デジタル写真

断捨離テクニック

最終更新日: 2022.08.23

デジタル写真を削除する:夏休み片付けプロジェクト(3)

ページに広告が含まれる場合があります。

 

夏休みにおすすめの捨てプロジェクトを紹介しています。今回捨てるのはデジタル写真です。

夏は、旅行や帰省の機会が多いので、写真がたまっているのではないでしょうか?

これを機会にため込んだ写真を一掃しましょう。

この記事では

A.前準備
B.実際に捨てる(削除する)
C.マインドセット

この3つに分けてやり方を提案します。



前準備1:いつやるかを決める

写真が少ししかない人は、この記事を読み終わってから、30分ほど作業すれば、それですむかもしれません。

ですが、たくさんある人は、一気にやると疲れるので、1日5分~15分ぐらいの小さな作業にするのがおすすめです。

作業に、どのぐらい時間をかけるか、いつ、どこでやるか決めてください。

スマホに全部写真が入っているなら、出先でも捨てることができます。通勤途中、会社の昼休み、レジ待ちなど、すきま時間を利用するのもいいですね。

いつ、どこで、何分作業するかは、必ず決めて、写真を捨作業の時間を確保してください。





前準備2:全枚数の確認

次に今何枚持っているか確認してください。

私はGoogle Photoに写真を入れています。

Googleの場合は、Googleダッシュボードというページを見れば、利用しているGoogleのサービスが全部出てきて、Googleフォトのところに、写真の枚数が表示されます。

Googleダッシュボード⇒Google Dashboard 

すごくたくさんあると、1万5000枚、のような概算になっているかもしれません。

iCloudは、メインで使っていないのでわかりませんが、「ライブラリ」→「すべての写真」から見られるようです。

枚数を確認して、どこまで減らすか目標を決めましょう。

〇〇枚までにしよう、半分にしよう、10%減らそう、など。

目標を立てるのは任意ですが、目標を立てたほうが、日々の作業が進みます。

今回は、とりあえず、目標に到達するまでは、捨て続けましょう。

こんな写真を削除する

次に実際の削除に入ります。いらない写真をみな削除してください。

キープしたい写真と、捨てる写真は自分で選ぶことができるでしょうが、一応、目安を書いておきます。

以下は、私なら削除する写真です。

1)メモ代わりの写真

メモ代わりに写真を撮ることってありますよね? 私はよくあります。思い出写真を撮ることより、メモ写真を撮ることのほうが多いくらいです。

バス停にある時刻表、どこかの店の営業時間、料理本の特定のレシピ、イケアの陳列商品についているタグ(1回のどこに置いてあるか、行や列の番号がついているもの)。

こうしたものは一時的なメモ書きですから、もう用がすんでいるので捨てます。

2)仕事用・発信用の写真

仕事で使うために撮影した写真や、インスタグラムやブログなどに載せるために撮影して、用が終わった写真です。

これも私は削除します。

3)ダブり

被写体も構図も背景も同じ写真は1枚だけ残します(残したいのであれば)。

デジタル写真は、無料でいくらでも撮影できるから、ベストショットを撮るために撮影枚数が増えます。

だから、似たような写真がたくさんあるはずです。

そんなに何枚もいらないので、多くても1枚だけにしてください。

4)誰が見てもNGな写真

撮影に失敗した写真を捨てます。

ピンボケ写真、暗すぎる写真、明るすぎて白飛びしている写真、手ブレがひどい写真など。

5)何が撮りたかったのかわからない写真

何のために撮影したのかよくわからない写真を捨てます。

どこかの風景だけど、それがどこだかわからない、人が写ってるけど、知らない人たちばかりだ、料理を撮影したみたいだけど、手前に人の手が写っていて、どちらがが主役かわからない、っていうか、これ誰の手よ?

こんな写真です。

6)嫌いな写真

ピントも露出もばっちりだけど、被写体が嫌い、写真のかもしだす雰囲気が嫌い、自分の表情が気に入らない。

そんな写真を捨てます。

7)ネガティブな思い出がよみがえる写真

見ているといやなことをいっぱい思い出す。そんな写真を捨てます。

思い出は美化されることが多いから、どんな写真でも、見れば、懐かしく、ポジティブな気分になるかもしれません。

ですが、中には、いやな記憶の引き金になる写真もありますよね?

そういう写真は取っておく必要はありません。

写真を捨てるマインドセット

捨てたほうがいい写真を見つけるのは簡単だし、デジタルイメージは削除するだけなので、写真を捨てることは、まったく難しくありません。

時間さえあれば、誰でもできます。

ただ、紙焼き、デジタルにかかわらず、写真を捨てるのが苦手な人がいます。

もし、作業が進まないときは、以下のように考えてください。

たくさんあると管理が大変

デジタル写真は、紙焼き写真のように、場所を取らないし、クラウドストーレージに入れておけば、お金はちょっとかかるかもしれませんが、何万枚でも取っておけます。

しかし、何万枚もあると、目当ての1枚を探すのが大変です。

写真は、あとで見るためにキープするもの。

後々、アクセスしやすくしておくことは、重要ではないでしょうか?

ハードディスクはいつか壊れる

「自分のパソコンのハードディスクに写真を入れているから、べつにデータを捨てる必要なんてないわ」と思う人もいるでしょう。

ですが、ハードディスクはいつか壊れるから、想定外のときに故障して、中に入れておいた写真や動画を見られなくなった、ということはふつうに起きます。

私の友達に、古いマックを画像データをためる専用機として使っていた人がいました。

その方はアート系の仕事をしていて、海外旅行に行っては、自分の資料として、あちこちの写真を撮り、それをたくさんためこんでいたんです(整理されていない状態)。

ところがある日、そのマックがこわれて、画像データを取り出せなくなりました。

こんな故障が起きたとき、プロに頼んだら、取り出してくれるかもしれませんが(だめな可能性ももちろんあります)、いろいろめんどくさいですよね?

古いマックが写真格納専用機になるのは、枚数が多いからです。

「写真を絶対失くしたくない」と思うなら、さまざまな場所に分散して保存するのがベストです。PCのハードディスク、外付けハードディスク、ブルーレイディスク、クラウド、紙焼きなどに。

ですが、分散させると管理が大変になるので、たいていどこか一箇所に全部ためこみます。

枚数が少なければ、どんな写真がどこにあるのか、把握しやすいから、分散してする保存もやりやすいと思います。

写真が大好きで、どの写真も絶対失いたくない、という強い執着のある人ほど、管理できる量の枚数にしておいたほうがいいと思います。

量より質、なんだったら写真はなくてもいい

どうでもいい写真をたくさん持つより、好きな写真、いいと思う写真、いろいろな意味で価値の高い写真を少なくもったほうが、管理も楽だし、自分の幸福度もあがります。

私が生まれたとき、両親はカメラを持っていなかったから、赤ん坊の私の写真は、2枚しかないし、幼児のときの写真も数えるほどしかありません。

写真が少ないから、私は不幸なのかというとそんなことはありません。

まあ、私は、写真を撮るのも撮られるのも特に興味がないからそう思うのかもしれません。

娘を生んだとき、私はカメラを持っていませんでした。

私は、1996年にカナダに来ましたが、来る前に日本で使い捨てカメラを買って持ってきました。

母に、「カナダの風景の写真(特に花)を送ってほしい」と言われたからです。このカメラで、そのへんを適当に撮影して、カメラごと日本に送りました。

だから、出産したときは、カメラを持っておらず、赤ん坊の撮影もしていません。

夫が、私がベッドで娘を抱いている写真を1枚撮ってくれましたが、夫も貧乏人で、フラッシュのついてない使い捨てカメラを使ったので、真っ黒な写真ができあがっただけでした。

けれども、娘を生んだことは忘れたくても忘れられません。

その日、何時頃、どんなふうに病院に行ったか(夫は夜勤だったので、1人でタクシーで行きました)とか、どんなふうに生んだかとかということは、ものすごくよく覚えています。

私にとってとても大事なことだからです。

大事なことは脳が覚えているから、写真に覚えさせる必要はないのです。

娘の生後1日の写真はないけれど、生まれたときの話を娘にすると、とても興味深そうに聞いていますよ。

■このシリーズを最初から読む方はこちらからどうぞ⇒平らな面を1つだけ徹底的にきれいにしよう:夏休み片付けプロジェクト(1)

写真の断捨離に関する過去記事

古い写真を整理するとき、残す写真を選ぶ基準。箱にまとめて入れてます。

痛い経験から学んだ子供の物の捨て方のコツ(写真つき):ミニマリストへの道(86)

写真や古い衣類など執着のある物をさくっと捨てる4つの方法。

古い写真を整理するとき、残す写真を選ぶ基準。箱にまとめて入れてます。

撮る必要のない写真まで撮っていませんか? 写真を撮りすぎる問題について。

結婚式の写真のネガを捨てたら、心底せいせいした。

子供のフォトブックを作っているけど、どの写真も大切に思えて選べない。そんなときはこう考えよう。

*****

ここで、掲載誌のお知らせです。8月23日発売の、「週刊朝日」2022年9月2日号に、私の談話がのっています。

82~83ページの

「世の中暗いニュースばかり…瞑想で明るい気持ちになる!」

という見開きのページの最初のほうに登場。

Zoomで取材を受けて、私がしゃべった内容を編集者の方がまとめたものです。私のほかにはお医者さんと住職さんの「明るい気持ちになる方法」が紹介されています。

よかったら読んでください。

こんな表紙です。

きょうはデジタル写真の削除をおすすめしました。もちろん、紙焼き写真を整理してもいいですよ。

どちらも、できるならしまいっぱなしにせず、まめに楽しめるといいですね。





家族自分にとって毒になる家族関係にどう対処するか?(TED )前のページ

汚部屋に逆戻りしないためのシンプルな心がけ~片付けている時から意識するのがベスト。次のページ物が多い部屋

ピックアップ記事

  1. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  2. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  3. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  4. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  5. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…

関連記事

  1. トイレ

    断捨離テクニック

    トイレのフタカバーや便座カバーはどうしても必要なの?断捨離しても問題ないのでは?

    トイレにあるカバー類やマット。シンプルライフをめざすなら真っ先に取って…

  2. テーブルを拭く

    断捨離テクニック

    なぜすぐに片付けを始められない?5つの理由とその対処法

    2016年も後半に入りました。お正月に「今年こそ断捨離しよう」…

  3. 本の片付け

    断捨離テクニック

    どれだけやっても片付かないから、やる気が続かない人へ。

    あまりに部屋がぐしゃぐしゃだから、断捨離を決意した。だけど、捨てても捨…

  4. 何もない部屋

    ミニマリストへの道

    部屋がどんどんきれいになる7つの片付け習慣とは?~ミニマリストへの道(27)

    50歳になる年、「物を片付けるのは今しかない」と決意した筆子は、これま…

  5. ブランドもののティーカップ

    断捨離テクニック

    断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方

    GW中に断捨離を始めた多いかもしれませんね。断捨離すると、ゴミがいっぱ…

  6. 玄関

    断捨離テクニック

    部屋にあふれる大量の物は欲望の象徴。欲張るのをやめれば物は減る。

    家の中にたくさんガラクタがたまってしまうのは、結局そこに住んでいる人が…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,822人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. のんびりしている女性
  2. 考え事をしている女性
  3. 思い出品を捨てられない女性
  4. 顔にクリームを塗る女性
  5. 収納しすぎてかえって片付かなくて困っている女性
  6. 自分を許す女性
  7. Tシャツにジーンズ姿の女性。
  8. 買い物日記をつけている人
  9. 贈り物をいっぱいもらって困っている女性
  10. 服を買っている女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 葬式
  2. ツイン手帳
  3. 手紙
  4. クッキー作り
  5. スーパーで買い物する女性
  6. 服のチェックをしている人
  7. ゴミ袋
  8. 服の買い物
  9. ロボット
  10. ノートに書いている人。

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP