白い封筒

ミニマルな日常

封筒、便せん、カードの数を減らして、スッキリ生活する工夫。

きょうは手紙関連のものを見直し、不用なものを手放すすすめです。

封筒、便せん、カード、絵葉書は、さしてかさばりませんが、古いものをためこむと茶色くなり、結局いつかは捨てることになります。

たまには見直して、いつも気持ちよく使えるようにしておくといいでしょう。

私が実践している、手紙グッズを増やさないコツも紹介します。



残すべきもの(努力目標)

封筒や便せんを見て、捨てようか、残そうか迷う人のために、最終的に残したほうがいいものを先に書いておきます。

1.現在使っているもの

2.今後1年以内に確実に使うと思われるもの

「これ以外のものは、もう捨てる(または使い切る)」と決めると、シンプルに作業を進められます。





こんな封筒は捨てよう

2018年の秋、実家に帰り、茶の間にある本棚の引き出しを片付けました⇒なんでも入れてしまう場所を片付ける:プチ断捨離(35)

ここは便せんや封筒、その他細かい雑貨が入っているスペースです。

この引き出しから、私が捨て去った封筒をリストアップします。

使用済みのクリアパック

クリアパックは、透明で、薄く、手触りがパリパリした袋です。OPP袋ともいいます。

日本のオークションで本を買うと、よくこの袋に包まれて本が届きます。

通販で食品を買うと、明細(伝票)やチラシがOPP袋に入っているらしく、実家の引き出しには、1度使用したOPP袋が大量にありました(上でリンクした記事に写真があります)。

「きれいだから何かに使えるかも」と思うかもしれませんが、厳密に使いみちを思いつかないときは、もう捨てたほうがいいです。

実際、私の母も、ただためこんでいるだけで、何かに積極的に使っている様子はまったく見受けられませんでした。

引き出しや押入れなどの収納スペースは、物を永遠にしまいこむ場所ではありません。今すぐには使わないけれど、数日以内に、使うときが来るから、その日が来るまで、一時的に置いておくスペースです。

つまり、ここにある物は、循環しているべきなのです。

何年も同じものが下のほうにあり、新しい物を上からどんどん積み重ねる、という使い方をしていたら、不用品をためこんでいる可能性があります。

書き損じた封筒

なぜか母は、新品の封筒以外にも、書き損じた封筒を引き出しに入れていました。

「人様に送る手紙には使えないけど、何かに使えるかもしれない」と思ったのかもしれません。

書き損じた封筒は、メモ紙にするぐらいしか、私には使いみちが思いつきません。

古くてはしっこが茶色くなっているもの

最初から茶色い、茶封筒でも、よく見れば劣化しているのがわかります。

もう使わないポチ袋

引き出しには、通販の会社のおまけでもらったらしい、ポチ袋もありました。母の物なので、状態のいいものは捨てませんでしたが、自分の物なら断捨離しています。

多すぎる封筒

新品で、まだそこそこきれいでも、数が多すぎると、なかなか出番が回ってきません。

いまはきれいでも、半年後には茶色くなっている可能性があります。

きょうから起算して、過去1年に、自分がどれだけ封筒を使ったか考えてみてください。5枚使ったのなら、5枚だけ残せばいいのです。

心配性の人は、20%の予備を入れて、6枚にするといいでしょう。(使いそうな枚数X1.2=残す枚数)。

封筒は小さいし、捨てる手間がかからないため、捨てる練習をするのに適しています。

便せんは使い切る

便せんも封筒と考え方は同じで、多すぎるもの、もう使わないものは引き出しから出します。

便せんは、あえて、メモ用紙として使い切ることをおすすめします。

以前、私はたくさんレターセットを持っていました。

懸賞でもらってしまった、新品同様のものは、すべてリサイクルショップに持っていきましたが、中途半端に残っていたものは全部メモ用紙にして使い切りました。

使い切るコツは、しまいこんでおかずに、すぐに使えるようにスタンバイさせることです。

私は、裏が白い紙は、このように、クリップボードにはさみこんでいます。

クリップボードにはさんだメモ紙

何かあるたびに、このメモ紙にがしがし書いているので、あっという間に紙を使い切ります。

好みのメモ用紙のサイズは人によって違うので、小さいほうがいい人は、紙を切ってもいいでしょう。

私は、紙のサイズ関係なく、すべてこのクリップボードにはさみこんでいます。作業の手間があると面倒になるので、ただはさみこむだけのほうが、私には合っています。

市販の便せんは、1枚ずつ数枚入っているものと、ノート(冊子状)になっているものがあります。

冊子状の物は、厚紙からべりっとはがしてクリップにはさむと使いやすくなります。

厚紙部分も使いたかったら使ってもいいです。メモを書けないことはありませんから。

しかし、「何かに使う」と思って残しても、結局使わないので、明確な使いみちがない場合は捨てたほうがいいです。

便せんが多すぎて、とても使い切れないと思う人は、ノートを使い切る方法を参照してください⇒三日坊主なあなたに~ノートをきっちり使い切る方法はこれだ

先日、出版したばかりの本でも、書くアイデアをたくさん提供しています⇒筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

カードや絵はがきはリサイクルショップへ

カードや絵はがきも必要な分量だけ残します。

ただの白いカードはメモ用紙になるので、メモとして使うといいでしょう。

きれいな絵や写真がついているもの、特殊な加工がしてあるもの、用途が限定されるもの(友達むけのバレンタインデーのメッセージが印刷してあるものなど)は、すべてリサイクルショップに持っていきました。

実際、自分でも、18年ほど前に、カード類をヴァリュービレッジ(Vallu village スリフトショップ)で買ったことがあります。

子どもの誕生日パーティの招待状を入れる封筒がほしかったからです(招待状は、パソコンでプリントアウト)。

封筒はすぐに使い切りましたが、カードはまだ1枚だけ残っています。

グリーティングカード

絵はがきは、まず子どもに使わせて、余ったものは、なるべく自分で使いました。

絵葉書を使い切るには? ⇒ 必死で絵はがきの使い道を考える日々:ミニマリストへの道(54)

「きれいなカードや絵はがきをメモ紙にするのはもったいない」と思うかもしれません。

しかし、一番もったいないのは、使わないまま、引き出しの中で眠らせておくことです。

便せんや封筒を増やさないコツ

手紙グッズを増やさないコツは、

1.必要な分量だけ持つ(やたらとストックしない)

2.自分の規格(定番)を決めてしまう

この2つです。

ストックしすぎない

いま、デジタルでメッセージを送ることが多いので、手紙やハガキ、カードを書く頻度は減っていると思います。

自分が使う頻度と量にあった分をストックするべきです。

それに、便せんや封筒がなくても、そのへんにある紙を使って、手作りで対応できることがあります。

私は、よく封筒を手作りしていました。

自分の規格を決める

もう何年も前に、きれいなレターセットや、かわいい封筒はすべて処分し、いまは、ただの事務封筒を使っています。

メッセージは、付せんかインデックスカード(情報カード)に書いています。

封筒とカード

事務封筒は、ビジネスでもプライベートでも使えるし、付せんやインデックスカードは、手紙以外にもたくさん使いみちがあります。

このように汎用性の高い商品に、規格を統一し、なくなったら買い足すと、数が増えません。

ちょっと長めの通信文を手書きするときは、2つ折りのカード、3つ穴のルーズリーフ、印刷用紙を便せん代わりにしています。

かわいくもなんともありませんが、用は伝えたいことが伝わればいいのです。

雑誌の仕事をするようになってから、ときどき、本や雑誌の編集者の方からメッセージをもらいます。

きれいな絵葉書、美しい一筆線や、かわいいメモ用紙みたいなものに書いてあり、私のように付せんにメッセージを書いてくる人なんていません。

(税務署など、カナダ政府に手紙を出すときは、パソコンでタイプして印刷しています)。

「付せんは失礼にあたる」と思うなら、ビジネスでも使える汎用性の高いシンプルな一筆線を1種類だけ用意するか、ビジネス、プライベート用に2種類だけ用意して、それだけを使うようにすると、便せんは増えません。

洗剤も洋服もバッグも、使い分けしすぎると数が増えます。

ある程度、使い分けるにしても、「この使い分けは本当に必要なのか?」と考えて、理にかなった使い分けをしたほうがいいです。

手紙関連の断捨離、関連記事

思い出系の本と絵手紙の断捨離をする:ミニマリストへの道(96)

手紙の整理・収納はマイルールを決めて増やさない

年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?

年賀状の整理と断捨離の方法~実録・親の家を片付ける(9)

*****

久しぶりに文房具関連の記事を書きました。

手紙グッズは、持っていない人は全然持っていないかもしれませんが、文房具が好きな人や、物を捨てない人は、ためこみがちなので気をつけてください。

場所は取らないかもしれませんが、紙ものは虫を引き寄せます。

私も以前は、たくさんレターセットを持っていましたが、結局使わずリサイクルショップや寄付センターに出しました。

無自覚にたくさんレターセットを持っていたときより、シンプルな体制にした今のほうが、だんぜん楽しく生活できています。





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