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久しぶりに歯の話題です。今回は、私の歯の治療の記事を読んで、「こうしたら歯が悪くならないよ」とか「歯の手入れはこういうふうにしています」と教えてくださったお便り4通を紹介します。読者の方が効果を感じたデンタルケアです。
私の歯(インプラント)の治療状況
私のインプラントの治療はどうなったのだろう、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
7月にサイナスリフトして、上顎に人口の骨を入れたことは書きました。
⇒牛の骨を上顎(うわあご)に3本入れた話:インプラント(5)
そろそろ半年たち、1月14日にチェックに行く予定です。ちゃんとうまい具合に骨が増えていたら、次に専門の施設にCTスキャンを撮りに行きます。
その後先生が、この写真を見ながら、ボルト3本を埋め込みます。ボルトを埋め込んでから、骨となじむまで、3~4ヶ月かかります。
4ヶ月後ぐらいにチェックに行き、ちゃんとなじんでいたら、今度はいつもの歯医者さんで、ボルトの上にクラウンをかぶせる、という流れです。
骨が増殖できてなかたらどうするんでしょうね?
上顎に骨を入れる施術、すごく痛かったです。もちろん施術中は麻酔をかけていますから痛くないのですが、麻酔をぼんぼん打ったとき痛かったですし、その後、治療を終わって、お金を払っていたときにすでにじんじんと違和感を感じ始めました。
早めに痛み止めを飲みましたが。術後の経過と費用についてはまた別記事にまとめます。
そんなわけで、今月からようやく本番のインプラントが始まるわけです。長い道のりです。
それでは読者のお便りを紹介します。
デンタルケアについて
ゆさんより(名前のところに「ゆ」と書いてあったのです)
いつも楽しく拝読しています。
二十代後半の読者です。
私自身はミニマリストとまではいきませんが、できるだけ荷物は少なく留めているつもりです。節約生活には健康が大事という筆子さんの意見、激しく同意です。私自身も、ちょこちょこ運動したり、お菓子を食べずに野菜を多く取るようにしたりと、あれこれ工夫しています。
ところで筆子さんは、歯磨きのときワンタフトブラシは使っておられないのでしょうか?細かいところの歯垢がよく取れます。私も最近使い始めたところですが、もはや、これなしでは歯を磨いた気になれません。もしまだお使いでなければ、ぜひ一度試していただきたいです。(既にご存知でしたらすみません)
ちなみに、フロス→ワンタフトブラシ→歯ブラシ→時々MIペースト(歯のミネラルパック)という順番で使用しています。歯科医専売のキシリトールガムも時々噛んでいます。
歯の健康は1番大事ですよね。
筆子さんもどうかお大事に。
ゆさん、お便りありがとうございます。
まだ20代後半で、そんなに歯の手入れをしっかりしていたら万全ですね。虫歯があるとないとでは、その後の人生、天と地の差があります。
ワンタフトブラシは一言で言うと、ブラシ部分が細い歯ブラシですね。今、入手して使っています。MIペーストは使ったことありません。ガムはもともと好きでないので、全く噛んでいません。
現在私が使っている歯のお手入れグッズは、ふつうの歯ブラシ、ワンタフトか次に説明するサルカブラシ、フロス、まれに歯間ブラシ、電動歯ブラシ、リステリンです。
リステリンについて⇒リステリンは歯肉炎改善に効果がある?歯の健康のために私がしていること
カナダでは、ふつうのスーパーにはワンタフトブラシは売っておらず、似たような形のサルカブラシというのがあります。
☆サルカブラシの使い方のデモです。
サルカブラシは、数年前、歯医者で歯科衛生士に使うように勧められました。しかし、その頃の私は、歯茎から出血しやすかったのに、危機感がゼロで、使い方も調べず、奥歯と歯茎の接触しているところだけちょっとこすって、数日で使うのをやめてしまいました。
最近はまじめに使っております。サルカブラシはハンドルの両端にブラシがついていて、それぞれ、歯の外側と内側を磨くようになっています。ブラシが古くなってきたら、ブラシ部分だけとりはずして新しいものに変えることができるので、1本買えば、あとはブラシを変えるだけなのでエコです。
ワンタフトブラシは、このお便りをもらう前から知っていて、「あなたの人生を変えるスウェーデン式歯みがき」という本におまけでついているので、この本を日本に注文して到着を待っているところでした。
本が届いてから使ってみましたが、サルカブラシより、ブラシ部分が柔らかいので、歯茎にやさしくていいと思います。
☆ワンタフトブラシの使い方
サルカブラシもワンタフトブラシも似たようなものなので、どっちを使ってもいいと思います。日本にサルカブラシが売っているのかどうかわかりませんが。
「あなたの人生を変える」って大げさだなと思うかもしれませんが、歯が悪いと、悪夢のような人生になるのは確かです。でも、実際自分がそういう目にあわないとピンと来ない人が多いのですよね。私もその1人ですが。
時間がとられる、X線にさらされる、麻酔の注射、抗生物質という体に入れたくないもんをたくさん入れる、そして莫大な費用がかかります。
私、歯が悪くなかったら、通常で年間10万円ぐらいは節約できてます。これは歯に何のトラブルがなかった場合で、検診とクリーニング、レントゲンのみ。しかし、そんな年はここ数年皆無です。
もし虫歯ができ、クラウンをかぶせるということになると20~30万。今回のように3本インプラントすると170~200万ですよ。歯の根の治療にもけっこうなお金を使いました⇒51歳の冬、突然やってきた歯の痛みの正体は?根管治療(1)
ちなみに、インプラント以外は保険適用後の数字で、概算です。
いったん虫歯ができると、治療して詰め物をしても、その下や横から虫歯になります。よって、だんだん削る箇所が拡大していき、クラウン(かぶせ)になってしまうのです。クラウンでどうしようもなくなったら、抜歯して入れ歯や、ブリッジ、インプラントです。
こんな大事なこと、歯医者はもっと声を大にして言うべきです。まあ、みんながきっちり予防しちゃうと仕事がなくなるのかもしれませんが、歯医者は人の口腔内の健康を守るのが仕事ですからね。
女性誌には、今シーズンの流行の服のコーディネートとか、着回しがどうとか、ダイエットとか、しみやしわがどうとか、物の片付け方とか、そんなことばかりのっていますが、歯の健康のほうがずっと大事だと思います。
デンタルケア貧乏にならないためにも、ワンタフトかサルカブラシをお試しください。
☆私が使っているブラシはこちらですが、どこのメーカーのでも効果は変わらないでしょう。
キシリトール(キリトール Xylitol)がおすすめ
容子さんより
私はアメリカ18年在住、アメリカ人夫との間の二人の子供たちを育て上げ、現在48歳です。先月、私も昔治療した歯根の再治療をしましたし、10年前に1本インプラントもしました。
最近、歯をもっと綺麗に磨く方法を模索していたのですが、xylitol (日本のキシリトール)のクリスタルを歯磨き粉として使い始めてひと月。歯のクリーニングに行った際、初めて「とても綺麗にみがけているけど、何か変えた?」と言われました!
Xylitol は GMO free, extracted from birch wood, organic なものを使っています。Xylitol に Coconut oil とシナモンリーフかペパーミントの EO を入れて、歯磨き粉として使っています。
出先で食事した際には、Xylitol のクリスタルをそのまま口に入れて、唾液とともに口内で濯ぎます。一日に最低3~5回は Xylitol を口にすること。結構簡単です。
これで、本当に plaque がつきにくくなったので、初めてのメールで失礼を承知ながら、長々と書かせていただきました。ぜひ、お調べになってみてください。
容子さん、お便りありがとうございます。
このキシリトールはいわゆる甘味料として販売されているものですよね?アメリカのアマゾンには売っていますね。
いつも行くオーガニックのお店で見当たらないのと、甘いものをあまり口に入れたくないので、まだ試していませんが、いずれ試してみようと思っています。
キシリトールは虫歯の原因にならない甘味料(糖アルコール)で、虫歯の発生もふせぐといいますが、甘いものをやめているのに、甘いものを口にいれると、甘いものが欲しくなってしまうのではないか、という懸念があるからです(考えすぎですかね?)
手作りの歯磨き粉も試したことがないので、現在使っている歯磨き粉がなくなったら試してみますね。
注釈:
GMOは遺伝子組み換え食品です⇒遺伝子組み換え食品(GMO)の何が問題なのか?
birch wood は カバの木
plaque プラーク 歯垢
EO Essential Oil 精油
はじめまして。ブログを拝見した感想です
匿名希望さんより
しばらく前から、何かの検索の折にブログを見つけて以降、よく読ませていただいています。断捨離等、いろいろ参考になります。断捨離は、自分はなかなか思うようにいきません。
たくさん本を読まれているようで、カナダでも日本の本は手に入りやすいのかなと思いました。電子書籍だったら、どこでも手に入りますが。「秘密のダイエットケーキ」は、自分も持っていました。
筆子さんはインプラントをなさるようですが、とても大変だと聞きます。自分は数年ぶりに口内のトラブルがあり、どうしようかと思って、ネットで見たり、歯についての本を読んだのですが、歯は抜かないほうがいいと言われている歯医者さんが結構いらっしゃいます。
膿が出たりしたのは、好転反応の一つではないでしょうか。甲田療法等をなさっているので。
排毒については、ムラキテルミさんという方が体験を本に書かれていて、この方は、石原結實先生の方法で、肝臓がんを治されたそうです。
単に素人の勝手な推測ですが…。
カナダも暑いと思いますが、日本よりは涼しそうです。どうぞお体に気を付けてお過ごしください。
匿名希望さん、歯の心配をいただきましてありがとうございます。
実は、このお便りは夏にいただきました。歯すでに抜いたあとです。2015年の1月に抜きましたので。
私が歯を抜いたのは、歯の根の炎症が治りきらなかったからです。それまでに何度か治療を試みています。だから、「しかたあるまい」と思っています。もちろん、歯は抜かないにこしたことがないですよね。
私は本はそんなにたくさん読んでいません。同じ本を何度か読むほうです。「秘密のダイエットケーキ」はマドモアゼルいくこさんの2冊めの本ですね。
1冊めの『秘密のダイエットケーキ』について⇒マドモアゼルいくこの「秘密のケーキつくり」~断捨離せずに持ってるお菓子のレシピ
キスユーがおすすめ
Nさんより
もしかしたら筆子さん、もうご存知かもしれないけど、ミニマリストの方にとっては興味がわくのではと思い、メッセージを送る事にしました。私もこれを使い始めてから、かれこれ3ヶ月程になるのですが、凄い発見をしてしまったのです。
ちょっと恥ずかしいのですが、思い切って告白させて頂きます。歯を磨いた後に,フロスを使うと歯間から,白い歯垢のもとになる物質がありますよね?歯××,と言いますが、それって臭いますよね?
朝の口臭の原因ではないかと思っていたのですが、それが,その歯ブラシを歯磨き粉なしで使うと、全くと言っていい程、臭わないのです。私にとっては、今世紀最大の発見で、エキサイティングしました。もしかして、あの歯××の匂いの原因は、ケミカルな歯磨き粉にあるのではないかと思うくらいです。なので筆子さんももし機会が[—ここから数行文字化けしていました—]円以下です。
Nさん、ありがとうございます。
キスユーはイオン歯ブラシですね。400円ぐらいでリーズナブルな値段です。
イオン歯ブラシには電池が入っていて体に良いマイナスイオンを直接歯と歯ぐきに流して歯垢を取る、という歯ブラシ。
イオン歯ブラシ、未体験なので、こちらもそのうち使ってみますね。
現在はまだインプラントの治療中なので、インプラントの医者が使えと言ったリステリンと、電動歯ブラシメインで使っています。
サルカブラシやワンタフトを使い始めたのは、一昨年秋ごろクラウンをかぶせた歯ととなりの歯にちょっとすきまがあって、ここに食べ物がはさまり、ふつうの歯ブラシやフロスで取れないからです。
今、このすきまをいかにきれいにするか研究中です。穴が小さいのでふつうの歯間ブラシは入らないし、奥歯なので、歯間ブラシがすごく使いにくいです。
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みなさん、いろいろ参考になるご意見と情報をありがとうございました。あなたも何か言いたいことがありましたら、別に歯の話でなくてもいいので、お気軽にお便りください。こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル
今、歯に全くトラブルがない人は、ワンタフトブラシを使って、予防を続けるといいと思います。私がふだん歯の健康や治療に使っている、気力、体力、時間、お金のすべてを、もっと別のことに使うことができるようになります。