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暑い夏は、断捨離や片付けのやる気が出ないものです。
まあ、暑いときに無理してせっせと働く必要はありません。
しかし、これまでやってきた「捨て活動」をすべてやめてしまうと、そのまま汚部屋に逆戻りです。
しゃかりきになる必要はありませんが、最低限の捨て活動はしておくべきでしょう。
どうにもこうにもやる気が出ず、最低限のこともできないと思ったら、以下の方法で気持ちを立て直してください。
1.作業量を減らす
気候がいいときと同じ調子でがんがん捨てる必要はありません。
世間は夏休みなのですから、片付けも夏休みモードにして、スケールダウンしましょう。
これまで1日15分、不用品を捨てていたのなら、1日5分にするなど,全体的に作業量を減らしてください。
15分の片付け⇒箱の中を15分だけ片付けるすすめ(実例つき):プチ断捨離46
作業量を減らせば、暑いときでも続けられると思います。
いつもの調子でしっかりやろうと思うと、心身ともにきつくなりますが、「少しだけやっとけばいいや」と思えば、片付けは続きます。
まじめな人ほど、「せっかく時間があるし」とか、「お盆休みの間に」と、ものすごく片付けをがんばってしまったり、無理な目標を立ててしまうので、気をつけてください。
完璧主義は、片付けには百害あって一利なしです。
そもそも、やる気が出ないのも、あまりに壮大な目標を無意識のうちに抱いているか、断捨離がすごく大変なことだと思い込んでいるからです。
2.朝型になる
不用品を捨てたり、そのへんを片付けたりするのは、朝一番の涼しいうちがおすすめです。
少なくとも午前中にすませましょう。
そのために、夜型の人は、朝型の生活を試してください。
いつも起きるのが遅い人は、朝、早く起きると、1日の作業時間が増大することに気づくでしょう。昼が来るのが遅くなりますから。
朝型になるコツはこちら⇒夏は朝型人間になる絶好のチャンス~こんな朝活をしています
もちろん、人によって、夜のほうが調子がいいとか、仕事上、夜のほうが都合がいい、という人もいるかもしれません。
ですが、一度ぐらいは、朝型にシフトするのを試しても失うものは何もありません。
やってみて、うまくいかないなら、また夜型に戻せばいいのですから。
3.クーラーをかけて短時間で済ます
見出しの通りです。クーラーをかけて、室温を落とし、その間に短時間で捨て作業を済ませてください。
短時間ですませるためには、プランニングが必要です。
何を捨てたいか、どうやって捨てるか、といった片付けプランは、事前に立てておきましょう。涼しいカフェや図書館などでプランニングをするのもいいかもしれません。
プランの立て方⇒ちゃんと物を捨てているのに、部屋のごちゃごちゃが解消されないときの片付け方(後編)。
片付けや家事にプランなんていらない、プランを立てる時間がもったいない、と思う人もいるかもしれません。しかし、どんな作業も計画を立てたほうが効率があがります。
特に、今は、夏の暑さという障害を乗り越えて片付けのページを維持する、というミッションがあるのですから、ある程度のプランニングや戦略は必要です。
短時間で済ませるために、シングルタスクもおすすめです⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
だらだらとながら作業をするより、早く終わります。
片付けのモチベーションをあげるために、好きなドラマを見ながらやるといい、というアドバイスも見かけます。
しかし、本当にさっさと済ませたいなら、作業を同時進行せず、1つだけにしぼったほうがいいです。
4.夏だからできることをする
片付けのメニューに夏じゃないとできないこと、夏行うのに向いていることを取り入れてください。
たとえば
・寒いからやりたくない、と秋冬に先延ばしをした片付けをする
・子供と一緒に片付ける(夏休みで子供が家にいるから)
・ガラス食器の見直し(ガラスを見ると、多少は涼しく感じると思うから)
・夏のグッズの見直し
夏休みが始まる今、キッチンから捨てたい4つの危険なもの(プチ断捨離16)
・片付け作業とャワーや水風呂を連携させる
・プールに行く前に片付ける
・片付けてスッキリした部屋で昼寝をするのを楽しみに片付ける
など。
「暑い今だからこそ、やるとうまくいきそうなことって、何だろう?」と考えてください。いろいろなアイデアが浮かぶでしょう。
アイデア出しにおすすめ⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
5.清涼感のある匂いの中で片付ける
ハッカ油、ミントやユーカリの精油が香る中で片付けをすると、多少は涼しく感じられるかもしれません。
私は、雑巾がけする水の中に、精油を少し垂らしています。
好みで柑橘系の香りにしてもいいかもしれませんが、あまり甘ったるい匂いは暑さが倍増します。
6.床置きしない
極力物を床に置かないようにすると、見た目が暑苦しくないし、家事が楽になるので、余ったエネルギーを片付けに向けることができます。
捨てることより、床に物を置かないことに意識を向けると、結果的に、たくさん不用品を捨てることになるでしょう。
床だけでなく、大きなデスクやソファ、ベッドなど、ある程度大きくてスペースがあり、思わず物を置きたくなる場所をきれいにしておいてください。
7.小さい目標を立ててクリアしていく
何にもやる気がわかないときは、小さな目標を1つだけ立てて、それをクリアしてください。
目標は何でもいいです。
今日中に、片付けプランを立てる/CDを5枚捨てる/書類をひとつかみ捨てる、など。
立てた目標はちゃんと紙やノートに書いて、達成状況も記録していくと、モチベーションを保ちやすいです。
プロセスを可視化する話⇒気になっているのになかなか片付けに着手できないとき、ちゃんと始める4つのコツ。
7.ちゃんと寝る
暑くて寝苦しいかもしれませんが、夜遅くまでずっとスマホを見ているといった、睡眠の邪魔をする行動をしないようにして、睡眠の質をあげてください。
睡眠がちゃんと取れていないと、意志の力を要する作業はなかなか進みません。
自分なりの寝支度を考えて、ぐっすり寝る工夫をするのも、結果的に、日々の捨て作業に大いに役立ちます。
8.捨てることを後回しにしない
生活をしていて、不用品が出たり、使命を終えたものが出たら、そのタイミングで捨ててください。
捨てずに、どこかに置いたりしまったりするとガラクタが増えます。
逆に言うと、役割を終えたものを、そのタイミングでさっさと捨てていれば、大掛かりな断捨離などは必要なくなります。
しんどい片付けをしなければならないとしたら、以下の2つをしているからです。
・物を必要以上に大量に家に入れた
・使い終わったものをそのタイミングで捨てなかった
使い終わったものを、できるだけ早く捨てることを意識してください。
使い終わった物をすぐに処分しない~家の中にうんざりするほど物がある理由(その2)
9.やり方を変える
いつものやり方に飽きているせいでやる気が出ない、ということもよくあります。
そこでちょっとやり方を変えてください。
ずっと1000個捨てをしていて、最近捨てるのがつらくなっていたところに、日々の暑さにやる気がすっかり減退した。こんな状態なら、1000個捨てはちょっと休んで、ワンインワンアウトをやってみる、という具合です。
物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
断捨離の仕方は1つではないので、いろいろなプロジェクトを盛り込んで、あきない工夫をしましょう。
さまざまなプロジェクトを紹介しています⇒捨てる壁にぶち当たったら試してほしい。7つの断捨離のやり方
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夏場の暑い時に、片付けのモチベーションを保つコツを紹介しました。
まあ、毎日捨てることが習慣になっていたら、暑かろうが、寒かろうが、捨て続けると思います。
気分のアップダウンのせいで、作業ができたりできなかったりする人は、習慣にしてしまうことが一番のおすすめです。
習慣にする方法は過去記事にたくさん書いています。