アルバムの写真を見ている人

ミニマルな日常

母に捨てられた写真:別の解釈をすると気持ちが楽になる

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4月の下旬に、お母さんに子供時代の写真を捨てられてすごくショックだったという方のお便りを紹介しました。

こちら⇒母に赤ちゃん時代の写真を捨てられた。時間以外に心を癒す方法はありますか?

この記事を読んで、2人の読者から感想をいただいたので紹介しますね。

まずふさこさんのお便りです。

写真を捨てたのではなく、手元に置きたかっただけかも

件名:2026年4月24日の記事のよんよんさんへ

筆子様、はじめまして。 

ふさこと申します。55才です。

2016年から拝読しております。ありがとうございます。

特にセルフエスティームに関する記事から多くの学びを得て、筆子さんのお言葉に何度も助けていただきました。心から感謝しています。

今回、お節介が過ぎるのでは、と躊躇しながらも、よんよんさんに、お伝えしたい気持ちが抑えられず、メールをさせていただきました。

片づけに関することではなく、しかも、筆子さんが、心理面については別の記事やnoteなどでお考えを書かれる旨を仰っていますのに、申し訳ありません。

よんよんさん、家族の今までの歴史も、状況も知らないのに語ることを、お許しください。

私は、よんよんさんのお母さんは、娘よんよんさんの写真を捨てたのではない、と考えています。

よんよんさんのお母さんは、赤ちゃんの時や幼少期のよんよんさんの写真を見て、可愛くて、愛おしくて、自分のテリトリーに置いておきたくて、思わずアルバムから剥がしてしまったのだと思うのです。

「母の長財布から、そのアルバムに貼ってあった幼少期の写真を一枚見つけました」とのこと。

お母さんは、よんよんさんの写真を、ご自分で大切に持っておきたかったのだと、私は思いました。

そして、ご自分のしたことを忘れてしまったのだと。

捨てて、嘘をついているのではなく、本当に覚えていないために話が嚙み合わないのでは、と考えます。

お母さんに、大切なものを勝手に捨てられた、と、よんよんさんが怒り、悲しんでいる気持ちが全く通じないのは、記憶が消えている可能性が高いと思います。

お母さんの記憶や判断力が落ちはじめていることを認めるのも、とてもつらくて悲しいことですが、お母さんは、年を取って脳の機能が少し落ちてしまっただけであって(誰もが避けられないことです)、

お母さんは、お世話をしてくれる娘よんよんさんをないがしろにして、ひどいことをしてあやまりもしない人などではない、

むしろ、娘のよんよんさんのことが、愛おしくてしてしまった行為なのだと思えると、お母さんに対する負の感情が薄らぐのではないでしょうか。

筆子さんが、剝がされた写真に関して、家の中のどこかにあるかもしれませんよね? お母さんがものを突っ込んでいる場所を探してみてください、と仰っていますが、私も、同感です。

今回起きたことを、よんよんさんのお母さんは、娘よんよんさんの小さい頃の写真があまりにも可愛くて衝動的に行ってしまい、その後、記憶が消えてしまった、という前提で、解釈してみていただけませんか。

私の個人的な感情も入ってしまい、申し訳ないのですが、私は、20代で母と死別し、55才になった今でも、母と仲良く笑い合いたい、いろんな話をしたい、と涙が出ます。

なので、よんよんさん、お母さんと仲良くしてほしいと願います。

お母さんのお世話、大変だと思いますが、86歳のお母さんと過ごせる時間は有限です。

お母さんに、私は小さい頃どんな子だったの、とお茶をしながら聞いたり、おだやかな、あたたかい時間を一緒に過ごしてほしいのです。

よんよんさんと、お母さんのお幸せをお祈りいたします。

筆子様 書かせていただき、ありがとうございました。

これからも、毎日、筆子さんの記事を楽しみにしています。

筆子様と、ご家族皆様のお幸せとご健康を心よりお祈り申し上げます。ふさこ

ふさこさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

もう10年もブログを読んでくださっているんですね。本当に嬉しいです。

ふさこさんがおっしゃるように、お母さんが自分のしたことをすっかり忘れているという可能性も、確かにありますよね。

もちろん、私はよんよんさんとお母さんの関係を知らないし、お母さんに会ったこともないので、見当違いかもしれません。

それでも、お母さんは捨てるつもりではなかったと考えると、ストレスが減るのではないでしょうか。

私たちは普段、いろいろなことを自分流に解釈していますが、目で見えていることって限られているんですよね。

人の知覚がいかに限定されているかを示す例として、コンピューター科学者のアラン・ケイが講演で紹介したカエルの話があります。

カエルの脳は、餌を動いている細長いものとして認識するようにできています。

そのため、本来の餌であるハエを薬で麻痺させて目の前に置いても、カエルはそれを餌だとは思わず、食べません。

餌が目の前にあるのに餓死します。

一方で、小さな長方形のボール紙を投げてやると、カエルはそれを満腹になるまで食べ続けます。

カエルは自分が世界の全てを見ていると思っていますが、実際には、動く細長いものしか見ていないのです。

もちろん、私たちはカエルとは違いますが、人間も、自分の関心や記憶、感情のフィルターを通して、ものを見ています。

だから、こうに決まっていると思い込まず、別の解釈についても考える気持ちの余裕を持ったほうがいいです。

それでは、ふさこさん、これからもお元気でお暮らしください。

※カエルの話は、コンピューター科学者アラン・ケイが2004年11月の講演 The Center of Why? で語ったものです。

私はジェームズ・クリアーのニュースレター(3-2-1 Newsletter, 2026年4月30日号)で知りました。

元になっているのは1959年にMITのジェローム・レトヴィンらが発表した、カエルの視覚に関する有名な研究です。

続いて、makikoさんのお便りです。

手元になくても大丈夫。親族や知人が持っていることもある

件名:私も親に写真を捨てられました

筆子さん、こんにちは。

久しぶりにメッセージします。

タイトル通り、私も母に、離婚した父が写った写真を無断で全て捨てられました。大学生の頃のことです。

色々と問題のある父ではありましたが、勝手に全捨てされたことはショックだったし、悲しみと怒りを覚えました。

抗議しても、あんな奴の写真を見たい残したいと思うなんてあんたはおかしい、私(母)の気持ちを分かってくれないと逆ギレされ責め立てられました。

それから25年ほど経った最近、たまたま伯父から、父の写った写真の数々をデータで見せてもらえました。

私の手元に父の写真がないことを伯父は知っていたので、私への気づかいだったのだと思います。

とても懐かしく嬉しい気持ちになりました。

そして、母は自分の手の届く範囲で全ての写真を捨てたつもりでいたのだろうけど、それでも誰かが持ってはいるもので、完全に無くすことは難しいのだろうと思い、少しだけ母に一矢報いた気分になり、溜飲を下げる思いもしました。

なので、相談者さまも是非、親族や知人をあたってみるのも良いと思います!

makikoさん、こんにちは。

久しぶりのお便り、とてもうれしく拝見しました。お元気そうで何よりです。

自分のルーツに関わる写真を、肉親に勝手に捨てられるのは、本当につらい出来事ですよね。

今回、伯父さんに見せていただくことができて本当によかったです。

手元になくても、意外と周囲の人が持っていたりするので、あきらめずに聞いてみることが重要ですね。

makikoさん、貴重な体験談をお寄せいただきありがとうございました。

また何かありましたら、メールください。

noteの更新

このブログで扱わない話題や、深掘り、私の日常日記などは、noteで更新しています。最近書いた記事にリンクしますね。

作り置きと断食で回す日々。67歳一人暮らしの食生活2026年版|筆子のnote

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ブログと併せて読んでいただけるとうれしいです。

*****

よんよんさんのお便りに関しては別の視点からnoteでも記事にしましたので、興味のある方はお読みください。

恨んでもいい。しかし恨みに人生を明け渡してはいけない|筆子のnote

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