床を拭いている人

ミニマルな日常

ずぼら人間でもできる、部屋を散らかさないシンプルな習慣。

仕事が忙しくて疲れているからめんどくさいことはやりたくない。

私はズボラだからきっちりした片付けは無理。

とにかく捨てることが苦手なの。

そんな人でも家をきれいに保てる習慣を考えてみました。

7個書きますが、全部1度にやらなくても大丈夫です。歯磨きのように、1つずつ確実に習慣にしていってください。

いったん習慣になれば、がんばらなくてもできるようになります。最後にエッセオンラインの記事の告知もします。



1.床に落ちているものを拾う

ズボラを自認するあなたは、まず床に落ちているものを拾うことから始めましょう。

捨てなくてもいいのでまずは床から救出します。

拾ったものがゴミならゴミ箱へ、ほかの部屋にあるべきものならその部屋へ、洗濯ものならランドリーバスケットへ、汚れた食器なら流しへ。

せっせと床から拾い上げ、まずは、何もない床を確保してください。

床が終わったら、テーブルやベッドの上に移ります。

床や平面を確保しないと、引き出しから全出しして、捨てるといった作業ができません。

拾う作業は時間を決めてやってもいいし、家の中を移動するために立ったついでに行ってもOKです。

2.毎日ガラクタを捨てる

毎日不用品を捨ててください。捨てるものや数は問いません。なにか1つ捨てるだけなら、数秒で終わります。

何から捨てていいかわからない。どこから片付ければいいかわからない。

そんな人は、家中の引き出しを順番にチェックしていくのはどうでしょうか?

私は部屋に出したものを片付けるとき、部屋の任意のはしっこから時計回りに順番に拾っていくという方法をとっています。

出発点を決めて、順路にそって捨てていけば、「どれから?」「どこから?」ということを考えなくて済むので頭が疲れません。





3.空き箱・空き瓶・紙袋はキープしない

商品が入っていたパッケージは、商品を取り出したらすぐ捨てます。ストックは不用。

ショップの袋を取っておきたい気持ちはわかります。でも、自分の胸に手を当てて考えてください。使い道、ないんじゃないですか?

私も昔はさまざまな袋をキープしていました。

その後、何が起こったのか冷静に考えてみると、段ボール箱の中にどんどん突っ込み、ためるだけためたショップの袋をある日、まとめて捨てただけです。

どうせ、いつか捨てるんです。すぐに捨てたほうが、場所も取らないし、まとめて捨てるより簡単です。

「もったいなさすぎて絶対捨てられない~~!!!」と思うなら自分でルールを作ってもいいかもしれません。

空き瓶、空き箱、紙袋はそれぞれ1個までならキープしてもいい、とか。

でも、こうした入れ物が好きな人は、製品として販売されている入れ物もたくさん持っています。

ズボラな人は、所持品は少ないほうが楽に生きられます。

その紙袋、今すぐ捨てましょう~つい取っておくものだけど、捨てたほうがいいもの(その1)

4.入れ物からはみ出た分は捨てる

押入れ、本箱、たんす、キャビネットなどが入れ物です。

こうした収納家具に全部おさまらないときは、はみ出ている分を捨ててください。

はみ出ているものを床やテーブルの上に置いたり、家具の上にのせたり、キッチンや居間などほかの人と使う場所に置いたり、新たにもうけた収納場所に入れてはいけません。

高度で時間と手間のかかる収納技術を使うのもご法度。

入れ物のリミットをしっかり守り、それよりはみ出るものは、心を鬼にして捨てましょう。

入れ物の外にあふれなくなったら、今度は入れ物そのもの見直しもおすすめです。

危険!収納場所が多すぎると物はどんどん増殖する~実録・親の家を片付ける(17)

繰り返しますが、ズボラな人は、ものの管理が苦手なのですから、管理すべきものの量を減らすべきなのです。

5.定期的に捨てる

ゴミの収集日の前日、毎週土曜日、毎月第一日曜日、給料日、ペットの月命日など、生きていれば必ず巡ってくる特別な日のどれかを、「ガラクタを捨てる日」に決め、その日が来たら有無を言わさず、不用品を処分します。

はじめのうちは忘れないように、カレンダーに「捨て日」と書いておきましょう。

5.各種処理をためない

どうせいつかはやらなければいけないこと、どんなに先延ばしをしても決して逃れられない作業。

そんな作業は、できるだけ早くやってください。

いつかはやらなければいけないのだから、後回しにしても何もいいことありません。今は小さな問題を拡大させるだけです。

早くやったほうが簡単だし、「まだやっていない」「早くやらなきゃ」といった余計なストレスも感じなくてすむし、「やるべきこと」を覚えておいたり、To-doリストに書いてタスクの1つとして管理したりする手間も省けます。

つまり、何事も早めにやったほうが、時間や労力を節約できるし、ストレスが少ないから身体にもいいんです。

圧倒的に自分のためになる!

可能な限りすぐにやりましょう。

たとえば、食器洗い、洗濯、取り入れた洗濯物をしまうこと、アイロンがけ、帳簿つけなど。

私の本質は「先延ばしをするタイプ」です。小学生のとき、夏休みの宿題をぎりぎりにならないとやらないちびまる子ちゃんみたいな子供だった話は過去記事で書きました。

高校生のときも、数学の宿題を9月になってやっていました。

高校のときの夏休みの宿題はものすごくボリュームがあったので、いったい自分がどんなふうに切り抜けてきたのか、今になってみると謎です。

考えてみると、こういうことは小学生、中学生、高校生だからできるんです。

学校の勉強と遊びと、あとはせいぜい自分の部屋をきれいにするのとお小遣いの管理ぐらいやっておけば、生きられる身分だから。

仕事、家事、育児、地域の仕事、親族間での交渉ごとなど、社会的責任をいっぱい抱えている大人は、どうせやらないことを先延ばしする時間や労力の余裕はありません。

最小限のリソースをつかってすぐに処理するべきなのです。

6.捨てもの入れボックス/バッグを部屋に常備

片付けとは全然関係ないことをしているとき、ふと「あ、これ、もういらないな」と思うものが目につくことがありますよね?

そういう「捨てもの」を即座に入れておけるバッグや箱を部屋に常備しておきます。

洋服ダンスの片隅、ゴミ箱のとなりなどに置いておくといいでしょう。

家の中に不用品がたくさんたまって汚部屋ぎみになるのは、「もういらないもの」が出ていくルートがないか、はっきりしていないからです。

家の外に出したいものが、スムーズに外に出ていけるよう、「捨てもの入れ」を作ってください。

私自身は「捨てもの入れ」は用意していません。私の場合、捨てるくせがついているし、排出ルートもできているので、わざわざそういうインセンティブがなくても大丈夫だからです。

誰に何を言われても言われなくても、せっせと不用品を捨てる人間。それが筆子です。そういう人には、「捨てもの入れ」は必要ありません。

でも、片付けが苦手な人には必要です。

「捨てることが苦手だ」と思うなら、少しでも、不用品が外に出ていきやすくなる工夫をしてください。

7.捨てると決めたものはすぐに処分する

「もういらないや、捨てよう!」と決めたものは、できるだけ早く家の外に出してください。

寄付するものはすぐに寄付し、売るつもりのものはすぐに売る手はずを整えます。

「捨てます」と決めてから、実際に寄付や販売にこぎつけるまで、ものすごく時間をあける人がいます。それこそ年単位で。

不用品を捨てることは、そんなに大きなプロジェクトではありません。

地下鉄や新幹線の新線の設置とはわけが違います。1つのものを処分するのに何年もかけないように。

売ろうと思っている人は、どんどん売っていかないと、梱包材までたまってしまいます。

梱包材で思い出しましたが、空き箱をためている人は、もしかしたら不用品を売るときに使いたいのかもしれませんね。

先日、娘の家に掃除に行ったとき、居間にあった段ボール箱をつぶそうとしたら、「あ、それはEtsy*で売るのを入れる箱だからだめ!」と言われました。

*Etsyは、いろいろなものを個人でも売ることができるアメリカのeコマースサイトでありグローバルなプラットフォーム。

今日1日で売るところまで行かなかったとしても、毎日数分でいいので、売ることにつながる作業をしてください。

・・・・最初にも書きましたが、紹介した7つを全部一度に行う必要はありません。一番ハードルが低そうなこと、自分でもできそうなことを選んでやってみましょう。

どれもハードルが高いと思うなら、30日間チャレンジで取り組んでください。

マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

やめたほうがいい買い物

エッセオンラインに新しい記事がアップされたので、お知らせします。

今回はやらないほうがいい買い物の仕方について書きました。

こちらからどうぞ⇒やめたらお金が貯まる「買い物習慣」7つ。60代ミニマリストも日頃から実践 | ESSEonline(エッセ オンライン)

シンプルに暮らしたいなら、買い物習慣を変えるのはマストです。もちろん、節約を目指している人も、買い方を変えなければなりません。

*****

ズボラな人でもできる部屋が散らからない習慣を7つ紹介しました。

どれもすごく難しいと感じるときは、私にメールで現状をお知らせ願います。

本格的な汚部屋で、床の上にものが山積みになっているとか、ものの海ができているときは、「1日1個ぐらい捨てて何が変わる?」と思うでしょう。

しかし、ものは何年もかけて1つずつ積み上がっていったのです。

それを元通りにしたいなら、文字通り、逆戻しが基本です。

最初は1個ずつしか捨てられなくても、やっているうちに慣れてきて、あるとき、がさっと複数のものを捨てられるようになります。





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