ページに広告が含まれる場合があります。
シンプルに暮らせているけれど、キラキラ輝いている人を見ると、うらやましくて、ものを買ってしまいそう。こう考えるのをやめる方法を知りたい。
この質問に回答します。
まず、メールをシェアしますね。みほみほさんからいただきました。
うらやましい
毎日ブログ楽しみに読んでおります。
ここ数年で断捨離もすごく進み、無駄な物もずいぶん減らすことができました。
買わない挑戦もして、昨年は必要な物だけどで済んだな、と自分でも納得できるほどです。
そして、この数十年、毎日惰性で飲んでいたアルコールも、今年からは
家では飲まない!
外では気持ちの良い程度で飲む!
と決め、周りからはよく呑む人、アルコールなしでは生きられないだろう、ぐらい思われていた私が、こんなにもいとも簡単にやめることができるんだな、とビックリしています。
感情で買ってしまいそう
が、
最近、オシャレな方を見て、とてもキラキラ輝いて見えて、うらやましく思ってしまいました。
また私の悪い癖が出て、前のように見栄でポイポイ、感情で買ってしまわないように、どうしたらこの感情のループを手放すことができるのか。
自分が今の人生に満足できていないから、人が輝いて見えるのか。
1人でエステの自営業をしていて、収入に波もあり、80歳の母との同居も少しずつ不安な事も出てきて、つい経済的な不安に目が向いてしまっているのかな、とも思います。
こんな時の対処法を教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。
みほみほさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
断捨離をして、買い物をコントロールできるようになり、お酒までやめたんですね。
すごくないですか?
特にお酒をやめたくだりは。経済的不安があるならば、お酒は飲まないにこしたことがないですから。
とてもよかったと思います。
では、感情のループにはまらない方法を紹介します。
どんなループなのか確認する
メールを拝見し、今、みほみほさんは、「他人のキラキラの発見⇒私の買い物」という思考パターンを変えたいのだと解釈しました。
思考パターンを変えたいとき必要なのは、実際、どんなふうに思考が連鎖しているのか、確認することです。
その後、そのパターンを部分的に、ときにはすべてをこわせばいいのです。
お便りには、「おしゃれでキラキラ輝いている人を見るとうらやましい」とあり、そのあと、「前のように見栄でポイポイ、感情で買ってしまう」とあります。
これは、具体的にどんな思考(感情)の流れなんでしょう?
素敵な人を見る⇒私もあんなふうに輝きたい⇒あの人の身に付けているものを買えば、あの人みたいに輝ける⇒お金のあるなしは無視して、キラキラした人がもっていたものを買ってしまう⇒買っても、自分が着たら似合わない/そもそも着ない⇒お金を無駄にしてしまったと後悔する
こんな感じですか?
これはあくまで例です。みほみほさんがどんな思考をたどるのか、しっかり見極めてください。
見極めるときは、書き出すことをおすすめします。
輝いている人への反応を変える
この記事では、便宜上、上に書いた思考パターンを変える方法を考えてみましょう。
この思考パターンが始まるきっかけである、「おしゃれでキラキラ輝いている人」を見た時の反応を変えてしまえば、その後の思考は様変わりします。
キラキラを見たとき、みほみほさんは、「うらやましい」という反応をしています。しかし、ほかの反応の仕方もありますので、うらやましがるのとは違う反応をするようにしてください。
2つ例をあげます。
気にしない
他人がどんなにキラキラしていようとも、自分の人生には何の影響もないので、「まぶしいな」と思ったとしても、基本は気にしません。
キラキラ輝いている人って、具体的に誰ですか?
芸能人やインフルエンサー? 友人? 店に来るお客さん?
まず、芸能人はキラキラしているのが商売なので、輝いていて当然ですから、いちいち驚くに値しません。もともとオーラやカリスマ性がある人が、スターになるのですから。
最近は、一般人でも、雑誌やSNSで、キラキラ具合をアピールしているかもしれませんが、その輝きは多分に演出によるものです。
次に友人ですが、先に書いたように、友達がキラキラしていようがいまいが、自分の輝きには関係ないので無視してください。
店に来るお客さんが輝いているのは当然でしょう。エステに来る人は、外見がキラキラすることに投資している人たちですから。そういう人たちがいるから、みほみほさんのビジネスが成り立つわけで、キラキラを追求している人は、みほみほさんにとって、飯の種(たね)であり、とてもありがたい存在です。
共感と賞賛
美しいものを見た時は、その美や輝きに共感し、「すばらしい」と感動してください。
きれいなもの、輝いているものを見たら、「わ~素敵」「目の保養だ」「目にいいもの見せてくれてありがとう」と思いましょう。
私はわりとかわいいものが好きで、以前はキャラクターグッズをたくさんもっていました。
しかし、今は、かわいいものを見たら、「あ、かわいい」とポジティブな気持ちになったところで、終わっています。
ムーミンがかわいいからといって、グッズを買い集めたり、ムーミンみたいになりたいとは思いません(そもそもなれない)。
輝いている人を見て、自分もそうなろうと成長の糧にする反応もあります。ただ、みほみほさんは、今は、人と自分を比べるのは控えたほうがいいと思います。
おしゃれについて考える
おしゃれで輝いている人を見た時の反応を変えるとき、おしゃれについて考えるのもおすすめです。
みほみほさんにとって、おしゃれは何であるのか、それが自分の人生にどんな意味を持つのか、ちょっと考えてください。
そもそも、他人がおしゃれだろうとなんだろうと、自分には関係ないと思いませんか?
みほみほさんは、おしゃれにならないと困る事情があるんですか? おしゃれに見られないと、エステに客が来ないとか?
エステシャンは、私服じゃなくて、無地の制服っぽいもの着ていますよね?
私がエステを運営するなら、着るものにお金を投下するのではなく、ブログで店やサービスのことをまめに発信すると思います。SNSも連動するかもしれません。
衣類を買うより、情報発信するほうが集客に効果的ではないでしょうか?
以前、こんな記事を書いています⇒本当におしゃれな人の5つの特徴。おしゃれを知って、着ない服を断捨離する。
こんな質問をいただくから⇒服は最低限にしたいが、人からおしゃれに思われたい、という相談の回答「おしゃれ」をキーワードにした記事をいくつか書きました。
しかし、私自身は、「おしゃれ」のように、実態があるのかないのかわからない、右にも左にも転びうる概念がそこまで重要だと思いません。
おしゃれであることにこだわる人は、「他人からおしゃれに見える自分」を追求していると想像しますが、他人と言っても、ごまんといるし、それぞれ、価値観が違うから、誰から見てもおしゃれな状態なんてこの世に存在しません。
存在しないものを追い求めるのは、時間と労力の無駄です。
「人の目じゃないの、自分が自分をおしゃれだと思いたいの」という考えなら、他人が介入する余地はないので、「気に入っている服を着ている自分はおしゃれだ」などと思っておけばいいのです。
思考・感情のループを止める方法
最後に感情がぐるぐるとループしない方法を書きます。
1度にあれこれごちゃごちゃ考えない
1度にいろいろなことを考えようとすると、感情が交差してぐるぐるします。
頭の中だけで考え事をしていると、次から次へと脈絡なく考えがわきあがってくるので、紙にすべて書き出して、気持ちを整理するくせをつけてください。
おすすめはモーニングページ⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
私はモーニングページを書き始めて9年目ですが、頭の中がごちゃごちゃしても、すぐに気持ちを切り替えられるようになりました。
ブレインダンプでもいいですし⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
そのへんのノートや紙に思っていることを書いてもいいです。
気持ちを書き出すことがこころの整理に効果があるというのは、私が言っているだけではなく、科学的な研究でも、実証されています。
以下の4つのTEDの記事をお読みください。
書くことには癒やす力があり、それはシンプルなセルフケアの方法(TED)
手書きのメリット(TED)~手書きは人生を変えるパワーがある。
知らない人にだすラブレター(TED)~手書きの手紙のいいところ。
気持ちの整理をするために、紙に書き出そう:ライダー・キャロル(TED)
考えても仕方がないことは適当なところで切り上げる
人は考えても仕方のないことをぐるぐる考えてしまうことがありますよね。
先日も書きましたが、過去のできごとに対する後悔⇒今を生きるために捨てたほうがいいもの3つ。
未来のできごとに対する無駄な想像や仮定。
他人の選択や行動に対する心配や懸念、理由探し。
こうしたことはいくら考えても答えがでないので、思考がぐるぐるしてしまいます。
適当なところで、「考えても仕方ない!」と思って止めてください。
別のことを考える
脳は、1度に複数のことを考えることができません。「人のキラキラ⇒うらやましい⇒同じものが欲しい⇒買う算段」という思考をしたくないときは、ほかのことを考えてください。
みほみほさんはビジネスのことを考えるといいかもしれません。
いかにして利潤をあげるか、顧客は何を求めているか、どんな施術が好まれるか、どうやってスキルをあげるか、効果的なマーケティングの方法は何か、収入の波を解消する方法、などなど考えることはいくらでもあるんじゃないですか?
もちろん、私生活における課題について考えてもいいです。
私は、毎日、ブログのネタや読者のメールへの返信内容を考えるのに忙しいですよ。
そのうえで、けっこう時間を取られる趣味があるから、その時間をどうやって捻出するか考え、実際に仕事、趣味、家事をやっているうちに、1日があっという間に過ぎます。
とても、人のことをうらやましがっている時間はありません。
では、この記事がみほみほさんの役に立つことを願っています。
どうぞ、お元気でお過ごしください。
参考になりそうな記事⇒他人がうらやましい、私は不幸、という気持ちを手放す3つの方法。
******
読者のメールに返信しました。
同居している親が年をとってくると、先のことが心配になりますよね?
でも、その心配や不安をまぎらわそうと、新しい服やら何やら買っても、そのときはすっきりできても、結局、お金が出ていき、余計な心配が増えるだけなんです。
先のことが心配なときはその心配ごとに冷静に向き合って、できることをやっていくしかありません。
それでは、あなたも、質問や感想などありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。