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いったん家や部屋の中がきれいになったあと、リバウンドしない方法をお伝えします。
必死でお片づけや断捨離をして、部屋がきれいになっても、数ヶ月たつと、なんとなく雑然としている、ということはありませんか?
こんまりの「リバウンドしない片付け」をやったはずなのに、なぜかまたガラクタが増えてしまう、ということが。
生きている限り、ゴミは出続けるので、断捨離が終わったあと、全く片付けをしなくてもいいか、というとそれは違います。
しかし、いくつかの点に気をつければ、もうあまり物を増やさずスッキリ暮らすことは充分可能です。
なぜリバウンドするのか?
断捨離しても、すぐに物が散らかり、また断捨離する、こんなことを繰り返す原因は1つだけです。
物をためこむ結果に至った生活習慣が改まっていないからです。
せっかく家の中の物を減らしても、前と同じ暮し方をしていたら、時がたてば、また前のようにガラクタがたまります。
断捨離が終わったあとは、そもそもなぜこんなに汚部屋になってしまったのか、理由をきちんと把握して、もとの原因を断っておくべきなのです。
人によって、理由はさまざまでしょうが、一般的に物がたまる理由は2つです。
●物を家に入れるから
●物が散らかるままにしておくから
これと逆のことをすれば、あとはふつうの掃除をごくふつうにしておくだけで、部屋はきれいに保たれるのです。
断捨離リバウンド防止のためにすべきこと
片付けたあとリバウンドしないための3原則はこれです:
1.物を家に入れない
2.散らかる前に片付ける
3.1つ1つの行動を確実に完了させる
1つずつ説明しますね。
1.物を家に入れない
これは1番大切なことです。家の中に物を入れなければ、ガラクタは増えず、散らかりようもありません。
いったん片付けが終わったら、「物を家に入れないこと」にフォーカスしてください。ほとんどの物はこんなルートで家に入ります。
●買う
●もらう
●拾う
窓から飛んでくることもありますが、ひじょうにまれです。
この3つのルートの中でもっとも物を増やしてしまうのが「買う」ことです。
よって、今後はできるだけ買わないことをおすすめします。
具体的には、レクリエーションやエンターテイメント、あるいは暇つぶしのための買い物をしないこと。本当に必要なものだけ買うようにします。
特に「収納する物」を買うときは、充分考えてから買ってください。収納するものがあると、人は中身を埋めようとします。
また衝動買いしない工夫も必要です。
衝動買いしないためにできることをいくつか書いています⇒元浪費家のミニマリストが教える衝動買いの心理とそれを防ぐ5つの方法
買わないためにできることはこちら⇒5つの思考で「買わない」を習慣化~お金をためる生活にシフトする
よけいな物をもらわないことも大切です。街角で見かけるさまざまな無料のものをうっかり家に持って帰らないようにしましょう。
特に気をつけるべきなのはサンプルやちらしのたぐい。ホテルからアメニティグッズをもらってくるのも厳禁です。
こうしたものは「無料」であるがゆえに、家に持込みがちで、「無料」であるがゆえに、いったん家に入れたあと大切に扱わず、忘れてしまいます。
もし、やたら無料のものをもらってしまうクセのある人は、「無料の物入れ」という特定の置き場所や入れ物を用意して、ここに隔離しておくべきです。
その入れ物の中を定期的にチェックして、ガラクタ化を防止してください。
もらわない工夫はこちら⇒モノをもらわないのも一苦労~不用品を「もらわない」ためのミニマリストの努力と工夫
2.散らかる前に片付ける
断捨離を体験すればわかることですが、ガラクタの世界には大きな引き寄せの法則が働いています。
つまり、ガラクタはガラクタを引き寄せ、ゴミはゴミを引き寄せるのです。
うそだと思ったら、空のペットボトルをキッチンのテーブルか、自分の机の上に置いてみてください。48時間の間に、絶対また別のペットボトルか、何かのゴミが最初のペットボトルの回りに置かれます。
これは1人暮らしとか、2人家族とか、4人家族、大家族といったその家の居住人数は関係ありません。
なぜかゴミはゴミを引き寄せるのです。
そこで、ガラクタが次のガラクタを引き寄せる前に、元になるガラクタを退治しておいてください。発見したら、できるだけ早く捨てるのが理想です。
それができないなら、定期的に片付けるシステムを作っておきます。
たとえば
●毎晩リセットする
その日のガラクタはその日のうちに除去しましょう。寝る前に部屋に出しっぱなしになっているものは、定位置に戻し、家に置くべでないものは捨てます。
●いつもの掃除にプチ断捨離をプラスする
ふだんやっている掃除にプラスして、ガラクタがたまりがちな場所を掃除するのも有効です。
リビングルームのソファの上、机の上、本棚の中、玄関、クローゼットの中など、物がたまりがちな場所が家の中に必ずあります。
こういう危険ゾーンを特に意識してきれいにしておくのです。
●特定のイベントの前に断捨離する
ゴミの日の前の晩に集中的に片付けます。また、誕生日やクリスマスなど、贈り物が押し寄せてきそうなイベントの前に、子供のおもちゃを片付けます。
ぬいぐるみの断捨離の仕方はこちら⇒ぬいぐるみの捨て方。連休中に子供とやる断捨離プロジェクトにおすすめ
その他、自分なりに「ガラクタ捨て日」を設定しておくといいです。毎週食品の買い出しに行く日が決まっているのなら、その日の前に冷蔵庫やパントリーをきれいにしておくのもいいでしょう。
3.1つ1つの行動を確実に完了させる
これはどういうことかというと、物を使って何かをしたら、その行為を最後まできちんとやるということです。
棚や押し入れの扉を開けて、何かを出して使ったら、使ったあとそれをしまって、扉をしめるところまでやって、初めてその行為が完了します。
物を出したら、定位置にしまうことを、その場でやるのです。洗濯ものを取り込んだら、たたんで、タンスやクローゼットに戻すところまでやります。
あとでやろうと、部屋の片隅にためておくと、ガラクタの引き寄せの法則により、そこに次の日の洗濯ものがたまります。流しに汚れたお皿を入れておいても同じことがおきます。
こうした家事は、たまればたまるほど片付けるのがしんどいです。しかも、日々たまって行くのを見るのは大変なストレスです。
やりっぱなし、出しっぱなし、置きっ放しを極力やらないことが、ガラクタをためないコツです。
何らかの事情で「〇〇しっぱなし」になったら、2番の方法を使い、できるだけ早く始末をするよう心がけましょう。
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物は勝手に家の中に入ってきません。部屋の中にガラクタがたまるのは、それをためてしまう自分のせいなのです。
期せずしてガラクタがたまったら、なぜそこにそんなガラクタがたまるのか、必ず考えるクセをつけるといいです。
さらに、物事を先回しにせず、「今、ちゃんと始末する」という態度を身につけるのも、きれいな部屋を保つ極意です。