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今年のうちに捨てておいたほうがいいものを、私の体験を交えて思いつくままに書いていくシリーズ。
今回は洋服編、もしくは、たんすやクローゼットなど衣類がある場所編です。
女性のみならず、最近は、男性もペットも服を持ちすぎる傾向がありますが、いつも着る服はわりと決まってくるので、多くの服が着用されないまま「たんすの肥やし」になります。
着ないなら、持っている意味ないですよね?
11.ハンガー
「洋服を捨てるのがすごくつらい」
そんな人は、まずハンガーから見直してはどうでしょうか?
ハンガーがたくさんあると、ついつい服をかけてしまうので、ハンガーそのものを減らせば、服も減るでしょう。
かつて、私もたくさんハンガーを持っていました。
若い頃は、「いいハンガーを持ったほうがよかろう」と思い、通販でハンガーを買ったこともあります。
「本当におしゃれな人は、良いハンガーを使う」などと書かれた文字を雑誌で見て影響を受けたのでしょう。
フェリシモに「ハンガーの会」があり、そこで買ったような気がします。
毎月、ハンガーだけを購入する人はいないかもしれないので、もしかしたら、千趣会で単発商品を買ったのかもしれません。
フェリシモや千趣会がわからない人はこちらの記事をお読みください⇒通販で買い過ぎて貧乏になる人:ミニマリストへの道、番外編3
昭和の話を読みたい方はこちらもおすすめ⇒何度も通販で失敗したのになぜやめられないのか?:ミニマリストへの道、番外編2
私が買ったのは木製の丸っこいハンガーでした。洋服をひっかける部分がゆるいアーチを描いていた、と説明すればわかるでしょうか?
木の部分が、赤だったり、黄色だったり、ブルーだったりしました。
以前、べつの記事にのせた画像ですが、このカラフルで丸いハンガーが写っています。
カントリーテイストのとてもに主張の強いハンガーだったわけです。
写真の右側にあるハンガーも、通販で買った布製の製品です。繻子(しゅす、サテン)の布地にくるまれたハンガーで、確かハンガーの布の中に、香りがする何か(ラベンダー?)が仕込まれており、これはこれで、まったく私らしくないハンガーでした。
なぜ、そんな自分らしくないハンガーを買ってしまったのか?
もしあなたが私のようにハンガーで迷走しているなら、主張しすぎるハンガーは手放して、シンプルなハンガーだけにしておくと見た目も向上しますよ。
12.収納ケースや半端な箱
洋服ダンスに収納ケースを入れて、収納機能の向上を試みる人も多いでしょう。
収納ボックスを入れすぎて、ハンガーに吊るした服がぶつかっているなら、見直したほうがいいです。
そのボックスの中には、別に持っていなくてもいいものがたくさん入っているのでは?
靴箱に細々したものを入れて、洋服ダンスやタンスの上に置くこともありますね。
たんすの引き出しの中にも、間仕切り代わりに小さな箱を入れ、中身を分類しているかもしれません。
以前、入れ物を増やすと中身が増えると書きましたが⇒整理収納のための入れ物を増やす恐怖:ミニマリストへの道(83)
箱やケースに何かを押し込めば、「きれいになった」「整理できた」と思えるため、真の解決から遠のいてしまいます。
いらないものまで箱の中に入れて、「片づけたわ」と錯覚するのは今年限りにしましょう。
13.ふだん使わない部屋に置いてある服
自室や寝室ではない部屋(いつも着る服がある部屋)以外の場所に置いてある服は、出番があまりないアイテムなので、もういらないかもしれません。
5年前に1回着たきりのフォーマルウエアや、若い頃、1度使ったきりのバッグなど。
冠婚葬祭用の服で、必ず着るとわかっているもの以外は、手放してしまったほうがいいでしょう。
若い頃、服や服飾小物がたくさんあったので、自分の部屋だけでは収まらず、母の部屋の押入れにある大きな収納ケースに入れていました。
そのケースの中身は、主にフェリシモで買ったパジャマやバスタオル、ソックスなど。「買ったはいいけど、まだ出番がない」衣類や雑貨でした。
しかし、それらは、「まだ出番がない」というより、「そのままにしておいては、絶対使わないもの」ばかりでした。
ふだん着るパジャマやソックス、使うタオルはすでにあったから、すべては余剰品だったのです。
かつての私のように、使うあてがなくても、ついうっかり衣類や雑貨を買う人は多いのではないでしょうか?
最近の若い人は、私たち世代の人間より、ものを買わないそうですが、今年の秋、一時帰国したとき、日本には相変わらず、洋服屋や雑貨屋がたくさんあり、驚くほど多くの商品が並んでいるのを目撃しました。
それだけの商品が回転しているということは、それなりに多くの人が買っているはずです。
しかし、1人の人間がちゃんと消費できる衣類や雑貨は、そこまで多くありません。
何かを消費するとき、お金だけでなく、時間や意識など手持ちのリソースも使うことになります。
他にもやるべきことやmやりたいことがたくさんあるときは、必要でないものを消費しようとするのに、貴重なリソースを使うのはやめたほうがいいと思います。
14.重荷になっている衣類や小物
年の瀬は、ずっと重荷になっているのに、持ち続けている衣類を見直すといいでしょう。
たとえば:
・もう絶対着ないとわかっているのに、値段が高かったという理由だけで手放せないでいる服
・活用できていないのに、「ものがいい」という理由だけで持っている服
・全く趣味じゃないのに、「人からもらったものだから」持ち続けている衣類、バッグ、スカーフ
・福袋に入っていたけど、着ないから、そのうちメルカリに出そうと思っているのに、ずっと出さない服や小物
・サイズが合わないけど、いつかやせたときのために取ってある服
・多少修繕しないと着られないけど、修理しないで今年も終わりそうな服
・もう着ないけど、すごく好きだから、何かにリメイクしたいと思って何年もそのままになっている服
・セールで衝動買いしたタグがついたままの服
・家で着てみたら、なんか合わない、着たくないと思って、実際全然着ていない服
・外に着ていくのは気が引けるけど、部屋着もいっぱいあるので、そのままたんすに入っている服
・飽きてしまってもう着ないけど、「せっかく買ったからちゃんと着ないとね」と思いつつ全然着ていない服
・ふだん着るには素敵すぎて全く出番がない服
自分では気づかないでしょうが、このような服はかなり大きなストレスになっています。
特に、シンプルに暮らしたい、ものを減らしたいと思っている人にとっては、このような服は重荷でしかありません。
クローゼットやタンスの中をよく見てください。
あなたの気持ちをずーんと沈める「重たい服」はありませんか?
思い切って、「重たい服」を手放せば、気持ちが軽くなりますよ。
■初回の記事はこちら⇒2024年が来る前に捨てたほうがいいものを思いつくままに書いてみる(その1)
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長年の読者はご存知でしょうが、私も若いころ、すごくたくさん服をもっていました。
しかし、そのうち、自分でちゃんと活用できたのは、ほんの一部だけ。
大半は手放しました。
2年も3年も着ない服が、いきなり大活躍アイテムになるためには、生活が大きく変わる必要があります。
「ここにあるアイテム、来年は絶対着るぞ!」と新年の誓い、もしくはゴール設定をして、具体的なアクションプランを立て、実行していかない限り、来年も今年と同じパターンになるでしょう。
人は習慣の生き物なので、何も意識しなければ、来年も今年と同じように暮らします。
余分に服を買ってしまうくせや、着ない服を捨てない習慣があれば、来年も高い確率で引き継がれるので、ますます服が増えるでしょう。
年末のうちに、もう着ない服を捨ててしまえば、パターンをこわすことができるから、来年はもっと違った展開になるのではないでしょうか?
違う展開がほしいなら、いつもと違うことをしてください。