チーズ、サワークリームケーキ、食パンです。

「デリ風ごはん」とカリフォルニアばあさんの本は、北米にいる日本人に役立つ料理本だと思います。アメリカの食生活がベースになった日本人の料理だからです。





「イギリスのお話はおいしい。―すてきなティータイム 」と「続 イギリスのお話はおいしい。 料理編」

「イギリスのお話」の本は、イギリスの児童文学に出てくる、いろいろなお菓子や料理を集めた、レシピ本というより読む本です。絵本の雑誌「MOE」の連載を集めたものムックです。

以前、紅茶を好きだった時期があり、そのとき買い求めて、よく読んでいました。児童文学、お菓子、紅茶が好きな人は楽しめる本ではないでしょうか?私もとても楽しませていただきました。

ティータイム編からは、1つか2つお菓子を作っただけです。イギリスのフル・ブレックファーストの写真がのっており、「こんな朝ごはん、いつか食べたいもんだ」とよく思っていました。

料理編の方には、アップルパイがのっており、これはよく作っていました。

今日捨てたレシピ(プリント52枚と切り抜きなど)

印刷したレシピ
料理本を捨てるにあたり、ついでにインターネットから印刷したレシピも捨てることにしました。

52枚のうち半分は、よく作っていたお菓子やパンの定番レシピ、残り半分は、そのうち作りたいと思っていたレシピです。

砂糖と決別してからお菓子はほとんど作らくなったし、パンもこの家に引っ越してきてからは焼いていないので、もう捨てることにしました。

バナナケーキのレシピ(切り抜き)
こちらは、18年ぐらい前のオレンジページにのっていたバナナパウンドケーキのレシピ。たまたま母が送ってくれたオレンジページにのっていたページです。

ケーキを焼いてみたら楽しかったので、その後、次第にお菓子を作るようになった経緯があり、ちょっと思い入れがあったので残していました。柳瀬久美子さんのレシピです。

このときは、お菓子を作る道具なんてほとんど持っていませんでした。測りもなかったので、グラムから計量カップ(アメリカサイズ)の容量に計算しなおして、計量カップではかって作ってみました。

こういうアメリカンなケーキは、量が多少違っても、ふつうにおいしく焼けます。日本のお菓子のレシピは、きっちりグラム数が書いてありますが、重量の表記がないと、それを見て作る人が困るからでしょうね。

家庭で作るお菓子は、もっとアバウトに作っても全然問題ないと思います。店で売るお菓子(つまり商品)は、いつも同じ味を出すべきですが。

私もそうでしたが、お菓子を作る多くの人は、道具を揃えすぎですね。道具が少ないほうが、もっと本質的な部分を楽しめると思います⇒道具が少ないほうがお菓子やパン作りは楽しめる

その他の切り抜きも全部捨てて、家から料理本とレシピ本はなくなりました。少なくとも私の本棚からは。

ハンドミキサーのマニュアルにも少しレシピがついていましたが、それも捨てました⇒取扱説明書(マニュアル)と保証書の収納方法、ミニマリスト流

夫が自分でプリントアウトしたレシピをガムテープか何かで綴じて冊子みたいにしたものを持っているし、娘が中学の家庭科で作ったお菓子の薄いファイルがまだあるので、完全にレシピフリーの家になったわけではありません。

結局レシピの切り抜きは使わなかった

以前はレシピの切り抜きをずいぶんたくさん持っていました。暮らしをシンプルにしようと思ってからは、手持ちのものは何とか使おうとしたのですが、結局使いませんでした。

その経緯はこちら⇒どんどんたまるレシピや雑誌の切り抜きの断捨離と整理の方法はこれで決まり

レシピや料理本は私にとっては野望ガラクタの1つでした。野望ガラクタとは、「なりたい自分」になるために買ってためこんでいる物のことです⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法

最近は、レシピを増やさないために、インターネットでレシピを調べても、印刷はせず、メモ帳に、材料や手順をざっとメモ書きしています。

自分でメモ書きするほうが、手順が一度頭に入るし、足りない材料なども確認できます。メモはメモ帳に書いていますからしばらくは残っていますが、メモ帳がいっぱいになったら、メモ帳ごと捨てています。

もしまたそのレシピを使いたくなったら、また検索して、メモして使いますが、同じレシピを使うことはあまりありません。

というより、新しいレシピを使うことがそんなにありません。娘に、「たまにはレシピ調べて作ってよ」と言われたときだけそうします。

レシピを全捨てして、はたしてこのあと困るでしょうか?

たぶん困らないと思います。

私は料理研究家でも料理ブロガーでもないし、ワンパターン料理しか作っていないのですから。





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