私の10年日記

ミニマルな日常

10年前の日記を読んで思うこと、そして日記をつけるメリット。

私は「10年連用ダイアリー」という日記帳に毎日日記をつけています。

読者の方から、10年前のきょうの日記を読んだ感想を教えてほしい、という問い合わせをいただいたので、この記事で回答しますね。

まず、メールをシェアします。アクアブルーさんからです。



日記をつけ始めました

件名:10年ダイアリーの感想

筆子さん、いつもためになるブログありがとうございます。

今日久しぶりにスマホではなくpcで拝見したところ、購読者がいよいよ1000人に迫っていますね。おめでとうございます。

さて、以前筆子さんのダイアリーが今年で10年目、という記事を読んで是非とも感想をお聞かせ願いたくメールしました。

実は私、今年から5年ダイアリーを始めたんです。

日記なんてつけたことがなかったのですが、筆子さんのブログを拝見し、私もつけてみよう!と思って去年の暮れに本屋さんに行って筆子さんが使っていらっしゃるのと同じメーカーのを手に取ってみました。

はじめは10年用にしようと思ったのですが、10年というスパンは私にとっては高すぎるハードルのような気がして、5年から始めよう!と思い、購入しました。

正直な話何を書いたらいいのかわからず、どこを掃除したとかお天気とかたわいもないことしか書いていませんが、今のところ毎日忘れずに書いています。

筆子さんにとってこの10年はブログの開設、本の出版、娘さんの大学進学など大きな出来事がたくさんあったのではないでしょうか。

10年前の今日の日記を読んでどんな感想ですか?

私も5年後の今日、自分がどんなことを書いているのか楽しみでもあります。

それまで元気にいたいとも思います。お時間がある時にお聞かせください。

お返事ではなくブログの中で書いていただいても結構です。よろしくお願いします。

これからもブログ楽しみにしています。





アクアブルーさん、ご質問ありがとうございます。

5年日記、始められたのですね。年を経るにつれて、楽しくなってくると思います。

10年前のきょうの日記、すなわち、2011年2月12日のエントリーを読んでみました。

読んだ感想は、「ああ、この日は、こういうことをやっていたんだね、なるほどね」です。

その日の日記は、「きょうは比較的、やりたいと思っていたことがやれた」という内容です。

当時、夢中になって毎日やっていたことがあり、その数日前から、そればかりやって、ほかのやるべきことがあまりやれていない、という記述が続いています。

その日は、めずらしく、自分なりに有意義に時間を使えたと書いているわけです。

しかし、その日やったことを読んでみると、いまの私なら、「そんなことに時間を使うなよ」と言いたい内容です。

これで、質問には回答しましたが、2011年2月12日という特定の日だけでなく、10年日記全体を読んで私がよく思うことを書いておきます。

2月12日の日記

自分の日記の感想

もっときれいな字で書いておくべきだった

この日記帳は1日分のらんが小さいので、読み返す負担が少ないため、よくその日の分を読み返しています。

いまは10年日記の10年目なので、過去9年分のエントリーを全部読むこともあります。

しかし、私、字が汚いので、自分で読めない箇所がたまにあります。

10年日記を書き始めたころは、あとでこんなにまめに読み返すとは思っておらず、あまりきれいに書いていない日も多いのです。

「読み返したとき読めないのなら、書く意味ない」と思うことがよくあります。

いまはできるだけていねいに書くように心がけています。

字をていねいに書くことは、脳の活性化にもいいそうです。

この本にそう書いてあります⇒「脳が冴える15の習慣」(築山節著)から学んだこと:便利すぎるから不幸せになる

なお、モーニングページは、あとから読み返さないので、誰にも読めない字で猛スピードで書いています⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

おもしろい

読むと、「ああ、この日、こんなことがあったんだ」、そういえば、「このときは、こんなことがマイブームだったんだ」といろいろ思いだせるので、単純に、過去の日記を読むとおもしろいです。

よく、「思い出の品が捨てられません」というメールをいただきますが、思い出をたくさんストックしたいという願望がある人は、物を集めるより、10年日記を書いておくほうが、よほど、昔を思い出して楽しめると思います。

仮に100年生きるとして、字が書けるようになってからすぐに書き始めても、10年日記なら、生涯10冊ですみます。

私の使っている10年日記は、ちょっと重い新刊本、という体裁なので、全部とっておいても、たいしてかさばりません。

段ボール箱にあれやこれや詰め込んでおくよりは、ずっとすっきり、思い出をしまっておけます。

自分のことがよくわかる

日記を読むと、昔の自分が何を考え、どんな行動をしていたのかよくわかります。

人には変わらない部分と、変わる部分(成長できる部分)がある、という印象です。

この10年は、私自身の考え方に、そんなに変化はないと思います。

30歳、40歳のころの自分と、いまの60歳の自分と比べると、かなり考え方が変わっていて、何を優先するかも変わりました。

しかし、2011年は、私は52歳で、すでに、「これからはミニマルに生きよう」と決めたあとだったので、基本的に、いまと似たようなことを考えています。

しかし、まだ詰めが甘くて、メールやブログを読むことや、写真の整理などに時間を使いすぎていて、今と比べると「よっぽどひまだったんだな」と思うことがあります。

昔の私は、いまの私からするとやらなくていいことをいっぱいしており、考えても仕方がないことを、うだうだと考えていたのです。

その一方で、やっていることは、いまとあまり変わらないとも思います。

いつも、ブログを書いたり、本を読んだり、趣味の語学に時間を使ったりしていますから。

その他の日記の効用

以前、10年日記を紹介したとき、こころのゴミを捨てられる、ストレス解消になる、というメリットを書きました。

日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています

今回は、この記事に書いた以外のメリットを3つ書きます。

夢を思い出せる

昔の日記を読むと、「ああ、そういえば、わたし、こういうことをやろうとしていたんだ(だけど、やらずにそのまま忘れてしまった)」と思いだすことがあります。

つまり、過去の日記は、志なかばで、忘れてしまったあれやこれやを思い出させてくれるのです。

そういう記述を読んで、「じゃあ、こんな感じで、またやってみようかな」とやり始めることがあります。

新年の抱負など、人が、何かをやろうと思って決めても、ほどなく挫折してしまう理由の1つは、「やりたいと思っていたことを忘れるから」だと私は考えています。

新年の誓いをより効果的に立てる7つのコツ。確実に実現に近づくために。

日記があると、自分の夢や、進みたい道を思い出すことができます。

自分を律することができる

私はよく、「◯◯をやりたいと思ったが、こんな理由でできなかった。明日はちゃんとやろう」とか、「今月は、これとあれとそれをやろう」という日記を書いています。

私がやりたいと思っていることは、たいてい生活目標です(ナッツを食べすぎない、とか)。

つまり、日記に書くことで、その日の自分の行動を振り返ったり、反省したり、今後の計画をたてたりしているのです。

このように、日記帳は、コンスタントに(前向きな)反省会や、1人会議みたいなことをできる場を提供してくれます。

お風呂の中で考えたり、寝る前に布団の中で考えたりしてもいいのですが、どこかにちゃんと書き出したほうが、自分を律しやすいのではないでしょうか?

重要なことを忘れない

私の使っている日記帳の冒頭には、見開き2ページに10年分のカレンダーがあり(小さいので見にくいです)、つぎに年頭所感というページがあります。

見開き2ページに、それぞれの年の所感を書くらんです。このページに、私はその年更新しなければならないもの(パスポートとか)を書いています。

たとえば、2013年の枠には、12月13日にPRカード(移民カード)が切れる、とあるし、2015年の枠には3月10日、娘のパスポートが切れる、と書いてあります。

ほかにも、その年にやらなければいけないことを、先に書いておくので、大事なことを忘れないですんでいます。

10年分、書けるのはこういうときに便利ですね。

私が使っている日記帳です。

*******

日記帳に関して感じていることを書きました。

以前も書きましたが、私は3年日記や5年日記を使って、連用日記がおもしろいことに気づき、10年日記を購入しました。

いまの日記帳を買うとき、母(今年87歳)にも購入をすすめたのですが、母は「10年先なんて生きていないよ」と言ったのです。

しかし、母はまだ元気に一人暮らしをしています。

このように長いスパンで人生について考えられるのも、10年日記のいいところです。





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