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祝儀袋の断捨離に関する記事を書いたところ、読者の方から感想をいただきましたので紹介します。
ともに、お正月にいただいたお便りです。
内容:
・ポチ袋を捨てたこと
・祝儀袋、私の場合
・手作り封筒の思い出(筆子)
まず、Kさんのお便りです。
お年玉袋を捨てた
件名:ぽち袋
筆子さんのブログを読むのが毎日の楽しみです。
今日の記事の内容が、とてもタイムリーだったので思わずメールしました。
私は昔から文房具、特に紙物が大好きなので、素敵なぽち袋を見かけたらその都度買い、何かの時のために手元に置いておくのが好きでした。
また、版画のカレンダーを毎年買っており、飾り終えたそのカレンダーの紙でぽち袋を作ることもありました。
しかし昨年はかなり家の中をチェックし、筆子さんの記事も参考にしながら、不要なものを処分してきたので、使いきれないものを持ち続けることや在庫が増えることが嫌になってきました。
そんな中、コロナで今年は正月に親戚であつまることができなくなりました。毎年たくさん用意していたお年玉ですが、今年渡せたのは我が家の子どもたちにだけです。
そこで、今回はお年玉用にぽち袋を新しく買わず、2020年の版画カレンダーもそのまま紙ごみとして処分し、引き出しの中のぽち袋が3枚減り(子どももたちにお年玉を入れて渡した)、残ったものも近々使いそうにないと判断して処分しました。
ぽち袋なんて本当に小さなものですが、むやみに買って数を増やさず、あるものも活用したり処分できたことが、とてもとても嬉しかったです。
Kさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
いつも、ブログを楽しみにしていてくれてうれしいです。
ぽち袋の数を増やさずに、お正月を過ごせてよかったですね。
確かに、むやみに買わず、ある物を活用できると達成感があります。
エコロジーという観点からも、そのほうがずっといいです。
私も文房具や紙ものが好きなほうです。
以前も、記事に書いていますが、昔は、家にたくさんあるのに、東急ハンズやキディランド、その他、ファンシー雑貨を扱う店をぶらぶら見てまわり、レターセット、封筒、絵葉書、ポチ袋なんかを、1つ、また1つと買っていました。
絵葉書はためこみすぎて、整理するためのフォルダーまで買っていたほど。
今から、25年~30年前のできごとです。
そうやってためこんだ絵葉書の一部は娘に使ってもらい、残りは手放しました⇒必死で絵はがきの使い道を考える日々:ミニマリストへの道(54)
あとで書きますが、封筒を手作りするのも好きで、カレンダーや雑誌のページを使って、作りすぎて、やはり、後年、断捨離しました。
確かに、どれも小さなものだから、そこまで場所を取りませんが、量が増えるとかさばるし、使わない封筒や絵葉書に対する出費も、どんどん大きくなっていきます。
使う分だけ、その都度、買うほうがいいですね。
それでは、Kさん、これからも、ご家族仲良く、お元気でお暮らしください。
次は、祝儀袋について、歌音(かのん)さんのメールです。
祝儀袋は当日捨てた
件名:ご祝儀袋について
少し前にご祝儀袋について話題になっていましたね。
数年前のことですが、私自身は結婚式の当日にご祝儀袋を処分しました。幸い、夫も処分には賛成でしたので、もめることもありませんでした。
人の価値観は様々なので、ご祝儀をくださった人の中には「当日に捨てるなんて失礼だ」と思う人がいるかもしれません。ですのでこの事は人には言っていません。
でも、「あなたにあげたご祝儀袋ちゃんと持ってるよね?」なんて、話題になったこともありませんが。
ご祝儀袋をすぐに捨てたのは私なりに理由があって、以前実家の片付けをしていた時に、何十年も前の両親の結婚式のご祝儀袋や席次表を押し入れから発掘し、捨てた経験があるのです。(親の許可は得ています)
もったいないからと押し入れに押し込んでも、見返すわけでもないし、親本人が、まだご祝儀袋が残っていたことに驚いていたくらいです。
つまり、すっかり忘れていたわけです。
ご祝儀袋は、ご祝儀を包んで渡すことが役目なので、それが終わったら、今捨てるか、後で捨てるかの2択なんだとその時に思いました。
もちろん思い入れのあるものは使わなくても気持ちに区切りがつくまで持っていることもありますし、捨てるタイミングは人それぞれだと思います。
我が家はご祝儀袋は捨てましたが、結婚式に来てくれた方の芳名録は、夫が捨てないでほしいと言ったので保管しています。でもたぶん夫はもう忘れているでしょう。
折を見て再度捨てていいか聞くつもりです。
時間が経つと必要な物や使う物は変わってくると思うので、今年も細く長く断捨離を続けたいと思います。
歌音さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
確かに、再利用を考えないものは、すぐに捨てるか、あとで捨てるかのどちらかになりますね。
私も早く捨てたほうがいいと思うほうです。
どこかに、収納してしまうと、その上から、別のものをどんどん入れるから、引っ越しや捨てるプロジェクトなど、何か、きっかけがないと、そのまま忘れ去られてしまいます。
祝儀袋のように、小さなものでも、その場で、「捨てるか、持ち続けるか」しっかり決めて、対処するクセをつけたいですね。
そうすれば、押入れの中には、「理由があって、持ち続けることに決めたもの」だけが、残ります。
ほかの包装用品や、ショップの袋も同じです。
用が終わった段階で、さっと捨てるか、それができないなら、様子を見る場所として、一時置き場を作って、その場所にあるものを、毎月、定期的にチェックすれば、何十年もためこむことはないでしょう。
それでは、歌音さん、これからもお元気でお暮らしください。
手作り封筒の思い出、または、不用品を中途半端に残すな!
Kさんと同じように、私も使用したカレンダーや、古雑誌を使って、封筒を作ることが好きでした(今でも、必要があれば作ります)。
もう手元には1枚も残っていませんが、こちらに作った封筒の画像があります⇒大掃除しなくても、捨てる物リストにのせたい5つのもの
封筒のおもな素材は、雑誌『オリーブ』の裏表紙です。
昔、この雑誌を愛読していて、毎号ではありませんでしたが、よく買っていました。
『オリーブ』を読んでいた話⇒2015年、断捨離してよかったもの(古いもの編)~捨てるからこそよみがえる思い出
読んだあと、捨てないから、雑誌の山ができていました。
私が初めて、物を大々的に捨てたのは、すでに書いていますが、新卒で勤めた会社をやめた夏のことです⇒断捨離を始めた5つのきっかけ~なぜ私はミニマリストになったのか?(2)
まっさきに捨てたのが、この『オリーブ』で、廃品回収に出すため、毎日、雑誌を重ねてひもでしばっていました。
ただ、私はこのとき、まだ、「不用品は全部捨てる。余計な物は残すべきではない」という、心構えができていませんでした。
たまたま、「もっと葉書や手紙を出しましょう」という主旨の雑誌か何かで、矢野顕子さんが手作り封筒を作っているのを見て(「封筒できたよ、お手紙だそう」といった、キャッチコピーがついていました)、オリーブの裏表紙を使って、手作り封筒を作ることを思いつきました。
レターセットをたくさん持っていたから、封筒は十分あるにもかかわらず。
雑誌をしばる前に、裏表紙と、ついでに中身もぱらぱら見て、封筒にするとよさそうなページを見つけたら、切り取って、それから雑誌をたばねてひもでしばる、というめんどくさいことをしていました。
自ら、作業を増やしていたのです。
絵や写真のついた紙を使って作った封筒なので、宛名を書き込めるように、シールか何かを貼る必要があります。
たまたま、頃合いの大きさで、薄い色の小さなメモ紙みたいなのがあったので(フェリシモのおまけ)、それを封筒に貼りました。
作りだすと、楽しくて、どんどん作ってしまい、使い切れないほどの量ができました。
雑誌はわりと早く、すべて捨て去りましたが、この封筒のほうは、作ってから、なんと、30年近く、持っていたのです。
ずっと実家に置いていたのを、里帰りしたとき持ち帰って、使おうとしましたが、やはり使い切れないため、捨てました。
今、思うと、本当に無駄なことをしていましたね。
雑誌を使って封筒を作るのは、雑誌のリサイクルだから、一見、物を大事にしているように思えますが、使うあてのない物をいくら使っても、ガラクタが姿を変えて、居座るだけです。
こうした失敗を何度かして、ようやく、「不用品は不用になった段階で捨てるべきだ。使うあてのない物を持っていても仕方がない。ガラクタを使うあてのない物に、作り変えるなんてもってのほかだ」と気づきました。
いまは、ノートや封筒など、紙ものは、必要になったときにその都度買っています。
かつては山のように紙ものを持っていて、「一生使いきれないかもしれない」と思いましたが、大部分を寄付して、残りを使い切るようにしたら、ほどなく、「必要なときに、必要な分だけを買う生活」になりました。
大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
こちらのほうがエコだし、気分もいいので、みなさんは、私のような失敗はしないでください。
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ぽち袋と祝儀袋に関するお便りを紹介しました。
あなたも、日常、気づいたことなどありましたら、お気軽にメールください。
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