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片付け相談に記事で回答したら、後日談を教えてくれた読者のメールを2通紹介します。
まず、古いPCをなかなか捨てることができなかったのんちゃんのお便りです。小見出しは私が入れました。
捨ててみたら簡単だった
件名:PC処分についてのお礼
こんにちは。
先日、PCの処分の件で連絡したのんちゃんです。
記事でのご紹介をいただき、ありがとうございました。
古いPCを捨てる決心がつかないとき:処分の先延ばし状態から抜け出すコツ。
簡単に処分できた
あの後、読者の方に教えていただいたヤマダ電機のPC処分を利用しました。
結局、念のためにPCを起動して確認してから処分をすることにしたのですが、PCの電源を入れるまでは気合が必要でも、判断するのは一瞬でした。
それに、想像の中で「ものすごく煩わしいに違いない」と思いこんでいましたが、開くのにも大した時間はかからず、開いたらデータはしっかりと整理されており、
過去の写真等、必要最低限のデータはすぐに取り出すことができました。
(ヤマダ電機の)ポイントは持っていないし今後もポイントカード類を増やしたくなかったので申請はしませんでした。
ほかのガラクタも捨てた
処分した後はとてもスッキリとした気持ちになり、流れに乗って古いPCが置いてあった周りのガラクタエリア(判断後回しエリア)も片付けることができました。
PCをはじめ、ガラクタエリアを整頓していてわかったことは、然るべきときに捨てなかったものは、捨てにくくなることが多いということです。
筆子さんもおっしゃっていましたが、次のPCを入手したり、スマホを買ってPCがいらなくなったりしたときにすぐに処分しておけばよかったのです。
捨てながら思ったこと
他にも、ガラクタエリアを整理していると、「逆に月日が経ちすぎて、レア物になってしまった」と感じるものが多く、気持ち的に難儀しました。
例えば、絶対に今後の人生には必要ないのですが、小学生のときの担任の先生から送られてきた年賀状などをみると、「なんだか懐かしい」「捨てたら忘れちゃうかも」「こんなコメントをくれたんだな」などなどいろいろな感情が湧いてきてしまい、心理的に苦労しました。
判断を後回しにすると余計に苦労するというのが身にしみてよくわかる体験でした。
これからも少しずつ住みやすい環境に整えていきたいと思います。
記事の更新も毎日楽しみにしています。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
のんちゃん、こんにちは。お便りありがとうございます。
PCのみならず、他のガラクタも捨てることができてよかったです。
そうなんですよ。他の読者の方もメールに書いていましたが、やってみるとそれほど大変ではありません。
ただ、捨てるだけですから。
処分を後回しにする傾向のある人は、まだ何もやっていないうちから、「こんなことや、あんなことがあってすごく大変そう」と、頭の中で大変なことばかり想像してスタートできないのだと思います。
これは、のんちゃんだけでなく、人間なら多かれ少なかれそういう傾向があるでしょう。
・物を失うのが嫌だから、断捨離を開始しないほうがいい言い訳を作り出して、現状にとどまる
・失敗するのが嫌だから、うまくいかないことばかり想像して、スタートしなくてもいい状態を作る
こんなことが起きているのだと思います。
思い出の年賀状を見て、いろいろ思うのも、無意識部分では、捨てたくない(現状を変えたくない)からではないでしょうか。
その年賀状、ガラクタエリアを片付ける前は、何年も放置していて、すっかり忘れていたわけでしょう?
それがいきなり大事なものになるとは思えません。
なければないで平気なのです。
「これからも、3年に1回ぐらいはこの年賀状を見て、懐かしみたい」と思うのであれば、写真に撮っておけば、あとでいくらでも見ることができます。
でも、のんちゃんは、メールにその年賀状のことを書いたし、この記事も読むと思うので、もう年賀状とそれにまつわる思い出は、頭に焼き付きましたよね。
物はなくても、一言言葉を残しておくと、記憶が強化されます。
それに、昔あったすべてのことを覚えておく必要はありません。人間は忘れる理由があって、忘れているんじゃないですか?
用済みになったことまで、全部覚えていたら、今、やることに必要な記憶を取り出すのが大変です。
それは、部屋が物だらけだと、使いたい物をさっと取り出せないのと同じです。
だから、私は、たくさんの物を手元に残してまで、これまでの体験の思い出を残す必要はないと考えています。
体験は死ぬまで続きますから、今、この瞬間の体験を味わい尽くしたほうがいいのではないでしょうか?
それでは、のんちゃんの家が、ますます住みやすくなることを祈っています。
お元気でお暮らしください。
次は、子育てに後悔があり、子どもの物を捨てるのに苦労している、という相談をくれた、らぽちゃんのメールです。
子育ての後悔を手放すことができた
件名:返信ありがとうございます
先日子どもの物に対しての執着を捨て去るには、と質問したものです。
断捨離中ですが、子供の物に対する思いを断ち切る方法を教えてください。
あんなにすぐご返信いただけて大変ありがたかったです。
筆子さんの回答をゆっくりゆっくりかみしめていてお礼が遅くなってしまってすみません。
筆子さんのおっしゃるように筆子さんにメールをした事でかなり心が軽くなったように思いました。
そして、先日次女家族に会う機会があり、パニクって子育てしていたのはもう過去のことだと思えました。
しっかり別の家族として生きているのだなぁと感じられました。
おもちゃ、絵本、部屋の中の物など子どもたちに整理お願いするべき物だと感じられました。
作品などは、みんないらないと言っていたので私が処分する事になると思いますが。
まずは1階の自分のものからもう一度見直してみようと思います。
1回目のドッと捨てたものは明らかに使わないため込んでいたゴミだったので、これからが本番だなぁと思っています。
今までのように一気にというわけにはいかなそうなのでゆっくり少しずつやっていきます。
今までは捨ててもスペースができたから、とすぐまた色々買っていました。
物を買うときはじっくり考えてから、と肝に銘じます。
断捨離の目的は床に物が置いていない、スッキリとした掃除しやすい家にすることです。
棚の上などに物がない、埃をスッと拭けるようにすることです。
色々ごちゃごちゃ物があって掃除するのが億劫で益々汚部屋になっていました。
とりあえずダイニングテーブルの上は今スッキリしてとても気持ちいいです。
こういう場所を増やしていきたいです。
これからも筆子さんのブログを読んで目的を達成できるように、後戻りしないように心がけます。
ありがとうございました。
らぽちゃん、こんにちは。
お便り、ありがとうございます。
昔の失敗は、失敗として認め、前に進むことにした、ということですよね?
よかったです。
ダイニングテーブルがきれいになって、私もうれしいです。
買い物をすると物が増えることも、身をもってわかったのですね。
自分の子育てをどれだけ後悔しても、やり直しは不可能ですから、今の時間を充実させることに目を向けたほうがいいですよ。
作品は「もういらない」とお子さんに言われたのですね。
私がらぽちゃんの子どもでもそう言います。
可能なら、お子さんの物は、全部お子さんに処分してもらってください。残したい物は、自分の家に持っていってもらいましょう。
そうすれば、2階がスッキリします。
物がたくさんあって、掃除がおっくうになり、ますます汚部屋になる…… ありがちなことです。
今年は、ぜひ、負のサイクルを断ち切ってください。
それでは、らぽちゃんの家に、スッキリした場所が増えることを祈っています。
どうぞ、お元気でお暮らしください。
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私のアドバイスを読んで、後日談を教えてくれた読者のお便りを紹介しました。
不用品を捨てることは、自分の内側(メンタル)を見ることなので、無意識に嫌なことから逃げている人には、しんどい作業かもしれません。
でも、そういう人こそやるべきだと思います。
捨てれば、家も心もスッキリしますよ。