クレジットカード

ミニマルな日常

デビットカードを不正利用されて気づいた被害を最小限に食い止める方法。

2018年の6月の終わり、日本の銀行で発行したデビットカードを不正に使われ、4万円ほど盗み取られました。

先ごろ、無事、口座に被害総額すべて返金されたので、この顛末をまとめておくとともに、デビットカードを安全に使う方法を紹介します。

私は海外(カナダ)に住んでいますが、被害にあったのは、三菱UFJ銀行が発行している、VISAデビットです。

不正利用されてからやることは、日本でも海外でも基本的に同じです。ただし、カード会社によって、多少手順が違うはずです。



利用通知のメールで不正利用に気づく

デビットカードを使うと、メールで、「ご利用代金お引落し(またはご入金)のお知らせ」というものが届きます(この設定を解除したら届きませんが)。

2018年6月29日の10時前ぐらいだったでしょうか。見に覚えのない利用通知が2通入っていました。午前4時過ぎの利用です。日本時間だと6月最後の金曜日の夜です。

このカードでは毎月1回、月初めに、あるサイトの利用料(500円)を支払うのみだったので(自動的に引き落とされる)、すぐに「あ、誰かが勝手に使った」と気づきました。

念のため、デビットカードの会員サイトで利用を確認(承認前だったので、取引内容はまだ表示されておらず)。この時、カードの利用限度額を1万円に変更しました(会員用WEBサイトには、自分でカードの利用を停止する機能はない)。

銀行の口座も確認したら、しっかりお金が引き落とされていました。

次に、不正利用されたことを伝え、カードの利用を停止するために、サポートデスクに電話しました。

日本時間の夜10時か11時頃だったと思います。電話が混み合っていて、なかなか担当者が出ません。国際電話料金がもったいないので、もう少しあとでかけることにしました。

この会社のサポートデスクは、平日昼間、9時から5時が通常の営業時間で、それ以外の時間は盗難などの緊急用のラインとなります。

通話料は、ともに有料です。

サポートデスクの人と話す

日本時間午前3時すぎに、もう1度電話したら、今度はわりとすぐ担当者が出ました。

当然のことながら、「カードの使用を停止します」と言われました。

先ほども書いたように、私は月1回しか利用していなかったので、停止しても問題ありませんが、複数のサイトで引き落とし予定がある場合は、該当カードで決済できなくなるから、事後処理が必要ですね。

このとき、どこで使われたのか教えてくれましたが、耳慣れない会社だったので、聞いたものの、すぐに忘れました。

新しいデビットカードの発行を希望するかどうか聞かれたので、もう解約することにしました。

「新しいカードを発行する場合は、すぐにご実家(この住所で登録していた)のほうにお送りできますが、解約の場合は、営業時間内に改めて、サポートデスクに電話してください」とのことでした。

週明けに、担当者から電話があり、事後処理について教えてくれるそうです。3営業日以内にご連絡します、と言われ、電話を切りました。

「夜通し電話番なんて、夜間の緊急デスクの人も大変だなあ」と思いました。





金融会社の人に今後の指示を仰ぐ

翌週、日本時間火曜日の午前中に、三菱UFJニコスの担当者から電話がありました。

UFJのデビットカードの業務はこの会社が委託されてやっています。

デビットカードの不正利用はよくあるのか、担当者は、わりとてきぱきと、揃えるべき書類や、やるべきことを私に指示しました。

私のカードは、ヨーロッパで使わたようです(それぞれ、オランダと英国のサーバーを使っているサイトで使用され、決済通貨はEURO)。「海外のサイトでこのデビットカードを使ったことがありますか?」と聞かれました。

海外に住んでいるし、もちろん使ったことがあります。

書類をそろえて、この会社に提出すると、相手の会社に、「不正利用だから、お金を返してください」という申立をしてくれて、それが通れば、お金が返ってきます。申立が却下されても、100万円までは保険でお金がカバーされる、とのこと。

必要な書類は以下の3つです。

1)同意書・届出書・異議申立て書(1枚の紙にまとめられている)
2)ポリスレポート(警察への被害届け)
3)(不正利用された分)の利用明細

1)は、異議申立てをこの会社に委託することに同意する、不正利用されました、私が使った分じゃありません、という内容です。

日付、名前、生年月日、電話番号を書くだけの簡単なものです。印鑑を押す箇所がありますが、なければサインでいい、と言われました。

2)は最寄りの警察に行って、被害届けを出した写しです。警察が被害届けを受理しない場合は、「警察へのお届け状況」を書く紙に、その旨書けばよいとのこと。

3)は、会員WEBサイトの明細をプリントアウトするだけなので簡単です。

必要書類は、すべてメールで送ってもらい、記入したのち、写真にとるか、スキャンしてPDFにし、メールで送り返します。書類を提出してから、2ヶ月半~3ヶ月後に、返金処理が行われると言われました。

書くのが難しい書類は1つもありませんが、警察に行くのがちょっと面倒です。

警察へ行くのが好きな人、楽しみだ、という人はあまりいないと思います。私も、警察へ行くのは心理的ハードルが高いです。自分は何も悪いことをしていなくても。

被害が400円だったら、警察には行かなかったかもしれません。ですが、4万円だったので、すぐに地元の警察署に行きました。

警察で被害届けを出す

地元の警察署に行き、受付で、「あの、誰かが勝手に私のデビットカードを使ったんですけど…」と言ったら、かっぷくのいい女性が、「この紙に、状況を詳しく書いて、またここに持ってきて」と紙をくれました。

起きたことを英作文して、受付に持っていったら番号札(ペラペラの紙)をくれたので、自分の番号が呼ばれるのを待ちました。「65」と言われたので、べつの窓口にいる、若い白人の警察官に紙を出しました。

カードはもう停止したよね? このデビットカード、なくしたことあるの? これ持って海外旅行した? などと聞かれました。いずれも答えはノーです。私のカードはずっと私の財布に入っていましたから。

警察官はカードが使われたサイトをネットで調べて、「怪しげなサイトだ(sketchy)」などと、ちょっと世間話をしたのち、その紙に、サインをして、写しを私にくれました。

カナダ人らしく、フレンドリーなのはいいのですが、4万円取られてしまった人間に対する同情などは全く感じられませんでした。

これで書類が揃ったので、すべてスキャンして、担当者にメールしました。その後6日くらいたってから、担当者から、「送信していただきました内容をもとに、後続処理をすすめます」というメールが来ました。

7月10日のことです。

無事返金された

その後、いつものように、生活していたら、先日、マネーフォワードから、「入金がありました」というお知らせのメールが来ました。

私は、このサイトで1万円以上の入金があったら、メールで知らせてくれるように設定しています。見ると、三菱UFJ銀行に、8月24日に40,868円入金されていました。

書類を提出してから、1ヶ月半でお金が戻ってきたわけです。被害うけた日からは2ヶ月ぐらいあとです。

その後、通常の英牛時間内に、サポートデスクに電話して、退会します、と伝えました。

退会を申し出てから、カードを使ってしまうと、退会できないそうです。私の場合は、使用を停止しているので大丈夫ですが。

退会申し出をしてから、18時間たちましたが、まだVISAデビットの会員サイトにログインできます。

デビットカードを安全に使うコツ

この件から私が学んだ、デビットカードを安全に使うコツを紹介します。

1)できればデビットカードは使わない

デビットカードを使わなければ、不正利用もされません。どうしても、デビットを使うしかないときに、使うとよいでしょう。

デビットカードは、銀行に口座があれば、誰でも手軽に作ることができます。クレジットカードのような審査はありません。

カードを使うと、口座にある分しか引き落とされないので、クレジットカードのように、お金のない人が使いすぎて、借金を作る可能性もありません。

そういう面では、とても便利なカードですが、実は不正利用に対しては、クレジットカードよりは弱いです。

なにせ、使ったその場でお金が引き落とされてしまうのですから。

クレジットカードは歴史が古いので、安全性を高めるための経験値や技術は、こちらの商品のほうが高いです。デビットカードより、詐欺に対するガードが固いのです。

カナダの銀行で口座を作るとキャッシュカードをくれますが、これにはデビットカードの機能もついていて、デビットカードとして利用している人はたくさんいます。

このカードは、銀行に対するIDの役割を果たしており、銀行で手続きするときは、まずカードの番号を伝え、本人だと証明します。

だから、このカードを持たないことはできません。

けれども、日本のデビットカードは、デビット機能だけなので、どうしてもデビットを使うしかないときだけ使ったほうがいいです。

デビットカードがあると、海外のATMから、日本の銀行口座にあるお金を簡単に引き出せるので、海外旅行中の人や、私のように海外に住んでいる人とても重宝します。

しかし、国内利用なら、クレジットカードか、現金を使うほうがいいんじゃないでしょうか?

クレジットカードは使いすぎが心配なので⇒クレジットカードを使うとお金を使いすぎてしまう5つの理由、日常の買い物は現金がベストかもしれません。

デビットカードを発行する会社は、カードのメリットばかり強調しますが、便利なものには落とし穴があります。

カードの番号を盗み取る人や組織はしっかり存在するし、盗み取る技術や手口もたくさんあります。ネットにある情報もハッキングされます。

不正利用は珍しいことではない、と考えておくべきです。

2)使用限度額を最低にしておく

それでもデビットカードを使うなら、1日の使用限度額を自分が使う金額にあわせて、最低にしておきます。

私は、以前は、わりとUFJのVISAデビットを使っていたのですが、今年に入ってお金の使い方を見直し、ほとんど使わなくなりました。

先に書いたように、月に500円しか使っていなかったのに、使用限度額を5万円のままにしていました。

うかつでした。

VISAデビットの場合、1日の使用限度額の最上限は、日本、海外とも200万円です。デフォルトの限度額は忘れましたが、1万円単位で自分で設定できます。

2回不正利用されましたが、夜間デスクの人によると、3回目の利用もあったけれど、却下されたそうです。たぶん、5万円を越えたからでしょう。

3)引き落とし口座によけいなお金を入れておかない

デビットカードで使用した分が引き落とされる口座には、お金をたくさん入れておかないほうがいいです。

私は4万円盗られましたが、もし、口座に1万円ぐらいしかなかったら、被害は1万円でおさまっていたわけです。

そういう意味では、引き落とし専用口座を作っておくといいでしょう。

4)アラートメールを受け取る設定にする

デビットカードの利用があったら、メールで連絡する機能は、どこの会社にもあると思います。

このメールを受け取る機能をオンにします。

銀行の口座で、大きな取引や、不自然な取引があったときに知らせてくれるアラートもオンにしておいたほうが、不正に早く気付けます。

また、口座の残高もまめにチェックして、不審な動きがないか、チェックするのも大事ですね。

お金の使いすぎの防止にもなります。

*****

私のカード情報がどこからもれたのか、知らないのですが、たぶん、海外の通販サイトからもれたのではなかろうか、と考えています。

ネットショップで使うときは、PIN(暗証番号の入力)は不要ですし。

この事件をきっかけに、日本のデビットカードの使用は完全にやめました。

ふだんの買い物は、現金でして、現金が使えないネット上の決済や大きな買い物はクレジットカードを使っています。





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