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「ミニマリストになりたい」「ミニマリストになるには?」という検索ワードで、このブログにアクセスする方が少なからずいます。
そこでミニマリストになるために、必ず捨てるべきものを1つだけお伝えします。できるだけ早く捨てておくと、より早くミニマリストになれます。
まず、初めてこのブログに来た方のために、ミニマリストとは何か、説明しますね。
ミニマリストとは?
ミニマリストとは、最小限主義者。必要最低限の物で暮らす人のこと。
世間の人の持つミニマリストのイメージは、こんな感じでしょうか?
●何も持ってなくて、所持品は身の回りのものがトランク1つ分あるだけ。
●トランクの中のモノを数えると100個もない。
●家もないので、ホテル住まいしていたり、年中旅行をしてノマドライフを送っている。
●仕事はブロガーとか、デイトレーダーみたいな、9時から5時勤務ではない人。
●1日数時間働くだけで、遊んで暮らすお金が入ってくる。決して路上生活者ではない。
だから、みんなミニマリストになりたいと思っているのかもしれませんね。
でも、こんな人はほんの一握り、というより、本当にいるのかどうかもわかりません。
最近、ミニマリストやミニマリズムがちょっと流行っているので、イメージが先行しているのです。
私は、ミニマリストにもいろいろなライフスタイルがあってしかるべきだと思います。所持品がすべてスーツケースに収まらないとその人はミニマリストではない、とは言いません。
そんなこと言ったら、主婦は絶対ミニマリストになんかになれません。
家族もいるし、私、相当削ぎ落としましたけど、最低限の調理道具も必要です。
そこで私は、その人の暮らしにとって最小限の物を持っている人、をミニマリストと呼んでいます。
できるだけ少ない物をもつことで、できるだけ豊かな人生、自分らしい人生、自由な暮らしを追求している人をここではミニマリストと呼びます。
ミニマリストになるために捨てなければならないもの
もしあなたがミニマリストになりたいのなら、絶対捨てなければならないものが1つあります。
最初に捨てる必要はないかもしれませんが、いつかは捨てないと先に進めなくなるものです。
断捨離を始めたばかりのときは、いらないモノが家にたくさんあるので、毎日うんざりしながらも、捨てるものに困ることはありません。
「捨てるものに困る」という言い方も変なのですが、本当に毎日のように捨てていると、「あれ?なんかもう捨てるものないよね」という時が来るのです。
そのとき、自分がミニマリストになっているのかというと、実は全然そんなことはなくて、周囲にはまだモノがいっぱいあり、部屋もそんなにスッキリしていないのです。
「もう捨てるものがないのに、家の中にはモノがいっぱいある。私にとって最小限って、こんなに多いの?」
と、まるで狐につままれたような気持ちになります。
こんな状態になったとき、さらに一歩踏み込んで、ミニマリストになるために、どうしても捨てなければならないものがあるのです。
それはいったい何か?
さらなる洋服?
家?
もしかして、家族?
いえいえ、こうしたものを捨てても、ミニマリストにはなれません。
洋服を捨てれば、着たきりスズメになります。私がかなりこれに近い状態です。
家を捨てれば、ノマドワーカー、あるいは住所不定の人、もしくは風来坊になります。
家族を捨てたら、天涯孤独の人になるでしょう。
しかし、ミニマリストではないのです。
ミニマリストになるために捨てるべきものとは?
それは、「思い込み」です。
「人が生きるためにはこれは絶対必要だ」「これは絶対しなければならない」という思い込みです。世間で正しいとされている常識と言い換えることもできます。
ある時点で、自分の暮しに必要なものを自分で決める勇気を持たないとミニマリストにはなれません。
そうです。勇気が必要なのです。
というのも、ほかの人と同じようなことをしていたほうが楽ですから。
「ほかの人はみんな持っているから」「これは誰でも使ってる生活必需品」という理由で持っているモノを、実際には使わないのなら、それは自分の生活に必要のないものです。
こういうものを捨てないと暮らしはミニマルになりません。
私が捨てた、ほかの人はたいてい持っているもの
実例として、私の家にはないけど、ほかの家にはありそうなものをあげます。
●カーテン
相変わらずカーテンがなくて、夜は白い布を画鋲で留めてるだけです。
詳しくはこちら⇒ミニマリストになりたい人の落とし穴とは? これを真似しろとは言いませんが、カーテンがないと洗濯が楽なのは事実です。
●水切りカゴ、三角コーナー、生ごみいれ
水切りカゴは使わない、三角コーナーと洗い桶もなくても大丈夫
●各種マット
その玄関マット、本当に必要? マットを捨てるとこんなものが手に入る
●車
車を持たない生活、その5つのメリットとは? 車をお持ちでない方は多いと思いますが、カナダではとっても少数派です。
ほかにはアイロンもありません。アイロンをかけるような服は誰も着ないからです。
モノを捨てない夫がいるせいで、家の中にはありますが私が使わないものにはこんなのがあります。
●テレビ
ミニマルライフを加速する~テレビを断捨離すると手に入るもの
●炊飯器
ミニマルライフを加速する~テレビを断捨離すると手に入るもの 夫がクイジナートの炊飯器を買って冷蔵庫の上にのせています。今年になって数えるほどしか使っていないのに。
●バスタオル
バスタオルを使わないシンプルライフ~バスタオルがないとこんな問題は一挙に解決 夫と娘はバスタオルを使います。
●トイレブラシ
こんなに汚いトイレブラシは断捨離するしかないと思いませんか? 前の家では断捨離したのに、引っ越したら夫がどこからか持ち込みました。
カーテンは微妙ですが、他のものは捨てたほうが暮らしやすくなりました。
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なんでも捨てればいいというものでもないですし、「モノが少ないほうが偉い」と言いたいわけでもありません。
ここで私が言いたいのは、「ミニマルライフのいいところは、人の意見に左右されず、自分自身で考えて、自分の暮らしに必要なものを見極めようとするところだ」ということです。
「人並みの暮らし」をめざしていると、ミニマルライフとは逆の方向に向かいます。
「これは絶対必要」「これは誰でも持つもの」「これは誰でもやるもの」という思い込みを捨てれば、所持品はミニマルになり、暮らしはどんどんシンプルになるのです。
シャンプーがなくてもお湯で洗えばいいし、家にいるときまで化粧をする必要はないし、日替わりで洋服を着る必要もないのです。
思い込みを捨てて、「人並み」より「自分流」を追求する。
それが私のめざしているミニマルライフです。