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断捨離に不慣れな人でも、簡単に楽しく捨てられるプチ断捨離シリーズ。今回は、私がなかなか捨てられなかったある小さなものを紹介します。
とても小さいもので、買ってもたいした値段ではありません。それなのになぜか捨てられませんでした。
ある時思い切って捨てたら、その開放感の大きかったこと。
この時、私は悟ったのです。小さいものでもしっかりガラクタなのだ、と。
私が捨てた小さなものとは何だったのか?
ペーパークリップです。
脱力しないで下さい。私は本当にクリップが捨てられなかったのです。
あなたにも、なかなか捨てられない小さなものがあるのではないでしょうか?きょうはそういうものを見つけて、捨ててください。絶対、心が軽くなります。
小さいからといって、見逃すべきではありません。小さいものはスペースは取らないかもしれません。ですが、心の中でしっかり重荷になっているのです。
ガラクタにサイズは関係ありません。
うっかり大量のクリップを買ってしまった私
文房具が好きだった私は、小さなものは山と持っていました。文房具ってこまごましたものばかりですよね?
そんな中で、特に「何でもっと早く捨てられなかったのだろう」と不思議なのが、ペーパークリップです。
実は、20年前、カナダに来たときは、クリップなんて1つも持っていませんでした。実家にはありましたが。留学するのにクリップを持ってくる人なんていません。
ずっとそのままクリップフリーでいればよかったのです。我が家は夫もちゃんとクリップを持っていますので、自分で買う必要など全くありませんでした。
しかし、子供が小学生のとき、うっかり買ってしまいました。学校から届くお知らせの紙や、子供の宿題の紙を留めたいと思ったのです。
クリップって一箱買うと100個ぐらい入っています。たぶん一生それだけで持ちます。いえ、一生かかっても使いきれません。
娘はクリップをつなげて、ネックレスなどを作って遊んでいました。それでもまだまだ余っていました。
さらにクリップを買ってしまった私
クリップが余っていたのに、私は楽天のハイタイドというメーカーのお店で、またクリップを買ってしまいました。ちょっと形の変わったクリップがセールで安くなっていたからです。
これで私のクリップは200個になりました。
「持たない暮らし」を目指すなら、セールは要注意です⇒断捨離の天敵、無料サンプルや値引き品の誘惑に打ち勝つ5つの方法
すでに200個あるのに、私はさらにクリップを買ってしまいました。最近は知りませんが、数年前に動物の形をした可愛いクリップがいろいろと出ていたので、ふらふらと買ってしまったのです。
ミドリというメーカーの商品です。
これは一箱に30個入っていました。ところが、あまりにクリップが可愛いので使うことができませんでした。
私はいったい何をやっていたのでしょうか?
実は幼児のころより、「もったいない病」にかかっていました⇒くさらない物も賞味期限を過ぎるとガラクタに~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白
まだ完治していなかったようです。
増殖し続けるクリップ
クリップの在庫、230個。
1つや2つは、失くしたような気もするのですが、自分では絶対捨てないので、なかなか減りません。
皮肉なことに、数がありすぎて持て余している物ほど、なかなか減ってはくれないものです。
ところが、クリップの数はさらに増えました。娘とダラーストア(100均)に行ったとき、うっかり犬の形をしたクリップを娘に買ってしまったのです。もちろん娘はそのクリップをろくに使いません。
私は数個のクリップの箱を文房具置き場に保管していました。
クリップを捨てただけで心がとても軽くなる
完全にクリップを断捨離できたのは、2年ぐらい前のことです。その頃、めっきりクリップを使わなくなっており、貧乏性の私も頭を冷やしました。
仮に年間6個使うとしたら、多くても12個あれば事足ります。小学生でもできる簡単な計算です。そこで、12個だけ残して、残りのクリップはみんな寄付センターに出しました。
なくなってスッキリしました。クリップを捨てたところで、スペースはそんなに空きませんでしたが、心は思いのほか軽くなりました。
それまで毎回クリップの箱を見るたびに、「全然使わないのに持ってるなんて無駄だな」と思っていたのです。
クリップを捨てたあとは、これまた大量にあった、ホッチキスの針を捨てました。ボールペンもマーカーも捨てました。
その後、使いもしないものを大量に買うことにかなり警戒心を抱くように。
たくさん買うと、1つ1つは安くなります。しかし、使わなかったら、どんなに安く買ったとしても、「無駄遣い」です。
小さなクリップを捨てるのに、どれだけの葛藤があったかわかりません。また何かを大量に家に入れてしまったら、同じ苦しみを味わうことになるのです。
クリップのような、生涯かかっても使いきれいないものをかかえてしまうことは、本当に危険です。
たとえスペースはそんなに取らないとしても、しっかり心の重荷になります。なぜなら、使わない物はまぎれもないガラクタだからです。
こんな小さな物、家にありませんか?
どんな家にもサイズの小さい、一見かわいいガラクタがひそんでいます。もし、こんなものが家にあったら、今日捨ててください。
絶対、心が軽くなります。
●アクセサリー
ネックレス、イヤリング、ブローチ、ブレスレット、指輪、ネクタイピン、カフリンクス、時計など。
私は大量にピアスを持っていましたが、現在は3個まで減らしました⇒アクセサリーはピアスだけ、3組持っています~カジュアル系主婦ミニマリストの持ち物公開(写真つき) 最近は、ペリドットのしか使わないので、ほかの2つの断捨離を検討中です。
●文房具類
鉛筆、消しゴム、ボールペン、マーカー、クリップ、輪ゴム、付箋、メモ帳など。
クリップのみならず、文房具はたくさん持っていましたが、ほとんど断捨離しました。確かにすべて持っていればいつかは使えるものです。
しかし、量が多すぎると、いつ使い切るかわかったものではありません。それまで、大量のストックを見るたびに、「まだこんなにある」と思わなければなりません。
クリップ同様、年間どのぐらい使うか見積もり、3年ぐらいで使い切れそうな分だけ残しました。
文房具の減らし方⇒ボールペン1本生活をめざして。文房具を効果的に断捨離する7つのステップ。
●ビューティケア商品
化粧品のサンプル、旅行用サイズのコスメ、メイク用化粧品、化粧用のカット綿、スポンジなど。
私は化粧を全くしないため、カット綿も不要です。何も知らない母が、一時期、オーガニックコットンのカット綿をよく送ってくれ、バスルームにどんどんたまっていきました。
若いころ、ローションをふくませたカット綿を顔にパタパタしたあと、そこらを掃除していた貧乏性の私。
たまっているコットンを掃除に使うことも検討しました。
しかし、新品のしかもオーガニックコットンのカット綿をいきなり掃除に使うのはもったいなくて、そのまま放置。うちは、娘もコットンを使わないため(化粧落としはクロスを使っている)、ちっとも減りません。
編みぐるみや、ピンクッションの中身に使ったぐらいです。
カット綿を見るたびに、「ああ、使わないともったいない」と思っていましたが、クリップと一緒でなかなか捨てられず。
ようやく、寄付センターに持ち込んだときには、心底すっきりしました。
ビューティケア商品に関しては、前回の記事も参考にしてください⇒洗面所にある小さなボトルを今すぐ捨てる(プチ断捨離その5)
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今回は書きませんでしたが、台所にも小さなものがいっぱいあるはずです。私が昔持っていたもので言えば、ヨーグルトについていた砂糖の小袋、アイスクリームやゼリーについてくる小さなスプーン。大量の割り箸。
砂糖は小袋のままためこまず、シュガーポットなどにいれて、料理に使うことができます。
ほかはすべてガラクタです。ぜひ、断捨離してください。