ハンドメイドの鳥

断捨離テクニック

罪悪感のせいでどうしても捨てられないものを断捨離する方法

捨てようとすると、罪の意識にさいなまれてなかなか捨てられない物を捨てる方法をお伝えします。罪悪感を捨てる方法とも言えます。

きのういただいた読者の方のお便りに、「ハンドメイドのバッグなどが捨てられない」と書いてありました。

この方は、手作りバッグなどを作る作家の作品をたくさん集めていらっしゃるようです。「作家さんの気持ちを考えると捨てられません」と書いてあります。

こういう「作った人」「くれた人」のことを考えると、捨てるに捨てられないときどうしたらいいのでしょうか?



作った人の気持ちが使い手に本当にわかるのか?

自分が物を集めすぎて、暮らしにくくなり、断捨離するしかなくなったとき、なぜそれを作った人の気持ちを考えるのでしょうか?

自分の気持を優先すべきです。つまり、それ、邪魔になっているんですよね?

そもそも作った人の本当の気持ちなんて、使っている人にわかるのでしょうか?

すべての作家が、1つ1つ精魂込めて作っているとは限りません。生活のために、間に合わせ仕事してる人だっています。

使い手のことなど全く考えず、自分が作りたいから、という理由だけで作っている人もいます。

使い手のことを考え、1つ1つ愛情をこめて作っている人でも、それを売り物として世に出したら、その作品の運命はもはや自分がどうこうできることではない、と知っているのではないでしょうか?

それが手作り品を売るということだと思います。私は不器用で、手作り品なんて売ったことはありませんが、あまりに思い入れが強い作品は、たぶん非売品にします。誰にも売らないのです。

もちろん作り手は、買った人が大事に使ってくれることを望んでいるでしょう。しかし、いったん商品として世に出して、対価をもらったら、その作品の使い方に対して、もう自分の気持を押し付けることはできません。

「作った人に悪い」と言って捨てるのをためらうのは、捨てない言い訳の1つだと思います。

つまり、さほど必要でもないのに、軽い気持ちで、物を買い集めてしまった自分の失敗を認めたくないのです。いらない物が増えてしまったのは、自分のせいなのに、その責任を転嫁しようとしているのではないでしょうか?

確かに捨てるという行為は身を切られるほどつらい時があります。しかし、自分の責任として処分しないと、また、同じように、軽い気持で物を買って増やしてしまいかねません。

「いやいや、私が捨てようとしているのは、作家の作品ではなく、おばあちゃんが夜なべをして作ってくれた狐のアップリケのついた手袋なんだ。おばあちゃんにはお金を払っていない、愛情がいっぱいつまっているんだよ」

そんなふうにあなたは言いたいですか?それでは続きを読んでください。





自分を幸せにしてくれるものだけを持つべきである

人がなぜ断捨離をするかというと、物が増えすぎて暮らしにくくなっている、ストレスがいっぱい、見てるだけでうんざり、掃除が大変、などなど、どちらかというと毎日の生活が不幸のほうに傾いているからです。

不幸から少しでも幸せの方向に向いたいので物を捨てるのです。よって、もう自分を幸せにしてくれないものは、このさいさっぱりと捨てるべきではないでしょうか?

今の自分の暮らしに役立っていなかったり、見ていても、幸せな気分になれないものは手放したほうがいいのです。

おばあさんがくれた手袋を今使っていないのは、手が大きくなりすぎたか、手袋がボロボロになってしまったか、それなりの理由があるはずです。今現在のあなたの人生に、何らかの形で貢献していないものは、捨てなければなりません。

そうしないと、本当に大事なものをしまう場所がなくなります。

手袋を見るたびにやさしいおばあさんを思い出して、ほっこりするなら、写真に撮っておけばいいです。どうしてもその手袋の手触りを断捨離できないなら、リメイクするという手もあります。

おばあさんだって、あなたが義務感や罪悪感から手袋を持っていてほしいとは思っていないでしょう。

自分のことは明るい気分で思い出してほしいと願っているはずです。「面倒なものもらっちゃったよ」なんて、手袋のせいで、おばあさんの思い出に影がさすようなら、物は捨てて、思い出のほうを救済してください。

1つだけ選んで残す

写真、記念品、子供の作品、贈り物なども罪の意識が邪魔をしてなかなか捨てられません。これらの物には、ふつうの物より、私たちの感情がまとわりついているからです。

確かにこういう思い出の品は、手に取ると、楽しかったことが蘇り、心がほっこりします。私も娘が作った、お椀(焼き物です)を見ると、小さな手でいっしょうけんめい粘土を丸めている様子が目に浮かびます。

しかし、このように1つ1つはほっこりさせてくれるすばらしい宝物でも、数がたくさん集まってしまうと、ガラクタ化します。

お椀も1つだけならうれしいのに、ほかに蛇や、ひよこ、天使、恐竜といろいろあると始末に困り、「うれしい物」から「やっかい物」に変わってしまいます。

これを防ぐ1番いい方法は、本当に好きなもの、自分基準でベストな物を1つだけ残すことです。たくさんありすぎると、せっかくの作品が、すべていらない物になってしまいます。1つだけ選べば、それはかけがえのない物になるのです。

☆思い出の品の捨て方はこちら⇒思い出の品をさくっと断捨離するコツ~6つの思考で今を生きよ

☆子供の作品の捨て方はこちら⇒たった1つだけ考え方を変えれば、子供の作品、図画、工作は簡単に捨てられる

捨てるのではなく生み出している

先日、物がないからこそ生まれる豊かさについて書きました⇒物のない豊かさについて~ミニマリストは出家した僧侶ではない

断捨離もこれと一緒で、ガラクタを捨てることによって、新しい生活を創造していると考えてください。

たとえば、クローゼットに服がいっぱいだと、お気に入りのジャケットがさっと取り出せませんが、服の山を取り去れば、そのジャケットがよく見えるようになります。

視界がよくなり、朝、服を探す時間が生まれます。それは新しい世界です。

こんまりの本に、片付けをしたら人生が変わっった人の話が出てきますし、カレン・キングストンの本にも出てきます。

つまり、物を捨てることにより、もっといいものが創造されるのです。

ピコ・アイヤーさんは、TEDのプレゼンで、ハリケーンで、家が流されて、何もかも失うことで、新しい人生が生まれる可能性を語っています⇒静かにたずむことが幸せにつながる~ピコ・アイヤー(TED)

第二次世界大戦で負けたあと、日本は一面焼け野原になりました。だからこそ、のちの経済発展があったのではないでしょうか?中途半端にいろいろ残っておらず、すっかりなくしてしまったので、大きく変貌できたのです。

捨てることは、新しいものを生み出すこと。そう考えれば、もう少し捨てるのが楽になると思います。
手袋

記憶を開放する

たとえば亡くなったおばあさんの形見にもらった着物があるとして、自分は着ないのでもう捨てたいが、捨てられないとき、その着物について、誰かに語ってみるといいでしょう。

自分が着物にいだいている感情や記憶を自分の心の中だけにとどめず、外に出すのです。着物なら実際着てみてもいいかもしれません。そして、ブログやフェイスブックに写真をのせ、おばあさんの思い出話をそえます。

こうすると、その着物が捨てやすくなります。思い出にガチガチにしばられていたのが、自分の感情を公にしたり、文字にすることによって、拘束から解放されるのです。

おばあさんからもらった手袋もこの方法が使えます。子供の頃、やさしかったおばあさんの記憶を文章につづれば、自分は幸せな気持になり、もうその手袋は不用になるでしょう。あなたが執着していたのは、やさしかったおばあさんであり、ボロボロの手袋ではなかったのです。

1番よくないのは、「これはみんな思い出の品だから」と何もかも、箱や押し入れにまとめて入れっぱなしにしておくことです。

忘れ去られてしまった物ほど寂しいものはありません。

実用品なら使う、見て楽しむものならちゃんと手元におく。それができなければ手放して、その物がまた生きるチャンスを与える。そうすることが、それをくれた人や作った人の思いに本当に報いることではないでしょうか?





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