ページに広告が含まれる場合があります。
社会人になってから「仕事のために」買ったもの、たくさんあると思います。
もう使い終わったか、使わないまま放置しているならこの機会に捨てましょう。仕事のために買ったものがありすぎて、かえって仕事しにくくなっていませんか?
仕事の質をあげたい人は、ツール(文房具とか)を買い集める傾向があると思います。
みんな、「いい道具」があれば、もっと仕事できると思ってしまうのです。
いつも書いているように、日本は、品質がよく値段も手頃な雑貨が次々と発売される国。買い物の誘惑も多いので、意識していないと、使い切れないほど仕事グッズをためこんでしまいます。
1.もう使わないパソコンや携帯電話
パソコンやスマホを買い替えても古いほうを捨てないことがあります。
私の夫も、私がパソコンを捨てようとすると、必ず止めます。「まだ使い道がある」と言うのです。
確かに、ハードディスクを入れ替えれば、十分使えるかもしれません。
入れ替えるならば。
しかし、夫は、私が使い果たした、もはやまともに動かないパソコンをそのままガレージにしまいこみます。
あなたも動きがおかしくなったパソコンを物置や押し入れにしまっているだけなら、早急になんとかしてください。
パソコンは高度な技術が組み込まれた家電ですが、この技術が、日進月歩で進化しています。
ほんの数年で、使えないソフトやプログラムが出てくるので、古いパソコンをただしまっておくだけでは、何の意味もないのです。
それは、思い出の品ですらないでしょう。
2.筆記具
インクの出が悪いボールペンやマーカーはこのさい捨てたほうがいいです。
しかし、私が一番捨てることをおすすめしたいのは、新品のまま「ただしまってあるだけの筆記具」です。
考えてほしいのですが、あなたは、かすれるボールペンも、インクがすごく薄いマーカーもなかなか捨てませんよね?
私がそのタイプなのでよくわかります。
油性ボールペンは、インクがなくなったときに、「なくなった」とはっきりわかります。
しかし、水性マーカーは、書いているあいだにインクが薄くなっても、キャップをして一晩寝かせれば、翌日はいくぶん色が復活します。
そういうペンを私は使いつづけ、「もう99%は使い切ったな」と実感しないと捨てません。
つまり、1本使い切るのに、けっこう時間がかかるんです。
そんな使い方をしている人が、押入れにある新品の筆記具を使う時は、いったいいつ来るのでしょう?
自分の生存中に起こると思いますか? 筆記具を受け付けている団体に寄付したほうが、製品を活かすという意味では、ずっといいですよね?
3.参考書や専門書
仕事のための参考書や専門書をどっさり持っている人もいるでしょう。
少なくとも中身を確認してください。
その本に書いてある内容、全部必要ですか?
必要な部分が少しだけなら、その部分だけ、ページを引きちぎって持っていればいいし、そんなことをしたくないなら、写真にとってデジタル化すれば、今より簡単にアクセスできます。
もしかしたら、その本に書いてあることは、もはや時代に合わないかもしれません。
その本の改訂版が、電子書籍として発売されているかもしれません。
あなたが学者なら、所持している本は、学生のときから、お昼ごはんに使うお金を回して、コツコツ買い集めた学術的価値の高い本かもしれません。
そういう資料は、自分の家の押入れに押し込んでおくより、専門機関やどこかの研究室に寄付してしまったほうがいいのではないでしょうか?
4.資料、ノート、メモ
以前、仕事の資料を捨てられない読者の質問に回答したことがあります⇒たくさんある仕事の書類をどうしても捨てられなくて困っています←質問の回答。
この読者にとって、部屋にある資料のほとんどは、べつになくても今の仕事に支障はないもの。でも、たまに、「あれはどうだったっけ?」と思って見ることもあり、そんなときは、「取っておいてよかった」と思うそうです。
もし、「あれはどうだったっけ?」と思ったときに、目当ての資料が手元にない場合、どれほど壊滅的なことが起こるというのでしょうか?
仕事が全く進まなくて、大勢の関係者が迷惑するのでしょうか?
関係者が生活できなくなるほど追い詰められるような大変なことが起きるのでしょうか?
そこまで大事なものなら、段ボール箱に詰めておかず、デジタル化して、すぐに参照できるようにしておくべきです。
そうでない資料はもういらないのでは?
私が取っておく資料は、確定申告する数字のエビデンスとして必要な書類だけですが、昔は全部紙媒体でもっていたので、分厚い3つ穴フォルダーが7冊もあります。
重いです。次回、引っ越しするとき、これを全部持っていかなければならないのかと思うと、気分も重い。
しかし、キープするしかない。
せめて、ほかの紙(本や書類)は、かさを減らしたいので、このところ毎日、本、書類、ノートを捨てています。
この記事を書く前に、数年前のスケジュール帳を捨てました。
スケジュール帳と言っても、A4サイズぐらいの大きなもので、その日した仕事ややったことが、びっしり書いてあり、習慣化も試みていたので、丸いシールもたくさん貼ってあるし、これからやりたいこととか、いろいろなアイデアも書いてあります。
そのノートを見ると、「ああ、私、毎日、すごくがんばって仕事してたなあ」と感じ、自分の頭をなでてあげたいぐらいです。
私はこうしたノートは残しません。
毎日がんばって生きた経験から得たものは全部自分の中に残っているからです。
6.Eラーニング関連のもの
仕事の勉強を、オンラインですることも多いと思います。
私も、昔、1年半ぐらい、ブログの書き方をオンラインで学びましたし、趣味の語学の勉強は全部デジタルでしています。
もう用が済んだデジタル資料や、アカウント、専門的なソフトウエアやアプリは削除を検討してください。
ハードディスクやクラウドストーレージの中が混み合いますから。
1番で書きましたが、デジタルなものは、進化が早いので、ソフトやアプリも、もはや古すぎて、今の自分の環境では動かないものもあると思います。
ストーレージの中が、混み合っていない人は、きれいに整理しているわけですが、物理的なものと一緒で、使わないものを、きれいに整理する時間ほど無駄なものはありません。
不用なデータが中に残っていると、また無駄に整理してしまうので、早めの削除がおすすめです。
7.仕事で使う家具や小物
快適な学習環境を構築するために机や椅子にこる人も多いですね。
今使っているものが1つだけあればいいので、こうした家具が物置に残っているときは、どこかに寄付したほうがいいでしょう。
私は家具にこだわらないタイプですが、肩こりがひどかったので、「座り心地のいい椅子があれば、疲れないかもしれない」と思って、椅子についてリサーチしていたことがあります。
しかし、7年ほど前に立って仕事をするようにしたら、椅子は不用になりました。
こちらに写真あり⇒仕事がはかどるデスク周りを作る7つのコツ。基本は捨てること。
快適なオフィスチェアを探している人にとっては、椅子を使わない選択肢なんて思いつかないかもしれません。
ですが「もしかして、これ、なくてもいいことない?」と思って試しに取り去ってみると、そのほうが好都合だと思う家具や小物は意外とたくさんあると思います。
ちなみに、スタンディングですっくを使うようになってから、肩こりの悩みはなくなりました。
■関連記事もどうぞ⇒3月は学校関係の不用品を捨てる~見直しポイントを7つ紹介。
*****
今回は書きませんでしたが、通勤で使うために買った衣類やバッグ、靴なども、今、使っていなかったら断捨離候補です。
私たちは、「勉強のため」「仕事のため」という言い訳があると、財布のひもがゆるみます。
本当に今の仕事や勉強に役立っているかどうか、考えてください。
不用品のないスッキリした環境のほうが、仕事に集中できますよ。