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昨年、転職をしたことを教えてくれた読者の柴犬子さんのお便りを紹介します。
2022年のお正月に初めてメールをくださり、その後も何度かお悩み相談を送ってくださった柴犬子さん。
人生の断捨離を実践し、現在は新たなステージに踏み出しました。
ちょっと長いお便りですが、全文紹介しますね。
退職、そして転職
2022年のお正月に初めてメールをし、一時期は大量に悩み相談をしており申し訳ございませんでした。
筆子ジャーナルは今も毎日読んでおり、お正月に少しではありますが掃除をした関係で、自分が初メールを3年前のお正月にしたことを思い出し、近況報告も兼ねて久々にメールをさせていただきました。
私がメールを送っていなかった時期にも、他の読者様が私のことに触れてくださり、嬉しかったです。
基本的には毎年、お正月は我が家は外出せずにゆっくり過ごすので、私は掃除にあてる時期にしています。今年は30リットルゴミ袋2〜3袋にはなりましたが、明らかな不用品を捨てるにとどまり、まだ着られる服や使えるものは捨てられず、まだ自室は服の山で足の踏み場がないです。
退職を決意
さて、私ごとではありますが、ある意味人生のなかで大きな断捨離になるであろう、「退職&転職」をしました!
以前、悩み相談で「変な人の元で働いている」と書いたことがありましたが、その仕事を辞め、新しい職場で働き始めました。
これまでの仕事では、表立った身体的なパワハラやセクハラはありませんでしたが、モラハラに近い小さな嫌味が日常茶飯事でした。
生活のためと食らいついて我慢しておりましたが、昨年後半から泣きながら仕事をしたり、電車で「息ができない!」と思うことが増え、取り返しがつかなくなる前に退職を決めました。心理カウンセリングにも通うようになりました。
スピリチュアルに熱心というわけではないですが、占いは好きで、同時期に複数件の占いでも「パワハラおじさんの姿が見える」とか「仕事を辞める時期だ。やめないと精神を壊す」という言葉が後押しとなりました。
意外に早く次の仕事が見つかった
いざ、転職活動をしてみると、昨年担当してくださった熱心な仲介業者さんのおかげでなぜかすんなり決まりました。2〜3年前からも自力で転職活動を水面下でしていたのですが、なかなか決まらず、一生その仕事に縛られるのかと思っていたので、かえって不思議でした。自分の可能性を閉ざしていたのかもしれません。
部屋の断捨離はまだ全く進んでいませんが、人生を大きく切り替える時期に来たのだと思います。これは「召使のような私」というセルフイメージからの脱却、断捨離とも言えるかもしれません。
ただ、一方で嫌な思いをしながら働きつつも一応給料はもらっていたため、「私は裏切りものではないか?」「まだ精神を壊すまでは行っていないなか、精神を壊さないためという予防的な観点から退職するのは甘いのだろうか?」という変な奴隷根性・洗脳は断捨離できていません。
退職理由は心理カウンセラーのアドバイスもあり、職場の誰のせいでもないが(本当は上司のせいですが)精神的プレッシャーからくる体調不良としました。
日本でも有数の混雑率の路線で職場まで通勤しており、電車に乗るのが怖くなったと伝えました。
前職の上司に退職を打ち明けた際に「電車に乗れないあなたはどこでもやっていけないだろう」と言われました。ただ、私は仕事はきちんとやっていたので、辞められると本当に困るようですが、辞めると困るというわりには日常的に小馬鹿にされてはおり、全く意味がわかりません。
前職の評判があまり良くないようで、私の後任が未だ決まらないこともなぜか謎の申し訳なさを強くしています。
自分中心に生きていきたい
この変な洗脳も断捨離した方が良いかとは思いますが悩んでいます。今まさに、自分の変わり時であり、「他人中心」ではなく良い意味での「自分中心」に生きられるようになりたいです。
最後に、筆子さんが海外での一人暮らしという新たなステージに踏み出された時には、年齢を問わず「変える力」の素晴らしさに大変驚きました。筆子さんにとって良い人生になるようお祈りいたします。
また、私のことを気にかけてくださる読者様がいたことを嬉しく思います。もしよろしければ、柴犬子は新たなステップを踏み出したことを、記事に余裕がある際にお伝えいただけると嬉しいです。
筆子さん、読者の皆様とこれからも捨て活を頑張っていきたいです!
柴犬子さん、ご無沙汰しています。お便りありがとうございました。
久しぶりのお便り、とてもうれしく拝見しました。
ずっとこのブログを読んでくれているのですね。感謝します。
さて、転職、おめでとうございます。
前の職場ではいろいろ大変でしたね。
>精神を壊さないためという予防的な観点から退職するのは甘いのだろうか?
いえいえ、そんなことありません。
仕事はいくらでもありますが、自分の体はひとつだけです。どこかがこわれても、取り替えることはできません。
職場で大きなストレスを抱えているなら、今すぐやめるべきです。
心の病気を、軽んじないほうがいいですよ。
つらいことがあったとき、自分で応急手当する方法。心の傷をないがしろにしてはいけない(TED)
いったん病気になると治療に時間がかかりますから。
それが骨折なら、レントゲンを撮れば「治った」とはっきりわかりますが、メンタルの病気は、症状が目に見えないから診断も治療も難しいと思います。
病気になる要因も複雑にからみあっていますしね。
特に職場に問題がなかったとしても、東京の満員電車そのものが大きなストレスの元だと思います。
仕事をやめるのは勇気が必要だったと思いますが、ひどい状態になる前に退職する決断をしたのは、本当によい判断でした。
柴犬子さんはまだ若いので、これから何だってできるし、何にでもなれます。
自分を優先するコツ
柴犬子さんは、これからはもっと自分中心に生きていきたいのですね。
昔いただいたお便りの返信とかぶりますが、柴犬子さんの場合、何よりも、承認欲求を手放すことをおすすめします。
他人がどう思うと自分の価値は変わらないので、自分で自分のことを認めてください。
他人の目を気にしすぎると、他人基準でものごとを決めるようになります。
すると、自分の本音や本当に大切にしたいことがおざなりになり、時には完全に見失います。
その結果、ストレスが増え、充実感、満足感、幸福感はどんどん薄れていくでしょう。
自分基準で行動するために、まず心の声に耳を傾けて、その声を尊重してください。
どんな選択が自分を幸せにし、どんな行動が自分らしさを育むのか考えてみるといいでしょう。
他人と調和しながら暮らすことも必要ですが、そのために自分を犠牲にする必要はありません。自分あっての人生です。
今、カウンセリングに通っているそうなので、カウンセラーの方と一緒に承認欲求を手放すワークをするといいですよ。
最後に、他人の意見を気にすることに関する記事3つにリンクしておきますね。
人は人、自分は自分と考えるには?~他人の物語ではなく自分の物語を紡ごう。
では、柴犬子さん、これからもお元気でお過ごしください。
柴犬子さんの今後のご活躍と、片付けの成功を心から祈っています。
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読者のお便りを紹介しました。
正直、柴犬子さんの前の上司には社会的制裁を受けてほしい気持ちになります。職場で他人を平気で傷つける人、他人の人生にケチをつける人には、本当に腹が立ちます。
ですが、今回の記事で最も伝えたいのは、柴犬子さんが勇気を持ってその状況から抜け出したことです。
「電車に乗れないあなたはどこでもやっていけないだろう」と言われても、彼女は行動し、自分を守るために新しい一歩を踏み出しました。その行動力こそが、本当の強さですよね。
あなたも、ストレスの多い環境に身を置きながら「自分のせいではないか?」と自分を責めてしまうことがあるなら、まずはその考えを断捨離してください。
このお便りが読者の皆さんにとって、少しでも励みになりますように。
今年は人生の中にたまった「いらないもの」を捨てて、よりシンプルで心地よい未来を切り開いていきましょう。