スマホを見ている人

ミニマルな日常

最終更新日: 2022.12.22

もっと時間を作る方法:ふだん消費しているコンテンツを見直す。

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毎日忙しいから、部屋を片付けている暇がありません、というメールを定期的にもらいます。

そのたびに、時間を見つける方法を書いておりますが、今回は、ふだん自分が消費しているコンテンツを見直して、片付け時間を確保する、という方法をお伝えします。



コンテンツとは?

コンテンツ(contents)は、中身・内容という意味で、自分が見たり、読んだり、聞いたりしているものです。

自分がコンテンツを作る側にまわることもありますが、ここでは、「消費しているコンテンツ」を考えてください。

外部から提供されたもので、自分が時間とエネルギーを注いでいるもの、と言うこともできます。

テレビ番組、ラジオ番組、新聞、雑誌の記事、本、オーディオブック、漫画、音楽、動画、インターネットで配信されるいろいろなもの、ポッドキャスト、SNSのタイムラインで見るもの、ゲームなど。

娯楽に限らず、趣味や仕事に関係のあるもの、望んでいないのに、一方的に送られてくるもの(宣伝とか)もあります。

勉強のために読んでいる参考書や問題集、難しげな本、オンラインで配信されるセミナーなどもコンテンツです。

なんとなくフリマアプリや通販サイトで、品物を見るのもコンテンツの消費です。

買い物が目的というよりも、「何かいいもの、ないかしら」「何かお得なもの、ないかしら」「何か便利そうなもの、ないかしら」と考えつつ、だらだらと見ている時間は、コンテンツを消費している時間です。

昔は、コンテンツはすべて、アナログでしたが、いまは、スマホを使って、デジタルなコンテンツを消費する人が増えています。

こちらの記事によると、日本人は平均、1日4.8時間、デジタルコンテンツの消費に費やしているそうです。

https://dime.jp/genre/685366/ 1日平均4.8時間!日本人のデジタルコンテンツ消費に関する5つのトレンド|@DIME アットダイム ☆2022/12/21:記事が削除されたのでリンクをはずしました。

18歳から34歳は1日6時間です。この6時間に、仕事をしている時間は入っていないと思います。

35歳から49歳でも1日、4.9時間で、およそ5時間です。

24時間のうち、睡眠が8時間だとすると、残りは、16時間。仮に仕事に8時間使うとして、残り8時間だから、そのうちの5時間をデジタルコンテンツの消費に使っていたら、そりゃあ、家事や片付けをする時間はなくなるでしょう。

デジタルコンテンツは、すきま時間をどんどん侵食するので、気をつけなければなりません。





コンテンツの消費状況を調べる

自分がよく消費するコンテンツを5つぐらいピックアップして、消費状況を調べます。

本(小説)、コミックス、特定の雑誌、ゲームアプリ、フェイスブックやインスタグラム、ツイター、テレビで見るドラマ、Youtubeなど、いろいろあります。

このブログの記事もコンテンツの1つです。

私は毎日、15分使って、NHKのラジオ講座の番組を1つ消費しています。

テレビっ子で、テレビばかり見ている人(テレビ番組を集中的に消費している人)は、内容ごとに調べてみてもいいかもしれません。

ニュース、バラエティ、海外ドラマなど。

ピックアップしたら、そのコンテンツを消費している時間(週/1ヶ月/半年/1年に何時間)を算出します。

さらに、そのコンテンツからどんなものを得ているか考えてください。

何かを得たいから、そのコンテンツを消費しているはずです。

自分がそのコンテンツから得ている価値を、言葉にしてみましょう。

こんなコンテンツの消費はもうやめる

コンテンツの使用状況を調べたら、以下のようなコンテンツの消費をやめるか、消費に使う時間を減らしてください。

すると片付けをする時間が生まれます。

1)届いても使わないもの・無視しているもの

消費しようと思って、申し込んではみたものの、あまり消費できないでいるコンテンツは、これ以上届かないようにします。

大昔、定期購読していた英文雑誌をすべて積ん読し、ベッドの下の収納箱に入れっぱなしにした話を以前したことがあります。

情報の断捨離のススメ。頭の中も片付けないと、何もできないまま人生が終わる。

このような雑誌は、使っていないコンテンツの例です。

勝手に郵便受けに入っているちらしや、半ば一方的に送られてくるカタログ、通販ショップのメルマガなどは、無視しているコンテンツです。

届いた⇒捨てる/片付ける/削除する、という行動にたいして時間を使っていなかったとしても、何回もやっていたら、それなりに時間とエネルギーを取られます。

チラシやカタログは場所をとるし、メルマガは、受信箱の中で、重要なメールとまざって、視覚的なノイズになるし、大事なメールにアクセスする邪魔をします。

チラシやカタログは配布を停止し、メルマガは解除しましょう。

カタログを止めることから始めるシンプルライフ。

もっとシンプルな生活をするために、今日からできる4つのこと。

2)嫌な気分になるもの

消費すると、いやな気分になっているものは、もう使うのをやめます。

たとえば、SNS。

気晴らしやリフレッシュ、情報収集、友人とのコミュニケーションなど、SNSから価値を得るつもりで、使用を開始したけれど、使っている最中、気分が悪い、ということがあります。

たとえば、こんなケースです⇒不満やぐちをLINEしてくる友人と距離をおきたい←質問の回答。

内容を好きになれない漫画や本を、無理に消費しつづけることはありません。

嫌いなYouTuberを見て、そのたびに不愉快になり、意地の悪いコメントを入れるぐらいなら、そのコンテンツの消費はやめて、自分の好きなYouTuberの動画を見てください。

最近、日本では、新型コロナウイルスの感染はおさまったかのように見えますが、この春は、ニュースやワイドショーで、コロナの話ばかりしていたと思います。

そういうニュースを見て、必要以上に不安になるなら、見ないほうがいいです。

3)悪影響のあるもの

それなりに楽しく使っているけれど、自分の生活にあきらかに悪影響があるコンテンツは消費を控えます。

以前、インスタグラムで物を見ると、買い物をしてしまって、部屋が片付かない、という方がいました。

自立心を養う5つの方法。依頼心が強すぎる人はよけいな物が増える。

この方は、インスタグラムを見ているときは、楽しいと感じていると思います(あ、これかわいい、私もこれを買おうという期待感から、ドーパミンが放出されている)。

けれども、インスタグラムのコンテンツを消費した結果、お金を失い、ガラクタが増えるという生活を続けていました。

この場合、明らかに悪影響のほうが多いので、消費を控えたほうが自分のためです。

ゲームやチャットに夢中になって、幼い子どもの育児をないがしろにしてしまう人がいます。

ゲームやメッセージのやりとりをしているその瞬間は、刺激的で楽しいけれど、その裏で、もっと大事なものを失っていますから、これも、コンテンツの消費をおさえたほうがいい例です。

4)何の変化ももたらさないもの

楽しいので、消費を続けているが、毒にも薬にもなっていない。

そんなコンテンツの消費も、少し控えましょう。

時間があり余っているのなら使用を続けてもかまいませんが、「忙しくて片付ける時間がない」という状況なら、生活に何の変化ももたらさないものを消費するのは時間がもったいないです。

その時間、片付けをしたほうが、生活の質があがります。

「心のバランスをとるのに役立っている」とか、「やすらぎになっている」といった恩恵があるかもしれませんが、コンテンツの消費をがんばるのをやめ、もっとゆっくり暮らすと、おのずと心は穏やかになります。

ミニマリスト流、スローライフの始め方。心と身体が疲れている人におすすめです。

勉強や自己啓発のコンテンツを、見たり読んだり聞いたりしているが、いっこうに行動をおこせない、というときも、使用を控えるか、休んでください。

部屋を片付けたくて、筆子のブログを1年ぐらい読んでいるが、1つも片付けられない、自分も生活もまったく変わらない、そんな自覚があるときも、使用を中止するといいでしょう。

あなたの求めているものが、このブログにはない可能性が高いからです。

自分の探しているものがありそうなコンテンツを消費しましょう。

忙しい人が片付けるコツ

片付け時間を作るのに参考になる過去記事です。

片付ける時間の作り方~忙しい主婦でも、不用品を捨てる時間はある。

毎日忙しくて片付けられない人へ。時間がないと嘆く人がうまく片付けるコツ。

自分の時間がないというイライラから抜け出す方法~シンプルライフで叶います。

もっとシンプルな生活をするために、今日からできる4つのこと。

時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)

ただ忙しいのと生産的であることの違い(TED)

いかに物が私たちの時間を奪っているか?(TED)

*****

時間を作るために、コンテンツの消費を見直すことをおすすめしました。

先にも書いたように、デジタルコンテンツは、どんどん時間を奪うので、「なんとなく楽しいから」程度の理由で、ずるずると消費を続けるのはやめたほうがいいです。

積極的に、「私はこれがとても好きだ」とか、「こんな恩恵を得ている」「生活の役にたっている」と思うコンテンツをしぼって消費したほうがいいですよ。

時間は有限ですから。





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