散らかった部屋

断捨離テクニック

片付けの終わりが見えないと焦るとき、やってみると楽になること。

どれだけ捨てても、終わりが見えない。

そんなふうに目の前が暗くなっている人が、もっと楽になる方法を3つ紹介します。

家の中が物だらけで、探しものも多いし、掃除も面倒だし、ストレスもいっぱい。

今年こそ断捨離しようと、正月休みにがんばって捨てたけど、相変わらず物だらけ。

片付けの終わりが全く見えないんだ~~~~っ(涙)。

そんな時は以下の3つをやってみましょう。



1.入れるほうを止める

捨てても捨てても物が減らない。

もしこれが本当なら、新たに物を家に入れているからです。

家の中に入ってくる物を止めるようにしましょう。

とりあえず、どんな物が家に入ってくるのか、調べることから始めてください。

1週間~1ヶ月、家に入ってくる物をモニターしてもいいし、今、部屋の中にたくさんある物がどこから来たのか、考えてみてもいいです。

すると出どころが3種類に分かれるでしょう。





1.)自分で買った物

他でもない自分があれこれ買って、新たに物を増やしていることがあります。

必要ではない物を買ってはいないか、振り返り、たいして必要じゃないのに、買っているなら、極力、その行動をやめましょう。

私も、以前は、シンプルに暮らそうとしていたのに、雑貨をたくさん買って、物を増やしていました。

私は安物(セール品など、お得に思われる商品)を買うのが好きだったので、通販でプチプラのちょっとかわいい雑貨をよく買っていたのです。

買った主な理由は、「安いから」「お得だから」であり、「必要だから」ではなかったため、雑貨は家の中で、ガラクタになりました。

お得大好き編 ~不用品をたくさん捨ててわかった自分の生活パターン(2)

2)もらった物

人からもらった物がたくさんあるかもしれません。

お子さんが小さいと親戚、知人、友人から、お古の子供服やおもちゃ、本をもらうことが多いと思います。

仕事で展示会やセミナーによく行く人は、主催者からおまけのボールペンやメモ帳をもらうことがあるでしょう。

いまだに、学生時代の複数の友達と、誕生日プレゼントの交換をしている人もいるかもしれません。

購読を希望した覚えのないスパムメールや宣伝メールでメールの受信箱があふれている人もいるでしょう。

人間は、基本的に物をもらうのが好きだし、日本はことあるごとに品物を贈答する文化が根付いているので、気をつけていないと贈り物という名前のガラクタが部屋中にあふれます。

「贈り物」という名のガラクタを増やさない7つの方法。

こうしたガラクタの侵入を止める方法は1つだけ。

もらわないことです。

3)家族が勝手に家に持ち込んだ物

自分で買ってないし、もらってもいない。だけど、家族が勝手にどこかから買ってきた/もらってきた。

そういう物がいっぱいあることも考えられます。

人によっては、商売品(売れ残りとか)が、プライベートスペースを占拠している可能性もあります。

このような品物の流入を止めることも充分可能ですが、家族と交渉する必要があります。

おすすめは、まず、1)と2)の自分が増やす物をこれ以上増やさない対策をとり、徹底的に実践すること。

自分の物の流入がある程度止まったら、家族と話し合って、関係ない物が家の中になだれ込まないようにしましょう。

2.すぐに決断する

いろいろな決め事をその場その場でさっさとする癖をつけましょう。

ガラクタは、「決断を先延ばしにした物」のことです。

捨てる決断、適切な場所に戻す決断、すぐに処理する決断、いらない物を断る決断。

こうした決断をさっさとしなかったから、雑多な物が床の上や机の上で山になっているのです。

整理整頓が好きな人は、棚や押入れの中に、ガラクタをきれいに収めらることもあります。

本質的にいらない物を、家の中で眠らせておくと、だんだん有用な品に変わっていく…… なんてことは起きません。

ワインじゃないんですから。

ワインだって、あまりに寝かせすぎると、まずくなります。

不用品はどうせあとで捨てることになりますから、家に入ったその瞬間に、捨てるかどうするか決めて、行動にうつしてください。

頼みもしないのに、母親がいらない物を送ってきた。

こんなとき、押入れの中にしまってはいけません。

・送り返す

・処分する

このどちらかをするべきです。それもできるだけ早く。

そして、お母さんには、「このような物は送ってこないでほしい」と、伝えましょう。

処分を先延ばししていた物を捨てるコツ。すぐに決断しよう。

決断をいったn保留にしたほうがいい案件もありますが、こと、不用品の処分に関しては、決断は速いに越したことはありません。

ぐずぐずと持っていると、捨てにくくなります。

3.プロセスを楽しむ

片付けても片付けても終わりが見えなくて苦しい。

そう思う人は、片付けるプロセスを楽しむようにしましょう。

あなたは、何か叶えたい夢があって、不用品を減らす旅に出ました。

始めた翌日にいきなり目的地に着いてしまったら、つまらないと思いませんか?

旅は、途中でいろいろな体験をするからこそ、楽しいのです。

毎日、どんな物を捨てたのか、文字で記録すると、プロセスを楽しめる人もいます。

「懸案だったタンスの引取りを、きょう、ようやく市に申し込むことができた。あ~ほっとした」なんて、日記に書いておくわけです。

10年日記だと読み返すのが簡単なのでおすすめ⇒日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています

必死に捨てて、きれいになった机の上を写真に撮っておくのもいいかもしれません。

どうやったら、日々の片付けを楽しめるか、自分で考えていろいろ工夫してください。

この時、プラス思考をして物事のいい面を見るようにしましょう。

足りないマインドでいると、片付け作業に対するストレスが増える一方です。

足りないマインドとは?⇒足りないもの探しをやめればそれだけで豊かになる。

そもそも、物が増えてしまうのは、「私の家には充分物がない」「私の人生には大きく欠落したものがある」「私は人間として、何かが足りない」と、「足りないこと」や「できないこと」に、意識を向けすぎるからです。

不用品を捨てながら、足りない思考も矯正できれば、一石二鳥ですよ。

「終わりが見えない」と思ったら、「でも、きょう、あんな物やこんな物を捨てたよね? 暮らしは確実にシンプルライフに向かっている」と思うようにしましょう。

実際、捨てれば、シンプルな状態に一歩近づいています。

決して後退はしていません。

仕事で忙しい人が断捨離をする7つのヒント。あきらめずにプロセスを楽しむ。

番外:きれいにすることに執着しない

何事も、強く執着すると、ストレスが増えます。

部屋の中をスッキリさせることや、不用品を捨てることに、執着しすぎないでください。

どんなにのろのろ捨てていても、家に入れるほうを止めれば、次第にスッキリ空間になっていきます。

それほど、今の暮らしは、家のドアから、いろいろな物がどんどん入ってくるのです。

もともと、暮らしの質をあげ、ストレスレベルを下げるために、片付けを始めたのだと思います。

片付けに執着しすぎて、「終わらない!」とストレスをためることは、逆の方向に進むことです。

生活を楽しみながら、どんびり捨てるプロジェクトをしてください。

*****

断捨離のせいで、ストレスが増えている人に解決策を提案しました。

さて、エッセオンラインに新しい記事が掲載されたので、お知らせします。

今回は50代でやっておいてよかったことです。

60代、シンプルに暮らす中で実感。「50代でやってよかった」こと5つ | ESSEonline(エッセ オンライン)

私は40代のとき、すでに、シンプルライフを心がけていて、いらない物を捨てて、物もあまり買わないようにしていました。

しかし、50代になって、ミニマルに暮らすことに決め、さらにシンプル化が加速しました。

この10年はわりと実りの多かった年と言えましょう。

50代の人はもちろん、50代には遠い人も、読んでいただければうれしいです。





失敗に気づいた人失敗するんじゃないか、という心配:物を手放すことに対する不安と恐怖(その3)前のページ

気になっていることをどんどん片付ける生活。次のページ手書き

ピックアップ記事

  1. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  2. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  3. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  4. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  5. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…

関連記事

  1. ぬいぐるみ

    断捨離テクニック

    その品物の本当の価値を考えてみると、捨てにくい物でも捨てられる。

    片付け中に、今後もたぶん使わないけど、捨てるのもったいないなあ、という…

  2. サイクリング

    断捨離テクニック

    すぐにスタートしよう~人生後半の断捨離を成功させるコツ(後編)

    50歳、60歳とある程度、年齢を重ねた人が、これまでの生涯をかけてため…

  3. ティーセット

    断捨離テクニック

    趣味で使う服や道具を捨てられないと悩んだらこうしてみる。

    趣味を楽しむときに使う服や道具がたくさんあって捨てられない、気持ちの整…

  4. 春

    断捨離テクニック

    年度末の3月なら捨てられる4つのモノ。引っ越しの予定がなくても片付けたい。

    3月になりました。官公庁は会計年度の年度末であり、学校は学年末。1年の…

  5. 雨

    断捨離テクニック

    3分あればできる、梅雨時にスッキリするためのプチ片付け7選

    散らかった部屋にいるとただでさえストレスがたまりますが、ジメジメした梅…

  6. おもちゃ箱

    断捨離テクニック

    子供と一緒に断捨離する8つのコツ。退屈な夏休みに最適。

    子供が家にいて退屈することが多い夏休みは、子供といっしょに片付け物をす…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,799人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 野原に立っている女性
  2. ガラスの空きびん
  3. カップを拭いている女性
  4. あたまを抱える人
  5. 若い女性
  6. 髪をさわっている手
  7. 服のチェックをしている人
  8. スマホを使っている女性
  9. ムック「8割捨てて二度と散らからない」表紙
  10. 筆子のノート

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 粗品のタオル
  2. 在宅勤務
  3. 悩んでいる人
  4. いらない物はもう捨てます。
  5. テーブル
  6. ポケモンGO
  7. 玄米
  8. オンラインショッピングをする人
  9. ジグソーパズル
  10. 服を買っている女性

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP